混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部   作:グレン×グレン

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 はいどうもー! 第三部のネタがたまりすぎてどうしたもんかと思っているグレン×グレンでーっす!

 ちなみに第三部はスパロボみたいな多重クロス作品要素が高まります。イメージとしてはファンリビに近い流れにしたいところ。

 現段階において新規クロスする候補は覇界王や俺ツイ。資金面がだいぶ克服されたこともあり、電子書籍ではありますが原作を購入して追いかけております。かつてケイオスワールドで参加させたストブラやなのはシリーズも改めて入れる余地はありますし、ほかにも参加させたいところ。
 ……まぁ、それぞれの作品から少数ずつが主体になりますが。ただ敵のテコ入れやトリプルゼロの便利っぷりから、主要チームメンバーとしてはともかく参加はかなり多く成りえます。

 その場合はハーデス陣営や禍の団もいろんな作品を取り込んで強化することでしょう。まぁ、自分の性質を考慮して脳内にとどめておりますが。


戦愛白熱編 第四話 テスト明けの日常

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 大会はまだまだ予選が続くが、俺達は学生でもある。

 

 そんなわけで、ただ今中間テストをこなした直後。ほっと一息つきながら、まったりとした時間を過ごしている。

 

 ふっふっふ。日々毎日勉強をしている俺にとって、無理のない偏差値の高校で赤点をとるなど無理な話。既に自己採点ですべからく高得点を確立しているので、こうしてのんびりとした空気でまったりと過ごせるのだ。

 

 ちなみに、カズヒは凄く苦労していたので打ち上げに行っている。これまたリーネス採点で補習回避は確実視されているので、かなりはしゃいでいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カズヒSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よっし! 四人で歌う歌をつるべ打ちで入れるわ! 歌いまくるわよ!」

 

「「「おぉーっ!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なんだろう。もしかするとちょっと見応えのある姿を見逃したかもしれない。

 

 ま、気の置けない親友達との時間は大事だろう。俺はその辺り、ちゃんと気を使える男でいたい。あと母親のプライベートをずけずけ踏み荒らすのもアレだろう。

 

 それにまぁ、一人の時間ってのも大事だからな。

 

 ふふふ。ちょっとシャレた喫茶店で、こうして一人で優雅なティータイム。なんだろう、意識高い系がこういうところで仕事をしたくなる気持ちも分かりソうだ。

 

 だが、俺はそんな自己アピールはしない。しっかり全てを終えているからこその優雅な時間を楽しませてもらうとしよう。

 

 そう思いながら、紅茶のお代わりを注文しようとした時だった。

 

「……へぇ、こんなところにしゃれた喫茶店がある物ね」

 

「そうだね。うん、いい香りだし期待できそうかな?」

 

 と、入ってくるのは見知った顔。

 

「「「……あ」」」

 

 思わず顔を見合わせていると、今度は外の方で振り返る気配が。

 

「「「「……あ」」」」

 

 そして更に顔を見合わせると、外の奴が指さした。

 

「お前、ついに姉妹丼か!?」

 

「死にたくなければ我が身を振り返れコラ」

 

 とりあえずイッセーに釘を刺しておいて、俺はため息をついてから軽く振り返る。

 

「奇遇だな、シルファにヴィーナ」

 

 これは、一人の時間は終了っぽいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なんとなく一人で散歩をしてたら、九成がザンブレイブの二人と一緒にいる所を見つけちまった。

 

「お前モテるから、てっきり今度はそういう事かと思ったぜ」

 

「……黒歌にモーションかけられているお前が姉妹丼とかいうな。お前の方がよっぽど狙えるだろうが」

 

 九成が鋭い視線で俺を睨んでくるけど、悪かったな畜生。

 

 コーヒーを飲みながら俺がその視線を交わしていると、コーヒーを同じように飲んでいたヴィーナが首を傾げる。

 

「姉妹どん? 親子丼のお仲間かな?」

 

「まぁそうだな。似たようなもんだな」

 

 俺はそういうけど、直後に九成から肘うちが叩き込まれる。

 

 咄嗟にガードするけど、割と鋭い本気気味の一撃だなオイ!

 

「なんだよ! 間違ったこと言ってねえだろ!?」

 

「間違ってるからな!? 意味が違うぞ!!」

 

 え、そうなの?

 

「……ふむ、肉も絞めるタイミングで味が変わるというけど、そういうのを楽しむ料理が日本にはあるのね」

 

 あれ? シルファがなんか変なことを……ハッ!?

 

 俺はぎこちなく九成の方を向くと、露骨に顔を背けられた。

 

「無自覚セクハラの責任は自分でとれ」

 

 そ、そんな!?

