混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部   作:グレン×グレン

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 はいどうもー! やっているソシャゲでシルヴァリオコラボが起き、十連ガチャ十三回やって全部すり抜けました……。

 SSRが六回ぐらい来たのに全部すり抜けやがった。有償ガチャですらすり抜けやがった……健康診断があって金を追加で投入できないのに……厄日か!?


熾烈勝敗編 第九話 急転直下の隠し玉

Other side

 

 

 

 

 

 

 

 

 状況は、若干だがヴァーリ・ルシファーチームが有利である。

 

 ヴァーリと並び立つ強者であるフェンリルが、悪敵の聖銀弾チームで戦闘巧者では断じてない九成オトメに手古摺っているのは想定外だが、現時点において状況は膠着状態。

 

 それはすなわち、カズヒ達の不利。回数制限と時間制限のある手段でヴァーリを抑え込んでいるカズヒ・シチャースチエが、最終的に競り負けるのはほぼ確実であることに由来する状況だ。

 

 もとより短期決戦が主体となるのがカズヒ・シチャースチエ。要点を見極めた戦力の集中投入を基本とする彼女は、常にフルスロットルでの長時間戦闘を不得手とする。気合と根性で無理やり継続した戦闘を行うことはできても、禁手が設計上長期戦を不可能としている問題点もある。

 

 必然、長期戦は彼女にとって相性最悪。まともに彼女を倒すというなら、必然として長期戦による禁手の時間切れを狙うのが妥当な戦術となる。

 

 ヴァーリは機動力による翻弄を封じられながらも正面からの打倒こそ望んでいるが、長期戦が自分にとって有利だということを当然理解している。

 

 ()()()()()

 

 ―このまま終わるわけがないな。

 

 その確信を、ヴァーリ・ルシファーは持っている。

 

 カズヒ・シチャースチエがそんな甘い相手なら、自分はかつて真っ向からの一騎打ちで敗北していない。

 

 まして彼女は一度敗北している。そんな彼女が、そのまま座しているわけがない。

 

 何かを用意している。そして、それはデュリンダナの改変型だけではない。

 

 おそらくはチーム全体を視野に入れた切り札。そして、それがベアトリーチェだけではないことも確定だろう。

 

 ―さて、どう動く?

 

 心の底からそれを楽しみながら、ヴァーリ・ルシファーは全力を出す。

 

 動く前に自分の全力でつぶれるようならその程度。その認識が、容赦なくカズヒを攻め立てる動きへと変わる。

 

「いや、まだだ!!」

 

 それを乗り越えるべく覚醒するが、生憎今のヴァーリ・ルシファーの前には焼け石に水。

 

 四大魔王が筆頭たる明けの明星ルシファーの血。二天龍の片割れたる白龍皇アルビオン・グヴィバーの力。その二つを共鳴させ、覇を超越したのが明星の白龍皇ヴァーリ・ルシファー。

 

 もはやその性能は主神や超越者の領域であり、その中でも上位に位置する。

 

 単純に性能が高すぎて追いつけないうえ、当人の戦士の技量がわき腹をつかせることすら許さない。

 

 向上心の強い天才。その最上位に位置するヴァーリを前に、カズヒ・シチャースチエは追いつけない。

 

 そこまで理解し、だがしかし―

 

「さて、どんな方法で俺を乗り越える?」

 

 ―ヴァーリは決して油断しない。

 

 かつて、ヴァーリは明確に敗北を喫した。

 

 封印系神器の新たな境地、極覇龍。星辰奏者の天敵、白色衰星。この二重の札を切ってなお、カズヒ・シチャースチエは倒す為の手段を用意してこちらを打倒した。

 

 正義の味方で邪悪の宿敵。悪祓銀弾(シルバーレット)とは、強い意志という正道で極限を超え、敵を破滅させる為に悪辣な手段すらとる。

 

 清濁を併せのみ、邪道と正道を自在に切り替える。それこそが彼女の最も驚異たる側面。

 

 あれで空気もきちんと読めるが、そのうえで必要なら踏み外すことを選べるのが目の前の女の怖いところだ。

 

 自分のように真っ向勝負なら圧倒的に強い手合いにとって、だからこそそれを択ばず破滅させられる手合いは脅威でもある。それなりに備えてはいるが、気質もあって不得手であるのもまた事実。

 

 さぁ、どんな手段をもって俺を倒す?

