混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部 作:グレン×グレン
第一章の最終話を思ったより早くお届けできる中、皆様いかがお過ごしでしょうか? 自分は新たな職場でも頑張っており、いろいろとノっている可能性もあります。
和地Side
「和地! 外野を片付けたらそっちに行くからしのいで!」
カズヒから声が届くと共に、カイザーなんとかの攻撃が襲い掛かる。
ったく。カズヒの声ぐらい堪能させろっての!
こっちの障壁をまるでねじ切るように突破してくる攻撃を、俺は素早く回避する。
間違いなく手練れなうえ、星辰光に強い相性を持っている。
これは流石に厄介だが……なめるな!
既に聖血もある程度は慣れている以上、俺はこの程度一人でも対応できる!!
そして―
「「もらった!」」
―戦っているのは俺だけじゃない!!
横合いから殴り掛かるイッセーに、それを陽動として死角から迫るシャルロット。
その攻撃を何とか回避するカイザー何とかだが、鎧に明確に傷をつけれた。
「おのれぇぇええいぃっ!! 小僧共がここまでやるか! 我が
やはり星辰奏者か。油断できんな。
だが、禁手を使って魔星化している俺や、比翼連理のイッセー達にすら迫るとはどういう仕組みだ?
懸念を覚える俺の耳に、カズヒの声が飛んできた。
「解析は大雑把に済んでいるわ! そいつの星は
「はぁ!? ふざけんなよ!?」
イッセーが思わずぼやく内容だな。
星辰体そのものに影響を与える星ならば、当然星辰体の影響で具現化する星辰光全体に相性がいいわけだ。
カイザー・ヴォルテックス
基準値:B
発動値:A
収束性:B
拡散性:C
操縦性:B
付属性:C
維持性:C
干渉性:B
厄介な星だ。
通常の星辰光ってのが酷い。これが極晃なら、俺の衛奏でどうにかできるってのに。
どうしかけたものかと思った時、更にカズヒの声は飛ぶ。
「そして避難は終了している。ここに残っているのは異形を知る者だけ……意味は分かるわね!!」
「「……なるほどな!!」」
その意味を悟り、俺達は勝機を悟った。
確かに、あのカイザー何とかは強いだろう。
……だが、俺達を舐めるなよ?
「なら、決めるしかないよなぁ!」
「まったくだ! そろそろこっちも本気出すかぁ!!」
俺はショットライザーを構え、イッセーも籠手を具現化させる。
……相手が星辰光にめっぽう強いのなら、星以外で勝負するのみ。
「……我、目覚めるは―――王の真理を天に掲げし、赤龍帝なり!!」
イッセーが真女王の詠唱を告げる共に、俺もショットライザーを突き付ける。
「覚悟してもらおうか、渦の団。……お前達の渦が齎す悲劇は此処で終わる」
『ASALLT SAVE!』
悪いが、俺の前で悲劇は一切必要ない。
「そろそろ終わらせてもらうわ、こっちは息抜きに来てるのよ」
『CRY!』
カズヒもハウリングホッパーを装填し、ショットライザーを構えている。
「
「貴様を邪悪と……断定する!!」
Other side
「……ハーデス様。またチームD×Dが功績をあげたようです」
『ファファファ。忌々しい連中ではあるが、その実力は本物だからな。うかつに手を出せばそうもなるだろう』
「問題は、その打倒された勢力である渦の団です。……アジュカ・ベルゼブブたちの告げる内容によれば、独自に異世界の技術を取り込んでいたと」
『フン。異世界の存在が実証された以上、それは構わん。問題はそれにどう対処するか……じゃ』
「……ハーデス様! 朗報でございます!!」
「どうした騒々しい! まだ私が報告をしている最中だ―」
「あの者達が、コキュートスで例の施設を発見いたしました!!」
『……ほぉ? で、例の存在は?』
