混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部   作:グレン×グレン

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 はいどうもー! 自分の悪癖とアザゼル杯編が思ったより相性が悪いと悟り始めたグレン×グレンでっす!

 だってさー。なにせさー。十人以上のチームどうしがたたかう試合だからさー。全員をネームドにする必要はないけど、どうしてもある程度は新キャラを組み込む必要性もあるからなー。

 ちなみにこれを投降した後は、五人以上の新キャラを作る予定です。チョイ役も多いですが、何人かは星辰奏者にする必要もあるのでまた時間がかかるかも……。


大会開幕編 第二十八話 秘密のお話

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 バラキエルさんとの試合も終わって、ちょっと経ってからだ。

 

 俺と九成は、アジュカ様に呼び出されて冥界の施設に到着していた。

 

「何があったんだろうな?」

 

「さてな。ま、悪い事じゃないだろうさ」

 

 九成はそう言うけど、俺はちょっと首を傾げる感じなんだよなぁ。

 

 アザゼル杯も慣れてきているし、最近はトラブルも少ないけど。月に一回あるかないか程度だし。

 

 ……いや、月に一回もトラブルに巻き込まれるのは多いのか。多い時は一か月に二回ぐらい大きめのトラブルに巻き込まれるから、感覚がマヒしているかも。

 

 ああもう! 平和にエッチな毎日が送りたいだけなのに、なんで毎回毎回大規模トラブルの方がこっちに来るんだよ!

 

 思わず文句を言いたくなるけど、そこは我慢我慢。

 

「とはいえ、わざわざ俺達だけってのは気になるな。人数を絞っていると考えるべきなんだろうが」

 

 九成は首を傾げているけど、本当に何なんだろうか。

 

 そう思いながらも、待機するように言われた部屋で待っているとアジュカ様が入ってくる。

 

「待たせたね、イッセー君、和地君」

 

 そういったアジュカ様は、素早く魔法陣を操作すると映像を映し出す態勢に入っている。

 

「手っ取り早く本題から入ろう。……ちょうど休憩時間なのでね」

 

 休憩時間?

 

 俺達が首を傾げたその時、映像が映し出される。

 

『よう、和地にイッセー! 元気してるか?』

 

『久しぶりだね、和地君。イッセー君も、最後に見たのが倒れた状態なので心配だったよ』

 

 あ、アザゼル先生にサーゼクス様!?

 

 隔離結界領域に旅立ったはずの二人が、なんで映像に映ってるんだ!?

 

 いや、そもそも―

 

「なんでマッサージチェアーに座ってるんですか!?」

 

 ―滅茶苦茶ゆったりしているぅううううう!?

 

 浴衣を着てマッサージチェアに座っている。いったいなんでどうしてそうなった!?

 

 俺が絶叫していると、九成も面食らっていたけどなんかため息をついた。

 

「そんなものまで持ち込んでたんですか? まぁ、一万年も娯楽無しなんて無理だとは思ってましたけど」

 

「あ、そういう事か!」

 

 俺は咄嗟に納得した。

 

 そりゃ、一万年間もトライヘキサと戦い続けなんて無理があるよな! 心も体も()たねえよ。

 

 食料とかは突っ込んでるだろうし、当然息抜きの道具とかも持ち込んでたのか。

 

 そう納得した俺達だけど、アジュカ様は小さく首を横に振った。

 

「いや、そもそも物資と情報のやり取りはある程度可能に設計していたんだ。長期戦を考慮するなら兵站は無視できないし、情報のやり取りでより短期間で打倒できる方法も確立できそうなのでね」

 

 な、なるほど。

 

『……ただし、その辺りは最小限の人数に絞ることは確定でね。すまないが、リアス達にも伝えないでくれたまえ』

 

 サーゼクス様がリアスにも言わないでって、大変だな。

 

「つまり、休憩用の設備とかも準備してたんですか?」

 

 俺はそこも気になったので質問する。

 

 と、そこでサーゼクス様もアザゼル先生も苦笑していた。

 

 ん、なんなんだ?

