混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部   作:グレン×グレン

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 はいどうもー! なんか最近結構眠いグレン×グレンでっす!

 執筆側が低下するかもしれませんが、健康を崩してそもそも書けなくなるのは愚策なのでそこはご了承を……!


熾烈勝敗編 第十七話 大事前に、動きます!

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……なんか、面倒なことになってそうだな」

 

 Dチェンジャー経由で、一部のメンバーに通達がされた。

 

 クロスブレイカー討伐作戦。それをチームD×Dと後継私掠船団が連携で行うという話になった。

 

 というのも、クロスブレイカーは無視することが不可能なレベルで強敵化している節がある。というか、残った教会系や元信徒の不満分子が集まっているという情報が出てきたのだ。

 

 サーヴァント、ウルバヌス二世。奴の冷血な戦略的判断により、教会関係の不穏分子はその大半が死ぬか再起不能になった。

 

 しかし、そこからいくつもの偶然で生き延びた男がいる。そう、ミゼル・グロースターだ。

 

 奴の存在が逆にある種の象徴的要素となっているのか、新たなる脅威になりかけている。例えるなら、ジオンでいう袖付きに近いポジションだろう。

 

 これはどうにかしないといけないだろう。と、各勢力が討伐作戦を本格的に開始するとのことだ。

 

 俺達D×Dは、後継私掠船団と挟み撃ちにする形で冥界に転移したクロスブレイカーズの討伐に向かってほしいとのことだ。

 

 そして決行日は、イッセーとデュリオの試合当日。

 

 クロスブレイカーズがこのタイミングで動く可能性が大きいこともあり、カウンターで攻撃を仕掛けるらしい。

 

 ただ、問題点がないでもない。

 

 この情報の出所が、よく分からないということだ。

 

 何者かによってもたらされたこの情報。控えめに言ってめちゃくちゃ怪しい。

 

 だが実際に情報を元に調べた結果、諜報班がクロスブレイカーズの足取りを把握。そのまま付かず離れずで警戒しているそうだ。

 

 ……不安だが、クロスブレイカーズは無視できない。禍の団残党やハーデス一派、サウザンドフォースといった不穏分子が多いのだ。そこから明確に格が落ちているとはいえ、質が高いこともあって油断がまったくできない相手だ。

 

 実際、前回の作戦ではかなりの数が逃げ切ったからな。少なくとも、今冥界にいる連中は一網打尽にしておきたいところだ。

 

「……お、九成」

 

 と、声をかけられたので振り向くと匙がいた。

 

「ちょっと気分が沈んでるな。クロスブレイカーズ(あいつら)のことか?」

 

「まぁな。出所が出所だろ?」

 

 何者かによる、危険なテロリストに対する情報だ。真実ではあるのだろうが、そこは確かに気になる。

 

 おそらくは、敵対・危険視のどちらかをしている、こっちにも似たようなスタンスの連中からの情報提供だろう。

 

 こちらを利用して排除を目論んでいるのならまぁいい。こういうのはお互い様になる程度で割り切るべきだ。

 

 問題は、だ。

 

「漁夫の利狙いで仕掛けてくる可能性もあるからな。そこは警戒しておかないとまずいだろう」

 

「あ~確かに。まったく、ちびちびとテロってくるのが嫌らしいしなぁ」

 

 禍の団は新たな盟主と象徴を迎え、サウザンドフォースは今は潜伏中。ハーデス達はハーデス達で、色々と増強がなされている。

 

 大欲情教団は本部と盟主を失ってこそいるが、しかし幾つもある拠点はいまだどこも発見に至らない。

 

 大規模の事態がゴロゴロ起き、それらを乗り越えた今の事態。だが、ある意味で小康状態に陥っているだけともいえる。

 

 その点を考えると、こうして一つ一つをどうにかできる事態はむしろありがたくはある。

 

 ただ、横から何かをされる可能性がありそうで地味に怖いけどな。

 

 情報提供者がさっぱり分からない。これだけで「他の敵勢力がこちらを削りながら厄介な連中を減らそうとしている」と考えるには十分だ。

 

 ま、それはそれとしてだ。

 

 嫌なことばかりを考えるのではなく、もっと世間話で明るい話題も用意しないとな。

 

「と、話は変わるがイッセーとの試合らしいな。……真面目に頑張れ」

 

「容赦ねえな! いや、まぁ強敵だけどよ」

 

 そう、匙達ソーナ・シトリーチームが、今度イッセー達と試合をすることになっている。

 

 総じて不利ではあるが、勝算がないわけでもない。

 

 かつてリアス先輩とソーナ先輩がレーティングゲームをした時は、ソーナ会長が試合に負けて勝負に勝つ形だった。

 

 下馬評の差とイッセーたちの試合前のさらなる成長を逆手に取り、木場の聖魔剣を除く隠し玉を打倒されたのが大きい。そうとう評価を削られたみたいだしな。

 

 とはいえ、イッセー達もレイヴェルという参謀がいるからそう簡単にはいかないだろう。

 

 特にレイヴェルの基本スタンスは、自分達の長所を押し付けることによるゲーム全体の制圧。つけ入る隙に仕掛ける余裕すら残さない蹂躙を狙えるところがある。

 

