混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部 作:グレン×グレン
海外は日本に比べるとやっぱり治安が悪いところが大半で、安全なところもやばい所とすみ分けがなされているからということを聞いたことがあるので、海外旅行は興味はないです。ただし国内での見聞は広めたほうがいいとは常々思っています。
……まずは近場の見聞を広めそうなところから言ってみるか。実は電車で金があまりかからない範囲に古墳があるので、一度行ってみるかな……?
和地Side
少し前にチームD×Dの母艦として機能する、ディフェンダーに、俺達が集まることになった。
まぁ定例会議というか、ここをD×D関係者のサロン的な扱いをすることも踏まえている。そういうことで、チームD×Dのメンバーが集まってこうしているわけだ。
で、だ。
「おはよ~。で、今日の議題ってなんだっけ?」
デュリオがぼけているのはどうしたものか。
あ、何時の間にかカズヒが近づいてハリセン一発。
「新メンバーの紹介でしょうに。しっかりしなさい」
流石カズヒだ。性格と立ち回りもあってまとめ役として最高といえるかもしれぬ。
で、新メンバーだ。
対クリフォトという当初の目的を成し遂げた俺達D×Dだが、その後もカウンターテロを主眼とする形でこうして続行している。
で、それもあって増援決定。こうして派遣されることになっている。
「……はい! それでは今回、新しく追加グループが決定しました!! 今回は代表が来られているので、その紹介という話になっております!!」
リーダーには任せておけぬとばかりに、カズヒが議事進行を進めて声を響かせる。
「ふふふ。俺が言うことでもないけど、チームD×Dも多種多様な人材が集まるようだね」
曹操が興味深そうに言うが、まぁ確かに。
禍の団を掌握したクリフォトの対抗馬として結成したチームD×D。そこに禍の団の主要派閥だった英雄派まで巻き込んでいるんだから何でもありだ。
「さて、どういった戦力なのかな? 全員とは言わないが、主力は相応の手練れであってほしいものだね」
同じく元禍の団のヴァーリも言うが、まぁ確かに。
で、どういった手合いが来るのかと思った時だ。
「まぁ、今回はそういった者以外も来るのじゃがな」
サブリーダーの初代孫悟空殿は、流石に知っているのかそういうことを言ってきた。
「どういうこった、爺。俺っち達、つまり精鋭部隊ってわけなんだろぃ?」
美猴が首を傾げた時、なんか響く足音が響いた。
「ふっふっふ! もはやチームD×Dは、それだけでは駄目ってことなんだよ~っ!!」
そう言いながら、回りながら入ってきたのは―
「あ、ミイネスさん!」
立ち上がったイッセーが、半分ぐらい尊敬の目を向けてくる。
っていうかミイネスさんか。
「あ、どもミイネスさん」
「あれぇ? 和地って紹介してたかしらぁ?」
リーネスが困惑するけど、ミイネスさんがビシリと親指を立てた。
「大丈夫ですお姉様! 藤姫様経由でちょっと内緒のお近づきって感じです!」
そうミイネスさんがごり押していると、更に足音が響いた。
「妻がいきなりはしゃいで失礼しました。ですがまぁ、言っていることはその通りですけどね」
「……確か、育也さんでしたね」
木場がすぐに思い出しているようだけど、彼はミイネスさんの旦那さんの育也・ドーマさんだ。
で、二人とも外見が十代後半だからちょっと首を傾げている面子もいる。
「ふむ。転生悪魔になっているのか?」
「いえいえ、魔術の才覚を不老に突っ込んだだけでっす!」
「長生きに興味はさほどないですが、老いるのもためらいがあったものでそういった形になりまして」
サイラオーグ・バアルにそう言ったうえで、ミイネスさん達はにっこり微笑みながら優雅に一礼。
「リーネス・エグリゴリことアイネス・ドーマが妹、ミイネス・ドーマと申します。此度は道間家の魔王派側を選んだ者達の代表として、チームD×Dの広報担当として配属されました」
……広報担当?
