混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部   作:グレン×グレン

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 はいどうもー! 今日は新職場の疲れが出たのか、昼に三時間ぐらい寝ていたグレン×グレンでっす!

 ただ書き溜めもそこそこあるので、今の連投タイミングは維持できるかも?


新期来訪編 第十五話 渦の胎動

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 駒王学園も学年末の修了式が終わり、三月も下旬となった。

 

 俺達は明日から春休み。その春休みが始まる前から、俺達は旅支度をしている。

 

 ……そう、俺達新旧オカ研メンバーは、リアスさんと朱乃さんの卒業旅行で日本横断ツアーに出る。

 

 北の北海道から始まり、南の沖縄まで一週間の観光地巡りツアー。ふっふっふ。テンションが割と上がるというものだ。

 

 そして俺は既に旅支度を終えている。男はこういう時身軽な傾向があるからな。緊急の出立に備えて最低限の備えはしているし。

 

 去年の暮れから今年の初めまで、俺達は激闘に次ぐ激闘だった。リゼヴィムとミザリのルシファー血族には苦労させられたものだ。

 

 だからこそ、俺達はここで一気に慰安旅行も兼ねて楽しむんだ。禍の団も大打撃を受けて落ち着き始めた今の異形世界なら、それぐらいはできるわけでな。

 

 そんなわけで、俺はやるべきことをしっかりやっとかないとな。

 

「……で、メイドの皆さんはお土産何がいいですかー? 逐一郵送で送るし資金面は数億円になっても問題なく俺のおごりですけど、手続きの手間がかかるので一人基本一つまでとしておりますのでー」

 

 そう、メイド達に対するお土産の準備だ。

 

 結構な人数のメイドさんがいるわけだしな。折角日本の観光名所を巡るんだし、お土産は用意してあげるべきだろう。……あと金が溜まり過ぎているので、少しぐらい使って経済を回したい。

 

 事前にどこ行くかは張り出しており、そこから欲しいものをそれぞれ伝えてもらう方針だ。流石に処理容量の限界もあるので気品は一人一つ。ただし春っち達にはもう一つぐらい用意する感じで決定している。俺の女にぐらいサービスするからね?

 

「あ、じゃぁ私ここの地酒!」

 

「はーい! ご当地カップラーメン!」

 

「サーターアンダギー!」

 

「八つ橋!」

 

「イッセー様達が持って帰ってくれた京野菜の漬物がまた食べたーい!」

 

「棒ラーメンを……ご当地棒ラーメンを……っ」

 

 ……消え物が多いな。まぁ、個人で使えるスペースも少ないから当然か。

 

「で、インガ姉ちゃん達は?」

 

 大体まとまったし、そろそろインガ姉ちゃん達の方も聞かないとな。

 

「そこはとりあえずメモにまとめてるから、これを読んでおいて?」

 

「店の住所まで書いてるから、まぁ迷わねえだろ」

 

「時間に余裕がないなら自分達優先よ。ほら、私達って一応罪人でもあるわけだからさ?」

 

 流れるように進めてくれているものだ。俺はいい女を持った。

 

 ……ゆえに、真っ先に別行動でメモに書かれている土産物を購入することは決定だ。何が、何でも、購入する!!

 

「……三人とも、和地様がやる気になっているだけですが?」

 

「あ、メリード」

 

 と、呆れ顔のメリードがこちらに一枚紙を渡してきた。

 

「ちなみに私めはこちらを要望します。……最近使っている下ごしらえ用の包丁が小さくなってきているので、有名な職人の逸品を買ってきていただけると」

 

「おっけーおっけー。……ここのなら九重に聞けばある程度の融通は利きそうだな。任せとけ」

 

 メリードにも世話になっているしな。可能な限り最高峰の逸品を購入しよう。九重の言伝があればアコギな真似はされまい。

 

 さて、メイドさん達の要望であと聞いてないのは―

 

「……すいません和地様。まとめるのを悩んで遅くなりました」

 

 ―あ、三美さんだ。

 

「珍しいですね。ここに来てから時間の遅れは一切ない貴女が遅れるとは。……慣れが油断に代わってますか?」

 

「どれにするか少し悩みすぎまして……では、こちらをお願いします」

 

 と、メリードに素早く釈明をしてから三美さんはメモを渡す。

 

 ……これ、画材?

