混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部 作:グレン×グレン
和地Side
「……あ~。さんぴんお茶うめ~」
俺は沖縄についた後、貸し切りのプライベートビーチに行かずに少し離れた茶屋でさんぴん茶を飲んでいた。
あ~。流石に沖縄は暑いなぁ。まだ海で泳げるレベルの気温だよ。
はぁ。だけどこれぐらいならちょうどいい。残り二日間はまったりして過ごしたいなぁ~
でも多分出てくるだろうな~。あの変人軍団とまた戦うんだろうな~。ここまでの道程で一か所一回戦ってるし、絶対一度は戦うんだろうな~
あ~。ちょっとげんなり。
俺がそんな感じで凹んでいると、足音が聞こえてきた。
「あれ? ここにいたんだ?」
「泳いでないと思ったけれど、どうしたの?」
と、そこにいたのは有加利と亜香里。
ただ、二人ともちょっと困り顔というか疲れている印象がある。
……やはり予感は当たったか。
「今頃オカ研の女子達が半分以上、トップレス状態の奴までいる形でイッセー争奪戦を繰り広げているからだよ」
「……付き合い、長いのね」
有加利が労わる視線になったので、俺は半目になりながら肩をすくめる。
「そしてそういう場面において男は弱者なんだ。巻き込まれないよう当分は安全圏に避難することにしたのさ」
「た、大変だね……」
亜香里に同情されるけど、もはや慣れた。
「覚えておけ。オカ研もしくはグレモリー眷属において、アレは日常茶飯事となる」
何かしらの対応を考えておかないと、かなり疲れることになる。覚悟しておいた方がいい恒例行事だ。
特にこの二人、今後を考えると経過観察も兼ねて新生兵藤邸で預かることになるだろうからな。直のことになるだろう。
さて、今朝は前よりもすっきりした感じがしたけど、そこからこれは割ときついだろう。
……フォローするか。
「ちょうどいい。どうせ数時間は騒がしいだろうし……ちょっと別の場所行くか? 奢るぞ?」
あれは色々疲れるから、初手から数時間も経験させるのもあれだ。先達として後進に気を使わねばな。
「いいの? あまりお世話になるのも―」
「―むしろ使わせてください俺の心の平穏の為に」
そしてごり押しで俺が払う方向に持っていかねば。
頼む金を使わせてくれ。金は集まってくる分使って経済を回さねば……!
俺のその隠し切れない強迫観念を悟ったのか、有加利も亜香里も一歩を引いていた。
あ、これ別の意味でまずいかも?
「……お願いします。想定外の形で金が入りまくっていて、一切使わないで経済を滞らせるのはメンタルに響くんです……っ!」
「土下座!? そんなにお金を使いたいの!?」
ドンビキしないでくれ亜香里。俺にとって、許容範囲外過ぎる大量の金は控えめに言って地獄だ……っ
「わ、分かったから! じゃぁ……沖縄料理! そういえばあまり食べたこと無いし、思いっきり食べてみたいわね……っ」
有加利が気を利かせてくれてありがたい。
お金を、お金を使わねば……っ
「なら、私も参加していいかしら?」
そ、その声は!?
「カズヒか! 奢られてくれるのか!?」
ちょっと涙が出てくるぐらいありがたい。いや本当に。
身の程を超えた金は心を病ませる呪いになるんだ。割と真剣にメンタルをゴリゴリと削ってくる……っ
涙すら浮かびそうな俺に、水着姿のカズヒは軽く引き気味の表情を浮かべている。ちなみにラインの引かれた競泳水着は似合ってます!
「水着も似合ってるし最高か! 女神かやっほぅ!」
「……誉め言葉は素直に貰っておくけど、とりあえず身の丈に合ってない金に振り回されすぎよ。……素直に奢られてあげるから落ち着きなさい」
カズヒは軽くため息をつくと、肩をすくめながらパーカーを肩にかける。
「いったん着替えるから待ってなさい。ほら、そこの二人も外に出るなら私服に着替えること」
きっちりまとめてくれるカズヒに大感謝だぁあああああっ!!
