混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部   作:グレン×グレン

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 はいどうもー! とりあえずタブレットを新調したグレン×グレンでっす!

 まぁ、本格的に貯金がたまってないので当座のしのぎ用に安いのですが。まぁ一年持てばいいレベルで勝っておりますので、本格的なのはまた次の機会ですねぇ。

 まぁそれはともかく、大規模バトルの始まりとなります!


戦愛白熱編 第九話 聖騎士と激突です!

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 よっし、新たな試合の幕が上がるぜ!

 

 気合を入れてスタジアムの控室を歩いているけど、やはり緊張感の一つや二つは湧いてくるな。

 

「さて、相手はデュナミス聖騎士団か。……ふふふ、腕がなるね」

 

「そうね、ゼノヴィア。教会武闘派の顔たるデュナミス聖騎士団、彼らなら相手に不足がないわ!」

 

 ゼノヴィアとイリナが戦意満々だけど、本当になぁ。

 

 相手はデュナミス聖騎士団。しかも、今後の和平を考慮して、各勢力から星辰奏者をスカウトしての複合チームだ。

 

 ヒマリがヒツギにスカウトされたのも、それが大きい。神の子を見張る者(グリゴリ)のエージェントだから、堕天使側の担当になっているそうだ。

 

 いろんなところに属している星辰奏者をスカウトしているらしいし、面白いことになりそうだよなぁ。これも和平の成果って奴か。

 

「主、この戦いも勝ち、主の名を更に知らしめましょうぞ!」

 

「その通りですわ。デュナミス聖騎士団の方々には悪いですが、先の試合で掴んだ勢いを次でいきなりなくすわけにはいきませんもの」

 

 ボーヴァとレイヴェルがそれぞれ戦意満々なことを言うけど、そう簡単にはいかねえだろ。

 

 なにせ相手は教会の精鋭部隊。色々あって人も減ったようだけど、だからこそ心技体揃った実力者が残っている。それも、各勢力から星辰奏者が参加しているぐらいだしな。

 

 間違いなく強敵だ。これは油断できないぜ。

 

 ……そして、ヒマリとヒツギがいるんだよなぁ。

 

 ヒマリ・ナインテイルとヒツギ・セプテンバー。道間乙女から分かれた二人の生まれ変わりで、俺によって準赤龍帝といえる状態になった子達。

 

 外側だけ見ると口調もあってお嬢様に見える時もあるけど、元気いっぱいで天然が入っているヒマリ。

 

 一見するとギャルっぽい雰囲気を持っているけれど、振り回され気味でしっかり者のヒツギ。

 

 二人が二人としてしっかり確立しているからだけど、結果的に仲が良すぎる凸凹コンビ。ま、そんなところも愛しく思うけどさ。

 

 そんなわけで、あの二人の連携攻撃はかなりヤバイ。星辰光も仮面ライダーも連携前提になっているから、タッグ状態なら神クラスにも届くだろう。

 

 つまり、強敵ってわけだ。

 

 俺の周りって、本当に強くて可愛い女子が多いって思うなぁ。いや、ホント。

 

「ヒマリさんとヒツギさんを、何とか引き離せれば有利になりますか?」

 

「そうですわね。ですが、相手だってそんなことは承知ですわ」

 

 アーシアが思いついたことを言うけど、レイヴェルがそれを認めたうえで首を横に振る。

 

「デュナミスの新生チームは、デュナミス聖騎士団のメンバーが連携を補佐する形で他のメンバーを生かしております。数においては明確にこちらが不利ですので、なおのことそれを崩すのは困難でしょう」

 

 そうなんだよなぁ。

 

 デュナミスの新生チームは、今後新生させることも含めたデュナミス聖騎士団のチーム。だからこそデュナミス聖騎士団が主力だし、彼らの高い練度が俺達にとって脅威になる。

 

 そしてそれを踏まえても入れていいと判断した他勢力の星辰奏者。つまり、それだけの価値があるメンバーで構成されているわけだ。

 

 油断できるわけがない。間違いなく、強敵だ。

 

 だからこそ―

 

「勝つぜ、皆」

 

 ―俺は、それを言ってのける。

 