 

「京都のあそこはいい画材が揃っているんです。昔修学旅行で買ったことがあるのを思い出しまして」

 

「へぇ~。三美さんって絵を描くんですね?」

 

 春っちが興味深そうに覗き込むと、三美さんは苦笑する。

 

「一流の芸術家には劣りますけどね。三流どまりと悟ったので、そちらの道には進まなかったんですけど……たまにやると凝り性になってしまって」

 

 苦笑いというか寂しそうな笑みだけど、嘘は言ってないだろう。

 

 懲罰メイドは個人の空間や収納スペースはそう大きくない。その上で欲しいというのなら、それぐらいに思い入れはあるんだろう。

 

 なら、しっかりと買っておくか。

 

「分かりました。きちんと覚えておくので、安心して待っていてください」

 

 ……さて、他のメンバーはどんな感じかね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祐斗Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 事前の打ち合わせも兼ねて、今日は僕とギャスパー君も兵藤邸に来ている。

 

 この一週間の卒業旅行に合わせ、兵藤邸の移築はほぼ決定。禍の団が大打撃を受けたとはいえ、更なる脅威が生まれないとも限らない。イッセー君のご両親が誘拐されオーフィスが深手を負った事態を避ける為、土地の霊脈すら考慮した特別製の新生兵藤邸が作られる予定になっている。

 

 その際は簡易的な礼拝施設まで作るというプランもある。他にもある程度の神話専門知識がすぐ集められるように、専用の書庫を作ることもある。

 

 そして九成君側専用の別館を作るプランもあるそうだ。九成君は「その場合は建築こっち持ちで」と言ったそうだ。どうやら、集まりすぎている金銭を使って経済を回すべきだと思っているようだ。

 

 さて、それはともかく……あ、いたいた。

 

「やぁ。そっちも準備は万端かな?」

 

 ヒマリやヒツギ達がいたので声をかけると、みんなが振り返った。

 

「祐斗ですの? 早めに来るとは流石優等生ですのー♪」

 

「まあね。僕も結構楽しみにしていたからさ」

 

 ヒマリに挨拶をしながら、みんなの様子を確認する。

 

 どうやら準備はまとまっているようだね。誰もが落ち着いている。

 

「……準備万端です。食べつくします」

 

「ほどほどにしなよ? 小猫が食べつくしたら他のお客さんの迷惑じゃんか」

 

 小猫ちゃんを軽く茶化すヒツギだけど、彼女の割と楽しみにしているようだ。

 

「いやー。私って乙女の影響出てるけど、その辺り半端じゃん? 知ってる気がして全然知らない、不思議な感覚だから楽しみでさ?」

 

 そうウキウキしているヒツギに、ロスヴァイセさんも頷いている。

 

 ……ただし、雰囲気がガチだ。

 

「そうですね。日本には数多くの観光名所やパワースポットがあると聞きます。京都ではなかったですが……確かお金を洗うと倍になるという場所もあるとか」

 

 ロスヴァイセさんはちょっと真剣みが凄い。

 

 周囲がちょっと引く中、ルーシアさんがため息をついた。

 

「落ち着いてください、ロスヴァイセ先生。普通に高給取りなんですから、そんなに真剣にならなくても」

 

「そんなことはありません! お金というのはいつなくなるか分からない物ですから、常に大切にしてなければいけませんよ?」

 

 ルーシアさんに力説するロスヴァイセさんだけど、かなり引かれている。

 

「いや、私一応信徒なので……清貧を尊びたいです」

 

 あ、あはは……。

 

「まぁまぁ。ロスヴァイセさんもイッセー君の眷属として、資金面でもしっかりと面倒を見る必要があるからね。少しは厳しくもなるさ」

 

 そう、ロスヴァイセさんはイッセー君の眷属となった。

 

 リアス姉さんの判断だけど、確かにイッセー君との相性は良さそうだ。

 

 厳密なリアス・グレモリー眷属は古参のメンバーだけに戻ったけど、それでも僕達が広義のグレモリー眷属ではい続けている。アザゼル杯では戦うこともあるだろうけど、それはそれとして大切な仲間だしね。

 

「……でも、ヴァレリーも連れて行かせてくれてよかったなぁ。いっぱいいろんなところを見せて上げれるから」

 

 ギャスパー君がそんなほっこりとした様子で言うと、みんなも少し優しい表情になる。

 

 トスカとヴァレリーも連れて行けるのが良い事だ。二人とも外界との接触が少なかったし、これを機に色々な場所を見せてあげたいね。

 

 ただまぁ、オーフィスとリリスは流石に連れていけないのが難点だけどね。

 

 まぁ、事情を知らないとはいえ九重さんが見てくれるというし問題はないだろう。今頃はイッセー君やリアス姉さんにお土産をねだっていることだろう。

 

 ふふ。ここ最近は本当に忙しかったしね。これが終わればアザゼル杯に備える必要もあるし、また別の意味で忙しい。

 

 この旅行、ゆったりと楽しんでいきたいものだよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Other side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 新旧オカルト研究部員達が呑気なことを考えている時、日本近海の孤島で暗躍する者達がいた。

 

 孤島に建設された秘密基地。その集会場に大量の人々が集まっている。

 

 黒ずくめの戦闘員。そう形容するほかない集団は、壇上の首領に対し両手を突き上げ大きな声を張り上げる。

 

『『『『『『『『『『ヴォルテーックスゥッ!!』』』』』』』』』』

 

 集会場を響かせるその合唱が収まるのを待ってから、首領の男は声を張り上げる。

 

