混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部   作:グレン×グレン

165 / 175
はいどうもー! 今年もそろそろ終わりが見えてきましたねー、グレン×グレンです!

年末年始はちょっとはしゃぎたい。というよりコロナが流行してから初詣行ってないし、久しぶりに行ってみるかな?


熾烈勝敗編 第二十一話 禍、乱入!

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 な、なんだって!?

 

「大欲情教団が参戦してきたってのか!? ここ冥界だぞ!?」

 

「そう驚くことでもあるまい」

 

 俺達は驚いているけど、ユーピは冷静だった。

 

「そもそも、神器を人工的に開発するなんてことができるくせして、異形についての知識が皆無である方が異常だったのだ。遅かれ早かれの問題であり、それそのものはいちいち驚愕するほどの問題ではないだろう」

 

「確かにねー。イッセーどんやファーブニル級なわけだし、何をやっても驚くことない気がしてきたよ」

 

 デュリオが納得しているけど、本当にこれはどうしたらいいんだよ。

 

 なんか禍の団や他のテロ組織も動いているみたいだし、なんていうかもう乱戦以外も何者でもないんだけど!?

 

 と、思ったらなんか曇ってきたな。

 

 今日のこの地方は丸一日快晴って予報だったけどなぁ。いろんな意味でついてないっていうか……ん?

 

 なんか急のゴロゴロなって―

 

「皆、防御だ!」

 

 ―デュリオのその声で、俺は咄嗟に防壁を張った。

 

 その瞬間、叩きつけられるのは雷。

 

 木々が生い茂っているのに関わらず、俺達の多くをピンポイントで狙った雷が落ちてきた。

 

 この雷、敵の攻撃か!

 

「創生せよ、天に描いた星辰を———我らは煌く流れ星」

 

 やっぱり、星辰奏者!

 

 響き渡る声と共に、空が歪んでいく。

 

「十字を掲げる聖なる神よ。汝が定めし正義の在り方。自ら裏切る愚を犯すとは、どういうことかと問いただそう」

 

 今度は雹の嵐が襲い掛かり、俺達は迎撃。

 

「故に嵐よ巻き起これ。義憤と糾弾をかき集め、今こそ審問を成すとしよう」

 

 更に気づいたら竜巻が発生したけど、それはサイラオーグさんが拳で吹き飛ばす。

 

「死を恐れるなど怠慢なり。試練を超える意思こそ正義」

 

 と思ったら、今度は水が水圧カッターみたいに襲い掛かってきた。

 

「生にすがるは弱さなり。その身を汚す甘えこそ大罪」

 

 さっきから、天候操作の力でこっちを攻撃してやがる。

 

 そして、俺はあったことがないけどそういう力を振るえる星辰奏者を知っている。

 

「故に我、神すら滅ぼす具現と成ろう。汝が創りしその刃、突き付けられる覚悟はあるか?」

 

 煌天雷獄を再現する星辰光。それを持った星辰奏者であり、クロスブレイカーズに属する男。

 

「唯一たる正義の神よ。汝の覚悟、見せてみろ」

 

 転生悪魔になりながら、信仰に生きて教会に属した男。

 

 SSランクはぐれ悪魔、通称「恩知らずのミゼル」

 

超新星(メタルノヴァ)——雷獄は正義が為、審問の時来たれり(ジャッジメント・テンペスト)

 

 ミゼル・グロースター、ここで来やがるか!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミゼル・グロースター

 

 

 

 

雷獄は正義が為、審問の時来たれり(ジャッジメント・テンペスト)

基準値:D

発動値:C

収束性:B

拡散性:AA

操縦性:C

付属性:D

維持性:C

干渉性:B

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほぼほぼ負けが決まったようなものだが、かといって座して負けるわけにはいかないのでな」

 

 三つの神器を至らせながら、ミゼルは俺達を見て剣を突き付ける。

 

「覚悟してもらう。ここでデュリオ(貴様)を捕らえ、天界に殴り込んで主に直接問い質す!!」

 

 ……ったく、いつものことだけどやばいなこれは!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祐斗Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 既に乱戦は各地に広がっている。

 

 よりにもよって大欲情教団が介入してきたことで、状況は混乱している。

 

 どうやら他の勢力も介入しているようだ。ガトリンガルが確認されていることから、禍の団も動いていると思える。

 

