混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部 作:グレン×グレン
いやぁ、マメとかはできてないですけど、微妙に痛い感じです。
まぁ痛い部分がちょっと違うので、執筆作業には支障がないのでご安心を!
和地Side
『さぁあああぁて皆様、お待たせいたしましたぁっ!! 我らが英雄、チームD×D!! その中核たるリアス・グレモリー様達駒王学園オカルト研究部!! その中核メンバーが続けざまに試合を続けるこの日のトリを飾るのはぁ! 我らが守護者!
『『『『『『『『『『わああああああああああああっ!!!』』』』』』』』』』
す、凄い事になってる。
そんなちょっとびっくりぎみな感情を隠しながら、俺は小さく微笑みながら片手を突き上げてパフォーマンス。
こういうのを期待しているだろうし、俺も世界の命運を左右しかねない立場だからな。それなりの責任は果たすとも。
……まぁ、ちょっと困惑気味の人も多いけど。
「……これは、結構緊張するわね?」
「大丈夫、シルファちゃん? えっと、日本だとこういう時に漢字で人と書いて呑み込むといいんだって」
「誰だよそんなの教えた奴。……私も呑むか」
シルファやヴィーナだけで収まらずベルナまで。やはり慣れてない組は緊張するか。
となると、レーティングゲーム経験がある者ならまだ……あ、ダメだ。
「あ、えっと……うわぁ」
ダメだ。インガ姉ちゃんも経験数が少なすぎるからちょっとテンパってる!?
「落ち着いて、インガ。ほら、私の言う通りに深呼吸して」
「試合が開始したら少しの間はこっちが先に動くから、その間に気を取り直してね?」
と、ヴォルフと大上がフォローしているけど、俺もフォローしたい。
フォローしたいけど、そんなみんなと俺との間には三美さんと黒狼が!
「心配なのは分かりますが、ここはぐっと我慢してください。
「相手チームもその方が威圧されるでしょう。まぁ相手が相手なので気休めでしょうが」
「……了解。経験者のアドバイスは反映します」
まぁ、俺って結構目立っているから妙なことすると変なのが湧いて出てきそうだ。
これも有名税っていうのかねぇ? 今後対策チームとか、上がった権限で用意してもらうべきだろうか?
そして俺達がスタジアムの半ばに進んでいく中、実況は更に声を張り上げる。
「そして迎え撃つはぁ! 冥界の未来を憂い富国強兵を願う者達! 王道の再興者チームだぁああああっ!!!」
『『『『『『『『『『わぁああああああああっ!!』』』』』』』』』』
そして入ってくるのは、春っちを連れた悪魔達の集団。
王の駒を正式に採用させる為、それを優勝賞品に願って参戦したチーム。若き悪魔達による、富国強兵を目的とするチームだ。
今のところは互いに連戦連勝。そして下馬評ではこっちが少し不利といったところか。
リザーブメンバー含めてかなりの人数がいる相手の方が、まだメンバーに空きがある俺達より厚みで上回っているからな。これは仕方がない。
とはいえむざむざやられる気はない。全体の傾向から大筋の戦闘プランは黒狼が考えてくれている。俺も事前にある程度探ったうえでいくつかの提案はしている。特に今回、ある予感がしたのでそこについてはかなり話し合った。
そして確立した大筋は決まっている。サブプランの類もいくつか擁している。その上で参戦を決定しているわけだ。
さて、鬼が出るか蛇が出るか、だな。
『今回のゲーム、特殊ルールの一つである「アナザー・キング」で行われることとなっております!』
そう、懸念点はこのルール。
レーティングゲームのこの特殊ルール。このルールを相手がどう対応するか、そこが懸念だ。
『改めてこのルールを説明しますと、このルールでは各チームともに、王と同じように討たれれば敗北が確定するメンバーを一人選出することになっております』
そう、これがこのゲームの中々に面白いところだ。
誰にするかの裁量はそれぞれのチームに明かされており、基本的に教えることもない。だが同時に、王以外に絶対に倒されてはいけないものが出てくる。これが厄介だ。
タクティクスの面である種の縛りをつけられる為、そこの揺らぎが生まれないようにするのが難点だ。
そういう意味では、気づかれないような絶妙な塩梅でいつもとは違う戦術を組み立てる必要がある。戦術面での対応がとても重要になる特殊ルールらしい
幸い、いくつもゲームを経験している黒狼達がいる。
