混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部   作:グレン×グレン

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 はいどうもー! 今日は久しぶりに目がすっきりと覚めたグレン×グレンです!

 快眠といい目覚めは気分もいい! なんとか今日も頑張れました!


闇動神備編 第三十五話 新! エクスカリバー!!

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……春っち達、苦戦してるな。

 

 全体的に天界の切り札チームが優勢だ。というか、上手くいなしているといったところか。

 

 傍から見ているから分かるが、この肝はデュリオ及び四大天使のA達が関わっていると言っていい。

 

 この試合が始まってから、開幕に起きたのは天界の切り札チームによる一騎打ちの申し込み。それも、デュリオ達主力側である。

 

 そこから本格的に始まった試合だが、この流れが確実に天界の切り札チーム優勢になっている。

 

 ……一騎打ちの方は、五分五分になっているのが実に妙だ。

 

「何がどうなってるんだ、あれ?」

 

「ん~……どうなんだろう?」

 

 インガ姉ちゃんと共に首を傾げてるけど、いや、本当に何なんだろうねアレ。

 

 と、そこで興味深そうに見ていたリヴァねぇがポンと手を打った。

 

「あ、そういうこと」

 

「なんか分かったのか?」

 

 ベルナが聞くと、リヴァねぇもちょっと困惑気味だが納得もしている雰囲気で頷いてた。

 

「多分だけど、一騎打ちを挑まれたメンバーって、多分天界の切り札チームにとって相性が悪いタイプね。星辰光とか、神聖血脈とか」

 

 そう言われて、俺は相手チームで一騎打ちに応じたメンバーのことを思い出す。

 

 ……ふむ、言われてみるとそうかもしれない。

 

 天使って異形の中だと、意外と欠点も多いからな。戦闘スタイルがどうしても光力主体になるし、精神面で堕天するリスクがあるし。

 

 確かに、そういったポイントをつけるメンバーが多いかもしれないな

 

 そこまで思い至り、俺はふと気が付いた。

 

「つまりあれ、陽動目的か!?」

 

「そう考えるべきね。ホラ、連携で来られるとまとめてカモられるけど、一対一ならやりようはあるじゃない? できるメンツが対応していると考えるべきだわ」

 

 リヴァねぇはそう言うと、なんか感心した表情をあらぬ方向に向ける。

 

 ピンポイントでどこかを見てるというよりかは、いそうな場所を見渡しているという所か。

 

「ふふ。番狂わせの魔術師(アブセッティング・ソーサラー)の本質が掴めてきたわ。これが人間由来の転生悪魔、その頂点に立つ人の本気ってことね?」

 

 なんか感心しているが、俺も何となく分かってきた。

 

 番狂わせの魔術師。レーティングゲームで瞬く間に王としてのし上がった、リュディガー・ローゼンクロイツの異名。そう、天界の切り札チームの監督の二つ名だ。

 

 戦術的な立ち回りを得意とする王なのは知っていた。だが同時に、その方向性はソーナ先輩達とは大きく異なると痛感した。

 

 つまるところ、彼の立ち回りは―

 

「対戦チームを構成する個人の()()から対応戦術を構築して絡めとる。プロファイリングによる作戦構築のが常套手段ってわけか」

 

「でしょうねー。ほら、ヴィールの薫陶受けてる子って高潔かつ努力家だから、一騎打ちとか断らないでしょうし?」

 

 俺もリヴァねぇもちょっと感心しつつ、春っちに同情する。

 

 一騎打ちを断らない高潔さを逆手に取り、チーム戦だと自分達に都合の悪いメンツをタイマン勝負に持ち込んで、チーム戦をさせない戦術か。

 

 うわぁ、相性が悪い。

 

「……つってもそれ、一対一で天使にマウントとれる奴を抑えられるって前提だよな?」

 

「うん。できる人が少ないよね」

 

 ベルナとインガ姉ちゃんが引いているのも事実だけどな。

 

 ヴィールの薫陶を受けたチームだらけで構成される王道の再興者チーム。あいつらはもれなく自己研鑽を欠かさず、高い意識で戦術も磨き連携も鍛えている。

 

 故にほぼ全員が、駒価値に頼らない強さを持つ、巧みな戦闘要員だ。

 

 そんな奴ら、それも対天使にマウントをとれるタイプ。そんな奴らを相手に一対一で足止めをするのは中々に困難だ。

 

 そういう意味でも、トップクラスの戦力が揃っているからこその戦術とも取れるな。

 

 そして、そんな戦いの趨勢を左右する大きなものが―

 

「あれ、どう見てもヘキサカリバーだよな?」

 

 ―主力四人が持っている、ヘキサカリバーと思しき聖剣だ。

 

「ヘキサカリバーよねぇ?」

 

「ヘキサエクスカリバーだな」

 

「ヘキサエクスカリバーだね」

 

 リヴァねぇもベルナもインガ姉ちゃんも断言してるし、間違いないな。

 

 あれ……? ヘキサカリバーって、基本は信徒に分割配備して感情を宥めるのが目的じゃなかったっけ?

