混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部 作:グレン×グレン
……とりあえず幕間ですが、第二部においては変態は小休止です。
ただし第三部に続いた場合、むしろ本編にがっつり出てくることになります。
祐斗Side
春休みも終盤。僕はリアス姉さん達がいる新生兵藤邸にお邪魔していた。
今後を考えると、アザゼル杯に備えた会議も必要だしね。イッセー君達が別のチームで出るなら尚更だ。
「……なるほど。彼にオファーをするのですね?」
「ええ。思ったより交渉はスムーズに進んだわ」
リアス姉さんも中々思い切った判断をするね。ただ、その思い付きを交渉で繋げるのが凄い。
そして彼なら、イッセー君が抜けた穴を埋めることはできる。正面戦闘なら今のイッセー君を超えるだろうし、シャルロットとの連携で来られても勝算がある。レーティングゲームだとシャルロットは使い魔扱いで運用に制限があるから、今回においてはイッセー君以上の戦力になるかもしれない。
最もイッセー君は日々成長する人物。龍神化こそ悪影響が多すぎて使えないけれど、近いうちにそれを克服する可能性は大きいしね。もし戦うとなったら面白いことになりそうだ。
「うふふ。ガブリエル様達から勧められた方とも話は済んでますし、優勝も狙える陣営になりそうですわ」
朱乃さんが微笑みながらそのことについて語れば、小猫ちゃんが少し嘆息する。
「……イッセー先輩達が驚きそうな方ですけど」
だね。僕も話を聞いた時は驚いたさ。
まぁ、顔を合わせた段階では大丈夫だろう。ガブリエル様達だけでなく、アジュカ様やシェムハザ総督も連名で太鼓判を押しているしね。
さて、それはともかくとして。
「リアス姉さん。イッセー君達は此処には?」
来たけどイッセー君とその眷属に移った人達は誰もいなかった。ついでに言うと、九成君やカズヒ達もいなかった。
彼らもそれぞれのチームでアザゼル杯に参加するからね。それぞれがチームメンバーを探している。
こういったのも、国際レーティングゲームという一種のお祭り騒ぎだからこそだね。ふふ、僕たちも含めて面白いことになりそうだ。
だけど、新生兵藤邸は一段階進化を遂げているようだね。
建築物も増えているし、部屋の面積も全体的に広がっている感じがある。これも僕達が成果を上げたこともあるだろう。
それを実感しながらお茶を飲んでいると、リアス姉さんもお茶を飲みながら微笑んだ。
「イッセー達も色々と動いているわ。ふふ、この調子なら楽しい催しになりそうね」
「はぃいいい! 僕達も、負けてられないですぅ!」
ギャスパー君も心強いことを言ってくれるようになった。
ふふ。これは今から腕がなるね……っ
カズヒSide
「で、鶴羽は緋音と一緒に住むの?」
ある程度の話を終えてから、休憩中に私はそれを聞く。
鶴羽もそこは分かってるから、ぼりぼりと煎餅を食べてから頷いた。
「まぁね。流石にいきなり、異形がたくさんいる兵藤邸はまずいでしょ?」
「そういうわけで、鶴羽の堕天使化はもうちょっと先ねぇ」
リーネスもそういうし、まぁそういうものでしょう。
ショック療法じみたことである程度慣れたとはいえ、元々異形に対する潜在的な抵抗感を持ってしまったもの。そう簡単に二十四時間一緒にいるのはきついでしょうね。
そういう意味だと、気心の知れたメンツが一緒に住むのはいい事でしょう。無理に強引な真似をする必要もないし、当面はそれでいいでしょうね。
……それはそれとして、こっちのチーム構成もある程度は進みそうね。
「あ、そういえばカズヒってアテがあるって言っていたけどどうなったの?」
オトメねぇに振られて、私はちょっと苦笑した。
「全員快諾。特にカズホなんて、デュナミス聖騎士団の選抜を事前に断ってまで来てくれるって言っていたわ」
まさかそこまでストレートに来るとは思ってなかったわね。
正直、一人や二人は断ると思ってた。それぐらいの過去を私は持っているし、自分達側のメンツがメンバーを募集することもあるでしょうし。
でも、誘った皆は全員快諾してくれた。むしろ楽しみになっているようだった。
……本当に、私はあまりにも恵まれているわね。
「……そういえば、アンタの男友達は? あの二人参加しないの?」
鶴羽が効いているのは勇ちんとディーレンね。ま、そこも言ってくるとは思ってたけど。
