混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部   作:グレン×グレン

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 書き溜めが250kbほどあって戦慄。……投稿速度は当分今まで通りでよさそうです


新期来訪編 第二十二話 意外と大変な戦い

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

「イッセー、どうなってるんだあれは!」

 

 九成が俺達に駆けつけながら聞くけど、俺も正直分かんねえ!

 

 ただ、色々と言っていたことから判断すると、言えることがある。

 

「俺達の行く先々で迷惑行為をしていた連中、そのボスがあのおっさんみたいだ」

 

 そして沖縄でついにボスとか、どんな展開なんだろうな。

 

 ちょっと俺も文句を言いたいけど、それより先に戦闘員っぽい連中が怒り出した。

 

「おっさんとは失礼な!」

 

「我ら渦の団(ヴォルテックス・バンチ)の長、カイザー・ヴォルテックス様に無礼な!」

 

禍の団(カオス・ブリゲート)とかいう新参のパチモン集団がいなくなったと思えば! 最高幹部の四覇将と筆頭戦力の五蹂士が尽く倒される非常事態。……こっちも苛立っているのだぞ!!」

 

 知るかって言いたい。

 

 ん? なんか九成が額に手を当てて頭痛を堪えている感じだぞ?

 

「どうした?」

 

「いや、京都で警察官をサボらせていたアホが、五蹂士とか呼ばれていたような」

 

 ……つまり、俺達の行く先々で変なことしてた連中が、最高幹部とか筆頭戦力と。

 

 いや、んなバカな―

 

「……シャーケッケッケ! 雪辱を晴らす機会が来るとはなんと好都合!!」

 

 ―と思ったら、北海道で取り逃がした鮭の怪人が出てきた。

 

「サーモン・キング! では五蹂士の一角たる貴様を妨害したのは……奴らか!!」

 

 カイザーとか呼ばれてたおっさんが、驚いた後凄く睨んできた。

 

「おのれ! 四覇将たるペンタグラム伯爵、タイガー監督、豚丸骨大将。五蹂士たるサボタージュ子爵、道頓堀少佐、出島仮面。……そしてサーモン・キングを撃退したのはすべてが奴らだというのか!?」

 

「おそらくは。我ら渦の団の日本征服計画、その各作戦を妨害した者が、総帥による破壊すら邪魔をするとは……許せん!」

 

「「馬っ鹿じゃねえの!?」」

 

 怒りに燃えるおっさんと鮭に、俺と九成は一斉に突っ込んだよ。

 

 あんなアホな嫌がらせで日本征服とか馬鹿なの? ただ無駄に強いのも納得だよ。

 

 ったく。かといって見過ごすのもあれだ。言っちゃなんだけど、あの鮭とおっさんは警察官には荷が重すぎる。

 

 俺達でぶっ飛ばす。それしかねえ。

 

「イッセー、あまり目立った戦闘は避けるべきです。短期決戦で吹き飛ばしましょう」

 

 シャルロットが駆け寄ってきたけど、確かにその通りだ。

 

「分かってる。開幕速攻、星辰光(アステリズム)決着(ケリ)をつける!」

 

「だな。あれならまだ目立たない」

 

 九成も俺に頷いて、素早く星を開帳する。

 

「「創生せよ、天に描いた双星を―――我らは双子の流れ星!!」」

 

「天衛せよ、我が守護星―――鋼の笑顔(誓い)で涙を変えろ!!」

 

 俺達は星を具現化しながら、おっさんに向かって突撃する。

 

 大将首、速攻で―

 

「……創生せよ、天に描いた星辰を―――我らは煌く流れ星」

 

 ―な、に……!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カズヒSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぬぅっ!?」

 

「ぐあっ!?」

 

 ……和地とイッセーが吹き飛ばされた!?

 

 あの二人を純粋な星辰光で弾き飛ばすとか、あの男化け物?

 

 いえ、そんなことを言っている場合でもないわね。

 

「ふぉっふぉっふぉ。この程度ではのぉ?」

 

 私の攻撃を素早く捌いて、オーラの砲撃を放ってくる老人。

 

 この強さ、ステラフレームの自我覚醒体すら打倒できるわね。

 

 基本性能に限定すれば魔王クラス。D×Dでも単独で打倒できるのは少数派。

 

 不幸中の幸いは、私の星が効果を発揮する点ね。

 

 そう判断しながら、私はノールックでカイザー何とかに射撃を放つ。

 

 宝石魔術を込めた悪殺の瘴気。直撃すれば、自他共に求める悪の組織なら通用する。

 

「ぬるいわぁっ!」

 

 流された?