 

 いや頑張れ! 俺は女子の着替えを覗き続けてきた男。今更顰蹙を買う程度、なんのそのだ!

 

「……すいません下世話な話です! す、スラング的な!?」

 

「え? ……ん~……どんなスラング?」

 

 ヴィーナの視線が痛い! 悪意がないからこそ、俺の心が痛い!

 

「……お、親子丼は鶏肉()鶏卵()を同時に食べる料理だろ? そ、そこから転じたスラングがあって、姉妹丼ってのはそのスラングからさらに転じたスラングで……」

 

 うぉおおお! 恥ずかしい、これは恥ずかしい!

 

 芸人が滑った芸の笑う点を説明するのってこんな感じなんだろうか。いや、バレた後の冷たい視線を考えると、もっときついかもしれない。

 

 まずい、ここ一年近くひきつけと戦って築き上げてきた、わずかながらの信頼がここから崩れるかもしれない。

 

 シャルロットになんていえばいいんだ。畜生、俺の周りの女の子って、どんどんエロエロに理解を示してくるから……感覚がマヒしていたかもしれない。うかつだった。

 

 え、ええい! こうなれば気合を―

 

「……ああ、そういう事」

 

 ―入れようとしたその時、シルファの方が何かに気づいたらしい。

 

「つまり、私とお姉ちゃんが和地のお手付きになってしまったのかと邪推したわけね?」

 

 おっしゃる通りでございます。

 

「なんかごめんなさい!」

 

 とりあえず俺は勢い良く頭を下げる。

 

 と、なんか急に慌てだす雰囲気が。

 

「え……え、ええええ!? そ……ちょっと兵藤君!?」

 

 あ、ヴィーナの方が顔真っ赤になってるな、これ。

 

 九成は九成で、隣でため息をついてるし。

 

 いや申し訳ない。エロエロで申し訳ない。スケベな発想が真っ先に出て申し訳ない。

 

「男と女は基本的に、別の生き物なんだからな? そんなだからお前、女子から顰蹙を買ってたんだろうが」

 

 いや、なんか本当にごめんなさい。

 

「……というより、これでよくモテてるわね」

 

「奇人変人でもなければ只の人間にはモテないけどな。リアス先輩達は……ほら、文字通り人じゃないし」

 

 シルファに九成がそう言うけど、悪かったな。

 

 ただ、俺の悪魔としてのお得意様って変人が多いからな。そういうのを考えると、反論が全然できやしない。

 

 ……いい人は多いんだけどなぁ。ただ、へんてこりんなんだよなぁ。俺も変態な自覚はあるけど、そういう側なんだろうか。

 

 首を傾げていると、シルファはため息をつきながらコーヒーを一口飲んだ。

 

「とりあえず、お姉ちゃんにセクハラをするのはやめて頂戴。張り倒すわよ」

 

「はい、気を付けます!」

 

 かなり視線がマジなので、今後気を付けます!

 

 シャルロットに顔向けでもできないしね、そこは頑張るよ!

 

「まぁ、変態が過ぎるようなら言ってくれ。俺がとっちめるから」

 

「う、うん。……悪い子じゃないみたいだけど、ちょっと大変かな?」

 

 九成とヴィーナもごめんな? 今度は気を付けるからっ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カズヒSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ふぅ。テスト上がりは天国の気分だわ。

 

 久しぶりにカラオケを思う存分謳ったら、だいぶスカッとしたわね。

 

 やはり、多少はストレス発散をするに越したことはないようだわ。

 

「ふぃ~。四人で一緒に歌ったのって、何年ぶりだったっけ?」

 

「かなり前だよね。ほら、七緒とアイネスが英国に行く前だから……二十年超えてるよね」

 

 鶴羽とオトメねぇがそんなことを言い合うけど、本当にね。

 

 ……今でも苦いものがあり、ケジメはつけても背負うべき私の業であることに変わりはない。それが、かつて道間日美子がなした所業の責。

 

 ただ、そんな私を彼女達が支えてくれること。その事実は否定しない。私は、私を許してくれる人がいることは許すと決めた。

 

 だからこそ、私は目を伏せて決意する。

 

 瞼の裏に焼き付いた、私の運命がくれた笑顔。

 

 道間田知の、九成和地の、比翼連理の旧済銀神(エルダー・ゴッド)

 

 瞼の裏の笑顔に誓い、約束された勝利を刻む。

 

 尊ばれるべき勝利(笑顔)の為に、守り戦い死んでいこう。

 

 その誓いがあったからこそ、私はここまでこれたのだ。そう信じているし、これからもそうあり続けたいと思っている。

 

「ふふっ」

 

「あらぁ? どうしたのかしらぁ?」

 

 小さく笑った私に、リーネスが首を傾げてくる。

 