 となれば、ハーデスの息が掛かっていると思われる組織も警戒するべきだろう。

 

 ……乱戦になった原因。普通に考えれば情報を流した者が多方面に流していた可能性だ。

 

「どうやら、情報を送った者は混沌や乱戦を見るのがお望みのようね」

 

 ガトリンガル数機をまとめて消し飛ばしながら、リアス姉さんがため息をついた。

 

 その横では大型のガトリンガルを叩き割ったラムルが、周囲を確認しながら肩をすくめていた。

 

「それにしちゃ雑魚ばっかりだがな。もうちょっと本命ってのが来てもよくねえか?」

 

 確かに。僕達に差し向けられる部隊にしては弱い者が多いね。

 

 相応の主力が集まっているにも関わらず、この程度の連中だけを送る意味が分からない。

 

 ……意図が読めないというか、ただの嫌がらせかな?

 

 とはいえ向こうは大打撃を受けているんだ。意味もなく戦力を減らすような真似はするというのは不可解だ。

 

 僕がそんな懸念を覚えた時だ。

 

「……見~つけたぁっ!」

 

 その声と共に、数十の龍が上りあがる。

 

 東洋によく見る蛇型の龍を思わせた。だがすぐに、それが違うことも思い知る。

 

 30mはゆうに超えるその龍は、全てが雷で出来ている。

 

 それも、この雷は魔力によるもの。信じられない魔力の持ち主でなければ、これだけの現象は起こせない。

 

 そして数頭の龍を庇わせるように従えた女が、中心に飛んでいる。

 

 帯電しながら広がる悪魔の翼。その総数は五対。明らかに、由緒正しい血筋かつ最上級の上位クラスはあるだろう悪魔のそれだ。

 

 得意げな表情を浮かべる悪魔の女は、僕達ではなくラムル、そして鰐川さんと望月さんを見ている。

 

「貴方達が私と同じ、真魔王計画の産物さんね? 会ってみたかったわ」

 

「その物言い、貴方も魔王血族ね!」

 

 リアス姉さんが消滅の魔星を一つ飛ばすけど、相手は雷の龍を一頭差し向ける。

 

 引きずられるのを生かして突進したその龍は、消滅の魔星に絡みついて逆に雷でそれを削る。

 

 ……結果的に、双方はほぼ消滅した。

 

 お互いに全力は出していない。だが同時に、リアス姉さんの誇る消滅の魔星を一発相殺するだけの力を見せた。それも、それらを同時にいくつもの出したうえでだ。

 

 間違いない。彼女は相当の強敵だ。

 

 魔王血族であることもだけど、それ以上のあの雷。

 

 魔力を用いて生み出しているのは間違いない。だが同時に、それ以外の力すら感じられる。

 

 僕達が警戒しているのを見て、目の前の女は得意げな表情を浮かべた。

 

「名乗りを上げるわ。……ユピテルズが一人、リーデン・レヴィアタン。神魔の結晶たる私に殺されることを光栄に思いなさい!」

 

 ユピテルズ? 旧魔王派ではないようだけど、どこかで聞いたような―

 

「なるほどな。全員気を付けとけ!」

 

 ―その時、ラムルが歯を剥きながら僕たちに声を飛ばす。

 

「メンバー全員、ゼウスの先祖返りを起こした少数精鋭の特殊チームだ! 最上級悪魔を眷属ごと滅ぼせる程度にはできるぞ!」

 

 ……そういうことか。確かにそういったチームがいるという話は聞いていた。

 

 まったく。禍の団にもまだまだ強者が多くて嫌になるよ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Other side

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方その頃、別の場所にいたチームにも敵は来ていた。

 

「……頭痛くなってきた。行方知れずになってたのは藤姫様から聞いてたけどさぁ……」

 

 そのうちの一人である南空鶴羽は、三つ巴で睨み合いになっている。

 

 問題は大きく分けて二つ。

 

「……嘘で……しょ……っ」

 

 顔面蒼白になっている緋音の視線の先、そこにいる例の非人道系人工神器兵器を使っている戦闘集団。

 

 こちらにおいてはかなりの数がおり、それなりの質もある為人海戦術で圧殺されかねない。

 

 そして、個人的にそれ以上の問題点がもう片方。

 

