混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部   作:グレン×グレン

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 はいどうもー! 最近は暑くて疲れ気味なグレン×グレンでっす!

 いやぁ、のどが渇くったらありゃしない。水分は本当に必須ですし、熱中症で運ばれたくないので気を付けたい今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 それはそれとして、ちょっとした箸休めなお話です!


戦愛白熱編 第五話 魔王の血筋も、大変です!

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ぷしゅ~……っ」

 

「だ、大丈夫ですか、亜香里さん?」

 

 家でちょっとなんとなく歩いてたら、アーシアに介抱されている亜香里がいた。

 

 なんというか、頭から湯気が出てるような感じだ。知恵熱でも出てるのかもな。

 

 でもどうしたんだ、一体?

 

「どうしたんだ、二人とも」

 

「あ、イッセーさん」

 

 俺に気づいたアーシアに続いて、ゆっくりと亜香里が振り返った。

 

「て、テストが……テストが……っ」

 

 ん、ん?

 

 うわ言の様に呟く亜香里に、俺はちょっと首を傾げる。

 

 さっぱり分からないでいると、アーシアが困り顔で苦笑していた。

 

「亜香里さん、中間テストでいっぱいいっぱいのようなんです」

 

 あ、なるほど。

 

 中間テストって言っても、どの高校でも全く同じってわけじゃないか。俺達はもう終わったけど、ちょっと時期がずれるぐらいならおかしなことでもないだろう。

 

 で、テスト勉強やテストそのものでもういっぱいいっぱいと。

 

「う~……。テスト嫌い~……難しい~……頭使うのやだ~……」

 

 相当いっぱいいっぱいらしい。なんというか、ヘタレてる。

 

 あはは……。こりゃ、勉強でかぁなぁりぃ……疲れてるな。

 

「ま、テスト勉強とかテストって面倒に感じるやつも多いよな」

 

 俺は近くのソファーに座りながら、ちょっと同情。

 

 イヤホンと、テストってのは学生にとって嫌なことだよなぁ。テスト勉強とか面倒くさいし、テストそのものが嫌な奴も多いだろうし。

 

 亜香里はそういうタイプなんだろうさ。珍しくもないか。

 

「っていうか、イッセー達はなんでそんな平気なのさ? いや、有加利ちゃんも割と平気でやってるけど」

 

 亜香里からは八つ当たり気味にそんなことを言われるけど、ま、そんなことを言われてもなぁ?

 

「ま、俺は駒王学園の高等部に試験を突破して入学したからな。女の子が多い環境に行く為、一生懸命頑張って偏差値を上げたもんさ」

 

 ああ、俺のあの時の頭で、よくぞ入学できたってもんだよ。

 

 あの時は、松田や元浜と共に頑張ったもんだ。偏差値を一生懸命上げて、やっとの思いで合格したもんだ。

 

 今でもテストは基本的に、赤点は取らないけど平均値を引き離す高得点でもない。言っちゃなんだけど、オカ研だと俺は頭悪い組だ。

 

 ま、それでも毎日勉強するようにしているけどな。

 

「悪魔やってると、覚えなきゃいけないことも多いからな。馬鹿だからって頓珍漢なことを言ったらリアスに恥をかかせるし、俺を婿にする気満々のグレモリー家から教師をつけられてみっちり勉強させられたこともあるし」

 

 うん、あの頃はなんでそこまでするんですかって感じだったよ。

 

 でも、馬鹿だからって何も知らないままでいいわけでもないからなぁ。リアスはグレモリー家の次期当主で、俺はその眷属だし。いつの間にやら上級悪魔な上、いろいろと偉い人とも縁があるからなおさら覚えることも多いし。

 

「まぁ簡単に言えば、頑張る理由があるからかな? それにテストでいい点とったりするとリアスが誉めてくれるし……ぐふふっ」

 

 おっぱいで包み込んでくれたりとか、そういうご褒美もあるから尚更頑張れるってものです。

 

 うん、今後も頑張って勉強するよ。だっておっぱいが待ってるし!

 

 っと、いかんいかん。こんなところでそんなこと言ったら、アーシアちゃんが拗ねてしまう。

 

 実際ちょっとむくれてるし。これはあとで謝っておかないと―

 

「り、リアスお姉さまじゃなくても、私もご褒美出せますからね!? その……パンツはファーブニルさんにあげるので、ブラジャーでどうですか?」

 

 ―なん、だと!?