「いえ。二周目が孤児から始まった私が、こんなところではしゃげているのも中々驚くべきことかと思ってね」

 

 実際問題、そういうほかない。

 

 政情不安定なソ連圏で生まれ、ストリートチルドレンをまとめて何とか生活を確立。ストリートチルドレンが多い地域では害獣扱いされやすいことを踏まえれば、それだけでもよくやったといえるだろう。

 

 その後内乱において、腐敗した政権を打倒するべく少年兵として参加。決着がついた後、教会に拾われて暗部部隊を選び、その結果としてここに来た。

 

 ……波乱万丈な第二の人生ね。最初の人生もそうだけど、我ならが驚天動地の人生を送りすぎと言いたいわ。

 

「……そういえばぁ、カズヒって孤児だったのよねぇ」

 

「ええ。我ながら引きが悪いと思うわね」

 

 肩をすくめるけど、まさにそうだ。

 

 世界中を探せば孤児は多いけれど、それにしたって限度はある。

 

 前世のやらかしに見合った来世と言えばそうだけれど、ついてないとは言えるのかしらね。

 

 そう思っていると、リーネスは少し考えこんでいた。

 

「ん? リーネスってばどうしたのよ?」

 

 鶴羽が気づいてそう尋ねると、リーネスは小さく頷いていた。

 

「いえねぇ? カズヒの今生の家族について考えてたのよぉ」

 

 そのリーネスの言葉に、私はちょっと首を傾げる。

 

「……正直今更なことよ? やむを得ない事情があるにしても、今更前世の記憶持ちでしかもやらかしている娘とか……重いでしょうし」

 

 私としてはそういうほかない。

 

 孤児という物は環境が生む要素が大きい。学も財も無い方が、望まぬ妊娠は多いからだ。

 

 性教育を早くに受けている方が、意図しない妊娠が少なくなるという話を聞いている。それに学が無ければ、確実な避妊法を試みなかったり、避妊具の必要性をよく理解しないこともある。

 

 また財が無ければ中絶を受けることも困難だし、避妊具を購入するのも気後れするだろう。そして財が無いからこそ娯楽が少なく、手っ取り早い性交に走りやすくもなる。金に困った女性が風俗店で働くというケースがままあるのも一種の形だろう。

 

 つまるところ、貧困はそういった負のスパイラルを生み出しやすい。そんな中では、綺麗ごとを言い切れないこともあり得てしまうのが難点だとは分かっている。

 

 だから、やむを得ない理由で子供を手放すしかない場合もあるだろう。できることならしたくない者もいれば、したことを悔やむ者もいるだろう。そこは否定しない。

 

 私においても幸香のケースはある意味で近いだろう。まぁ、実の兄との子供を高校生の時から育てるとか、あらゆる観点から見てややこしくなるからまた違うかもしれないけど。結果的に捨てたと言ってもいいようなことになってしまったのは事実だ。

 

 ……とはいえ、だ。

 

 世界の命運を真剣に揺るがした男が誕生したきっかけ。闇に落ちて迷走した末に、親友を地獄に引きずり込んだ悪女。道間日美子は業が深すぎるがゆえに、並みの人間では支えきれない。

 

 今更今生の家族と再会したとしても、はっきり言って重荷過ぎるだろう。私もそれぐらいの気遣いはできるし、避けた方がいいとは思うのだけれど

 

 だから別に探さなくてもいいのだけれどとは思うけれど、リーネスは少し違うらしい。

 

「こう言っては何だけれどぉ。カズヒって星辰奏者(エスペラント)の才覚が凄まじいでしょぉ? ……なんというか、その点においてはある程度強大に……なりかねないかなぁと思ったのよぉ」

 

「……そこは盲点だったわね」

 

 思わず唸ってしまった。

 

 星辰奏者がどのような星辰光(アステリズム)になるかは、完全に千差万別だ。

 

 血を分けた双子だろうと同じ星を振るえることはないとされており、実際現状では確認されていない。

 

 ただ、ある程度のは肉体の影響も出るらしい。血筋的に近しい者が類似性のある星を振るうことはある。また、強力な星辰奏者をよく輩出する一族というのもあり得る話だ。

 

 ……ハーデス辺りが余計な知恵を振るう可能性はあるわね。

 

「そうね、ならちょっと調べてみようかしら。……ただ、意味もなく明かしたりはしないでよね」

 

 そこはしっかり釘を刺しておかないとね。

 

 自分が手放した娘が、前世でもの凄くやらかしており、世界の危機に間接的に関わっている女傑です。

 

 そんなことを言われたら、並大抵の奴はキャパオーバーを起こすのは見えているもの、ね。

 




 とまぁ、こんな感じでシンプルな日常回でした。
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