混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部   作:グレン×グレン

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はいどうもー! 何とかコロナから回復したグレン×グレンでっす!

最近AIイラストでヒロインたちの姿を描きやすくなったので、その紹介も兼ねて一話投稿しまっす!!


熾烈勝敗編 第二十五話 進化の予兆

カズヒSide

 

 

 

 

 

 

 

 

『ダイナマイティングブラスト』

 

 速射で放つ榴弾一斉砲撃に、敵が拡散され動きが乱れる。

 

 同時に突貫した私に気づいた和地とイッセーは、急いで亜香里と有加利を連れてこちらに回った。

 

 素早く三人で二人をカバーする体制を取り、全方位からの敵に対して警戒態勢を取る。

 

「ったく。乱戦此処に極まれりね。……どうすんの?」

 

 私が確認するが、実際問題ややこしい。

 

 敵はクロスブレイカーズに大欲情教団。更に禍の団やサウザンドフォースも確認。とどめにクロスブレイカーズに冥界移動手段を提供した謎の非人道兵器まで確認された大乱戦。

 

 おかげでこっちに攻撃は集中してない。とはいえ、いつまでも守勢に甘んじていれば集中攻撃を喰らいかねない。

 

「圧倒的に数が不利なうえ、味方が見当たらない場所に流れ着いたのがまずいな。……大技の構えを取ったらすぐに攻撃が集中されそうだ」

 

 和地が懸念する通り、敵の中でもレベルが高い手合いはこちらに警戒を向けている。

 

 そんなところでタメの長い大技を用意すれば、その瞬間に一斉攻撃を喰らうでしょうね。つまり、大技で形成をひっくり返すことは困難に近い。

 

「ごめんなさい。……私の所為で―」

 

「そういうのはいいから。というより、有加利さんが悪いとかいうような状況でもないしな」

 

 落ち込む有加利をたしなめる和地だけれど、実際そうなるわね。

 

 この乱戦状態。下手にバランスを崩そうとすれば、それを理由に一斉攻撃を喰らいかねない。

 

 となると、やるべきは一つ。

 

「イッセー。ここは数重視が最適解だけど……行ける?」

 

「安心してくれ。それならいいのがある。……シャルロット、行くぜ!」

 

 頼もしい返答で何よりだわ。

 

 さて、それで答えは―

 

『「禁手化(バランス・ブレイク)! 赤龍帝の王国軍(ブーステッド・キングダム・スコードロン)」』

 

 ―大量に増えた赤龍帝の鎧という、無体の権化だった。

 

 ……いや、待って?

 

 あ、一瞬慌てたけどオーラの質から見て一体一体は弱体化しているわね。多分疑似禁手の時と同等が基本かしら。

 

 ならいいわ。流石にちょっと無体が過ぎると―

 

「任せたぜ、ドライグ、シャルロット! 俺は真女王でぶっ飛ばす!」

 

『安心しろ相棒、メインの制御はこちらで引き受けるさ』

 

「補佐は任せてください!」

 

 ―いえ、やはり無体ね。

 

 龍型になった鎧が率いる形で鎧の軍勢が飛び出し、一部の鎧や包丁を持った女性型が担当し、イッセーはイッセーで真女王になったうえ、左腕のアスカロンと右腕の部分龍神化。

 

 やっぱり無体だわ。下手な最上級悪魔眷属なら蹂躙されるわね。

 

 そしてこの奇襲で、敵の集団は驚愕もあって混乱が発生している。

 

 なら、私がやることはシンプルだわ。

 

「和地は二人の護衛でイッセーは最終手段担当! 敵はこちらで削っていくわ!」

 

「オーケーカズヒ! グッドエンドで今日を終えるぜ?」

 

 ええ、任せておきなさい和地。

 

 まとめて全員、薙ぎ払う!!

 

 

 

 

 

 

 

 

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 カズヒの奴、こういう時頼りになるぜ。

 

 ドライグとシャルロットが戦線を引っ掻き回して、浮いた敵の手練れをカズヒが潰す。この作戦で、だいぶ状況はこっち有利だ。

 

「ご、ごめんね? なんか足を引っ張って……」

 

「気にすんなって。むしろ俺達も想定外だし、だったら助け合うのが仲間だろ?」

 

 亜香里も気にしているけど、まぁこれは誰が悪いってことじゃねえだろ。

 

 というか、こんな乱戦は想定外だしな。現場の一人二人が追い込まれたからってそれが悪いってわけじゃない。

 

 むしろ敵のエース格だったみたいだしな。苦戦しても当然だろ。

 

 と、敵が何人かこっちに攻撃を放ってきたな。

 

「イッセー、反撃は任せる」

 

「オーライ!」

 

 九成が素早く障壁と魔剣で攻撃を流す。そこで俺が飛龍も使ってドラゴンショットで反撃する。

 

 この流れで安全を確保できているけど、実際まずいしな。

 

「九成、二人を襲った敵は分かるか? 確か打ち合わせに出てきたと思うんだけど」

 

「結構手練れが多いからな。……確か、ロザリーとスラトンのポートマン姉弟だったと……ああ、それでか」

 

 九成が何かに気づいて亜香里や望月さんの方を振り返るけど、一体どういうこと?