 

 俺は首を傾げたくなるが、もう一つ気になることがある。

 

「あとネロが持ってるの、破壊の聖剣を中核に据えてないか?」

 

 ゼノヴィアどうしたー?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「新型装備、めっちゃ頼りになるな!」

 

「まったくだ! あとで改めて礼を言っておかねば!」

 

 俺はゼノヴィアと一緒に、敵の主力をぶっ飛ばしながら新兵器に感銘を受けている。

 

 教会も色々あって新型の装備を開発していたけど、まさかこう来るとはな!

 

「素晴らしいな、エクスカリバー・デルタ! ()()()のエクスカリバーなだけはある!!」

 

 禍の団や大欲情教団が戦力を多く残していて、サウザンドフォースも厄介。更にハーデスも暗躍してる。

 

 そんな中、各勢力は更なる底上げの為、新兵器の開発を進めていた。

 

 その計画の一つが、エクスカリバーⅡ計画。ヘキサカリバーのデータを受け、エクスカリバーそのものを新規開発する計画だ。

 

 デュランダルにⅡを作る計画があるんだから、エクスカリバーに同様の計画が起きてもおかしくない。ちなみにこの計画、ある程度の仕様変更がされたいくつかのエクスカリバーを作る計画だそうだ。

 

 そして、その中で()()()()()()()のエクスカリバーを作るプランがあった。

 

 新生糾弾同盟の一件で、教会戦力の発言力が減ったり、ガス抜きの必要がないぐらい抜けたり、過激派が死亡もしくは再起不能になったこともあって、ヘキサカリバーを信徒用に回す必要性が減ったことも大きいらしい。今後は内乱を起こさない者達を見繕っての少数精鋭型にプランを切り替えたいそうだ。

 

 で、ゼノヴィアに与えられたエクスカリバーⅡが、今持ってるエクスカリバーデルタ。

 

 多分ディアボロスからとってるそのエクスカリバーは、ゼノヴィア専用に破壊の聖剣を中核に据えた設計がされている。

 

 そしてその結果は―

 

「うぉおおおお!? と、止められん!?」

 

「足止めやトラップごと吹き飛ばすか、普通!?」

 

 ―俺と一緒なら鎧袖一触で無双だぜ!

 

 今のゼノヴィアの火力は間違いなく数段上に跳ね上がってる。そこに部分龍神化を上手く利用して攻撃力を高めた俺が加われば、最上級悪魔が数人同時に仕掛けてきても倒せる。

 

 オカ研パワー馬鹿筆頭タッグをなめるなよ? これぐらいならもう連発できるんでな!

 

「……なるほどな。やはりそう簡単にはいかないということか」

 

 っと! 敵も本腰を入れてきたか。

 

 ヒリヒリする殺気に警戒すれば、横合いから切りかかってくる奴が来た。

 

 俺が部分龍神化した左腕でそれを薙ぎ払うけど、びりびりしびれそうになる辺り強いな。

 

 そして、画像越しだけどこいつのことは知っている。

 

「ここで来るか、ミゼル・グロースター」

 

「来るともさ、ゼノヴィア・クァルタ。ある意味で俺と対を成す存在よ」

 

 ゼノヴィアに答えるミゼル・グロースターは、なんていうか複雑な表情だった。

 

「転生悪魔となりながらも、信仰心をもって教会に逃れ、しかし天の在り方に異を唱える私。生粋の悪魔祓いでありながら、信仰心が揺らぎ悪魔に堕ち、されど天と共に生きる貴様。……対称的とは思わないか?」

 

「知ったことか。貴様は私の友や仲間の試合を台無しにしようとしている、テロリスト。それで充分切るに値する」

 

 苦笑しているミゼルに、ゼノヴィアはそう言い捨てる。

 

 ま、俺も同感だな。

 

 部分龍神化を右腕に移し、アスカロンに力を譲渡。これで両腕の打撃力は、転生悪魔のアイツには釣り合った状態だ。

 

 そのうえで、俺もミゼルを睨みつける。

 

「くっだらねぇ犯罪者集団とつるんで、何するつもりだってんだ?」

 

「……まぁ、背に腹は代えられんというやつだ。あまり時間をかけすぎては、殴り込めても主の元には辿り着けんからな」

 

 ミゼルはそう言うと、視線を試合会場の方へと向ける。

 