「……諸君! つい先日、我々の名前を勝手にパクって幅を利かせた禍の団(カオス・ブリゲート)は大打撃を受けた! 今こそ我ら、渦の団(ヴォルテックス・バンチ)が世界を征服する時である!!」

 

 そう、彼らの名は渦の団(ヴォルテックス・バンチ)。禍の団とややこしいが、彼らより古くからある秘密結社である。具体的には十倍ぐらい昔からある秘密結社である。

 

 だがオーフィスという旗頭がないこの組織は、異形社会に対して名を知られた存在もいなかった。その為活動は細々とこっそりであり、そこに禍の団が出てきたことでお互いの行動が逆になって伝わるなど、ある意味で迷惑をこうむってきたと言ってもいい。

 

 だが、その禍の団は大きく崩壊した。

 

 旧魔王三人が打倒されたことで、旧魔王派は大きく弱体化。英雄派も曹操達筆頭が打倒され、何時の間にか現政権側に大半が吸収。クリフォトのリゼヴィムは滅ぼされ、極晃奏者ミザリ・ルシファーも戦死した。

 

 それに伴い禍の団は大打撃中の大打撃であり、とてもじゃないがすぐに大規模作戦を動かせる状態ではない。

 

 だからこそ、ここで渦の団が動くべきだという流れになったのだ。

 

「ふっふっふ。我が改造技術とサウザンドディストラクションで流れた技術がかみ合えば、もはや世界は我らの手中に収められるも同然!」

 

 得意げな態度を隠しもしない、渦の団首領カイザー・ヴォルテックス。

 

 彼は此処で宣言する。

 

「今ここに、我ら渦の団は日本征服作戦を敢行する! 数多くのテロで浮足立っている今こそ好機! そして大欲情教団とかいう、訳の分からない勘違いで発展した連中の技術も我らが奪い取るのだ!」

 

 そしてカイザー・ヴォルテックスは首位を見渡し、Vの字ポーズをする。

 

「ヴォルテーックスゥッ!!」

 

『『『『『『『『『『ヴォルテーックスゥッ!!』』』』』』』』』』』

 

 この渦の団独特の敬礼と共に、悪の組織が人知れず動き出していたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「謎の着ぐるみ集団?」

 

 俺が首を傾げると、教えてくれたレイヴェルは頷いた。

 

「ここ最近、日本の観光地で着ぐるみを着た集団が悪戯をしているという報告が相次いでおります。私達……特にイッセー様はそういうトラブルに巻き込まれやすいので、お気を付けくださいませ」

 

「……本当ね。なんでこんな格好でそんなことを……?」

 

 リアスが気になってタブレットで画像を検索すると、確かに着ぐるみやコスプレな連中が嫌がらせをしている。

 

 なんでこんな妙な格好で、こんなちんけな悪行してるんだ?

 

 間違いなくコスプレや着ぐるみの方が金がかかってそうなんだけ……ど?

 

 リアスと俺は顔を見合わせて、首を傾げる。

 

「……それなりに気を付けた方がいいのではないでしょうか?」

 

 と、そこでアニルと話していたシャルロットが話に入ってくる。

 

 いや、確かに因縁つけてきそうだけど。特に俺、こういう変人とか変態とやけに縁があるけど。

 

 でもちんけ過ぎない?

 

 俺はそう思うんだけど、シャルロットはちょっと真剣だった。

 

「大欲情教団の例もあります。バカみたいな人達が馬鹿みたいに強かった……なんて事態、私達は何度も経験してますからね?」

 

 なるほど。

 

 言われてみるとその通りだ。俺がよくぶつかる特急の変態は、シャレにならない奴が多かったからなぁ。

 

 俺もド変態で前人未踏だから、ちょっと反論できない。おっぱいで前人未踏の進化とか、一般人からすると異常扱いされるみたいだし。

 

 同列扱いは嫌だけど、気をつけるぐらいはした方がいいか。

 

「……リアス先輩! 日本の燻製文化に、野菜があるって本当っすか?」

 

「そうね。でもいぶりがっこは秋田県の名産。ここは普通に鰹節から入ることにしましょうか」

 

 お、アニルも割とはしゃいでるな?

 

 こりゃ、俺も負けてられないぜ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カズヒSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……で、リーネス。各地の卵はちゃんと調べてある?」

 

「もちろんよぉ。オトメも、ここ数日は卵我慢したぁ?」

 

「うん。コレステロールはちょっと解禁だね。いっぱい食べよう!」

 

 サウナで一息つきながら、私達は含み笑いを隠し切れない。

 

 鶏卵と一口に言っても、各地でそれなりにブランドがあったりするものだ。

 

 ここで食べ比べよ。違いが判る女でありたい私達は、ここでその第一歩を踏み出すのだから!

 

「邪魔する輩は筋が通る範囲内で殲滅するのみ。……食べるわよ、皆!」

 

「「ええ!!」」

 

 さぁ、楽しみだわ日本横断ツアー!!

 




 ふっふっふ。これからも忙しいぜぇえええええっ!!
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