「現在はまだ探索が進んでおりませんが、設備の規模と内容から見て間違いないとのことです」
『なるほど。どうやら対策の余地はありそうだな』
和地Side
なんか疲れたなぁ。
何とか頑張ってあの連中を打倒した後、俺達はそいつらを追っていたらしい鳶雄さんに後を任せて休むことにした。
助太刀してくれた人達を含めて、有加利達は近くの喫茶店で一息ついている。
……有加利達も駒王学園に転入することになるだろうし、そういう意味では合縁奇縁だ。
まったく。ま、明日は流石にゆっくりできそうだな。
そう思っていると、俺の隣にカズヒが座る。
「……まったく。とんだ卒業旅行になってるわね。リアスも大変だわ」
「俺らも大概大変だったけどなぁ」
苦笑しながら頷き合って、俺はそのあと喫茶店の方をちらりと見る。
「そういえば、あの二人ってナインハルト・コーポレーションのザンブレイブチルドレンってやつか」
ナインハルト・コーポレーション。第二次大戦後にめきめきと発展を遂げた海運業、ハルトナイン・オーシャンを中核とする大規模複合企業。海運から始まり造船を中核とする重工業部門を設立、そこから海賊対策の施設群を母体とするPMCや、その経験をもとに海軍装備を開発する軍需部門。更に近年では医療部門や漁業部門まで手広く広げているとか。
そして彼らは大規模な児童養護グループとして「ザンブレイブ・チルドレン」というものを保有。独自の奨学金制度や企業向けの専門教育で大学卒業まで完全サポートし、在学期間分系列企業で就労すれば奨学金の返済が完全免除。そして専門教育もあって愛着や成功を得た大半の子供達は、そのまま企業に属するという流れらしい。
「そうらしいわ。二人とも星辰奏者だという事から、PMC部門の就職がほぼ確定。ただあそこ、国際企業だから海外留学を進めているのよ。で、日本の駒王学園大学部狙いだそうよ」
「……その前の慣らしで高等部ってわけか」
中々やるなぁ、ハルトナイン・オーシャン。
ただ、カズヒはちょっと目を細めていた。
「ただ、最近あそこはアキシオン同盟との密接な提携を結んでいるのが不安ね」
……ああ。
「中規模国家四か国が中心となった、軍事・経済・研究における同盟の事だろ? 更なる参加国を属国とする形で、かなり発展しているとか」
「ええ、盟主たる四か国は大きく発展を遂げ、参加国も更なる進歩を遂げている。同盟全部を敵に回せば、単独では常任理事国も厳しいと言われているわ」
軍需部門との提携を結び、海軍力が大幅に強化されたとも言われている。
元々陸軍の兵器は時代を先取りしているって噂だけど、そこの海運業の優たるハルトナイン・オーシャンか。そういえば、本社のある国は同盟に参加してたな。
「……まぁ、表の内容に異形側が首を突っ込みすぎるのもあれよね。その辺りの分はわきまえないと」
「そうだな。俺は戦災孤児の保護とかに金を回すぐらいが限界か」
ま、駒王町に住んでいるなら問題ないだろう。あそこは結界があるから、こちらに悪意があるなら気づけるだろうし。
油断は禁物。だが臆病になりすぎるのもあれだしな。
ただ、その二人の方なんだが気になるな。
「……ただシルファって方、カズヒとなんか似てないか?」
「世界中を探せば、そっくりさんは二人は見つかるっていうでしょう? 気にしすぎじゃない」
まぁそうなんだけど。
似ていると言っても雰囲気とかだしな。ちょっと気にしすぎか。
……なんとなく、俺は飲んでいたさんぴん茶のペットボトルをカズヒに向ける。
「カズヒ。アザゼル杯じゃ容赦しないぜ?」
「急に何を言うかと言えば。……それは私もよ」
そう返すと、カズヒもボトルをもって俺のそれに軽くぶつける。
……これが終わって少しすれば、俺達も高校三年生。そして更に、アザゼル杯という大きな祭りが始まる。
