混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部   作:グレン×グレン

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 はいどうもー! 風邪が一気に鼻に来ていて困りまくりのグレン×グレンでっす!

 ……鼻水がでてこまるったらありゃしない。初日はのどに来ていたので、こうも鼻が苦しい状況は勘弁してほしいところです。


大会開幕編 第二十一話 女傑大暴れ

カズヒSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ついてないにもほどがある。

 

 私じゃない。相手チームのタイミングの悪さに、私はちょっと同情している。

 

 今回の戦い、間違いなく難敵といえる。相性が悪いにもほどがある。

 

 固有結界対策。間違いなく相手を選ぶけれど、決まれば勝ち目が見える類の戦術だ。実際に一回勝っている。

 

 固有結界は短期決戦を押し付けるとはいえ、短時間なら圧倒的有利な空間を作り上げることができる。魔術の最秘奥と称されるに値する奥義。それを封殺できるというのは、その時点で厄介だ。

 

 固有結界最大の利点は、瞬間的に展開できるという点にある。要は己の力を最大限に発揮できるホームをどこにでも作れるという事だ。これは大きい。

 

 固有結界の性能そのものは、確かに強大だけどそれだけだ。超一流の魔術回路保有者なら、時間・資材・立地の三つを用意できれば、同様の効果を発揮する拠点を作ることは不可能じゃない。むしろ一度作ってしまえば持続が楽である為、その方法の優位性もある。

 

 だが固有結界は、それだけの代物が必須な空間を瞬時に作り出せる。仮説だけれど、鶴羽の固有結界を施設として再現する場合、資金だけでも数億や数十億円でも足りないだろう。国家プロジェクトや国際機関レベルの事業になるのは間違いない。

 

 だからこそ、固有結界は強力なのだ。それだけの代物を瞬間契約(テンカウント)で出せるのは絶大だ。

 

 ……ただし、固有結界はその性質上当たりはずれもある。

 

 私の場合はある意味でそれだ。確かに強力極まりない固有結界だけれど、固有結界にする必要性が薄い点がある。私個人の魔術回路を超強化するだけである以上、劣悪な燃費を齎してまで世界を侵食する必要性は実は薄い。

 

 ゆえに固有聖域という裏技を確立したけれど、時間をかけて幾人もの協力者と練った固有結界封じはそれすら防ぐ。

 

 だからこそ、タイミングの悪さにちょっと同情してしまう。

 

 ……寄りにもよって、固有結界の()()()()アプローチが完成した直後にぶつかるのだ。かませ犬になる為に出てきたと思うレベルで同情する。

 

 そしてその力により、私は全力で相手を殴り倒す。

 

「ぬぉおおおおおおっ!? 馬鹿な、これが覚醒……ッ!?」

 

 なんていうか、既に覚醒が固有スキル扱いされているのにちょっと引くわね。

 

 いえ、幸香とか後継私掠船団も含めてでしょうけれど。それにしたってなんかツッコミどころが豊富すぎるというか。それでいいのかと思う。

 

 第一これは違うし。

 

「いいえ、これは普通に魔術で殴り倒しているだけよ!」

 

 そう、固有結界の強化魔術で殴り倒しているだけ。今のところ、覚醒を遂げる必要もない。

 

 そしてそれゆえに、ここからが本番だ。

 

 ……私の固有結界は、その性質上固有結界にする意義が薄い。これはさっきも語った通りだ。

 

 私の魔術回路を絶大に強化するだけなら、広域フィールドを莫大な魔力を消費してまで展開する意義が薄い。空間転移という魔術回路の利用で行うのは神業レベルの所業をポンポンできるのは利点だけれど、それだけだ。

 

 だからこそ、研究の果てに編み出したのがこの新たなる奥義。これは固有結界のある種の裏技の発展形だ。

 

 固有結界はその性質上、魔術的に最も外界からの影響を受けない自身の体内に展開するのが最も低燃費だ。それもあり、固有結界使いは固有結界を展開しなくても固有結界に由来する魔術特性に長ける。私の場合、属性が極めて希少かつ価値のある五大属性(アベレージ・ワン)な点もある。

 

 それを利用した裏技として、本来大規模な準備を必要とする魔術を自身の体内で完結させることで、便利な小技として使用するという物もあった。これはその発展形だ。

 

 つまるところ、浸食する世界を己の極々周囲に限定しての展開。能力強化率を下げる代わりに、固有結界の燃費を大きく改善する。結果として、私は外套を纏っているように変化している。