 

『休憩設備は事前に用意したというよりは、流用だな』

 

 先生がそんなことを言うけど、一体どういう事なんだろうか?

 

「……まさか、フロンズ案件ですか?」

 

「半分正解と言おう。この件に関して彼らにはなるべく伝えないようにしていてね」

 

 と、アジュカ様が九成にそう答える。

 

 え、どゆこと?

 

 首を傾げていると、アジュカ様が追加で魔法陣を操作。別の映像が映し出され、そこにタンカーみたいなデカいユニットが見えた。

 

 あ、内部図解も出てきたけど……なんか豪勢だな、オイ。

 

 お風呂やサウナだけでも数種類ずつ。更にプールやフィットネスジム、バッティングセンターといったスポーツ系の娯楽設備でいい汗も流せる。加えてシアタールームや図書室、自然豊かな中庭といったインドア系の娯楽設備も完備だ。

 

 更に食生活も万端にしているのか、野菜工場や小規模だけど牧場に養殖場まである。これなら新鮮な食事もとり放題。

 

 なんだこの豪華客船。

 

『フロンズの野郎が王の駒が明かされた瞬間に色々動いてたのは知ってるだろ? その一環の交渉材料として、サンタマリア級艦首ユニットの一つを無償で提供してきたのだよ』

 

『で、コンセプトが「移動可能かつ長期間無補給で運用できる居住区」だったんでな。ちょちょいと改造して俺らの生活拠点にしたって寸法さ』

 

 サーゼクス様と先生がそう言うけど、ちょちょいとできることなのか……?

 

「え、そんな簡単にできるの?」

 

「冥界驚異の技術力すぎるだろ……」

 

 俺もだけど、九成も結構困惑してるな。

 

「フロンズ・フィーニクス達大王派の実権を握る者。……革新衆と呼ばれ始めている彼らには情報を絞っているが、遅かれ早かれ伝えることにはなる」

 

 と、アジュカ様がそう告げる。

 

『ユニットの長期間持続を踏まえると、いずれ話すしかないからね。もう少し時間を置く予定だが、これはもう仕方がない』

 

 サーゼクス様も少し残念そうだけど、まぁ必要だよなぁ。

 

 今、フロンズは大王派の実権を握っている。権限だけならアジュカ様の次ぐらいには高い人だ。いつまでも黙ってるわけにはいかないってわけか。

 

 ちょっと不安になるけど、先生も苦笑い気味で肩をすくめている。

 

『ま、対龍神クラスを念頭に置いた兵器であるGF(ギガンティック・フォートレス)の相手にはちょうどいいのがトライヘキサだ。……今後を踏まえると、あるに越したことはないんでな』

 

「ぶ、物騒なことを言わないでくださいよ~!」

 

 俺は思わず文句を言ったよ。

 

 漸くここまで来れたってのに、そんなポンポン龍神クラスの脅威が出てきてたまるかよ!

 

 極晃星(スフィア)だって九成のおかげでだいぶ何とかなったんだから。流石に当分あのレベルの事態は起きないでほしい。

 

 ……あのレベルじゃなければいくらでも起きそうだけど。

 

 禍の団はまだ結構組織として残ってるし。むしろ新しい象徴もできてるし。ついでに言うと、サウザンドフォースとかもいるし。

 

 それにハーデスや帝釈天もあれだしなぁ。どっちかは絶対なんか企んでるだろうしなぁ。

 

 ……あれ? もしかしてまだまだ世界は大ピンチ?

 

「そ、それで! 今日俺達を呼んだ理由は、なんなんですか!?」

 

 俺は気分を切り替えるように、そう元気よく訪ねた。

 

 と、そこでサーゼクス様がもの凄く真剣な表情になる。

 

『要件は三つだ。まずはイッセー君に対する、ちょっとしたお願いから解決しよう』

 

 お、俺に対するちょっとしたお願い?