 振り返り、俺を見てくれる皆に拳を突き出して見せる。

 

「俺達はいつだってそうだった。相手が全力で来るなら、俺達も全力で挑むだけだ。それが礼儀で……勝つ気でいくぜ!」

 

 その言葉に、皆も力強く頷いてくれる。

 

 ああ、挑ませてもらうぜ二人とも。

 

 俺は、俺達は……勝つ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 関係者コーナーにうかつに入れないので、俺は一人で近くの自販機コーナーにいた。

 

 と、そこに飲み物を買いに来た二人組。

 

 期待通り。来てみて正解だったな。

 

「よっ、二人とも」

 

「あ、和地ですの」

 

 俺が手を挙げると、真っ先にヒマリが反応する。

 

「もしかして応援?」

 

 と、ヒツギの方がそう言うけど、まぁそういう事だ。

 

「どっち中心で応援するかは悩んだけど、イッセーの方が比率は多いだろうしな。俺は元相棒達を応援させてもらいます」

 

 冗談交じりでそういうと、ヒマリは小さく首を傾げる。

 

「んもう? 何回も何回もS〇Xした仲ですのに―」

 

「「シャラップ」」

 

 素早くヒツギと共に、俺はヒマリの口を塞いだ。

 

 そうだけど。そうだけどね? そういうのはもうちょっと隠しなさい!

 

 俺とヒツギが視線を合わせて肩を落とすと、ヒマリはそこから抜け出した。

 

「あ、ごめんなさいですの」

 

 お、珍しく反省―

 

「ヒツギは一回だけでしたわね。今のは説明がおかしい」

 

「「そこじゃない!」」

 

 ―してるけどそうじゃない。

 

 嗚呼全く。こいつザイアの生活が長すぎて、この辺の感性がぶっ壊れているなホント。

 

 この辺りの矯正ができなかったのはきつい。いや、本当にきつい。

 

「今後とも、イッセーと一緒に苦労させると思う。……いざとなったら手伝うから呼んでくれ」

 

「りょーかい。期待してるからマジで頼むじゃん?」

 

 半目でヒツギと同情しあってから、俺は肩をすくめつつ二人を見る。

 

「ま、どっちが勝つか分からないけど……胸張れる戦いを目指すんだな。それなら無念はあっても悔いはないだろ」

 

 なんというか、ありきたりのない言葉になったかもしれない。

 

 ただそれでも、胸を張って戦えたといえるのなら、割とすっきりした結果になるだろう。

 

 やらずに後悔するならやってから後悔した方がいい。そんな言葉がある。

 

 やって後悔するぐらいなら、最初からしない方がいい。そんな反論もある。

 

 そのどちらにも言い分はあるんだろうが、俺が言えることは一つある。

 

 全てに勝つなんて不可能に近い。負ければ嫌な思うもするだろうし、無念も出るだろう。ただ、悔いは残らないように戦い抜くことは、競技試合ぐらいならできるだろう。

 

 なら、大事な仲間にそういった試合ができることを願いたい。俺はそう思う。

 

 だから、まぁな?

 

「……思う存分頑張ってこい。そこは間違いなく応援できるからさ?」

 

 ああ、そこははっきり断言できる。

 

 なんたって―

 

「仲間の健闘を願うのは、当たり前のことだしな」

 

 ―そう、心の底から言えるから……さ?

 

「もちろんですわ! むしろイッセーの首級を上げるぐらいでいきますわよ!」

 

 元気いっぱいの笑顔でヒマリはそう言ってくれるけど、首級を上げるな。

 

「たはは……。ま、変に出し惜しみはしないじゃんか。ほら、イッセーが相手だし?」

 

 そう言ってくれると助かるぜ。ヒツギはそれぐらい冷静な方がいいだろうしな。

 

 ああ、そこは心から応援してるからな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Other side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『さぁ、アザゼル杯もそろそろ序盤は終わり、激闘は更に激しくなります!』

 

 スタジアムに響き渡る、実況の声。

 

 そしてそれに呼応するように、対を成す入場口から選手たちが舞台に向かう。

 

『さぁ! みんなのアイドルおっぱいドラゴン率いる、燚誠の赤龍帝チーム! そして教会の誇るデュナミス聖騎士団を中核とするデュナミスの新生チーム!!』

 

