混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部   作:グレン×グレン

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 ハイどうもー! 調子に乗って電子書籍買いまくったグレン×グレンでっす!

 とりあえず気になるシリーズ関連のほとんどは第一巻を購入。ここからは当面続刊を中心に買い集めて行こうかと思っております。

 それと執筆速度も土日は復活しております。この調子なら書き進められるでしょうと思っている感じですね♪


大会開幕編 第二十七話 決着とこれからと

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 転送の光に包まれる春っちは、そのまま俺の方に倒れこむ。

 

 それを俺が咄嗟に支えると、彼女はその赤毛を揺らしながら、大きく息を吐いた。

 

「……まだ届かないかぁ。これ、ケンゴさんたちに謝らないとなぁ」

 

 そう苦笑交じりに呟いた春っちは俺の顔を覗き込む。

 

「でも、結構強かったでしょ。……強く、なったでしょ?」

 

 そんな、ちょっと自信なさげな春っちに、俺は愛おしさと軽い怒りがあふれてくる。

 

 こんなに彼女は強くなった。迷走もあったし、原点を見失ったこともある。だが、取り戻し俺を此処まで苦戦させるぐらい強くなった。

 

 俺がずっとずっと強くなり続けて、そんな俺を苦戦させたってのに。

 

 春っちは自信なさげなのかよ。ちょっとそれは怒るぜ?

 

 だから、俺は行動で示す。

 

「春っち」

 

「……んっ!?」

 

 その唇をしっかりと奪うと、俺は春っちを抱きかかえて宣言する。

 

「お前は俺の強くて可愛いお嫁さんの一人だろうが! 今ここで証明しときながら、そんな態度は春っちにだって認めないさ!」

 

 俺ははっきりと宣言し、この試合を見ている全員が分かるように宣言する。

 

 まったくもって失礼な。今更そこで弱気になるんじゃない。

 

 そして俺は変身を解いて、まっすぐに顔を突き付けながら言い切った。

 

「ここまで言わせるだけのことを、春っちはしっかりしてのけたんだ。……胸を張ってくれよな?」

 

「……こ、こ、ここここここ……」

 

 ん、なんかもの凄く真っ赤になって―

 

「……このおバカぁあああああっ!?」

 

 ―消えるその瞬間、もの凄く勢いの乗った拳が俺に叩き込まれた。

 

 ……ホント、春っちは強くなったなぁ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 な、なんて奴だ。

 

 あの場で堂々と嫁さん宣言して、公衆の面前で愛していることを突き付けるだと!?

 

「や、やりやがったな九成っ!」

 

 見てるこっちが恥ずかしいぞ!

 

「「「「「「「……………え?」」」」」」」

 

 なんか全方位で「お前が言うな」の視線が集まった!?

 

 ……そうだね。俺も似たようなことしたばっかりだったよ。

 

 でも、お義父さんの前で嫁にする宣言するのと、本人を抱え上げてお嫁さんだと紹介するのはちょっと違うと思うんだ。

 

 ただ、俺のそんな気持ちを察したドライグから呆れの気持ちが向けられている。

 

『相棒、日本には目くそ鼻くそを笑うという比喩があるはずだぞ?』

 

「チョイスのセンスがひでえよ!?」

 

 なんでだぁああああ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『王道の再興者チームのコア、リタイアを確認。涙換の救済者(タイタス・クロウ)チームの勝利です』

 

 ……呼吸を整えて残心をとっている中、アナウンスが鳴り響く。

 

 まぁないとは思っていたが、ブラフだった可能性を踏まえるとこれで安心という事か。

 

 ほっと息をついたその瞬間、俺はぐらりとふらついた。

 

 思わずへたり込むが、これはかなりダメージが入っているな。

 

 防衛特化と再生能力。性質上ある種の消耗戦を強いられるわけで、競り合いで勝った以上は消耗も大きい。ひいき目抜きで互角の競り合いだったからな。こうもなるだろう。

 

 というより、全身火傷状態だ。星辰奏者ゆえに放っておいても治るだろうが、回復するに越したことはない。

 

 とりあえず魔力量ごり押しの治癒魔術で気休めをしつつ、俺は大きく息をついた。

 

「まったく。強くなりすぎだよなぁ、春っちは」

 

 思わず呟くと、つい苦笑してしまう。

 

 その理由が俺に胸を張りたいなんだから、男冥利に尽きるって奴か。モテる男はこういう時苦労するわけで、何とか乗り越えないといけないわな。

 

 さて、祝勝会は必須だけど、いっそのこと王道の再興者チームも巻き込んでの健闘パーティにするのもありだろうか。

 

 そんなことを思っていると、なんかこっちに凄い勢いで近づいていく。

 

「あ、あそこです!」

 

「……和地様!」

 

 って、三美さんとヴィーナか。

 

 三美さんが抱える形でヴィーナを運び、そして俺の隣に着地する。

 