「直接的に天界に行けるだろう、セラフの(エース)を捕縛し、奴らを利用して天界へと突入し、主の元へ殴り込んで直接問い質す。我々クロス・ブレイカーズの目的は、純粋なまでにその一点に集約される」

 

 だからデュリオ達の試合を狙ったってのか。

 

「だが同時に、我々だけではそれができるだけの戦力を冥界に送れない。だが、移動手段を確立できるものが戦力を欲し、この試合に限りあの連中と「試合会場に殴り込んで試合中のチームを襲撃する」という手段が一致した。……我がことながら難儀な妥協だとは思っている」

 

 ……なるほどな。

 

 成田さん達に恨みを持つ、例の放火魔集団。デュリオ達を利用して天界に行きたいこいつら。そして多分、謎の人型兵器を使っている連中が移動手段の提供ってことか。

 

 特にあの人型兵器には疑問も多いけど、多分こいつらは詳しく知らないだろう。

 

 なら、もう容赦する必要はない。

 

「ダチや仲間の試合を邪魔するってんなら容赦しねえよ。あそこには子供達もいるんだしな!」

 

「かまわんさ。最初からそのつもりなのでな!」

 

 俺達は、そこで激突した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カズヒSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一部の精鋭とこちらが接敵しているようね。難儀なことだわ。

 

 思った以上に、敵の質が強大ね。クロスブレイカーズや新顔に関しては警戒されていたこともあって、やはり上手くはいかないということね。

 

 まぁいいわ。アンナは十分仕事を果たしてくれた。なら、繋いだそれで成果を上げるのが私の仕事。

 

「そろそろこっちも行くわよ。民間人に気取られる前に片づけるわ」

 

 試合終了までに終わらせないと、民間人に気取られる。そうなると、昨今のムードに水を差すわ。

 

 ただでさえ、隔離結界領域に人気溢れる首脳陣が向かってしまったのだもの。あまり大きな騒ぎは起こさず、民衆の慰撫に集中したいのが本音。こういった事件はノーサンキューだわ。

 

 故に―

 

「突貫するわよ! 横合いから、まずうざいだけの放火魔を鎮火する!!」

 

「了解だ。素早く終わらせよう」

 

「行きます!」

 

 ―私達は強襲担当。ここで一気に終わらせる!

 

 狙うは、放火魔集団ファイヤーズ。

 

 最もしょっぱい組織ではあるが、数の上では十分以上に釣り合っている、一番雑魚と思わしき集団。

 

 まず弱いこいつらの首魁を潰すことで形勢を初手から傾ける。そして一気に趨勢を決定づけるのが今回の手法。

 

 故に、担当するは強襲突貫に長けるこの私。

 

「援護は任せるわよ。ライネ、真一!」

 

「任せてくれ、つゆ払いぐらいはやって見せるさ」

 

「本命は任せます。一気に決めましょう師匠!」

 

 頼りになる返事で助かるわ。

 

 素早く変身するは、仮面ライダーシルバードーマ・ハウリングホッパー。

 

 敵が敵ゆえ、この形態が一番突貫に向いている。さっさと片づけたい以上は攻撃性重視で対悪マウントが手っ取り早い。

 

 そして敵がこちらに気づくけれど、遅すぎる。

 

「失せなさい!」

 

『ダイナマイティングカバンバスター!』

 

 速射で炸裂散弾を叩き込み、敵を混乱の渦に叩き込む。

 

 そして既に見据えたターゲットを狙い、私は素早くショットライザーを向けた。

 

「戦死か投降か好きな方を選びなさい! 一秒!」

 

「は!? ちょ―」

 

 一秒経ったので即座に引き金を引く。

 

 とりあえず四肢を狙っての四連発。

 

 だが、それに対応するのは本命であるファイヤーズ首魁、チャッカ・ディゼールではない。

 

「おいおいボス? こんなところでやられるなよな?」

 

「あんたやられると作戦失敗だろ? まだデータ取れてねえよ?」

 

「同意見だ。ここで同盟勢力のトップは倒させんよ」

 

 素早く薙ぎ払うのは、割って入った三つの影。

 

 ……一人はデータにない顔。ただし格好がクラッシュタイガーと似ている辺り、緋音の為にも捕まえてデータを取りたい所ね。

 

 残りはデータにある顔。片方がファイヤーズで片方はクロスブレイカー。双方の組織における手練れ。

 

 なるほどね。どうやら流石に、無能だけってわけがないか。

 

「死にたい奴からかかってきなさい。貴様を邪悪と……断定する!!」

 

 叩き潰す!!

 




 専用のエクスカリバーを引っ提げ、ゼノヴィア突貫!

 以前から「完全新造のエクスカリバー」は考えておりまして、これはその一環でございます。各種技術の進歩もあるため、今後も新しい聖剣を作ってみたいと思っております!
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