混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部   作:グレン×グレン

49 / 175
 はいどうもー! 最近収入面が上昇したので、本日ちょっと高めの昼食を外食で食べたグレン×グレンでっす!

 ちなみに台湾料理でした。今後は機会があれば多種多様な海外の料理に挑戦してみたい。……昆虫やエスカルゴは自信ないけど、ヘビとウサギぐらいは試してみたい今日この頃。ちなみに今度の給金で馬刺しを試そうか思案中。


大会開幕編 第十八話 連・戦・直・前

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 非常にいい睡眠がとれた。亜香里の奴、ちょっと怖いぐらいセンスがあるな。

 

 おかげで今日のトレーニングもしっかりとできそうだ。むしろ調子がいいから効率も上がってるかもな。

 

 魔剣を創造し、魔術で補佐をしながら、素早く振るう。

 

 仮定する難易度は高めに設定しつつ、現実的に攻略の余地があるレベルに設定。ここを誤ると都合のいい展開を妄想しそうになるし、何より本当にやばい時に引き際を見誤る。

 

 その上で全力を振り絞ること数十分。俺は一息を入れるべく、休息をとる。

 

 取れる時にきちんと休む。そもそも取れる時間をとる。これができるやつが普通は勝つ。そして普通でない方法は普通無理だからこそ、参考にしない。

 

 そういう異常は異常であると、きちんと理解して自制しないといけない。これが曖昧になると人に押し付けるからな。人は自分にとっての当たり前を、他人にも当たり前だと思い込みたがる悪癖があるしな。

 

 だからこそ、過酷ではあっても異常ではない範疇内で収めた訓練でまとめつつもだ。そこから先を踏まえる必要もある。

 

 残念なことに、世界初の残神到達者であり、二番目の極晃到達者は普通ではない。となると俺の今後を踏まえた場合、普通ではない領域も考慮して立ち回るべきだ。

 

 ……そして残酷なことに、次の試合は色々と懸念事項が多すぎる。

 

「……はぁ」

 

 思わずため息をついた時、だ。

 

「……どうしましたか、和地様?」

 

 ジャージ姿の三美さんが、トレーニングルームに入ってきた。

 

 さらりと他に人がいないか確認している辺り、そこを考えてトレーニングを積んでいたんだろう。気遣いできる方だ。

 

「あ~、どうも三美さん。いえ、ちょっと次の試合で気が重くて」

 

 隠すのもあれかと思い、俺は素直にその辺りを白状することにする。

 

 ストレッチで体をメンテナンスしながら、基礎取れをしている三美さんの横で、俺は素直な不安を吐き出した。

 

「次戦う王道の再興者チームは、冥革連合の参加者が数多いチームです。……いろんな意味で、俺は彼らが意識する奴ですからね」

 

 そこは考えないといけないわけだ。

 

 なにせ、冥革連合盟主であるヴィールは、俺達が打倒した。更にその前には春っちを貰い受けており、春っちの評価は冥革連合でも高い。とどめに奴からは鮮血の聖別洗礼(パプテマス・ブラッド)を植え付けられており、別途で神聖血脈の余地を一つ上乗せされる大盤振る舞い。

 

 冗談抜きで、無様を見せるようなら俺は奴らに殺される。あいつら基本生き方がガチだから、情けないところは見せられない。

 

 つまるところ、俺がヴィールを打倒するだけの価値があることを証明することは必須だ。いうなれば、小姑軍団を相手にすることになるわけだからな。気合を入れねばならんだろう。

 

 だからこそ、だ。

 

「……俺、聖血の方はまだまだな状態なもので。焦ってはいませんが懸念事項でして」

 

「なるほど。冥革連合にとって、聖血(それ)は重いですからね」

 

 理解してくれてありがたいです。

 

 敬愛する盟主の使っていた神滅具。それも、その盟主自らの意思で託された男が使っている。これを軽く考えるとは思えない連中だらけなチームだからな。

 

 まして春っちとの正面戦闘だ。春っちも俺を意識するだろうし、冥革連合なら尚更だろう。

 

 それなりのものは見せるべきだし、俺も見せたいとは思っている。

 

 だからこそ、だ。

 

「相応のものを聖血をもって成したい。だが現状では難しい……と、そういう事ですか」

 

 三美さんはすぐに納得してくれてありがたい。

 

 そう、出来ることならあいつらには、俺が聖血をヴィールから託されるに相応しい男だと納得してもらいたい。

 

 まだ数か月しか経ってないとはいえ、数か月経っていることも事実だ。

 

 せめて本体側の神聖血脈は掴めないと、あいつらも失望するし春っちも思うところが出るかもしれん。

 

 そう思うとなぁ、ちょっとなぁ。

 

 そんな感情が実は渦巻いているわけだが、基礎取れを終えた三美さんは小さく微笑んだ。

 

「……何も、力の発現に拘る必要はないと思いますよ?」

 

 その言葉に、俺ははっと気が付いた。

 

「そうか、神聖存在への変化はある程度はできてるんだ」

 

「はい。鮮血の聖別洗礼は、自己の肉体を神聖存在という形で聖遺物化しての強化及び、神聖血脈という固有の異能を獲得させる神滅具です。片方ができているのなら、それを研ぎ澄ますだけでもだいぶ変わるでしょう」

 

 俺に頷く三美さんは、そして寂しげに微笑んだ。

 

「生物はできることしかできません。無理にできることを増やすより、出来ることをより研ぎ澄ます選択肢はあります。冥革連合とは何度か戦っておりますが、自分なりに力を研ぎ澄ますことだけでも評価する者が多い印象がありますから」