 

「……あの二人は資料で見ました。私達と同じ準神滅具を持っている双子の姉弟です」

 

 望月さんが言うけど、それで俺もやっと記憶が繋がった。

 

 確か姉貴のロザリーが阿武隈と同じ聖騎士顕現(パラディン・バスタード)だ。で、弟のスラトンが空龍群の健脚(スカイ・ルーラー)っていう準神滅具だったな。

 

 そして亜香里が空龍群の健脚を持っていて、望月さんが聖騎士顕現を持っているって話だっけ。俺も詳しくはないけどそんなことを聞いたはずだ。

 

「同等の神器を持っているはずの魔王血族。それが圧倒されていたら落ち込みたくなるのは分かる。……確かあの二人、至っているはずだが使ってないみたいだしな」

 

 九成が言う通り、その二人はあの猛攻も至らずに凌いでいる。

 

 多分至るとまずいんだけど、シャルロットやドライグもそれを警戒してすぐに潰したりはしてない形だ。

 

 ……さて、どうするかだな。

 

「カズヒ達に任せるのが最適解だろう。俺達は一気に敵が動いた時に備えて防御態勢を―」

 

「……待って」

 

 九成の判断を、亜香里が遮った。

 

 呼吸は荒いし、顔色も少し青い。

 

 だけど覚悟を決めた、そんな表情だ。

 

「お願いがあるの、イッセー」

 

「え、俺!?」

 

 急に言われて、正直ちょっと困惑している。

 

 だけど亜香里は真っ直ぐに俺を見て頭を下げる。

 

「私に、おっぱいでドラゴンにする技を使って!!」

 

 ………。

 

 な、ななな……何を言っているのかなこの子は!?

 

 え、多分あれだよね? 俺の乳技でもある赤龍婚乳(バス・トライク)のことだよね?

 

 そ、それを自分に使ってくれって、本気か!?

 

「いいのか!? 触っちゃうんだぞ、おっぱいに!!」

 

「え、ちょ……亜香里!? いいの!?」

 

 俺も望月さんもめっちゃ困惑しているけど、亜香里の意志は強そうだ。

 

「このままだと大変なんでしょ? なら、思いっきり使って! やれることをやってからじゃないと、後悔だってできないもん!」

 

 け、決意は固いな。

 

 え、でもいいんだろうか?

 

 その、俺の赤龍婚乳はぶっちゃけると「女の子を疑似的に赤龍帝にする技」だ。

 

 強くなる度合いは流石に限度ってもんがある。ついでに龍殺しとかに弱くなることもあって、俺もうかつに使えない。

 

 元から龍の神器持ちだったヒツギやヒマリには、告白されたこともあって問題なく使えた。でもその所為で神器の方がバグって使えなくなる事態があったし、今でも補正具無しだと不安も多い。というか、最終的に準神滅具に進化しちゃっているらしいし。

 

 ただ、亜香里は迷いがなかった。

 

「このままは嫌なの。少しでも強くなりたいし、頑張りたい。歩人君にも悪いし……それ……に、その……」

 

 え、どういうこと!?

 

 あ、望月さんがそっと視線を逸らしているし。

 

 九成は九成でちょっとため息をつきたくなってるし。その上でカバーありがとうね!

 

「……告白は他所でやって頂戴!! せめてさっさと終わらせてくれる!?」

 

「酷いよカズヒー!!」

 

 あ、カズヒが怒鳴って亜香里が絶叫した。

 

 いや待って!? それってもしかして、もしかするけど!?

 

「い、いやいや。そんなえ~マジで?」

 

 俺も困惑だよ。

 

 いや、結構つるんでるし、まぁ笑顔を何度もむけられたことはあるけどね!?

 

 で、でもマジで? マジですか!?

 

 あ、亜香里の顔が凄く赤い。これはマジか……マジなのか!?

 

「その、ね? 結構色々と助けられたり励まされたり、でね? ……まだ歩人君のことは忘れられないけど、でも、その……あの……あ~も~!!」

 

 と、なんか凄いパニくったうえで、亜香里は俺の左腕を掴むと自分の胸に押し付けた。

 

「こんなことしてもいいかなって思える男の子、歩人君以外だとイッセーだけだもん!! バカ!」

 

「ごめんね! 俺確かにバカでごめんね!!」

 

 え、なんかこんなところで告白されてる!?

 

「……別に使ってもいいんだが、とりあえずするならするで早くしてくれ? 真面目にカバーが大変だから」

 

「イッセー。ここまで来たのなら誠実に一人の男して対応してください。その名の通りに!」

 

 九成とシャルロットからなんか方向が違うようなたしなめられかたが!

 

「するのはいいけど早くして! いえ、ムードがないのは悪いけど余裕もそんなにないから!!」

 

「どんな答えでも、真面目な答えにしてね? ……し・て・ね?」

 

 そしてカズヒと望月さんからも圧が! 方向性の違う圧が!

