混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部 作:グレン×グレン
いやねぇ。シルヴァリオ ディアボロスも書き溜めがすごくてねぇ? 常連さんの感想待ちに書き溜めを作りすぎないようにと思って作ったところもありますけど、あっちばっかりするのも本末転倒ですし?
こっちも完結させられるならさせたいですしね。同時進行で何とかやっていけるよう頑張りたいです。
イッセーSide
ふぅ~。結構疲れたー。
上級悪魔になって、俺はリアスの担当地区の一部をもらって悪魔稼業の代表になっている。なんていうか、子会社的な感じかな?
リアスには色々と教えてもらいたかったけれど、そこはスパルタな我が主。いっぱい自分で頑張って苦労して成長するようにと言われてしまってます。
ただ、今日の問題は―
「アーシアの様子がおかしい、ですか」
「そうなんだよ、シャルロット」
―アーシアなんだよなぁ。
ここ最近、なんていうか思い詰めている感じがする。
実際、悪魔としての依頼でもちょっとボーとしているというか心ここにあらずという感じで依頼人から心配されているし。
やはり部長に就任したこともあって、ちょっと気負いすぎているのかもな。
……う~ん。アーシアは元々頑張ってちゃんと成長しているし、そこまで気にしなくてもいいと思うけどなー。
「気負いすぎて思い詰めると、ろくでもない行動に走りかねないところがありますからね。今度何かしらのタイミングで、それとなく話を振ってみた方がいいかもしれません」
そう言うと、シャルロットは俺の隣に座って資料の方を見る。
「天界の切り札チームとの試合ですが、やはりもう数手が欲しいですね」
「やっぱりそう思う?」
俺が次に戦う本命のチームは、デュリオが率いる天界の切り札チームだ。
人間からの転生悪魔で最もレーティングゲームを勝ち上がっている、リュディガー・ローゼンクロイツさんが監督を務めるチームだ。
監督制度は通常のレーティングゲームでもあったけど、大抵の悪魔は自分が監督も兼任する。まぁ貴族は偉いからプライドもあって監督を用いりたがらないところがあるし、生涯現役ができるからな。
だけど、他種族から参戦したチームが数多く参加するアザゼル杯は違う。実際にデュリオ達がリュディガーさんを監督に据えたことで連戦連勝している節もあるし、ゲームに慣れてないチームが数多いからか監督を据えている者も結構多いらしい。
そういう意味だと、マジで厄介な相手なんだよなぁ。
「おっぱいドラゴンのネームバリューなら、監督になってくれる上級悪魔も多いのでは? レイヴェルは優れた軍師ですけど、経験値という点がネックになりますし」
「うぐ。そこは俺達の欠点かもなぁ」
ほぼほぼ若手でゲーム慣れしてない奴だらけだしなぁ。強引に力で吹っ飛ばすにしたって、限界っていうのはあるだろうし。
……いや! 俺はレイヴェルを信じる!
頼りになる後輩を疑って何ができるってんだ。俺はレイヴェルの力を最大限に発揮して、それに応える力を得るべきだ。
「……やっぱりレイヴェルを信頼したいな。それより、まだ空いている駒分の戦力を補充した方がいいと思う」
「分かりました。イッセーがそう言うなら、その方針で行きましょうか」
苦笑させてごめんな、シャルロット。
でもやっぱり、ここは譲ったらいけないと思うんですよ。
ま、アドバイザーになれる人がいるに越したことはないだろうけどさ。
「ベテランの悪魔で、俺のチームに入ってくれる人がいたら話は別だけどな。ほら、軍隊でも先任軍曹って感じのがいるだろ?」
ま、先任軍曹が補佐する新米少尉になるのは俺なんだろうけどさ。
でも、チームメンバー探しでも結構苦労したしなー。ここまで集めるのも十分大変だったし。
と、シャルロットがふと思い出した感じであらぬ方を向いた。
「そういえば、吸血鬼のエルメンヒルデがチームに入りたいと言っていたそうですが?」
「レイヴェルが保留にするって言っててさ。ま、何か隠していることがあるみたいだからそこが気になってるんだろうけど」
あのエルメンヒルデが、なんかすっごく丸くなってるしなぁ。