 

 そう考えた、その時だった。

 

『明星の白龍皇チームの戦車一名及び騎士一名、リタイア』

 

 そのアナウンスが、趨勢を揺るがした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祐斗Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 事態は五分ほど前にさかのぼる。

 

 戦いがいたるところで発生している中、苦戦しているのは南空さんだった。

 

『もっと! もっとくださいぃいいいいいい!』

 

『……やる気が……下がる……っ!』

 

 現猪八戒。イッセー君から聞いている、凄いドMの人だ。

 

 攻撃を喰らって喜び、その勢いで戦闘を仕掛けてくるその姿に南空さんはメンタルが追い込まれている。

 

「あらあら……いじめがいがある子豚ちゃんですわね♪」

 

 朱乃さんはもの凄い興味深そうだけど、あのMっぷりは人によっては受け付けないよね。

 

 南空さんは強い人だけど、なんというか……こういうのに弱いかもしれない。

 

『さぁもっと! もっと虐めてください女王様ぁあああああああっ!!』

 

『朱乃さぁああああああん!! 代わってぇええええええ!!』

 

 僕と同じことを悟っている南空さんは反撃するけど、現猪八戒は強かった。

 

 結構滅多打ちにされているのに、果敢に反撃している。むしろ反撃を苛烈にしてもらう為に攻撃を仕掛けている。

 

 精神的に追い詰めらている南空さんは、チームメンバーでない朱乃さんに助けを求める始末だ。最適だと思うけど落ち着こう。

 

 変態は恐ろしい。僕達はそれを肌身に感じるほど知っている。

 

 やはり、彼も相当の強者か……っ!

 

「いずれはどんな怪現象を引き起こすのか……っ」

 

 思わず戦慄していると、南空さんが反撃を止めた。

 

『待ってください! もっと! もっと攻撃をぉおおおおおお!!』

 

『あ、うん。分かってる。全力でいたぶって倒してあげるから安心して』

 

 凄い遠い目になっている南空さんは、現猪八戒にそう答えながら―

 

『ただし、私以外が』

 

『SAVER JUMP!!』

 

 ―新しい、プログライズキーを起動させた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なんか木場が失礼なことを言っている気がする。

 

 ただ、そっちを気にしてられないぐらい戦いは激しかった。

 

『どうしましたか。この程度ではないですよね?』

 

 現沙悟浄ちゃんがリーネスを追い詰めているからな。

 

 うん。冷静に考えるとそうなんだよ。

 

 リーネスは立場上は神の子を見張る者の準最高幹部で、権限は最上級堕天使レベルある。アザゼル先生が隔離結界領域に旅立った今、先生が務めていた技術顧問の地位を引き継いでいる形になるしな。

 

 ただそれは、技術力といった部分が主体。当人の戦闘能力は中級堕天使の上位程度のはずだ。

 

 対して、沙悟浄ちゃんはあれで美猴と肩を並べられる実力者。マジモンの最上級クラスと言っていい。沙悟浄の襲名は伊達じゃないってわけだ。

 

 だからこそ、シャイニングアサルトホッパーでも手も足も出ないぐらい追い込まれている。

 

 ……圧倒的に不利だな。むしろここまでよくもってる。

 

 リーネスはどこまで行っても研究者寄りだ。戦士としては才能も技量も優秀じゃないし、研究にリソースを割いているから上昇率も低い。

 

 だからこそプログライズキーや仮面ライダーで補っているタイプだ。その分、テクノロジーでどうにかできない時がヤバイ。

 

 この戦い、カズヒ達は誰かが負けると一気に崩れる。逆にカズヒ達が勝つ場合、誰かに勝ってカズヒに加勢する必要がある。

 

 ……つまり、リーネスは負けるわけにはいかないんだけど。

 

『……流石ねぇ。残念だけど、勝てないわねぇ』

 

 リーネス自身がそう認めるぐらい、状況は圧倒的に不利だ。

 

 だけど、リーネスはそのうえで―

 

『だから、アプローチを変えてみるわねぇ?』

 

『SUPER JUMP』

 

 ―新兵器引っ提げてきやがったよ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Other side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 仮面ライダー。プログライズキーを特製の運用デバイスと併用することで展開する、特殊強化装甲。

 

 その最大の特性は、プログライズキーという中核と、ドライバー及びライザーという展開デバイス。この二つによって多種多様な状態になるという点だろう。

 

 ……そして、そこに一人の天才が介入している。

 

 リーネス・エグリゴリ。純粋な戦闘能力ではなくその功績により成り上がった、特別最上級堕天使。彼女のその功績とは、ひとえにその技術力に由来する。

 

 前世の記憶と能力を継承したことによる、卓越した魔術回路。神の子を見張る者で磨き上げた各種開発技術。更に九成和地達を保護する為に叩き込み、洗練されたプログライズキーや星辰体に対する豊富な知見。

 

 その技術力は同年代でも頭一つはおろか二つ飛び抜けていると形容可能。チームD×Dの二代目技術顧問の地位を確立し、駒王町における堕天使代表の地位についてもいる。

 

 その彼女はそれゆえに、様々な新兵器を開発し続けてきていた。

 

 魔術回路との同調を可能とするプログライズキー。星辰体運用兵器として機能するプログライズキー。また神器の拡張を行うプログライズキー。プログライズキーという科学をもとに、幾つもの異能と同調する力を開発し続けてきた。

 

 ……ゆえに、彼女が更なる己の飛躍をそこに求めるのは自明の理だろう。

 

『Grab it friendship』

 

 ……そして、友の新たなる力を創り出すのも当然だろう。

 

『Please come-on the Guardian of libra』

 

 今ここに、リーネス・エグリゴリの新たなる研究成果が日の目を見る。

 




 さて、ここからがクライマックスだ!!
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