 

 これが、個人戦闘に意識を向けた固有結界の新たなる運用方法。

 

「外套型固有結界……固有外套とでも名付けようかしらね!!」

 

 ちょっと得意げになりながら、私は土地神を殴り飛ばす。

 

 悪いわね、私は常に進歩するのよ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Other side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なるほどぉう。こういうやり方もあぁるのかぁぁあああああっ!」

 

「……お主、もうちょっと聞きやすい話し方出来ぬか?」

 

「……独り言だとしても、それならトーンを下げてくれ」

 

「あ、すいません団長にフロンズ様。つい癖で」

 

「幸香。後継私掠船団(君の部下)なら癖は強いだろうが、ある程度は世渡りを意識してくれ。私がフォローするにも限度がある」

 

「承知した。あまりに阿呆な理由で敗れるのは、流石にゴメン被るのでな」

 

「いや本当にすいません。とっても参考になったもので、テンションが上がりまして」

 

「確かに。あの技は(わらわ)にとっても興味深い……が、お主はそういう意味で言ったのではなかろう?」

 

「無論です、団長。私の神器を利用すれば、面白いことができるとは思ってたんですよ……ふふふ、インスピレーションが広がるなぁ」

 

「ふむ、今後のアイディアになるかもしれんな。リザーネに時間を作るよう言っておこう。それはそれとしてだ」

 

「どうしました、フロンズ様?」

 

「君の研究を推し進める為、話を通した上級悪魔が何人かいる。……(キング)の駒に代表されるゲームの不正は、こういう時に役立つな」

 

「それは助かります。私で十代目になりますけど、一代で一つも増やせないのは残念だったので」

 

「構わんさ。いい機会だし、次の試合で本格的に動くといい。……と、私が言う事ではないか」

 

「構わぬ構わぬ。そろそろ歯応えのある相手と戦えるのでな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゆえに団長として命を下すぞ、道間・禅譲・信姫(どうま・ぜんじょう・のぶひめ)。……掲げる(あざな)に見合いし力、次の試合までに会得して振るうがよい」

 

「承知です、団長。……次の試合、七天魔王(オダ・サタン)の真なるデビュー戦にして見ぃせぇえええまぁすぅっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「いや、口調」」

 

「はうあっ! す、すいません!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祐斗Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 妙に寒気がするね。風邪でも引いたかな?

 

 このゲームでということはないだろう。何故なら、今回の対戦相手は火を得意とする者達が中心だからね。

 

 最上級悪魔だけでなく、火の魔獣や精霊などが中心となった混合チーム。炎での戦いを押し付ければ、高位の神にすら通用するだろう。

 

 だが、その炎はもはや風前の灯火だった。

 

「……温いわ。イッセーやライザーに比べれば、まるでぬるま湯のように熱さが足りないわ」

 

 そう告げるリアス姉さんは、ため息をつく余裕すらあった。

 

 残念に思っていることだろう。これでは本気を出す必要すらない。

 

 それほどまでに僕たちは強くなった。もはや、神クラスですら無策では半端な存在は試金石にもなりはしない。

 

 どうやら、今回は隠し玉を見せる必要すらないようだ。

 

 ……イッセー君。僕達はここまで己を高め、そして勝利を積み重ねてきているよ。

 

 僕達は知っている。君達のチームが酷評されているという、中々に困ったことを。ゲームという環境では、その突破力は生かせない。そんなことを言われているということを。

 

 だけど僕達は知っている。君は僕達の想像もつかないような方法をもってしてでも、そんな困難を乗り越え続けてきたことを。

 

 見せてくれよ、イッセー君。リアス・グレモリー眷属のエースたる君は、この程度で終わるようなものではないのだと!!




 かなり前から思いついていた、固有結界の変則的手法……固有外套。

 もちろんそう簡単にできる技ではありませんが、いろんな世界の技術を盛りに盛っているこの作品ならある程度はねじ込める余地があると判断しました!


 そして後継私掠船団もメンバーはどんどん増やしていきます。

 道間家からのネームドの増やそうかと思っていたので、思い切ってブッコンで見た道間家出身の後継私掠船団。道間・禅譲・信姫。奴の出番は次章になるでしょうが、かなりやばぁいことをさせる予定だったり。




 そしてリアス、あっさりストレート勝ち。

 強くなりすぎて隠し玉を見せる暇もありませんでした。こちらも新たな札は次章をお待ちください。
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