混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部 作:グレン×グレン
本日も日常フェイズとなっておりまっす!
イッセーSide
「なんてことがあった」
「始業式早々疲れたわ」
「……お疲れさんっ」
教室の席でダレる九成とカズヒに、俺はそう言うしかなかった。
引岡さんと接木さんの子供が来てるってのはともかく、引岡さんの子供が曲者すぎる。
え、マジで? 年頃の男のくせして、なんでそんなに潔癖なの?
自分から性欲を断ち切る為に、去勢を目指す? もう発想から理解できないしドン引きだよ。
あ、でも見えないんだけどきわどい角度のスカートが生むエロさには賛同する。あれは納得だよ。
「……まとめるけどさ。それって自分のエロさと折り合いつけててないだけじゃね?」
「でしょうね。このまま拗らせて変な方向に行くか、逆にプッツンいって馬鹿なことするかの二択になりそうだわ」
カズヒが俺の意見にそういうと、すっごい溜息をついた。
「いやはや。また今年の一年生は……濃いのが来たね、色々と」
木場もなんか苦笑してるし。
「一昨年入学して少しした時の、イッセー君関連の騒ぎを思い出すよ。いや、真逆だけど」
「悪かったな、エロくて」
ま、あの頃は俺も色々と周りが騒がしかったなぁ。
……まぁ確かに、冷静になると騒がしいな。最近はめっきり嫌われなくなったけど。同情の視線は向けられている気がするが。
「それはそうじゃん? 流石に公序良俗の類は無視したらダメだって。……ひきつけ起こして倒れるほどってのもあれだけど」
「ふふん。男の子は基本的にエロですわよ? 男女関係に限らず、共存共栄は相互理解と配慮と寛容が必要なものですの」
ヒツギに呆れられてヒマリにフォローされるけど、逆に言うとそのレベルかよ。
なんか凹むなぁ。
「酷くね、全員」
俺はちょっとむくれて机に突っ伏すけど、ゼノヴィアはなんか思い出したのかうんうんと頷いていた
「ふむ。確かにかつての生徒会関連で資料を見ると、イッセー達に対する警戒度合いは酷かったね」
え、マジかよゼノヴィア。そんなに俺って悪目立ちしてたのか。
世界って、スケベに厳しい……っ!
「あ、ダーリンが更に凹んでる。大丈夫、おっぱい揉むって日本じゃいうのよね?」
「そ、そうだったんですか!? い、イッセーさんしっかりしてください」
なんか妙な日本文化にイリナとアーシアが動きそうになるけど、その後頭部をカズヒが素早くハリセンで張り倒す。
「落ち着け阿呆信徒共。それはネットだけの特殊文化と心得なさい」
「いやぁ。だったらアーシア達が現実に示して痛い痛いイタイ!? ちょ、容赦なくアイアンクローやめて!?」
あ、カズヒの説教をまぜっかえした桐生が撃墜された。
カズヒもそろそろ堪忍袋の緒が切れかけているのか、割と容赦なくなってきたな。相手が一般人なんで、かなり加減はしてるけど。
「桐生? いい加減なアドバイスはそろそろ本気でやめなさい。何度も言うけど今後アドバイスをしたのなら、自分で実践して映像記録を見せて解説しろと何度言えば……っ」
「その辺にしときなってカズヒ。いやまぁ、一回ガチで〆た方がいい気もするけど」
キレかけてるカズヒを南空さんが宥めるけど、いやホントに騒がしいなコレ。
……とまぁ、三年生になってクラス替えもあり、俺達も色々と変わっている。
今後、D×Dでの活動も考慮したクラス替えだ。俺達オカ研側の二年生は一か所に集まってるし、シトリー眷属は隣のクラスに集められている。南空さんも九成のこともあったから、こっち側に切り替えられた感じだ。
ま、松田や元浜もいるんだけど……あれ?
「イッセー、聞いているか? このクラスに転入性が来るらしいぞ?」
「可愛い子かな? ふふ、ちょっと楽しみだぜ」
と、俺より先に耳寄りな情報を持ってきただと!?
おいおいまじかよ。可愛い子だといいな……イタイイタイ。
「イッセーさん。スケベなことなら私達がいるんですよ?」
「そうだな。周りに目が行く前に、まずは私達にぶつけるといい」
「まったくですの! ほら、おっぱいに触れて落ち着きますのよ~?」
うぉおおおお! アーシアが嫉妬してゼノヴィアが説教してヒマリがおっぱいをおおおおおおおおっ!?
「「糞が……っ!」」
「落ち着けお前ら、いやマジで」
松田と元浜に殺意を向けられるけど、九成がそこを止めてくれた。
ただ九成、割と頭痛を堪えてないか?
「落ち着け。人生初生〇〇〇を見たばかりだろうがお前ら」
九成がそう言って、松田と元浜を宥めてくれた。
………ん?
ちょっと状況がついてこれなくて、教室が固まった。
え、どういう事?