「重要か?」
「もっちろん!」
首を傾げるヴァーリに、ミイネスは自信満々に指を突き付ける。
「ハーデス神はそういったところをつくと藤姫様とアジュカ殿は判断されました! ましてチームD×Dはアイドル的人気も満載! 人気獲得とアンチ減衰の為、広報は大事となっておりまっす!!」
「というわけで。私達広報担当が隠さなくてもいい内情を集めつつ、定期的に動画配信や雑誌のコラムなどで民衆の人気を増すというプランを考慮しております」
育也さんはチラチラとどこかを見たりしながら、そう補足。
ま、確かにそこは重要だ。
特に、思いっきりテロをした英雄派とかはやっとくに越したことはないだろう。
ハーデスがつつかなくても、まったく別の不穏分子がつつくぐらいはしそうだしな。そういう対応策は前もって準備しておくに越したことはないってことだ。
「ま、他にもやることはあるしそれでいいってことじゃない?」
と、そこで更に足を踏み入れるのは一人の少女。
……見た瞬間、多くの者が分かったようだ。
彼女は、死徒だ。
「……どうも。藤姫様から死徒側の人員派遣で来たわ。第Ⅶ位階、アーシャ・セーレイン……死徒側との連絡要員ってことでよろしくお願いします」
ぶっきらぼうに答えるアーシャ・セーレインは、これまたちらりちらりとどこかを見ている。
まぁ、どこを見ているのかは想像はつくけど、それは置いておこう。
新入りに追加はこちらにとっても好都合。今後も色々と忙しいだろうし、層を厚くするのは必須だから……な。
さて、それはともかくだ。
そろそろ準備をするか。
イッセーSide
なんか、チームD×Dも人材が増えたよな。
頼りになる仲間が増えるのは良い事だ! っていうか、頼りになりそうな人が多いし。
あとミイネスさんには同人関係で相談したい。具体的にはホモ同人が書かれている現状をどうにかできないか相談したい。
……なんか新シリーズが、俺と木場の掛け算新シリーズが出ているみたいだから。……助けてほしい……切実に!!
「はい! じゃぁ次のメンバーを紹介するわ。最も今回は多いので、代表ってことになるけどね」
あれ?
カズヒが更に手を鳴らしてそう促すけど、更にいるのか。
どんどん頼れる仲間が増えるのは頼もしいぜ! ま、それだけ備えないといけないってわけでもあるんだろうけどさ。
そして、前に出てきたのは一組の男女だ。
見るからに徹底的に長年鍛えてきたって分かるたたずまい。なんていうか、ヒマリを思い出す雰囲気だな。
ってことは?
「初めまして、チームD×Dの先輩方! 俺は準メンバーかつ対極晃戦闘支援部隊、ハウンドフォースの隊長を務める
にっかり笑う男の隣で、女の子の方もにこりと微笑んでくれた。
「同じく、ハウンドフォース所属のエルフ・ドラケンよ。第一小隊の隊長だからよろしくね?」
お~。気さくなお兄さんと綺麗なお姉さんだ。
これはきっと仲良くできそ―
「ちなみにどんなプレイが好みだったりする? 貧乳好きな人はこの後どうかしら?」
「お、いいね! 最近忙しくて俺も全然」
『ASSAULT SAVE』
『MAGIC JUMP』
「「シャラップ!!」」
『マグネティックスターブラストフィーバー!』
『コーリングチェインスマッシュ!』
―情報量が!?
「え、何!? 何があったの!?」
俺はもう混乱してる。めっちゃ混乱して思わず叫んだし。
周りを見れば、大半のメンバーがものすごく困惑している。
なんか二人が大欲情教団みたいなこと言い出したと思ったら、いきなり九成と南空さんが変身して必殺技で蹴り飛ばした。
もの凄い奇襲で盛大に紅さんとエルフさんが吹っ飛んでいるけど、何事!?
「やると思って準備してたら本当にやりやがった。この期待は裏切ってほしかった」
「ほんとうにごめんなさい!? 馬鹿が本当にごめんなさい!!」
天を仰いでなんか嘆いている九成に、謝り倒す美空さん。
……え、どういうこと?
「あら? 何も蹴ることありませんのよ?」
あとヒマリがなんかボケてる!?
「……そのねぇ? ハウンドフォース、プログライズキーの取り扱いに慣れているAIMSのメンバーから選抜しているのよぉ」
凄い視線を逸らしているリーネスがそんなことを言ってきた。
あれ? そういえばZAIAの神祖って、性教育がぶっ飛んでいるとか言ってたような?
「本当にごめん! こいつらメンバー全員で飲みにケーションならぬセクニケーションとかやってるみたいで!! まさかここまでオープンになるほどとは、信じたくなくって!! 対応遅くて本当にごめん!?」
「……頭痛い。これ絶対、俺巻き込まれる……」
もう謝り倒している南空さんに、すすけた感じで黄昏ている九成。
そっか。そういえば二人とも……。
「ああもう本当にごめんなさい!? あとでぶん殴っとくから! 「あんたらうちの乱〇サークル化のノリを押し付けるな」って三十回ぐらい言っとくから。……だぁもう!! 絶対起きたら起きたで私も和地も誘うし!? 私はもう和地以外相手にする気ないってのに!?」
「鶴羽待って? 全方位で俺達の恥部を見せるの待って?」
九成が止めに入るぐらいぼろっぼろになってるよ南空さん!?