 

「あ、戦ったことあるんですね」

 

 だとすると苦労しただろうなぁ。

 

 あいつら、全員もれなく強いからなぁ。貴族だから上級悪魔で才能ある。意識高いから鍛錬も欠かさない努力家だし。とどめに当時は、(キング)の駒か真魔(ディアボロス)の駒も使っているわけだし。

 

 マジで戦って生き残っているとか、本当に優秀な人だよなぁ。最上級悪魔の眷属なだけあって、トレードされないだけのポテンシャルはあるんだろう。

 

 ……それはそれとして、本当に大変だったろうに。心底同情するぞ。

 

 俺のその感情が分かっていたのか三美さんも少し苦笑していた。

 

「自己研鑽を欠かさないので、取り逃がすと必ずそれ以上の手合いに化けるんですよね……」

 

「……人のことは言えないけど、敵に回すととても厄介な連中だ」

 

 俺達もそんなところがあるから、戦っていた奴らからするととても厄介だろう。こんな形で敵の気持ちが分かるとは思わなかった。

 

 そうだな。基本的にはそれだろう。

 

 土壇場で限界を超えるのではなく、限界を鍛錬で拡張し、出来ることを増やして磨いていく。基本はそれがベターであり、俺はそれが人より卓越しているタイプだ。

 

 ならまずはそこだ。一足飛びに進化する必要はない。

 

 ……いかんな。ちょっと迷走してたか。

 

「ありがとうございます、三美さん。おかげで少し頭が冷えました」

 

「いえ、チームリーダーのサポートもメンバーの務めですから」

 

 イヤホンと、割と本気でありがたいってもんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カズヒSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 私は呼吸を整え、そして四肢を振るう。

 

 想定するのは和地の卓越した守りの動き。そしてミザリの圧倒的な理解と反応に裏打ちされる対応だ。

 

 二人はそれぞれ別の意味で、ディフェンス面で鉄壁といえる。本質的にオフェンスに特化している私だからこそ、この二人を超えるイメージトレーニングは必須だろう。

 

 ……同時に、自分に都合のいいことを考えずに突破する光景を見抜けないのも難点だ。

 

 まったく。私が愛する男はどいつもこいつも守りが固い。妙なところで相性がかみ合っているというかなんというか。

 

 そしてニ十分ほど繰り返していたが、都合のいい妄想無しで防御を突破するイメージは結局掴めなかった。

 

 さすがにイメージとの模擬戦で覚醒はできない。裏を返せば、覚醒しての急成長無しで二人の対応を突破することは今の私にはできないという事だろう。

 

 だからこそ、ネックはそこだ。

 

 覚醒という手段は断じて当たり前のことではない。そもそも意志の力で急成長を遂げ、肉体までそれに引っ張られるのは異常事態。不可能はできないから不可能であり、限界は超えられないからこその限界であり、超えてできればそれが致命に繋がるはずなのだ。

 

 それができるやつは特例でしかない。そんなものを基準にしてはいけない。

 

 だからこそ、覚醒は使わずに済むなら越したことはないものでなければならない。必要な時に使うことは変わらないが、必要としない力を得る努力が必要なのだ。

 

 だからこそ、私は己を鍛え続ける。

 

 覚醒せずに耐えられる力を得る為に。それを成す努力もないくせに、覚醒でどうにかしようというのもそもそも問題だろう。

 

 ……ゆえに、私は必ず強くなる。

 

 かつての愚かな自分を戒め、和地に誇れる、みんなと共にあれる自分でい続ける為に、必ず成長して見せる。

 

 その決意と共に、私は拳を握り締めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 よし、準備はできた。

 

 やるだけのことはいつもやってる。鍛錬は毎日積んでいる。

 

 その上で、俺達はいつもそれ以上を目指してきた。

 

 次の試合、相手は雷光チーム。バラキエルさんとの闘いだ。

 

 バラキエルさん。朱乃さんのお父さん。

 

 ハーレム王を目指すに当たって、いろんな意味で攻略しなくちゃいけない相手だ。腹もくくるし準備もするさ。

 

 そしてその上で、俺は勝つ。

 

 色々と複雑になるかもだけど、競うのならば本気で挑むべきだ。それが相手への礼儀だと、俺は思ってるし思っている相手とばかり競ってきた。

 

 だからこそ、俺もここからが本番だ。

 

 最初から数試合しているけど、俺達は色々と言われている。

 

 戦闘能力はあるけど、ゲームの特殊ルールに引っかかることが多い。その所為でテレビでも色々と言われている。

 

 だからこそ、ここからだ。

 

 レイヴェルが示したとんでもないアンサーを、俺が形にして見せる。

 

 ああ、勝つし示すぜ、俺達は!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祐斗Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……三人とも、気合が入っているようですよ?」

 

「そうね。むしろそれでこそだわ」

 

 僕がそれとなく探った情報を聞いて、リアス姉さんは微笑んだ。

 

 競い合う仲間達が、全員本気で先を目指している。その事実がたまらない。

 

 だからこそ、僕も目指す。

 

「ではリアス姉さん。僕達も目指しませんとね」

 

「ええ。だからこそ……示してみないといけないわね?」

 

 そう微笑み、リアス姉さんは戦意を見せる。

 

「ええ、示して見せるわよ。……私達が並び立てるのだとね」

 

 そしてリアス部長はそれを見せ―

 

「私もまた、それに恥じない仲間だということをね?」

 

 ―完成度を増した新技を、見せつけるのさ。

 




 というわけで、そろそろ大会開幕編も終盤です!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。