 そういう意味だと、戦術としてはオーソドックス寄りなリアス先輩よりジャイアントキリング狙いが難しい手合いだろう。

 

 とはいえ、勝ち目がないわけでもないだろうがな。

 

「そちらも札の一つや二つは用意しているだろ? どう立ち向かうか、そして乗り越えられるかを見させてもらうぞ?」

 

「へっ! 俺だって負けっぱなしじゃいられないんだ。……あの試合の結果は、俺の勝ちなんて思えないしな」

 

 俺は色々あってよく見てないが、匙はあの試合でイッセーを時間差で道連れにした。

 

 まだヴリトラ系神器を統合しておらず、更に至ってもない。その状態で禁手に到達するところまで行った神滅具持ちのイッセーを相手に、事実上の相打ちに持ち込んだのが匙だ。

 

 十分すぎる成果だと思うが、そこで満足はしていないんだろう。

 

 まして今の匙は、アザゼル杯換算の駒価値で5。神滅具そのものであるレグルスと同等の駒価値であり、単体戦力では神滅具クラスにまで高まっている。

 

 成長率という点ではイッセーにも負けていない。その観点で言うなら、今度こそ勝ちたいという強い想いがあってもおかしくないだろう。

 

 それがイッセーに届くか。それともイッセーが超えて見せるか。

 

 他人事として考えれば、実に楽しみな試合が待っているといえるな。

 

「ま、問題なく試合を行う為にも頑張らないとな」

 

「おう! こっちも頑張ってやるさ!」

 

 そう互いに気合を入れるが、それはそれとしてだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……他のテロ組織は、どう動くのやら、な。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カズヒSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 クロスブレイカーズ討伐作戦が一気に進む中、私はその辺りの詰めを考慮して、敵の警戒人員を調べ上げていた。

 

 提供されたクロスブレイカーズの情報には、地球での主だった拠点と冥界での動向もある程度把握されている。これをこちら側の諜報組織が詰めれば、ほぼほぼ確実に一網打尽にできるだろう。

 

 反面、この情報を提供したものに当たりが付けられないのが不安をあおる。

 

 禍の団といった他のテロ組織が、私達に討伐をさせようとしているというのが最有力。だがそれ以外の目論見があってのものだとすると、流石に無警戒というわけにはいかない。

 

 罠があるなら食い破るだけ。そんな理屈は「相手が自分達にやられる為に存在している」と思っている馬鹿の戯言。そんな無警戒の馬鹿になれるほど、私は生憎間抜けじゃない。

 

 自分に自信があっても。自分を常に高めていても。相手がそれを上回ってくる可能性は十分すぎるほどにある。少なくとも、相手だってこちらを上回る為に備え準備することはできるのだから。

 

 その点を考えると、後継私掠船団と手を組めるのは非常に助かる。

 

 あいつら、戦力として考えると間違いなく最高峰だしね。

 

 そう思いながら、私はあるパブの扉を潜る。

 

 ……一応言っておくと、飲酒年齢問題をクリアしている国のパブでもある。

 

 そこにいたのは―

 

「待って居ったぞ母上! さて、そろそろ注文するか!!」

 

 ―九条・幸香・ディアドコイ。

 

 ……久しぶりの親子の時間、というべきかしらね。

 

 

 

 

 

 

 

 

Other side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、そろそろ我々も少し動かないといけないのでな。お前の初仕事だ」

 

「質問があります、お母さま」

 

「なんだ、満鶴(みつる)?」

 

「あちらにはお姉様がいると伺っております。倒してもよろしいので?」

 

「かまわないさ。むしろお前と真っ向からぶつかりあってくれたほうが、評価試験にはふさわしい。……もっとも、お前が負ける展開はかなりショックだがな」

 

「計算上、私の方が間違いなく上位かつ安定かつ完成されているとのことですから大丈夫では?」

 

「だが、奴は天然で私達が代々目指してきた領域に食らいついている。そこにチームD×Dの強みがあると尚更な」

 

「分かりました、お母さま。全力をもって向き合うことで、お母さまとお姉様に対する礼儀とさせていただきます」

 

「その通りだ。追加生産に成功した自我未覚醒体ステラフレームも数体つけるから、情勢不利とみなしたのなら捨て駒にして離脱するように……いや、私も念の為に付いて行くとするか」

 

「はい。各勢力最高位クラスとの戦闘は初めてなので、慎重かつ臆病に動きます」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ファファファ。……例の連中について調べていた諜報班を利用し、チームD×Dと一戦交えさせると?』

 

「その通りですハーデス様。他にもいくつか手を打ちますが、定期的な秘匿されたデータ収集は必須です故」

 

『かまわぬ。……が、ほどほどにせよ』

 

「分かりました。欲をかきすぎない程度にいたします」

 

 

 

 

 

 

 

 

『さて、一人ぐらい倒れてくれると喜ばしいのだが……な』

 




 さて、自分でも書き溜めてて「あれ、脱線してない?」と思いましたがちょっと長丁場のバトルが始まります。
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