 

「……え、ええええええっ!?」

 

 亜香里なんてこの発言に真っ赤になってるし!

 

 ああ、なんてことだ! 最初の頃はまさにシスターだったアーシアちゃんが、リアス達の影響でエロエロに!

 

 これはこれでいい……いいけど、絶対に教育には悪いよ! でもブラジャーは欲しい!

 

 ……じゃない。これは亜香里に言っても意味ないし!

 

 とりあえず話を戻すか。

 

「魅力的な提案はいったん置いとくとして。勉強ってのはしたくなる理由が無いとやる気は出ないもんな。そういうものを見つけないことには大変だよなぁ」

 

 そっちが大変だからなぁ。

 

 いや、だってさ? 亜香里にとってはこれからいっぱい学ぶことが増えるわけだし。

 

 たぶん、並みの高校で中間テストをするだけでへばってると大変になるぞ。

 

「……真面目な話、お前や有加利さんは色々これから学ぶことが増えるぞ?」

 

「え、なんで!? テストでもないのにお勉強するの!?」

 

 割とショックを受けるけど、でも絶対やらされるぞ。

 

「俺も去年の夏休みは、リアスの眷属ってことで色々といっぱい教育を受けたからな。冥界の一般常識や言語、あとテーブルマナーに社交マナーとかも」

 

「そんなのもされたの!? え、私も!?」

 

 思いっきり驚かれてるけど、そんなもんじゃないだろ。

 

「いや、むしろ当時の俺よりやらされると思うぞ? ほら、亜香里ってベルゼブブの末裔だし」

 

 冥界、悪魔にとって魔王の血族ってかなり重要だしな。

 

 なにせ、悪魔って血統とかとっても重要視されてるからな。魔王の血族は特にブランドと言ってもいいから、こちら側に引き込めるのなら引き込みたがっている。ヴァーリが最上級悪魔になってるのもそこに在るしな。

 

 で、亜香里はベルゼブブだ。

 

「……内乱で追放したとは言っても、今の悪魔にとっても魔王の名は重要なんだ。特にベルゼブブはマルガレーテさんが徹底的に固辞してる上、フロンズがそれを了承して取り立てているから尚更って感じだろうし」

 

 奇跡的に発見された、ベルゼブブの末裔。

 

 いくら大王派がベルゼブブの末裔を確保しているとは言っても、多いなら多いに越したことはないだろう。魔王派としてはフロンズの息がかかってるかもしれない奴とか別の意味で不安だろうし。

 

 真魔王計画でどれだけの魔王血族が新しく生み出されたか分からないし、ハーデスの下にレヴィアタンの末裔がいるし。保護を通り越して、お飾りでもそれなりの地位につけられるのならそれに越したことはないだろう。

 

「覚悟しとけよ? まとまったお休みが手に入ったら、みっちりスパルタで教育期間が始まるぜ?」

 

「うえぇえ~? やだなぁ、それ……」

 

 俺が前もって伝えておくと、亜香里は絶望の表情でテーブルに突っ伏した。

 

 イヤ、本当にそうなるだろうからな? 冗談じゃないから覚悟しとけよ?

 

 ……そういえば。有加利さんの方はどうなんだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カズヒSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 リアス達とお茶をすることになって、話になったのは最近の勉強事情。

 

 特に高等部は中間テストなので、基本的には私の苦労話になっているわね。

 

「……それにしても苦労しているのね。二周目だからもう少し楽にできそうだけれど」

 

「体感時間で十年以上前の領域、それも十年以上経って洗練されてるし、そもそも基準となる偏差値が全然違うのだけれど?」

 

 勉強できる側と一緒にすんな。

 

 今生がどれだけ勉学面で困難かを考慮してほしいわ。むしろストリートチルドレンから、先進国の名門校で最低限やっていけるレベルまで持ち堪えれたことを誉めてほしいぐらいよ。

 

 十年以上昔の授業の内容を、あっさりと思い出せる奴だって少ない方でしょう。少なくとも多数派じゃないはずだわ。……ないわよね?