カズヒSide
とりあえず、癖の強いメンバーも参加しているみたいね。
ま、これに関しては今更でしょう。メンバーのくせが強すぎるから、世界変人博覧会と言われても否定しきれないところがあるのがD×Dだし。
あと、和地は今鶴羽についているわ。冷静になって鶴羽が自爆したことを今更気づいて悶絶しているから。
……とりあえず、近日中に天ぷらの美味しいお店に連れて行ってあげましょう。えっと、有名なお店で空いてるところあったかしら。
私はDチェンジャーでその辺りを確認していると、隣の自販機に人影が。
まぁさほど気にすることでもないのでDチェンジャーの方に意識を向けていると、その気配がこちらに向いた。
ちらりと確認すると、そこには新入りの死徒、アーシャ・セーレインがいた。
「……なにか?」
「貴方について知っていれば、道間の関係者なら気にして当然でしょ?」
ぶっきらぼうに返すけど、同時に購入していた缶コーヒーとミルクティーをちらつかせた。
「今後の参考に、その辺りを聞いてもいい?」
「……缶コーヒーにするわ。兵藤邸は紅茶好きが多いから機会が少なくて」
どういうつもりか分からないけれど、敵意はない。
ならまぁいいと判断して、私は缶コーヒーの方を貰うとちびちびと飲みながら無言で話を促す。
アーシャはこちらも伺うようにチラチラを見ていたけど、ミルクティーの方を飲んでからため息をつく。
「事情は藤姫様から詳しく聞いているわ。寄りにもよって小学校に上がる前から強〇された挙句、道間の連中がどんどん集まってきてってね。……で、色々プッツンいった結果道間誠明が変な方向に覚醒して、そいつらをぶっ殺した挙句世界悲劇化計画。……道間に縁がある者として、いろんな意味で頭が痛くなるわね」
「その件に関しては本心から悔いているわ。何とかミザリを討ち取ることはできたけれど、それだって意図しないだけでマッチポンプ。……そもそも一度死んで転生するなんて手段を取ってから十数年経っているし、何かしらの手段で復活する算段を立てている可能性はかなり高いわ」
本当にそれだ。
英霊の力を使った幽世の聖杯に、それらの過程で得た亜種聖杯。このコンボで生まれ変わったことがあるうえ、その前のテストとして私達にも適用している。
冷静に考えて、絶対に殺されても復活する為の準備は整えている。そして最悪なことに、それに対する対応をする余裕は欠片もなかった。まったくなかった。
正直私やリーネスは、「第三弾」がある可能性を確信レベルで抱いている。
ただ、だからこそだ。
「だからこそ、私は世界に容認させるだけのことをする義務があるのよ。和地と、オトメねぇ達と……これからも一緒にいる為に」
肯定しろとまでは言わない。他人が自分を許すことを許したとはいえ、それは相手が能動的にすることだ。強制する気は欠片もない。
でも、私は今の生活を捨てたいと思わない。できることなら、永く続けていきたいとすら思っている。
そして何より―
「何より、掲げた誓いに噓偽りなんて不必要だもの。正義の味方で邪悪の宿敵……それは、私が生涯かけて成し遂げる生き方だわ」
―瞼の裏の笑顔に誓って、約束された勝利を刻む。
あの日、田知に勝手に交わした決意。そして和地と共に誓い合った生き方。
それを捨てる理由はない。それは死んでもあり得ない。
だから、やることは決まっているわ。
「ま、結果的に六郎のおっさん達に更なる凶行を走らせたわけでもあるしね。嫌われる程度のことまでぐちぐちいう気は欠片もないのよ。通すべき筋と負うべき責任にきちんと向き合ってくれるのなら、私も容赦するつもりよ?」
言外に、私は「私を嫌ってもいいし、上記の通りなら嫌がらせぐらいはしてもいい」とアーシャに告げる。
おそらくだが、間接的にそういった被害を受けた可能性がある。もしくは、明星戦乱等で被害を負った可能性もある。
だから、嫌うのは当然だし止める気もない。通すべき筋と負うべき責任、それさえきっちりしているのなら、多少のことは大目に見れる。
それが私の背負う業で、向き合い続けたいものだから。これは和地に止められたとしても譲れない。
実際、ちょっとアーシャは俯いていた。
「……ったく」
小さい声でつぶやいたものは、言語化されているものではなかった。
私が五感も強化されている
と、アーシャは肩をすくめて歩き出した。
「ま、私は応援程度はしてあげるわよ。迷惑かけるつもりはないしね」
……容認は、してくれるのかしらね。
ま、藤姫様も私を明確に憎んでいる輩をD×Dのメンバーとして派遣するわけないか。
さて、それはそれとして今後の試合を考えないとね。
割と真剣に、これから難易度が上がるでしょうし。
Other side
「……どうでしたか?」
「ええ。あれなら納得だわ」
「それはよかった。まぁ、アザゼル杯次第ではぶつかれるでしょうし、その時でもいいとは思いますが」
「いや絶対無理だわ。うちのリーダーが真っ先に出張るでしょうし。ま、ダイス・フィギュアならありかもね」
「なるほど確かに。それで、アーシャ? 今後はどうしますか?」
「何もしないわよ、育也。私は別に、あいつの友達でも何でもないんだしさ」
奇人変人かつサポートメンバーが増員。実は大半は第一部の段階で出したいと思っていた手合いです。