カズヒSide
ふぅ。食った食った……。
「沖縄料理美味いなぁ~。ニンジンシリシリはあとで俺も作ってみようか」
「それ以外も美味しかったわね。沖縄文化、なめたものじゃないわ」
和地も感心しているけど、沖縄文化も舐めたものじゃないわね。
異文化交流とはこういうものね。やはり見聞を広めるのは悪い事じゃないわ。
沖縄料理に舌鼓を打った後、私達はホッと一息をつきながらバスに揺られる。
目的地は水族館。まぁ大した理由はないけれど、たまはこういうのもいいでしょう。
「……すぴ~……っ」
ただ、隣でこっちが眠くなるぐらい気持ちよく寝ている亜香里は何なのか。
「まぁ、昨日はあまり寝つきがいいとは思えなかったけれど」
「ご、ごめんなさい。亜香里ってはお昼寝が趣味だから……寝れるチャンスを逃さないところがあって」
有加利がその辺り恐縮するけど、まあ悪いことを言っているわけではないわね。
「まぁいいさ。色々あって疲れも溜まってるだろうし、水族館まではぐっすりということで」
和地もそう言っているし、なら別に問題ないでしょう。
「最悪私や和地なら抱えて運べるでしょうしね。……いえ、この場合和地以外が運ぶとまずいわね」
そんなことを言いながら、私は苦笑交じりでふと視線を動かす……と。
「……何してるの、シャルロット?」
「う、気づかれてしまいましたか……」
まったく気づかなかったけれど、シャルロットが後ろにいたわね。
気配遮断スキルをフルに使ってまで隠れなくてもいいでしょうに。
Other side
「やぁ、アジュカ。君も忙しいだろうに、いきなり直接来るとはね」
「申し訳ありません、シヴァ様。考慮するべき事態が発生しまして」
「その表情、隠し切れない緊迫感があふれているね。どうしたんだい?」
「……ここ数日、
「ああ、あの
「はい。リアスの卒業旅行で日本横断ツアーをしていたところ、行く先々で遭遇しているそうです。……問題は、その渦の団にありまして」
「どうしたんだい? 彼らが禍の団より危険とは思えないけど。
「ある意味では、それ以上に厄介な事態です」
「それはまた。どういうことだい?」
「リアス達と遭遇した者達は半分以上がこれまでにない力を振るっていました。そこに重点を置いて尋問をしたところ……」
「したところ?」
「……首領の実験で一時的に転移した、異世界の力を振るったとの報告が」
「異世界? まさか、
「それが別枠です。どの世界も何かしらで荒廃しているようですが、どの世界でも相応の力を持つ独自の力が確立されているようでして」
「……先日の魔獣化事件、それもかい?」
「共通点は発覚してません。ですが、ここまでいくつもの異世界が関わっているのなら……更に一つや二つ増えていてもおかしくないでしょう」
「そうか。……面白いと言いたいところだけど、アザゼル杯が始まるという時に余計な仕事が増えるのは困ったものだね」
「そしてアザゼル元総督と接触した、異なる並行世界におけるリアス達の子供達。彼らからもたらされた異世界関連に、そういった情報はありませんでした」
「この世界は、どうやらその並行世界とは比べ物にならない事態が起きそうだね。……破壊神としては、壊しがいがあることを欲したいね」
ちなみに第三部になった場合、「ガチの多重クロスオーバー」&「オリジナルのプチ世界を複数」の作品にする予定。まぁ中ボスレベルではありますが。
そんな感じで渦の団の魔改造方向性がこんなことになってしまった。さすがに渦の団のオリジナル要素をほとんど即興にしたのは勢い余ったか……?
いっそのことミルたんが異世界に言っている設定も拾って、数種類の魔法少女世界をさらにぶっこもうか考え中です。……D×Dだし近年の鬱い方向のは避けるべきだな……。