 

 ドライグ、俺はどうすればいいかな!?

 

『いつものことだからもう慣れた。この程度のおっぱいで俺は倒れん!』

 

 ドライグが変な方向で気合を入れてる。いつも苦労掛けてごめんな!!

 

 ええい、ままよ!

 

「よ、よろしくお願いします! 可愛くておっぱいあって一生懸命頑張っている女の子は大好きです!!」

 

 なんか微妙な答えな気がする!? 小猫ちゃんの逆プロポーズ時ほどではないけどこれはあれだ。

 

 と、すぐに思いついたことがある。

 

「あととりあえず、その歩人って奴にはお墓の前でお前を幸せにする約束はするから!! 後でいっぱい殴られるかもだけど、そこはもうやってやるから!!」

 

 歩人って奴のことが忘れられないなら、それはかなりジェラシーだけど仕方ない。

 

 でも、だったら俺だって負けてられない。

 

 その歩人って奴に負けないぐらい、亜香里に好きになってもらってやろうじゃねえか。ハーレムなめんじゃねえ。

 

 それに、亜香里の背中を押したりもしてるしな。

 

 馬鹿だからあまり上手いことは言えなかったけど、それでも俺の言葉が亜香里に力を与えて、それで惚れさせたってんなら覚悟は決めるさ。

 

「歩人って奴が大好きだった亜香里ごと、俺は俺のハーレム全員を愛してやる! そこは常に覚悟してるから安心してくれ!!」

 

 ハーレム王の覚悟って奴は、申してるつもりだ!!

 

 というか、亜香里が涙目になってるんだけどどうしよう。

 

「……まだ一杯歩人君がいるけど、それでいいなら……よろしくお願いします!!」

 

 よっしゃ言質とった!

 

 なら、やってやるぜぇえええええええ!!!

 

 気合を入れて、行くぜ赤龍婚乳ぅうううううううううっ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 なんか凄いことになってしまっているな。軽く戦慄を覚えるほどになってしまっているな。

 

 まぁそれはともかくとしてだ。

 

「とりあえず、俺達はどうしたもんかねぇ有加利さん」

 

「そ、そうね。……その、亜香里も女の子だったんだなって……」

 

 いやそこは違う。そこじゃないです。

 

 いやまぁ頑張ってるけれど。でも空気は読めてない。

 

 まぁ、イッセーのハーレムはそういうところが多いからな。そこは置いておいていいだろう。

 

「で、俺達はどうします?」

 

 ちょっと呆れ気味で聞いてみると、何故か有加利さんは俺を見て顔を真っ赤にした。

 

 ……いや、ちょっと待とうか。

 

「そ、そそそそそのね!? 私も歩人君のことを忘れてないし、その、心の準備が全然だし!? むしろその、魔王の末裔とか色々ありすぎていっぱいいっぱいだし!! 嬉しいけどその、催促はちょっとその……ね!?」

 

 めちゃくちゃ声が上ずっている。この反応は何事というかなんというか。

 

 いや俺も馬鹿ではない。ついでに言うと、そういう可能性をそれとなく察していた部分もある。いい加減経験値が増しているしな。

 

 だが待て少し待てちょっと待て。

 

 え、このレベルで好感度稼いでたのか? やはりメンタルが色々な意味で大打撃を受けている時に大口叩いたのがクリティカルヒットだったのだろうか。嘘偽りなど一切ないから撤回の余地もある。

 

 待て待て待て待て。ここ最近好感度を稼ぎすぎているんだがこれはどうしたものか。凄まじく男冥利に尽きるけど、喜んでばかりもいられない。

 

 夜の生活。妻同士の関係の円滑化。もちろん所帯を持つ者としての甲斐性……は当分問題がなさすぎるな。

 

 よし、とりあえず言うことは言っておかねば。

 

「将来設計はシミュレーションしておくので、後で希望を教えてくれ!!」

 

「早いよ!?」

 

「ごめん和地はこういう時ボケるの! 無視して!!」

 

 何故か有加利さんに引かれるし、カズヒからもツッコミが飛んできた。

 

 いや、そんなことを言っている場合でもないか。

 

 さて、俺も気合を入れるとしてだ。

 

「とりあえずフォローはするが、要望があるなら言ってくれ」

 

「……そうね。なら、剣を一本貸してほしいの」

 

 剣か。

 

 俺は素早く星魔剣を創造。有加利さんに手渡す。

 

 星辰体と感応しての星辰光はともかくだ。俺が近くにいる状態なら俺と感応させて頑丈な魔剣として扱えるだろう。

 

 と、思った時だ。

 

「……これ、は……っ」

 

 あれなんか感応しておられる!?

 




 赤龍婚乳はまた使ってみたかった。むしろそれを考慮して亜香里のスペック設計をしたところもある。異論は認めん。

 とはいえ、今回はあくまで片りんの予定ですが。有加利ともどもここからまだまだ時間はかかります!
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