 

「……これは以前から考えていたことだが、将来的に我々は、人間界でいうCIAやMI6のような組織を作ろうと思っている。裏の世界で連携を取り、不穏分子を動き出す前に探り当て摘発する組織をね」

 

 な、なるほど。

 

 そういう組織も、国家クラスとなるとやっぱり必要だよな。世の中、本当に大変っていうかなんて言うか。

 

 アジュカ様の言葉にそんな感想を持っていると、今度は先生が俺に視線をしっかりと向けた。

 

『で、だ。俺達としてはイッセー、お前にその長官を務めてほしいと思っている』

 

 先生がそんなことを言うと、サーゼクス様も頷いていた。

 

『簡潔に言うのなら、今後世界に害をなすだろう組織を未然に止める、そういった組織の中核になってほしいのだよ』

 

 え、俺が、秘密組織の長ぁ!?

 

「……いや、そういうのはカズヒみたいな奴の得意分野では? イッセーに向いてると思いませんけど」

 

 お、九成良い事言った!

 

「同感です! っていうか、そんな重大な組織の長とか、世界の命運を左右する善悪の判断とか、自信なさすぎます!!」

 

 自分で言うのもなんだけど、俺に向いてると思えないんだけど!?

 

 俺も九成もそんな感じだけど、アジュカ様達は違った感想らしい。

 

「そうだろうか? サーゼクスのような超絶な力とアザゼル元総督の顔の広さを両立するのなら、君が適任だろう」

 

 え、ええ、マジですか?

 

 アジュカ様の評価に俺が困惑していると、先生も力強く頷いた。

 

『別にお前ひとりでやれとは言わん。ただ、EXE(エグゼ)と呼ばれるだろうその組織は、お前達が結果的に動かしてほしいと思っている』

 

『君にもやりたいことや叶えたい野望があることは理解している。ただ、同時に脅威となりえる者も数多い。……どうか君の夢の一つに、世界を守る役目を含めてほしい』

 

 サーゼクス様までそんなこと言うけど、マジか。

 

 上級悪魔にもうなれたってだけでもちょっと困惑なのに、下手な最上級悪魔でもなれないような大役を期待される。

 

 いや、自信全くないんだけど!?

 

「……個人的にはどうかと思いますがね。イッセーのようなタイプは、デュナミス聖騎士団のような立ち位置につけるべきと思いますし」

 

 と、九成はそうたしなめるように言ってくれる。

 

 おお、持つべきものは友だ!

 

「……まぁ、やるとするならもっと堂々と動く国際連合部隊のエースってとこですかね。ちなみに俺は、NGO団体の顔役ぐらいがいいです」

 

「ちゃっかり自分の要望ねじ込むなよ!?」

 

 思わずツッコミ入れたよ。ちゃっかりしてるなオイ!

 

 と、とりあえずこれは保留でいいだろう。すぐなれってことでもないし、そもそも発足させるのもまだ先みたいだし。

 

「それで、残り二つは何なんですか?」

 

 とりあえず話を変えよう。そこが重要だよな、うん!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なんだろう。イッセーに暗部は向いてないと思う今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

 異形は何足の草鞋を履くのが当たり前っぽい感じだけど、もうちょっと年功序列を考えてもいい気がする。年季の厚みって大事だと思います。

 

 ま、俺に関しては牽制球は入れたから当分は大丈夫だろう。スポンサーならともかく、そういうのは俺の柄じゃない。

 

 ま、そこは一段落をつけて次の話になるわけだが、サーゼクス様の表情は少し暗いな。

 

『はっきり言えばこちらは私事だ。……グレイフィアのことだよ』

 

 あ、あ~。

 

 確かに、なんというかかなり妙なことになっているからな。夫としては気になるだろう。この人愛妻家だし。

 

 フロンズの後援を受ける形で、アザゼル杯に参戦したグレイフィアさん。

 

 旧魔王の血を引く者達を従えて、帝釈天をルールを活かしたとはいえ下したその大活躍は、冥界でも大騒ぎになっている。

 

 ただ同時に、違和感を覚えている識者も多い。リアス先輩もその一人で、多少なりとも付き合いがある俺達も違和感がある。

 