 

 ま、それはともかくとしてね。

 

「そういうリアスはどうなの? 大学となると羽目を外す阿呆とか出てきそうだけれど」

 

「イッセーがいる身ではしゃぎすぎたりはしないわ。それに、サークルは自力で作っているから尚更ね」

 

 行動力があってよかったわね。

 

 ま、それはともかく。

 

「……そういえば、鰐川亜香里と望月有加利はどうなのかしら?」

 

「そうね。今のところは順当に学生生活を満喫しているわ。……それが問題と言えば問題かもだけれど」

 

 その辺りの認識は一致しているようで何よりだわ

 

「実際問題、魔王血族がこうもつるべ打ちになっているものね。他の連中が懸念事項が多い以上、確実にこちら側が擁立できるものがいてくれるに越したことはないわ」

 

 そう、そこが最大の問題点。

 

 真魔王計画やそれ以外もあり、壮絶なレベルで魔王血族が増えている。

 

 グレイフィアさんに預けられているのは三人。それぞれ純血だけれど、安心はできない。大王派、それも革新衆と称されるフロンズ達が見つけて保護したのだ。グレイフィアさんがフロンズ達と何を目論んでるのかも分からない以上、手放しで味方扱いはできない。

 

 挙句、ラツーイカというやつはハーデスの配下。元々旧魔王派の計画である以上、禍の団に一人ぐらい残っていてもおかしくない。控えめに言って頭痛の種だ。

 

 だからこそ、魔王派にも魔王血族を擁しておきたいと思う者は多いだろう。ヴァーリは一応こちら側と言っていいが、元テロリストなあげく性格的に向いていない。もう一手欲しいのが本音でしょうね。

 

 実際、現魔王であるアジュカ様も同意見のようだし。

 

「取り込みをするにしても、ろくに異形も知らない以上は今後の教育が必須ね。その辺り、大丈夫かしら?」

 

「そうね。個人的にはある程度は普通に生活させてあげたいけれど、来歴が来歴だしある程度は学んでほしいわ」

 

 リアスからしてもこの意見だもの。三大勢力全体から見れば拒否の余地もない。

 

 さて、今後二人はどうしたものか。その辺りも気にしていかないとね……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Other side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて。彼らの教育は順調かね、ハッシュ?」

 

「そこは安心していい。なにせ、直接面倒を見ているのが彼女なのだからな。こちらも相応の教育体制を用意している上でだ」

 

「それは重畳。仮にも魔王血族であり、純血なあの三人。今後の為にはそれなりの出来になってくれないと困るのでね」

 

「よく言うな、フロンズ。お前からすれば旧王族に頼らない社会制度の確立が本音だろうに」

 

「現実を考慮すれば無視はできんよ。なまじ寿命が長く血統の影響がもろに出る悪魔社会は、どうしても血統主義がはびこりやすい。純血の王族はそれだけで影響力が大きいからな」

 

「確かに、九大罪王に移行しても、無視できない影響力がありえるわけだ。……だからこそ、か」

 

「そう。罪王の一角となるグレイフィア殿、それも本来魔王ルシファーの配下だったルキフグス。彼女の配下としてルシファー含めた純血の王族をつければ、いやでも民衆の無意識に刷り込めるものがある。魔王は()()()の王族だ、とね」

 

「まったくもって恐ろしい限りだ。最も、こちらも教育制度の過程で旧王族直系がどういうことをしたのかの啓もうは広めているがな」

 

「もっとも、それをもってしても完全に初代魔王の威光を消すことはできぬだろうがね。しかし、その時は後継私掠船団だ」

 

「アスモデウスの先祖返りたるユーピ。ルシファーの先祖返りたるラムル。レヴィアタンの先祖返りたるエペラ。ベルゼブブ(マルガレーテ)は契約上擁立できんが、これだけいれば十分だろう。……あの三人も、可能なら取り込みをかけるのだろう?」

 

「可能ならな。……とはいえ、旧王族を頼りにするのは革新衆のやることではない。ゆえに―」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こちらも少しずつ動くぞ? いい機会だ、マーケティングやデータ取りを徹底的に行うとしよう」

 

「了解だ。補佐はやる故、主導してもらうぞ?」

 




 魔王血族のオリキャラを大量に作り上げておりますが、この回では意外とヒューチャーされることも多くなるでしょう。

 まぁ第二部中に亜香里と有加利は戦闘にも慣れさせたいところです。第三部になってからだと遅すぎるしね?
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