 

 ……まさか、そういう事―

 

「考え事をする余裕があるのかのぉ?」

 

 ―チッ!!

 

 熟考する余裕はない。目の前の老人はそれだけの実力者だ。

 

「馬鹿め! 五蹂士筆頭たる那覇仙人を相手に他所見ができるか!」

 

「その通り! 那覇仙人は沖縄でしか力を発揮できない代わりに、沖縄での性能が大幅に向上する心顕術の持ち主!」

 

「沖縄限定なら四覇将ですら一歩劣るのだ!」

 

「沖縄で那覇将軍に勝てるのは、カイザー・ヴォルテックス様を除けば四覇将最強たるファイナル・デスシーサーのみ!!」

 

「デスシーサー様がはぐれていて良かったな! そうでなければ今頃貴様らは壊滅だ!!」

 

 外野がうるさい。

 

 あとしんけんじゅつ……とかいうのは初耳ね。それと一人はぐれたのか。正直地味に助かるというか、何やってんだ四大幹部っぽい奴というべきか。

 

 どこからツッコミを入れたものかと真剣に考えるけど、この際それは置いておきましょう。

 

「そこ! 私を忘れないで頂戴!!」

 

『『『『『『『『『『ぐあぁああああああっ!?』』』』』』』』』』

 

 とりあえず、うるさい外野はリアスに任せれば何とかなる。

 

 あの和地とイッセーを相手に、単独であそこまで渡り合えるとは……カイザー・ヴォルテックスとかいうのは面倒だわ。

 

 こちらも場所が場所である以上、隔離が完了するまで異形の本領を見られないってわけにはいかない。それでも手古摺りそうな連中なら、尚更苦戦必須だ。

 

 なるべく早く避難が完了してくれないと―

 

「……シャ、シャケー!?」

 

 ―ん?

 

 悲鳴が聞こえたと思ったら、こんがり焼けた鮭のいいにおいがするわね。

 

「ば、馬鹿な!?」

 

「五蹂士たるサーモン・キング様が……倒されただとぉ!?」

 

「あ、こっち来た……ぐわぁあああああっ!?」

 

 戦闘員共がうるさくなると共に打ち上げられ、そこから飛び出した二人の影が目の前の那覇なんたらに蹴りを叩き込む。

 

「……ふぉっ!?」

 

 弾かれる那覇仙人がこちらに睨み付ける中、着地した少女二人がこっちに視線を向ける。

 

「避難誘導は完了したけど。そっちは大丈夫?」

 

「……とりあえず、この助太刀は日本の法律的にOKかしらね?」

 

 ……確か、避難で殿を務めていた女二人ね。

 

 今にして思えば、この二人は星辰奏者(エスペラント)だわ。

 

 とはいえ、どの辺りまで情報を明かせばいいのか。

 

 それを考えていると、薄紫の髪の女がこっちに視線を向ける。

 

「……ナインハルト・コーポレーション民間警備部門暫定所属、シルファ・ザンブレイブよ。とりあえず、非常時なので助太刀するわ」

 

「同じヴィーナ・ザンブレイブだよ。その、もしかして異形関係者かな?」

 

 ……どうやら、ある程度は知っている連中のようね。

 

「チームD×D所属、カズヒ・シチャースチエよ。元教会の悪魔祓い(エクソシスト)と言った方が分かりやすいかしら?」

 

「あ、そうなんだ。確か対テロリストの合同部隊だっけ?」

 

 ヴィーナの方が腑に落ちる中、シルファの方は鋭い表情で那覇の爺さんを警戒する。

 

「とはいえ、こんな事態に巻き込まれるなんてね。留学記念に日本旅行に行ったらこれとか、幸先が悪すぎるわ」

 

 ため息をつくシルファに、ヴィーナの方も苦笑いを浮かべている。

 

「そうだねぇ。思いきらずに東京にしとけばよかったかも。……凄い事になってるよね」

 

「それは大変ね。駒王町近辺に住んでいるのなら、トラブルバスターに使える便利な人達は紹介するわよ?」

 

 多少は同情するけど、ま、その程度ぐらいにしておくべきね。戦闘中だし。

 

 ……そして二人とも、目を丸くするな。

 

「……あ、駒王学園高等部に進学します」

 

「因みに、元々は大学部予定だったけど高等部三年から転入予定よ」

 

 ……マジか。

 

「なるほど。なら気のいい同年代を紹介してあげるわ。……こいつらを沈黙させてからだけど」

 

 さて、こうなれば気合を入れるしかないわね。

 

 さっさと、この場で、叩き潰す!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 次の話と幕間で、第一章は終了です
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