最初に会った時はもう、赤龍帝を中級悪魔ってだけで切って捨てるぐらいの貴族主義者だったうえ、吸血鬼のテンプレ的にアレなところがあったんだけどなぁ。
……年末に、シーグヴァイラさんにダンガムを布教されたのが原因だろうか{原作短編参照}。ま、ダンガムって人種差別とか選民思想に対するアンチテーゼ的なアレがあるってこともあるしな、うん。
と、シャルロットが俺の方に頭をコテンと乗せてきた。
「あとは、最悪私をチームメンバーにする方向性ですね。戦略的には使い魔ポジションに抑えるというのが現状の手となっていますけど」
「それなー」
シャルロットもだいぶ強くなっているから、そういう手段もある。
ただ、シャルロットがサーヴァントっていう立ち位置もあってか使い魔としてのポジションに現在は置いている。ファーブニルも同じだけどな。
ただ、これだと俺とシャルロットの合体技が使いづらいって欠点もあるんだよな。そこも考えると、場合によってはってこともあるかもしれない。
「やっぱり、もうちょっと戦力が欲しいよなー」
リザーブメンバーも入れて相手に応じて組み替えるってのもアザゼル杯だとあるけど、そこまでは求めない。
ただ、空き駒がある状況はいい加減に何とかしないとな。
ちょっと、改めてスカウト活動とかもした方がいいのかもな。
あ~! 上級悪魔はやることが多いぜ!
「あと、今日なんか甘えてるよな?」
「たまにはいいじゃないですか。私だってイッセーのこと、好きですよ?」
なんかめっちゃグっときたよ!?
和地Side
さて、やはり俺達の欠点は人材不足だ。
最上級悪魔クラスに確実に到達している三美さんと黒狼は頼りになる。それ以外のメンバーだって、不通に上級悪魔クラスはある面子だ。質という面で考えれば優秀だろう。
ただ、化け物クラスが多いともうちょっと卓越した使い手が欲しい。
正直、難敵との戦闘では俺の負担が大きすぎる気がしないでもない。
……俺、一応王ですよ? もうちょっと安全に配慮して温存してもよくない?
これはいい加減何とかした方がいいだろう。具体的には、最上級悪魔クラスの戦力をもう少し増やしたい。
というわけで、ちょっとした反則一歩手前の手段をとることにする。
「藤姫様。よければ俺達のチームに参加してみません?」
「おぬし、もしかして疲れておるか?」
真顔で返しやがったよこの祖。
いや、緋音さんの相談事もあってちょっと会いに来たので、ダメ元で聞いてみたらこれだ。酷いな。
思い付きではないんだけどな。ダメ元なのは確かだが、これができれば一気に戦力が底上げされるのは間違いないし。
「死徒の祖ならばその強さは折り紙付きですよね? 戦力が欲しい時に目の前にいたら、聞いてみたいと思いません? 契約金なら数百億出せますよ?」
「金に憑かれておるようじゃな。とにかく落ち着けい」
くっ‼ この感じでは駄目か!?
割と真剣に頼れそうな人材だったから期待していたんだが、やはりちょっと無理があるか。
俺もある意味で道間に連なる者だし、優勝賞品の恩恵は大王派との繋がり以上に何でもありともいえるだろう。
「報酬は要相談ですが厚遇しますよ?」
「立場の問題じゃ。儂が出張るとうるさい輩が多くなるぞ?」
やっぱり駄目か。うん、残念。
祖クラスの死徒は英霊に匹敵する傑物。間違いなく戦力として一級品だが残念だ。
俺が肩を落とすと、藤姫殿は酒を飲んでからにやりと笑った。
「まぁちょうどよい。実はその件で話があっての」
「……と言いますと? 契約金はいくらほしいですか!?」
あれ、チャンスがあるのか!?
そう思ったが、藤姫殿はにやりと笑いながら手をひらひらとふる。
「悪いが儂ではない。……だが、相応の手練れが二人、おぬしと試合で共闘したいと言っておるのじゃ。十分役立つぞ?」
そう言いながら、藤姫殿はパンパンと手を叩く。
……そこから現れた二人を見て、俺は目を見開いたうえで首を傾げるという奇妙な反応をしてしまった。
「お久しぶりです……と、いうほどでもないですね」
「私は初めましてね。ま、今後ともよろしく?」
……どういう巡り合わせ……だ~?
メンバーの増員は一つの対策。ワールドトリガーで学びました!