ああ、そうなったら今度はどんなことが起こることやら。
楽しみにしつつ、警戒もしつつ、その上で、しっかりいつも通りやるとするか。
視界の隅では、イッセーとリアス先輩がゼノヴィア達に詰め寄られている。どうやらいなくなったことに気づいて追いかけていたらしい。
……なんとなく口元が綻びながら、俺はさんぴん茶を口に運ぶ。
さて、これからも楽しみだ。
さて、いろいろな要素をぶち込み、今後が大変になることを予感させる感じで〆させていただきました。
とりあえずは、カイザー・ヴォルテックスの星辰光から行きましょう。
カイザー・ヴォルテックス
基準値:B
発動値:A
収束性:B
拡散性:C
操縦性:B
付属性:C
維持性:C
干渉性:B
カイザー・ヴォルテックスが振るう星辰光。星辰体回転運動発生能力。星辰体そのものに干渉し、回転運動により発生した渦で戦闘を行う能力。
星辰体そのものに干渉する関係上、対星辰奏者・人造惑星に対して絶大な対応力が持ち味。星辰体に由来する戦闘においては乱れが生じるため、敵対する星辰奏者や人造惑星は大きな不調を背負った状態で挑む必要が生まれてしまう。
基本的にはドリル上にしての近接攻撃が基本だが、足に展開しての高速移動・高速飛行・高速潜航も可能。また渦の回転運動は攻撃を受け流すことにもたけており、攻防移動と隙が無い汎用性を誇る。
全ては大いなる渦に世界を呑み込ませるがため。
禍すら超える渦を齎さんとする悪鬼、カイザー・ヴォルテックスの星辰光である。
と、こんな感じです。星辰体の螺旋運動により星辰光をねじ切ることが理論上可能という、ある意味においてはヴェンデッタの下位互換でありつつも、星辰体の渦により直接的な戦闘を行うという意味では反則級の星でもあるわけです。
本当はもっとネタに走り、ヴォルテックスタツマキとかヴォルテックススピンとか、ヴォルテックスギガドリルブレイクとか、竜巻ヴォルテックス脚とかかまそうかとも思いましたが、さすがにネタに走りすぎかと思い断念しました。
そして独自の異世界技術まで取り込んでいた渦の団。これらは第三部になってからの混沌度合いを加速させるための一手ですね。
第三部になった場合、本格的にいろいろな作品をクロスオーバーさせようと思っている感じです。現在いろいろと熟考しておりますが、この作品が根幹的に三つの作品群を組み込ませていたので、大まかにジャンル分けしてそれぞれ三つずつ……という流れにしたいところ。
そして同時に、オリジナルの異世界とその技術を組み込むことで更なる混とんを齎したい。これらはその一環と言えます。
そしてハーデス達、原作よりはるかに早くリリスを発見。もうアザゼル杯序盤からリリス・チルドレンを出すことを踏まえつつ、暗躍させていきたいと思っております。
第二部は脳内プロットにおいて最終決戦をオリジナルでサウザンドフォース打倒に回したいところ。ハーデス達との決戦は第三部に持ち込ませようと思っております。なので盛りに盛れるぜぇええええええっ!!
そして第二部ラスボス担当のサウザンドフォースも暗躍です。もうさっさとばらしますしバレバレですが、ナインハルト・コーポレーションのトップはサウザンドです。
転生者どもは阿保と優秀の狭間を行ったり来たりするような奴であり、幸香やはやてに後ろからぶっされる致命的ポカをするまでに、世界的に見て強国なサウザー諸島連合を作れる連中です。
その過程で用意したサブプラン的なものがアキシオン同盟及びナインハルト・コーポレーション。サウザンド・ディストラクション後にそちらの管理をしている連中が動いており、少しずつ動きを見せているわけですね。
……さて、それはともかく次回は幕間。
とはいえ変態達は壊滅的打撃を受けているので、第二部は経路を変えたいと思う今日この頃です!