混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部 作:グレン×グレン
収入が増えたことで購入した書籍類が多くなったのが一番の要因ですね。……勝ったのならちゃんと読まんとイカンですから。
もともとD×Dとの親和性が高いとアニメ見て思っていた俺ツイを本格的に電子書籍で購入しており、呼んでいるとマジで親和性高いんじゃないだろうかと思っております。この作品、第三部は本格的に多重クロスさせる予定ですが、俺ツイは大欲情教団のテコ入れにも使えまくりなのでほぼ確定でしょう。……ツッコミ役を増強せねば、過労死が確定する……っ
イッセーSide
戦闘は本当に激しくなっている。
王道の再興者チームは容赦なく攻めかかり、涙換の救済者チームはそれを凌ぐ。
ただ、このままだと競り負けるのは間違いない。
だからこそ、九成達が勝つには成田さんとの一騎打ちに九成が勝つ必要がある。
……ただ、それにしたってと思う展開が起きている。
「これは、中々な展開になりましたわね」
「そうですな。おそらくレーティングゲームの歴史でも滅多にないのではないでしょうか?」
レイヴェルとボーヴァが感心しているけど、この二人は悪魔歴長いからな。ゲームもたくさん見てるだろうから、尚更新鮮なんだろう。
「……イッセー、今度私と模擬戦をしないか? 羨ましくなってきた」
「あ、ずるいわゼノヴィア! ダーリン、私もお願い!」
ゼノヴィアとイリナは赤面しながら、俺の方をチラチラ見てきている。
まぁうん。こんなの見たら、そういう気持ちにもなるかもな。
そう、今二人は―
『な、ななななぁんとぉおおおおおお! 九成和地選手と成田春奈選手、互いに互いを強化しながら、真っ向勝負だぁぁああああ!?』
―お互いにバフをかけながら戦ってる!!
いや、二人ともそういう技持っているよ? ヴィールとの最終決戦でも、相互に同調しているよ?
でもそれはお互いの共闘だからだ。断じて互いが互いを倒す為に使ってるわけじゃない。
だからまぁ、今観客席もちょっと沈黙している。「え、マジで?」って感じだ。
ただ、画面に映っている二人はマジだ。
『どうした春っち! エンゲージフレアは絶好調だぞ? その程度か?』
『こっちのセリフよ! 焔技・熱愛をもってしてその程度? 本気?』
お互いに挑発すらしながら、二人の戦闘はどんどん激しくなっている。
な、なんか燃える展開だけど、同時に凄いことしているからちょっと困惑している。
「……なるほど、お互いがお互いを高め合いながら競い合う。恋人でありライバルだからこそなのでしょうか」
と、俺の隣でシャルロットはちょっと困惑しながらも微笑んでいる。
いや、俺に言われても困る。
とはいえ、どんどん観客の人達も我に返って興奮して喝采している。
俺もどんどん燃えてくるっていうか、見てて震える試合ってこういうの言うんだろうなぁ。
「おぉおおお! そこ、パンチ……いやキック……うわぁ炎!?」
アルティーネも楽しんでるようで何よりだな。
と、シャルロットはみんな様子を見ながら、俺を見て微笑んだ。
「リアスさんとの試合でやってみます? 二人なら相互ブーストできると思いますよ?」
「あ、確かに」
俺の赤龍帝の籠手はそれができるし、リアスもおっぱいの力で俺をいつも高めてくれた。
なら、俺達も似たようなことができるかもしれない。
ちょ、ちょっとやってみたいかも―
『……やめておけ、相棒』
―ドライグの、悲しそうな声がそこに待ったをかける。
『目に見えるようだ。相互強化によってごっそり減ったリアス・グレモリーの胸を見て、落ち込む相棒の姿が本当に見えるぞ』
「「「「「「「「……あ」」」」」」」」
思わずみんなで声が出たよ。
そうじゃん! あ、危なかったぁあああああっ!!
和地Side
俺達の戦闘は白熱している。そして、接戦となっている。
春っちの優位性は不死特性だ。神聖血脈による不死特性、
更に
それに対し、俺は既にパラディンドッグで対応中。サルヴェイティングアサルトドッグを使用させている従者との併用で、多角的に対応している。
更に神聖存在のポテンシャルを可能な限り煮詰めて磨き上げることで、俺の基本性能は向上している。この発想に至ったのが三美さんとの会話がきっかけだから時間は短いが、それでもだいぶ何とかできた。
そしてこの戦いが注目されるだろう最大の点は、俺達がお互いにバフをかけながら戦っている点。
俺は春っちサポート用に開発したエンゲージフレアを展開しているし。春っちも
そしてそれゆえに、俺達は双方のチームで最強戦力が確定している。周囲の環境を溶岩に変え、それを断ち切りながらの戦闘が継続中だ。
そんな真っ向からの、互いに塩を送り合いながらも激突。だが同時に、それこそが俺達にとって望むところだ。
だってそうだろう?
春っちがここまでこれたのは、俺に胸を張りたいからだ。
俺に守られるだけが嫌だった。今度は俺と守り合いたいと願った。それを幼さゆえに成長と共に忘れながらも、その根幹は決して消えなかった。
俺が
ヴィール・アガレス・サタンによって朽ち果てることから救われ、そんな男の元で鍛え続けてきたこの成長。
同胞達にも、俺達にも、決して情けない姿など見せられない。
ああ、だからこそ―
「惚れ直したぜ、春っち!」
―その決意と共に、更に上を行って見せる!