 自我未覚醒型のステラフレームを八体も従えている二人組の女性。この時点で禍の団だという可能性は十分すぎるほどある。

 

 片方は、白い髪を伸ばしたどこか虚ろな少女。こちらはまだいい。

 

 問題は、三十代に思える妙齢の女性。この()()()()見て異例なほどに若々しい女が問題だ。問題だからこそ、若々しいのだということが嫌というほどに分かる。

 

「……藤姫様から聞いてたわ。聞いていたけど……テロリストに流れ着いてたとは思ってなかったわよ、母さん」

 

「気にするな。遠慮もしなくていいぞ、私達もしないのでな」

 

 吐き捨てる言葉に対する返答は、親しさを感じさせる声色なだけで容赦がない。

 

 だからこそ、鶴羽はすぐに聖十字架の槍を構えたうえで吠える。

 

「糞親父の魔星を倒したと思ったら、外道度満載で魔星を従えるクソババアとはね。……こういうのを、親ガチャ最悪ってぼやけばいいのかしら!!」

 

「その理屈で言うなら、私は子供の引きがいいよ。お前は本当に、私達の理想に十数段飛ばしで近づいてくれた傑作だ」

 

 泰然自若と言わんばかりの態度を見せる女。ステラフレームを従える時点で、禍の団たということが嫌というほど分かる女。

 

 名を道間美緒(どうま みお)。南空鶴羽の前世、道間七緒の実母である。

 




 というわけで、禍の団や改造人間軍団も現れて乱戦度合いアップ!

 そしてミゼルの星辰光を説明して今日のところは終わりましょう!




雷獄は正義が為、審問の時来たれり(ジャッジメント・テンペスト)
基準値:D
発動値:C
収束性:B
拡散性:AA
操縦性:C
付属性:D
維持性:C
干渉性:B


 ミゼル・グロースターの星辰光。煌天雷獄再現能力・広域型。

 上位神滅具である煌天雷獄を、広範囲の影響力に特化して限定的に再現する星辰光。
 干渉性は優秀どまりだが、広範囲の天候を操作し属性を操る煌天雷獄の再現ゆえに、補正として十分すぎるほど機能しているのが特徴。星辰奏者としては極限レベルの拡散性により、都市数ブロック分の範囲で気象を操作して広域攻撃を行うことができる。

 欠点としては出力が低いことであり、それゆえに神仏魔王に対して通用するかといえばどうあがいても無理と言わざるを得ないのが難点。だが同時に、この星辰光には裏ワザといえるものが存在する。
 それこそが優秀な、干渉性による対煌天雷獄。煌天雷獄で煌天雷獄に干渉することで、この星は煌天雷獄の使い手にたいし圧倒的なデバフを与えることができるという点をもって、この星は絶大な優位性を発揮する。

★詠唱
 創生せよ、天に描いた星辰を———我らは煌く流れ星。

 十字を掲げる聖なる神よ。汝が定めし正義の在り方。自ら裏切る愚を犯すとは、どういうことかと問いただそう。
 故に嵐よ巻き起これ。義憤と糾弾をかき集め、今こそ審問を成すとしよう。

 死を恐れるなど怠慢なり。試練を超える意思こそ正義。
 生にすがるは弱さなり。その身を汚す甘えこそ大罪。

 故に我、神すら滅ぼす具現と成ろう。汝が創りしその刃、突き付けられる覚悟はあるか?

 唯一たる正義の神よ。汝の覚悟、見せてみろ。

 超新星(メタルノヴァ)——雷獄は正義が為、審問の時来たれり(ジャッジメント・テンペスト)



 と魔ぁこんな感じ。

 コンセプトとしては「対デュリオ用設計キャラクターの星辰光」

 元々教会系の敵キャラクターを作るにおいて、かなり昔から「神器保有者の介錯を任務とする特殊部隊」は考えており、その過程でマッチメイク担当としてデュリオになるだろうという構想を取っておりました。
 そんなキャラクターを出すにあたり、星辰光を出すなら煌天雷獄の再現能力に回すのが最適だと判断しました。

 できればこの章で決着をつけさせたいですが……デュリオの星辰光が上手く設計できてないという問題点があり難産状態だったり。


 まぁそのあたりはいろいろやるとして、まて次回!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。