「……勝利したようで何よりです。こちらも凌ぎがいがありました」

 

 三美さんはそう言うと、その上で周囲を見て小さく頬を引きつらせている。

 

 まぁ、言われてみると被害が甚大だな。

 

 地面はごっそり削れているし、ところどころ赤熱化している。というより、溶岩みたいな状態になっているところもあるしな。

 

 我ながら、こんな戦いをして勝つんだから強くなったもんだ。

 

 ま、これでもまだまだだろうけどな。

 

 最低でも主神や超越者と張り合えるようにならないと、極晃を否定した責任なんて到底背負えない。

 

 今後も精進だな。色々と考えておくとしよう。

 

 ま、それはともかくだ。

 

「ありがとう、二人とも。みんなで祝勝会しようか」

 

 こういうことはしっかりやっとかないとな。金あるし。

 

 そんなことを思っていると、頭の上から液体が墜ちてくる。

 

「それより早く治療しないと! ほら、全身火傷してるしね!?」

 

 ヴィーナがそう言ってかけてくる液体を浴びると、痛みが引いて傷もどんどん回復していっている。

 

 アーシアの神器に比べれば微々たるものだが、確かに効果が見えているな。

 

「本当に凄いですね、ヴィーナさん。……悪魔の私達にも回復が作用していますし」

 

「まぁ、再生治療の応用というか延長線上ですから。悪魔の方でも効果があるんじゃないでしょうか?」

 

 三美さんにそう返すヴィーナは、今金属の盃を持っている。

 

 妖精の杯(フェアリー・カップ)。赤龍帝の籠手に対する龍の手(トゥワイス・クリティカル)幽世の聖杯(セフィロト・グラール)、ある程度の生態調整能力を持つ神器だ。

 

 それを応用し、高速で再生治療が起きる薬液を生成している。それによる回復がヴィーナの編み出した神器の扱い方だ。

 

 流石に神器そのものとの同調もあってのことだが、やろうと思えば薬の大量生産ができる。……一財産築けそうだな、オイ。

 

 だけど、三美さんも含めて本当に頼れる戦力だ。これならやりようはいくらでもありそうだな。

 

 うん、素直に感謝をするべきだろう。

 

「美人で頼れるチームメンバーが来てくれて、いや本当に感謝だな」

 

「「え!?」」

 

 ……いかん、今のはアカン。

 

 なんというか、意味もなくフラグを立てたかもしれない。

 

「……いや、シルファや文香も含めてだけどね!? それに黒狼や文雄も頼れるし! インガ姉ちゃんはベルナも愛してますから!?」

 

 よし、これでフォローできたはず―

 

「……あ、そうだよね! シルファちゃんって、勘違いされがちだけどいい子だし! 可愛いもん!」

 

「和地様。文香は文雄がいますから、落ち着いてくださいね?」

 

 ―違う方向にヤバイ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Other side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……なんというか、凄いね彼ら」

 

「兄さんも大概その枠に入っていると思うんですけど?」

 

「いや、ルーシア? 俺はまた方向性が違うけどね?」

 

「……」

 

「ど、どうしたのかな?」

 

「いえ、兄さんが人と違うことを当たり前に認めているのが新鮮でして」

 

「ま、俺も反省はするし改善はするさ。というより、それが取り柄だしね」

 

「ふふ、そうですね。なら私も、ルーシア・オクトーバーとして私なりに頑張ります」

 

「ああ、そうだね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「フハハハハ! お主の連れ合いと息子は、素晴らしいではないか! 主よ、見ておられるのでしたらどうか慈しみを!」

 

「ちょ、団長!? 恥ずかしいから勘弁してください!」

 

「よいではないか! 愛とは本来尊ばれるものだぞ? 誰かを愛して慈しみ、そしてよりよく共にあろうとするのは善なるものではないか」

 

「そうですけどね!? そうですけどね!? いや、マジ勘弁してくださいよ~」

 

「……まぁ、相対するのなら中々に難敵だがな。特に今回、我らはリュシオンを欠いておるしのぉ」

 

「その割には、残念そうに見えないですね」

 

「当然だとも、ヒツギよ! リュシオンが更に一歩を踏み出し、そして民草を顧みれるようになった証ではないか! 祭りの参加者な時ぐらい、家族の願いを優先しても罰は当たらぬだろう! 否、与えるような邪神など認めるわけにはいかんのである!」

 

「……そうですね。なら、私ももうちょっと楽しんだ方がいいですかね?」

 

「もちろんである! デュナミス聖騎士団が新たな一歩を踏み抱いたことを示しつつも、しっかり楽しんで交流せねばならぬぞ?」

 

「了解です、我らが団長、ストラス・デュラン殿!」




 神滅具の完全下位互換神器、今後も似たようなのを出し続けたいと思っておりますです、ハイ
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