混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部   作:グレン×グレン

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はいどうもー! 久しぶりにこっちも投稿するグレン×グレンでっす!

ネタを思いついて我慢できなかったこともありますが、常連さんの感想はなるべく待っておきたいという思いもあり、インターバルを開ける目的もあって新連載! あと童貞卒業もあって、R-18作品も書きたかったものでして(汗

とはいえ、あんまり待たせすぎるのもあれですからね。遅くとも月一レベルではやっておいたほうがいいと思っております。……書かなさすぎると色々忘れそうだし


熾烈勝敗編 第十一話 死闘終了、それぞれの幕間

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺はDチェンジャーの機能を利用して今日のニュースを確認。

 

 芸能面でトップになっているのは、やはりカズヒとヴァーリの戦いだった。

 

【二つの銀の死闘! 悪祓銀弾連勝達成!】

 

 凄いニュースになっているな。

 

 カズヒも敗北経験がないではないが、それでもかなりの強者相手の話だ。しかし、ヴァーリはそのかなり強者に位置づけされていると言ってもいい。

 

 それに対し、カズヒが辛勝に近いとはいえまた勝ったわけだ。ニュースになるのも当然だろう。

 

 で、そのカズヒといえば―

 

「あ~……勝利の後のお風呂気持ちいいわね~」

 

「珍しくだれてるな~」

 

 ―俺と一緒のお風呂に入っている。

 

 ちなみに本邸の地下大浴場だ。カズヒが無理を言って、現在貸し切り状態になっている。

 

 このでかすぎるお風呂を俺達で独占する機会は多くない。基本的にリアス先輩達が使っているから、イッセーも入る可能性を考慮しているしな。俺達は専用のお風呂ブースもあるわけだし。

 

 そしてそんな中、今回俺達が一緒に入っているメンバーは、だ。

 

「あわわわわわわわ……」

 

「あばばばばばばば……」

 

「二人とも、そろそろ慣れてくれ」

 

 リーネスと鶴羽だったりする。

 

 まぁこれはつまるところ、祝勝会の一環ということになる。

 

 俺と三人で独占しつつ、更にあまり使えない地下大浴場も独占するというわけだ。

 

 ま、頑張ってるんだしこれぐらいはいいんだけどさ。

 

「しっかし、新兵器を三つもお披露目したみたいだけどなんなんだ?」

 

 色々と凄い札を切っていたしな。正直ちょっとびっくりしている。

 

 あのヴァーリとフェンリルを同時に相手し、ギリギリとはいえ勝ったわけだしな。気にならない方がおかしい。

 

 ただまぁ、答えは期待してないけどな。

 

 実際、三人揃ってそっぽを向いたし。

 

「悪いけど、アザゼル杯からリタイアしない限りは言えないわね。手の内は好き好んで明かさないわよ、私は」

 

「そういうこと。悔しかったら自分で当ててみなさい?」

 

 カズヒも鶴羽もそう言うけど、まぁそうだよなぁ。

 

 俺達は基本的に仲間だけど、アザゼル杯においてはライバルだ。その辺りの情報戦は気を付けないとな。

 

 ま、期待はしてないからいいんだけど。

 

 それにまぁ、これは勝利のご褒美なんだしな。あまり腹の探り合いをするのもあれだ。

 

 というより。

 

「俺は本当に恵まれてるよなぁ。こんなに綺麗で強いお嫁さんが確定しているわけだし?」

 

 そう言いながら、俺は三人まとめて抱き寄せる。

 

 ……いや本当にそう思う。史上最強の白龍皇に最強の魔獣をセットで相手をして、四人がかりとはいえ勝ってるんだから。

 

 そんな綺麗な女の子達に、俺は惚れられているわけで。

 

 控えめに言って超幸運ではないだろうか。油断していると後ろから刺されるな。

 

 ま、問題を上げるとするならば―

 

「お袋のメンタルだけは気がかりだけど」

 

「まぁそうね。とはいえ、好きになってしまったものはしょうがないわ」

 

 カズヒと共に苦笑するけど、まさにそこはなぁ。

 

 お袋的に、親友三人が息子の恋人になってるわけだからな。あとでフォローした方がいいぐらいにはメンタルキッツいだろうし。

 

 ただまぁ、それはそれとしてこういう時間が幸福に感じるぐらいには相思相愛なんだけど。これで愛想つかされたら、俺はショックで死ねるぞ。

 

 ……ま、それはそれとして。

 

「とりあえず、二人が溺れるかもしれないから場所変えようか?」

 

「まぁそうね。ほら、二人ともこういう時に照れるのもほどほどにしなさい」

 

「「はわわわわわわわ……っ」」

 

 とりあえず、顔を真っ赤にして震えている鶴羽とリーネスに配慮しますか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Other side