『『『『『『『『『『わぁあああああああああっ!』』』』』』』』』』

 

 鳴り響く大歓声に応えながら、舞台に上がる二つのチーム。

 

 双方が笑みと共に向き合う中、それを見据える者達も数多い。

 

「さて、教会の顔役たるデュナミス聖騎士団に、D×Dの顔たるおっぱいドラゴン。双方ともにどんな戦いをするか、見ものだね」

 

「個人的にはデュナミス聖騎士団に注目ね。アマゴフォースも彼らと同じで星辰奏者(エスペラント)が中核だから、戦術には参考にできる点が多そうだもの」

 

 並び立ってそう語り合うは、英雄派の曹操とサイリン・アマゴ・ドゥルーヨダナ。

 

 共に英雄派でありながら、比較的自由に動けるメンバーでもある。

 

 ゆえに、直接試合会場まで足を運んでの試合観戦。

 

 今後の難敵となりえるだろう者達を調べるのは、対策として当然。こと敵を調べ上げてから挑む傾向のある英雄派にとって、それは何らおかしなことではなかった。

 

 と、そこに足音が響く。

 

「……ほぉ? おぬしらも来ておったのか?」

 

 視線を向ければ、そこに歩み寄るは九条・幸香・ディアドコイ。

 

「やぁ。フロンズの子飼いは自由みたいだね?」

 

「天帝の子飼いも自由のようじゃのぉ?」

 

 軽い皮肉の応酬をするが、双方ともに本題はそこではない。

 

 そのまま視線を向ければ、そこでは試合のフィールドに転移される両チームの姿が。

 

 かつて英雄派という同じ組織に属していた者として、強者との戦いに心躍る精神性が双方にある。

 

 ゆえにこそ、まごうこと無き強者であるおっぱいドラゴンとデュナミス聖騎士団。

 

 その競い合いに心が躍る。

 

「さて、この試合はどう動くのかしらね?」

 

 そう、二人の反応を見るようにサイリンが話を振った時―

 

「……ふっ。さぁ幸香、呼ばれる前からビールを買ってきたぜ?」

 

 ―滑り込むように、一人の男性が曹操と幸香の間に割って入っていた。

 

 曹操もサイリンも目を見開く。それは、男が高速で割って入りながら必要以上の空気の揺らぎを生んでないという事実。

 

 手に持っているビールもこぼれていない。それは、彼が超高速域で高いバランス感覚を保てるからこその力量。

 

 その一瞬で、この男は手練れであることを無意識に証明した。

 

「うむ! だがこの程度で妾の心は射抜けぬぞ?」

 

「もちろんさ! この程度で射抜ける安い女に惚れてないぜ?」

 

 そして同時に、変人の類出であることも理解した。

 

「……蓼食う虫も好き好き、と君の故国では言うんだっけ?」

 

 曹操のその皮肉に、幸香は苦笑しながら頷いていた。

 

「ふっ。その蓼はこの世で最も美味だからな。そこらのハンバーグでは足元にも及ばないだろうさ」

 

 そして男の方は、頓珍漢な返答を返していた。

 

「……で、どちら様かしら?」

 

後継私掠船団(ディアドコイ・プライベーティア)筆頭戦力新メンバー! いずれ幸香と添い遂げる男、一橋(ひとつばし)幸雄(ゆきお)・ディアドコイ! 帝国船長(キャプテン・マケドニア)と呼んでくれ!」

 

 サイリンが尋ねれば、無駄に濃い自己紹介が返ってきた。

 

 五秒、曹操とサイリンは沈黙する。

 

 そして胸を張ってどや顔になっている幸雄をちらりと見てから、幸香は微笑んだ。

 

「モテる女はつらいものでな。そうは思わぬか?」

 

「「自分で言うのか……」」

 

 当たり障りのない返答が返ってきた。

 

 とりあえず、曹操とサイリンは五歩ほど二人から距離をとったことを明言する。

 




 ようやく出せたぜ、帝国船長。

 かなり前から設計をしていましたが、本格的に出すタイミングを逸し続けてきた男です。第三部ではかなりガチなポジションになる予定。
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