大筋は彼らに任せれば十分だ。俺もリーダーゆえにある程度は手綱を握るべきだが、ある程度で十分。できるやつを見出して任せるのも、リーダーの仕事の方法だろう。
このルールで普通にやる分にはそれでいい。俺はゲームに慣れてないから、一から十までやるのにだって限度があるしな。
だが、それはあくまで普通にやればの話であり―
「……試合開始までに、まず言っておくべきことがある」
―ヴィールの薫陶を受けた者だらけの、この試合では通用しないと思っていた。
相手チームの王がそう告げたことで、俺の予感は確信に近くなる。
そして、相手チームは一斉に春っちに視線を向けてから向き直った。
「我々、王道の再興者チームはコアの担当に成田春奈を選出する」
ほら、こうなった。
会場がざわめくが、俺は正直想定していたので驚かない。俺のチームメンバーも、開始前のブリーフィングで俺達{インガとベルナ含む}が告げていたので、さほど動揺はない。
『な、ななななんとぉ! 王道の再興者チームは、コア役を開始前に発表したぁああああ!? こ、これはブラフでしょうか!?』
実況が困惑するけど、俺は言いたいことは分かっている。
ああ、それにだ。
「言いたいことは分かった。……つまり、俺と春奈で一騎打ちしておいてくれってことだろう?」
「そういう事だ。その間に、我々は残りのチームを全滅させる気概で挑ませてもらうがね」
俺の確認にあっさり頷いてきたし、まぁそういう事だ。
王道の再興者チームは、ある意味でヴィール・アガレス・サタンの薫陶を受けている。
そのヴィールの眷属であり、俺が貰い受けた春奈の心情を配慮したのだろう。で、このルールならそういう事にするつもりだったと。
なので、俺は後ろを振り返ると肩をすくめる。
「悪い。打合せ通りになった」
「あ、あはは……。頑張ってね?」
苦笑まみれな中、一人応援はしてくれているヴィーナにちょっと涙が浮かびそうかも。
ある意味そっちの方が大変だろうけど、頑張ってな?
「ま、そういうわけだ。いい機会だしぶつかっとけよな?」
「ええ、思いっきり胸を借りる……いえ、吹っ飛ばすぐらいのノリでいくわ」
春っちは春っちで、ベルナに激励されて物騒なこと返してるし。
え、俺、胸を吹っ飛ばされるの?
「……ま、頑張ってね、和地君」
インガ姉ちゃんが肩を叩いてくれるけど、ちょっと物騒なこと言われてたんですが。
いや、レーティングゲームは死なないだけで殴り合いだしな。物騒なぐらいでちょうどいいか。頑張ろう。
さて、ならそろそろ気合を入れないと……な!
祐斗Side
『な、ななななんとぉ!? 今回のレーティングゲーム、アナザー・コアのルールを逆手に取った一騎打ち!! 九成和地選手と成田春奈選手の一騎打ちが始まりましたぁあああああ!!』
実況が驚愕する中、僕はリアス姉さんに振り向いた。
「お二人の予想通りになりましたね」
「でしょうね。まぁ、それはそれとして容赦なく残りを潰しに行くでしょうけど」
優雅に紅茶を飲みながら、リアス姉さんはそう言って微笑む。
ヴィール・アガレス・サタンと何度も戦い、更にグレモリー家次期当主として色々な悪魔を見てきた。その経験が生きたのだろう。
同じように見抜いた彼もだけど、禍の団に少なからず関わっていたこともあるんだろうね。
そしてスタジアムからゲームのフィールドに転移する両チーム。
その様子を見ながら、リアス姉さんは真剣な表情に切り替わっていく。
「問題はここからね。今のチーム全体で見るのなら、王道の再興者チームが数段上手よ」
実際、その評価は間違っていないだろう。
なにせ相手チームはフルメンバー。更にリザーブ枠も多数擁している。その上、成田さんと同じく数少ない転生悪魔として参戦しているのは、上位神滅具にノミネートされるだろう双竜健也だ。
勝ち筋を見出すのなら、九成君が上手く障壁を生かしての全体カバーを担う必要がある。そうでない場合、圧倒的に不利となりえるだろう。
それをあえて排除した状態で、果たしてどこまで立ち回れるのか。
……いうまでもなく、九成君が成田さんを早い時間で打倒できるかどうか。それが勝敗を左右するだろう。
「さぁ、どんな試合になるか楽しみにしながら見せてもらうわよ?」
微笑を浮かべるリアス姉さんは、この先を見通しているのか。
そんな気持ちになりながら、僕は始まった試合を観戦する。
見せてもらうよ、成田さん、九成君。
君達の、並び立つ為の戦いを……!
そんなこんなで、和地と春奈は別口でタイマンとなっております!
さぁ、ちょっと巻いていくぜぇっ!