 

 

 

 

 

 

 

 

 冥界の魔王領にある一軒のバーで、小さな乾杯の音が響いた。

 

「勝利、おめでとうございます。オトメさん」

 

「ありがとう、黒狼さん」

 

 九成オトメと武山黒狼が、冥界のバーで酒杯を交わしている。

 

 黒狼は護衛役という名目ではあるが、オトメとしては共に酒を酌み交わしたい意思があったからこそのこの流れだ。

 

「個人的にはあの切り札が気になりますが、今宵にそれは無粋でしょう。口止めもされているでしょうしね」

 

「はい。アザゼル杯を続けている間は黙っておくということになってます」

 

 そう語り合いながら、酒を飲みかわしつまみを楽しむ。

 

 オトメは飲酒の経験はあまりない。そのうえで、しかし酒を飲みたいという気分は十分すぎるほどある。

 

 と、いうよりだ。

 

「……今頃、和地はカズヒ達とお風呂に入ってるんですよね……」

 

「心中お察しします。とはいえ、こればかりは冥界では合法ですからね」

 

 乾いた笑みを浮かべるオトメに、黒狼は苦笑を浮かべるほかない。

 

 チームリーダーとしては十分すぎるほどで、自分の提案した作戦もこなせる範囲で十全にこなす。和地は間違いなく信用と信頼に値する存在であり、上級悪魔だったら眷属になりたいと思えるほどだ。

 

 とはいえ、恋愛関係は非常にややこしい。ハーレムは異形社会として何の問題もないが、その一部が前世というファクターの所為で魔境と化している。

 

 他のオカ研メンバーも、基本的に射止めるまでを応援している者達が殆ど。こういったことで愚痴が出てきそうな気分では頼りづらいだろう。

 

 なので、一人でゆっくりとお酒を飲もうということになったのだ。もっとも護衛は必須となっており、黒狼が指名される流れだったが。

 

「でも、和地はご迷惑をかけてませんか? その……幸香ちゃんの時とかですっごいことになってましたけど」

 

 オトメはかなり申し訳なさそうにそう切り出す。

 

 確かに、九条・幸香・ディアドコイ達との試合ではボケ倒してはいた。

 

 一橋・幸弥・ディアドコイとの戦いで、大ボケをかましたのは有名だ。間違いなく珍プレー集に乗ることだろう。

 

 だが、黒狼としては気にすることではない。

 

「問題ありません。あれはかなり有名ですし、修正を要請すればきちんとしてくださいましたしね」

 

 そして、勝ち負けにおいてはもうそういう次元ではないだろう。

 

 そもそも初手のプランが失敗した時点で、ジリ貧になる可能性は大きいのだ。あれは負けてもおかしくない試合であり、むしろ負け側に傾いた戦況での一幕だ。

 

 あそこから四人も道連れにした和地の実力を誇ることこそあれ、過度に攻めるのは筋違いだろう。

 

「……そういえば、こっちは手札が増えましたけどそっちはどうですか? その、圧倒的強者がいるチーム相手だと押し切られることも多いみたいですけど」

 

 オトメは気質なのだろう。逆にこちらを気遣ってくる。

 

 実際問題、涙換の救済者チームは、地力不足が目立ってきている。

 

 黒狼の戦術と和地のポテンシャルで格上にも勝っているが、本格的な優勝候補クラスとの戦いでは地力で押し切られることが多い。

 

 今のままでは本選出場すら怪しいだろう。母親として、それを懸念してしまうのは当然ともいえる。

 

 そのうえで、黒狼も小さく微笑んだ。

 

「ご安心ください。伝えることはできませんが、こちらも色々と札がありますので」

 

「そうですか? ……なら、まだまだ終わらなさそうですね」

 

 そう答えたうえで、オトメは黒狼の方を向くと、ゆっくりと頭を下げる。

 

「……息子のこと、どうかよろしくお願いします」

 

「……可能な限り、善処させてもらいます」

 

 そういうぐらいしかできないのが、黒狼なりの誠実さだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 まさか、ヴァーリがまた負けるとはなぁ。

 

 最近ライバルって認識ができてるのか、負けるとちょっとショックを受けちまってるなぁ俺。

 

 ま、カズヒはカズヒで大概だし納得だけど。あいつ、もの凄い切り札を持ってるみたいだしな。

 

 オカ研メンバーもそれぞれ別のチームで戦っているから、ちょっと手の内を隠したりとかも多いからな。流石に聞いても答えないだろう。

 

 と、いうわけで。

 

「ヴァーリ。ラーメン代としてヒントぐらい教えてくれよ」

 

 俺はヴァーリを呼び出して、ラーメンを餌に情報を引き出そうとしていた!

