混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部   作:グレン×グレン

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 ハイどうもー! 最近筋トレを欠かさず行うようにしているグレン×グレンでっす!

 とりあえず、最近かなり太り気味でしたが2kgぐらい一週間そこらで痩せました。この調子で60kg代前半を目指したいところです!


戦愛白熱編 第十五話 激戦の余韻

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 試合終了により歓声が響く中、俺は小さく息を吐きながらも微笑んでいた。

 

 試合そのものは二人の敗北だけど、あれはあれでいい結果だろう。

 

 たぶんだけど、ストラス騎士団長もそれを考えての発言だったのだろう。だからこそ、この決着には価値がある。

 

 ふっ。イッセーのことだからこの言葉を嘘にするなどありえない。命がけで幸せにしてくれるだろうさ。

 

 俺はたまらず拍手すらしながら、試合内容をまとめるようにダイジェストになっているモニターを見る。

 

 他の戦いも熾烈を極めていたが、イッセーがフリーになったことが大きな要因となったのは間違いない。

 

 今のイッセーは魔王クラスや半端な神に通用する領域。ついでに言えば、その中でも上位側だ。

 

 更に部分龍神化。あんな隠し玉まであるのでは、魔王クラスや半端な神では、むしろ不利といえるだろう。

 

 真っ向勝負で有利に戦えるのは、主神や超越者クラスだろう。それほどまでに、今のイッセーは強くなっている。

 

「……ふっ。いい試合を見たものだ」

 

 サイラオーグ・バアルもそう告げながら、小さく拍手をしていた。

 

「そして俺達は超えて見せる。その気概を持って挑もうというのだ。……そうだろう?」

 

「まぁな。龍神化無しのイッセー相手に、後れを取っては意味がないしな」

 

 この一点においては、俺達は意気投合できる。

 

 さて、俺も帰ってトレーニングをするかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ふぅ~。何とか勝てたぁ。

 

「しのぎ切りました。あのデュナミス聖騎士団相手に、何とかしのぎ切れましたなぁ」

 

 ボーヴァも息を吐くけど、本当に大変だったぜ。

 

「ホント疲れたー。あの人達とっても強いよね~」

 

 アルティーネも疲れてるのか、ベンチにへたり込んでいる。

 

 ああ、強かったよなぁ。

 

 教会武闘派の顔ともいえる、デュナミス聖騎士団。更にそこから別勢力の星辰奏者まで迎えてるんだ。強いわけだぜ。

 

 でも、今回も勝てた。

 

 ルールが比較的シンプルなのも良かったな。俺達って、特殊ルールだと未熟が祟って色々とぼろが出るし。

 

 今回は素直に褒められそうだなぁ。うん、ちょっと気分がいいかも。

 

「しかし、少しズルく感じてしまうな。一度ならず二度までもとは」

 

「そうね。なまじ味方だから、言われる機会があまりないのよねぇ」

 

 なんかゼノヴィアとイリナは凹んでる気がするけど、ある意味大金星だろうに。

 

「俺がいない間、ストラスさんを真っ向から押さえてたのは二人だろ? 凹むこと無いじゃねえか」

 

 俺が合流してからも粘られたしなぁ。連携にミスがあったら、一人ぐらい倒されてただろうし。俺だったら敗北じゃん。

 

 そんな中、よく頑張ったと思う。本当に助かったしなぁ。

 

 ただ、何故か俺に同情の視線が向けられた気がする。

 

 あ、あれ?

 

 首を傾げていると、ドアがコンコンとノックされた。

 

 この辺りは関係者以外立ち入り禁止だし、タイミングも早いな。

 

 たぶん相手チームなんだろうけど、誰だろう?

 

「おそらくヒマリ様がヒツギ様ですわね。……どうぞ、お入りください」

 

 レイヴェルが推測しながら声をかける。

 

 ま、流れ的にはそうなるのか。

 

 ……いや、ヒツギがいきなり入れるか? たぶんまだ動けない可能性だってるけど。

 

 そして実際、ドアが開くと覗き込んだのは別人だった。

 

「……えっと、デュナミスの新生チームの方ですよね?」

 

 アーシアが首を傾げながらそう言うと、その子は小さく頷いた。

 

「はい。今回の女王(クイーン)を担当した、ロルル・エルーシアと申します。燚誠の赤龍帝様の胸を借りれ、この上ない栄光を得られました」

 

 な、なんか恭しいな。

 

「……え、俺ってそんなに敬わられる人なの?」

 

 思わず後ろを振り返りながら、そう聞いてしまう。

 

 いやいや、そんな王様とかそんな凄い人に傅いているわけじゃないんだし。

 

 ただ、レイヴェルはむしろ呆れ顔だった。

 

「イッセー様。グレモリー本家の跡取りたるリアス様の婿同然では、人間でいうなら王配に値しますわ」

 

 え、そんなレベル!?