 ただ、いい様にフロンズに使われる人でもないはずなんだがなぁ。

 

「……その件なんですが、一ついいですか?」

 

 俺はそこで思い出したことがあるので、ちょっと話題に出してみる。

 

「……旧知の仲な女性が、「フロンズとグレイフィアさんの連名で要望しても断りそうな人物に、アザゼル杯の優勝賞品で願いを強制させたいのでは」といった趣旨のことを言っていました。……心当たりは?」

 

 緋音さんの推測が必ず当たっているとは言い難い。

 

 ただ、決して頓珍漢でもないと思う。

 

『……ふむ。少なくとも、彼女にそこまでさせるような願いは託した記憶はない。できればミリキャスの傍に居てほしいぐらいなんだけどね』

 

 サーゼクス様も心当たりがないか。となると、どこでどうなったのやら。

 

「う~ん。言っちゃなんだけどフロンズって大王派の顔だし、そこにグレイフィアさんが連名で頼めば、悪魔なら断ることってめったにないんじゃないか?」

 

 イッセーも首を傾げているんだが、魔王様二名の連名で伝えた要望を保留にしているからな。説得力が。

 

 ……まぁ、その辺もおいおい探っていけばいいだろう。

 

 となると、だ。

 

「……気を取り直しまして。三つ目は何でしょうか?」

 

『ああ、簡単なことだよ』

 

 と、そこでサーゼクス様は本心から微笑んだ。

 

『君達が助け出した初代魔王の血を引く二人だが、仲良くしてあげてほしい』

 

 そう、心の底から人のいい微笑みで彼は言い切った。

 

『一悪魔として魔王の血を引く者がこちら側に来てくれるのはありがたいということもあるが、私は親で兄なのでね。妹とそう変わりない年の少女には、真っ当な青春を送ってほしい』

 

 サーゼクス様はそういうと、俺達に向かってほほ笑んだ。

 

『そういう意味では、君達は適任といえるだろう。……まぁ、別の意味で少し不安だけどね』

 

「「どういう意味ですか!?」」

 

 思わずシンクロで突っ込んだよ、俺達は!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祐斗Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……どう思いますか、リアス姉さん」

 

「そうね。これはこれで面白い展開だわ」

 

 通達が起きた新しいマッチング。今現在僕らが予定を入れている期間にどんな相手と試合をするかが通達される。

 

 そして僕たちは、とても注目されるだろう試合を痛感する。

 

 燚誠の赤龍帝チームVSデュナミスの新生チーム

 

 悪祓の聖銀弾チームVS光掴む殲滅女王チーム

 

 リアス・グレモリーチームVS巨人達の戯れチーム

 

 涙換の救済者チームVS若人の挑戦チーム

 

 僕達オカルト研究部同士の激突もあれば、僕達が神話に名を残すレベルの相手と戦う試合もある。

 

 これがアザゼル杯。国際レーティングゲームというお祭りの側面。

 

「うふふ。私達も大物と戦うことになりそうですわね」

 

「まったくね。まさかここまでの大物と、こんな早い時期に相まみえるなんて。……震えるわ……っ」

 

 朱乃さんにそう答えながら、同時にリアス姉さんは注意の色を顔に浮かべる。

 

 何故なら―

 

「そして、お義姉さまがカズヒと戦うのね。……読めない戦いが起こりそうだわ」

 

 ―リアス姉さんと縁深い、二つの銀色が激突する。

 

 この戦い、本当に何が起こるのかが分からなくなりそうだよ……っ!




 フロンズも意図せぬ形で、隔離結界領域の、居住性が増した!!

 まぁこれは小ネタですが。

 そんなこんなで次章より、いろんなチームでの戦いが本格的に増えていく予定です。

 ぶっちゃけ自分の「設定を煮詰めすぎると燃え尽きる」という悪癖故、少しずつ設定を小出しで作っていくため時間はかかるでしょうが、頑張って進めていきたいので感想・高評価・推薦などは常々お待ちしております!
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