ゾーンの集中力と感覚で見切り、一撃を入れる頻度を少しずつだが上げていく。
もちろん相手の反撃も研ぎ澄まされるが、それを俺は捌いていく。
時として、紙一重で。時として、大振りで。また時として、わざとタイミングをずらして当たることで。
そんなばらつきのある回避パターンで、なれと突破を許さない。
そして、その上で―
「こっちのセリフよ、和っち!」
―成田春奈は、俺に一撃を入れていく。
ゾーンで高まっていく俺の戦闘に、再生力によるごり押し込みで春っちは食らいついていく。
負けられない。追いつきたい。むしろ前を歩くぐらいの気概で挑む。
それが感じられ、俺の胸は熱くなる。
きっと、春っちもそうなんだろう。
だからこそ!
「これで終わると思うか、春っち!」
「当然ないでしょう、和っち!」
更にギアを上げていく。
……本当に、本当に強くなったな。見違えたよ、春っち。
どこか感動すら覚え、俺は攻防を繰り広げる。
真っ向から振るわれる炎を、炎特攻の魔剣で掻い潜るという手法もあっただろう。
だが、あえてそれを選ばない。
俺は真っ向から春っちと競い合う。そうしたいと願うし、そうすべきと悟っている。
ここまで鍛え上げるほど、俺は想われている。俺を思う気持ちが、ここまで春っちを高め上げた。
もちろん迷走もあったし、結果として血も流れた。その責任はあるし、これからも背負い続けていく業だろう。
だからこそ、せめて俺は成果だけでも受け止めよう。
俺を想い、そして磨き上げ辿り着いた到達点。そしてその先を行くだろう道筋。
俺は、そこに並び立てるだろうか。
その疑問を、俺は踏み込むと共に突破する。
並び立つのではない、共に歩き続けるんだ。
振われる炎の斬撃を、俺は掻い潜る。
追撃の魔剣を春っちは瞬時に迎撃するが、俺はその瞬間に魔剣から手を放す。
再度魔剣を創造する。そして、俺はそれを掴まずに踏み込んだ。
「っ!」
とっさに迎撃の体勢をとる春っちだが、しかしその隙は大きい。
ああ、創造系の神器は瞬時に武器が作れる。当然だが、破損されてもすぐに魔剣で対応することが可能だ。まして、あえて一旦手を離したことでそれによる隙を狙ったものと思っただろう。
だからそこをついた。
フェイントをかけての攻撃と見せかけて、それこそが本命のフェイント。
俺はその瞬間、指先にリングで保持する形の爪状の魔剣を瞬時に創造。そのまま抜き手で春っちに一撃を叩き込む。
悪いな春っち。俺はザイアで、魔剣創造以外の戦闘手段も徹底的に叩き込まれている。ついでに言うと、俺自身しっかり真面目に講習は受けている。
神器は確かに凄い力で、増して俺の魔剣創造は強力な部類だ。だからこそ、それ以外の戦闘手段を持つことは戦術の幅を広げる。
ショットライザーを中心とする射撃戦闘は当然。剣以外の武器においても、一通りのものは習得済み。そして徒手空拳の技術だって当然収めている。
それらを魔剣創造と組み合わせての攻撃。要は五本抜き手を主体とする打撃戦ならぬ爪撃戦。
だがその上で、春っちは瞬時に突っ込んだ。
「舐めんなぁ!」
「まさか!」
最高出力のジェット推進で、春っちはそのまま俺に組み付いた。
瞬時に全身から炎が具現化する。赤き炎の腕では到底できないだろう全身からの火炎放射も、今の春っちなら到達できる。
当然俺の従者で攻撃の体勢をとるが、春っちは高速軌道と俺を盾にするような立ち回りで、攻撃を許さない。
ならば、俺が自力でどうにかするしかないだろう。
「……甘いな春っち。この程度なら!」
俺はその瞬間、応用で全身に魔剣を展開する。
リング状のパーツで固定する形で、全身に魔剣を固定。それをもってして、強引に春っちの拘束を断ち切った。
「ぐ……それでも……っ!」
折れないな、春っち。
ただこっちも結構きつい。というより、はっきり言って全身火傷だ。
あまり長期戦は避けるべきだろう。そろそろ、決着をつけるべきか。
それを覚悟し、俺は瞬時にショットライザーをベルトに装填する。
同時に、春っちも全身に炎の装甲を纏って突貫する。
『BALANCE SAVE!』
プログライズキーが起動し、俺の脚部に魔剣創造の流用で強化装甲ユニットが展開。
そして、一旦離れた俺達の間合いは一気に迫る。
「和っちぃいいいいいいいいいっ!」
放たれる蹴りは、
それに合わせるように、俺もまた迎撃の蹴りで真っ向から迎え撃つ!
「春っちぃいいいいいいいいいっ!」
『パラディンブラストフィーバーッ!!』
パ
ラ
デ
ィ
ン
ブラストフィーバー
ぶつかり合う蹴りの激突は、周囲に破壊をまき散らしながら一時的な拮抗を齎す。
だが、俺が一手早い。
『BALANCE SAVE!』
素早くプログライズキーを起動させつつ、俺はショットライザーを引き抜いた。
更に魔剣と障壁を大量に展開し、春っちに迎撃と回避を許さない状況にもっていく。
その詰み手に対し、春っちは小さく微笑んだ。
「まだこのぐらいか。……待ってて、絶対追いつく」
「ああ、先に行きながら待ってるぜ」
俺はそう応え、そして引き金を引き絞る。
『パラディンソードブラスト!』
パ
ラ
デ
ィ
ン
ソードブラスト
放たれる魔星剣の一斉射撃が、春っちに全弾突き刺さった。
悪いな、春っち。
今回は俺の勝ちだ。次に備えて、牙を磨き続けてくれ。
お前が胸張って並び立ちたい俺を、俺自身磨き上げて待ってるぜ?
死闘、決着。乙女心の一念は、しかしまだ先があることが示された。
とりあえず、あと二話で大会開幕編は終了です。