「ディーレンは残念だけど無理だったわ。ほら、あいつは仕事が色々あるしね」
ICPOはいまだ忙しいってことね。勇ちんは逆に、職場のいい宣伝になりそうだったからいい感じだった。
「ちなみに勇ちんからは部下の訓練にも使えないか提案があったわ。
時間的に余裕が出来ている節もあるし、その辺りは大まかな作戦プランを立てる方向でどうにか出来そうだわ。ちょっと助かるわね。
鶴羽もオトメねぇも、そこに関しては感心しているし。
「おお~。思ったより凄い事になるわね、それ」
「……プロのPMC、それも
ええ、言いたいことはわかるわ。
リーネスもお茶を一口飲んでから、にっこり微笑んだ。。
「人数も手札もかなり豊富に揃えれるわねぇ。これは、優勝も狙えるかしらぁ?」
「やるなら狙うわよ。そもそも、優勝賞品が狙いだもの」
そう、私の狙いは優勝賞品。運営側の神仏魔王によって、世界に混沌を齎さない範囲で願いを叶えるというもの。私はそれを狙っている。
その優勝賞品を使い、私は禍の団関連での復興資金を上乗せする。ポーズで済ませるような半端はしない。
瞼の裏の笑顔に誓い、約束された勝利を刻む。その決意は私を闇から引っ張り上げた。だからこそ、それを形にし続ける。
それに、私は和地と共にありたい。せめてそれは容認させてみせる。そのためにはやることはやっておかないと。
ミザリ・ルシファーの所業。その責任の大きな要素を持つ者として。かつて邪悪に染まり、下劣な悪意を振りまいた責任を取る。それは私の人生における必要経費。
だから、こそ。
「頼りにしてるわ。……力を貸してくれる?」
この言い方は卑怯かしらね。
ええ、だって―
「「「もちろんっ」」」
―分かり切っているもの。
イッセーSide
俺はレイヴェルと一緒に、いろんなところに行ってメンバーになってくれないか探ってみてた。
見てたけど……思ったより芳しくないな。
「どうする、レイヴェル?」
俺がその辺を聞いてみると、レイヴェルも少ししょげた雰囲気だった。
「そうですわね。イッセー様は指折りの実力者となっておりますから、そのチームというのは気後れするのも当然でしたわ」
なるほどなぁ。
俺って、もはや神すら倒せる冥界の英雄になっちゃってるからなぁ。やっぱ、その一員になるっていうのは心理的に負担がデカいのかぁ。
うぅ~ん。できればそれなりの形にしておきたい。レイヴェル達眷属メンバーも十分頼りになるけど、多いに越したことはないからなぁ。
さて、どうしたもんか?
「……ヒマリに断られたのが……きついな」
「ヒツギさんが先に確保してましたものね。……そっちになる可能性は十分ありましたわ」
そうなんだよなぁ。
あ~! 何とかしたいけど、これは俺達が頑張っただけでどうにかなるものでもないし!
「くっ! 九成達は、今頃ハーレム軍団とか作ってるんだろうなぁ~! 羨ましい!!」
俺は思ずぼやくけど、ただレイヴェルは首を横に振った。
あれ? 違うの?
「そう簡単には行きませんわ。あの方々も、色々とありますもの」
そ、そうなの?
和地Side
「……まず、二人が参加してくれたのはマジで助かる。助かるけど……っ」
俺はちょっと崩れ落ちかけていた。
「だよね。うん、あの二人がアウトなのはキツいよね」
「ま、カズヒ達が別チームなのは分かり切ってたけどなぁ?」
そう、カズヒが別チームを率いる以上、鶴羽に期待はできなかった。
ただ問題は―
「リヴァ先生と春っちが、それぞれ別チーム参戦なのがキッツイ!」
―あの二人が、アウトなのはキッツイ。
それもこれも、あの二人はそれぞれ別口のチームにスカウトされて承諾してしまったからだ。
リヴァ先生は立場が立場だから予想もできていたが、春っちは想定外だ。
というか―
「……冥革連合がチーム作るとか、想定外だろ!?」
「あいつら分かりやっすいから信用がおけるもんなぁ」
ベルナが言う通り、とても分かりやすいところがあるからな。
はっはっは。まさか監視役がつくとはいえ、アザゼル杯に問題なく参戦とはな。
ま、ヴァーリもヴァーリで参加するらしいしな。それも監視役なしらしいし、なら尚更か。
これは、割と始まる前から大変なことになりそうだなぁ……うん!
第二部の幕間はこんな感じで、次の章に絡める形で小話に近い感じにしていこうかと思っております!