 

 いや、だって怖いもん。カズヒが四人がかりでやったっぽい固有結界と思われるあの力、分かってないと怖いって!!

 

「……ふむ。確かにいいラーメンを食べれたしね。それぐらいは話してもいいだろう」

 

 と、いい表情のヴァーリは水を飲んでからそう言ってくれた。

 

 おっぱいドラゴンのコネを使い、「人間界で美味しいけどあまり知られてないラーメン店」を探すという手段を取った結果だ。更にシャルロットが比較的自由に動けるから、一応食べて確認してくれたし。

 

 今後、カズヒ達のチームと戦うことだってあるだろう。その時に備えて、俺達も頑張らないといけない。

 

 ……だけど、ヴァーリもむやみやたらと教えてくれたりはしないだろうし―

 

「簡潔にまとめると、あれは四人全員に同じ力を付与するタイプの術だ」

 

 ―あ、その辺りなのか。

 

 ただ、それはかなり重要だな。

 

「つまり、四人を同じところにまとめなければいいってことか」

 

「そうだな。四人を同時に相手をすれば、次があっても俺とフェンリルは苦戦するだろう。もう数手を用意しておきたいレベルだ」

 

 ヴァーリは俺に頷いてくれるけど、そういうレベルか。

 

 となると、更に亜香里と有加利さんが参加したってのも大きいな。

 

 二人とも、二対一とはいえゴグマゴグ相手によく戦えたよ。やっぱり結構強かったな。

 

 と、そっちも聞いてみるか。

 

「そういや、亜香里と有加利さんはどうだった? いや、ゴグマゴグとまともに戦えるって十分凄いけど」

 

「まぁそうだね。少なくとも、並の上級悪魔では束になっても敵わないだろう。弱くはない」

 

 ヴァーリも評価はしているようだけど、なんか歯切れが悪いな。

 

 なんか妙なことでもあったのかと思ったけど、ヴァーリは少し首を傾げていた。

 

「ただ、準神滅具と魔王の血筋を併せ持つのだとすると……弱いな」

 

 なるほど、そういうことか

 

 確かにそういう意見は多かったよな。ちょっとびっくりするぐらいだけど。

 

 ……ただまぁ、魔王血族って考えるともっと強くてもいいってことだろうな。

 

 準神滅具も持っているし、もっと強くてもおかしくない素質はあるはずだし。

 

「そういう意味だと、やはり残念だね。俺やフェイザー・アスモデウスほどとは言わないが、あれならブンガーやトロイドの方が戦力的に強いだろう」

 

「ブンガーさんはともかく、トロイドさんは比較対象にしたらダメだろ」

 

 あの人、別の意味で反則だし。

 

 ただまぁ、そういう意味だとヴァーリはそこまで脅威に思ってないんだろうか。

 

 そう思っていたけど、ヴァーリはなんていうか首を傾げている。

 

「というより、準神滅具の性能も低すぎる。……まるで、君の愛するあの二人とは逆だ」

 

 ……そんなことを言ってきたけど、反応に困る。

 

 というかな?

 

「どの二人?」

 

 多すぎて二人じゃ分からなねえよ。

 

「ヒマリ・ナインテイルとヒツギ・セプテンバーだ」

 

 あ、なるほど。

 

 で、二人の逆っていうと?

 

「あの二人は、君の乳技で更なる強さを会得し、準神滅具を手にしている。……その逆ではないかと思うほどだ」

 

 ヴァーリはそう言うと、本当に首を傾げていた。

 

「誰かが力を抜いた。そうとしか思えない」

 

 力を抜いたって、できるのか?

 

 ヴァーリの半減ならできるかもだけど、ヴァーリも会ったことないはずだしなぁ。

 

 なんというか不思議に思っていると、ヴァーリは苦笑してきた。

 

「それより、悪祓銀弾(シルバーレット)よりデュリオ・ジュズアルドの方を気にした方がいいだろう? 次に君が戦うのは彼らのはずだ」

 

 あ、確かに。

 

 デュリオ達との戦いは結構近づいているからなぁ。成田さん達に勝ったこともあるし、やばいってホント。

 

「ま、そっちも色々考えてるよ。俺達も何もしてないわけじゃないんでな」

 

「期待しているよ。どのような結果になるにしろ、見ているだけで滾る試合になってほしいものだ」

 

 ま、恥ずかしい試合だけはしないようにするさ。

 

 ……さて、帰ったらミーティングもしないとな。

 




 本来、カズヒ達の共有型固有結界は第三部用にする予定でした。

 ただ副産物としてああいう無体ができるため、対ヴァーリ用の切り札として投入した形になります。ヴァーリもそのあたりを察していますが、そのあたりはほかのチームとの戦いに配慮して黙っている形です。
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