と、そこで二年生の時から同じクラスだった奴が手を挙げる。
「……そういえば、シチャースチエさん。転校時の挨拶で二人に行ったこと……マジでやったの?」
『『『『『『『『『『あ』』』』』』』』』』
それで俺達は思い出し、九成は額に手を当てると少し俯いた。
そういえば、転校して教室で挨拶した時そんなことになってたな。
血判状作ってイリナに控えを持たせてまで、「二年生の残り時間で覗き関係をやめ続けたら、パンツの中を顔面に押し当てるって。
そうそう。そんなこともあったけど、知らない奴はやはりいるか。クラス替えしてるから、直接聞いてない生徒の方が今の教室には多いだろうし。
そしてカズヒはさらりと頷いていた。
「当然、私は信徒よ? 職務上つかざるを得ない時以外に嘘は言わない。……特別風紀隊でも頑張ってくれているし、手もサービスで使ったわね」
さらりとそう言うけど、九成はため息をつくと缶ジュースを煽った。
「ま、きちんと前もって相談したうえでなら文句は言わないさ。あんまり偉そうなこと言える性遍歴じゃないし」
ま、九成って性遍歴がアレだけど。
ただまぁ、知らない奴もいるし知ってるにしてもマジでやったわけだし。
だから沈黙が響くその時だった。
「まぁそうですわね。和地ってばそっちのテクも優秀で、とっても人気ありましたもの……ね、鶴羽?」
「あ~ま~大人気ではあった……わぁらぁばぁっ!?」
余計なことをヒマリが言いやがった。
そしてノリツッコミならぬノリ卒倒を南空さんがかました。どうやら流れるように言われたので、つい素直に言っちゃったんだ。そして我に返って恥辱で失神したんだ!
……俺達が頬を引きつらせながら周囲を確認した、その時―
「―ん? となるとイッセーは将来的に和地の穴兄弟ですの?」
―天然で何首を傾げちゃってますかヒマリさん!?
『『『『『『『『『『ええええええええええええっ!?』』』』』』』』』』
ちなみに、流石にまずいので記憶操作が施されることになった。
あとヒマリはあとで一時間ぐらい説教された。当然だよね!?
祐斗Side
と、騒がしいことになったけど始業式のホームルームもそろそろ始まる。
流石に始業式だからすぐに終わるけれど、これからを考えるとこういった節目は大事だしね。
「はい、皆さん静かにしてください。始業式です、三年生の始まりですからね?」
そう言いながら入ってくるのは、この教室の担任となったロスヴァイセさん。
この辺り、オカ研側が活動することを徹底しているとも言えるね。もっとも、彼女は勤勉で優秀だから担任となるに相応しいけれどさ。
さて、これから一年を過ごすクラスメイト達との始まりだ。僕も気を引き締めて迎えるとするかな。
「……それでは、早速ですがこのクラスは転校性を二人迎え入れます」
ロスヴァイセさんはどこか戸惑いながらそう言うけれど、少し違和感があるね。
おそらく、この流れならリアス姉さんが手を回したんだろう。つまるところ、鰐川亜香里と望月有加利の二人が転入してくるはずだ。
これまでの定番パターンだしね。リアス姉さんならそうするだろうし、相手が魔王血族ならなおのことだ。
「では、入ってきてください」
そうロスヴァイセさんに促され、教室のドアが開く。
……あれ?
そこに入ってきたのは見覚えのない二人。
ただ、一人はどこかカズヒに似た雰囲気を持っている。
二人は仲良さそうに隣だって教卓の前まで来ると、チョークをもってきれいな日本語を書いた。
「初めまして、これから一年間お世話になります、ヴィーナ・ザンブレイブです。よければ今度、みんなで遊びに行きましょう♪」
「……シルファ・ザンブレイブです。同じく一年お世話になります」
……あれ?
和地Side
「……一つ聞きたいんですけど、もしかして有加利と亜香里って学年違いました?」
俺はそっと席を外すと、リアス先輩にそれを確認する。
てっきりサプライズをまたやるのかと思ったら、思わぬ展開でちょっとびっくり。なので少し確認のために電話をしたわけだ。
すると電話の向こうで、リアス先輩が苦笑している雰囲気だった。
『……落ちちゃったの』
「はい?」
俺が聞き返すと、リアス部長はちょっと言いにくそうな雰囲気だったが―
『亜香里の方は落ちちゃったのよ、転入試験』
―と、中々な情報をぶっこんでくれた。
いや、冷静に考えれば驚くほどのことではないな。
冷静に考えると駒王学園高等部は名門校だ。そりゃ普通の落ちる連中も出てくるだろう。
『ちなみに有加利は当時三年生だったから、大学入試試験を受けさせたら合格したの。私達が面倒を見ることになるわね』
「あ、そうなんですか。じゃ、あとでその辺りもつつきますか」
いやいや、まさかそういう流れになってたとはな。
……なるほど、落ちたか。
カズヒも苦労しているしなぁ、それだけ難易度が高いというか。駒王学園は勉強ができるやつの場所というか。イッセーも平均点ぐらいは取れているから、高校生の全体で言うなら上側なんだよなぁ。
ちなみに俺はかなり優秀側だ。自慢じゃないが英才教育を真剣に受けているから、ポテンシャルは高い。日本の国立大学に受かる自信がある。
ちょっと自分に自信を持ちながら入ってくると、既に教室はザンブレイブの二人に集まっている。
「二人ってもしかして姉妹なの? ちょっと似てないけど……二卵生の双子とか?」
「あ、義理の姉妹ってところかな? ちょっと説明すると時間がかかるから……またあとでね?」
「なるほど、義理の姉妹。……興奮すベハッ!?」
「そこ、お姉ちゃんに変な色目を使わないで」
……とりあえず色々と人が集まっているな。
と、俺やカズヒの方に視線が合うと、二人とも会釈をしてくれる。
ま、この流れだとちょっと話をするってタイミングでもないな。後で時間を作るとするか。
あんまりそういった部分が指摘されないけれど、駒王学園に入学するのが大変だったとイッセーが原作で語っております。
そんなわけで、転入試験に落ちた亜香里。地方の普通の高校出身なので、駒王学園高等部はレベルが高かったといったところです。