 

 いやいやいやいや。そんなこと言われてもなぁ。

 

「お、俺はまだただの上級悪魔だし……?」

 

「主よ。上級悪魔はその時点で偉いお方ですぞ?」

 

 反論しようとしたけどボーヴァにそう言われる。

 

 そ、それもそうか。

 

 上級悪魔って、基本的に貴族だもんな。それに俺は転生してから一年足らずでなってるから、異例の出世頭だし。

 

 転生悪魔からしたら、憧れる対象なのかもしれないな。

 

 まだ一年ちょっとしか転生悪魔をやってないから、こういう時なんかずれてるなぁ。

 

「そもそもイッセーは英雄以外の何物でもないだろう。超越者であるリゼヴィムの打倒など、悪魔全体でもできる者はサーゼクス様やアジュカ様ぐらいだろうしな」

 

「更に邪龍アポプスを討伐し、極晃奏者ミザリ・ルシファー討伐の立役者が一人ですわよ? 注目しないでいる方が難しいですわ」

 

 ゼノヴィアとレイヴェルにそう言われるけど、なんだかなぁ。

 

 俺は一生懸命頑張ってきただけだし、アポプスはともかくリゼヴィムとミザリは一人でやったわけじゃないし。

 

 ……倒した奴の一人ってだけで、十分ってことなんだろうか。まぁ、最上級悪魔クラスでも余裕で倒せるような連中とばっかり戦ってはいるけど。

 

 う~ん。一年足らずの異形歴だから、まだまだ実感が足りないところが多いってことか。でもそこまで崇められてもなぁ。

 

「ロルルさんだっけ? そっちだって、デュナミス聖騎士団の正規構成員を差し置いて女王の担当になったんだろ? 十分凄いと思うけどなぁ」

 

「……いいえ、私達のチームは割とメンバーの交代や役職替えが多いですし。本来は恐れ多いですから」

 

 俺の言葉にそんな暗い顔をするけど、何かあったのか?

 

 そう思っていると、レイヴェルがそっと俺の袖を引いて耳元に口を近づける。

 

「立場もあるのでしょう。ロルル・エルーシアさんは、つい最近になってからロスト・ミドル・デビルズに入られた方ですので」

 

 そう耳打ちするけど、とっても申し訳ないけどすぐに思い当たらない。

 

 う~ん。ここも悪魔になって―というより異形に関わって―まだ一年ちょっとっていう弊害だな。悪魔の最低限度の常識や基本的な異形知識はともかく、ちょっと離れたところになると苦しいところが多い。

 

 ただ、ロストってついてるのがな。ちょっと不吉というか、嫌な印象を覚えている。

 

 ただ、その耳打ちをロルルさんは聞いていたらしく苦笑している。

 

 ……星辰奏者って、五感も強化されるからなぁ。小さい声でも近くならすぐ聞こえるってことか。

 

「……冷遇ではないですけど、参加者が参加者ですから。自信にはできませんし、まだちょっと割り切れてないんです。あ、教えてくださって結構ですよ?」

 

 ロルルさんがそう言うけど、レイヴェルもボーヴァもちょっとバツが悪そうだった。

 

 あとゼノヴィアやイリナ、ロスヴァイセさん達異能に前から関わってる組も首を傾げている。つまり、悪魔のあまり広まってない立ち位置なんだろう。

 

 う~ん。ちょっと申し訳ないけど、素直に聞いた方がいいような気もする。人によっては逆鱗になりそうなことだろうし。

 

 俺がそう思ったのに気づいたのか。それともレイヴェルに言わせるよりはいいと気遣ったのか。ボーヴァがコホンと咳払いをした。

 

「ロスト・ミドル・デビルズは、あのシュウマ・バアルが魔王様に提案したことで結成された組織です。戦いで()()()()()転生悪魔から、試験を受けて合格した者が属する特殊部隊です」

 

 ……あ~、なるほど。そりゃ言い難い。

 

 あとシュウマ・バアルの発案って時点で、なんていうか裏事情が分かった気がする。

 

 主を守れなかった転生悪魔とか、大王派とかが冷遇しそうだ。そしてサーゼクス様は何とかしたいと思うだろう。シュウマ・バアルはフロンズを見守り育ててきた人だし、その辺りも聡いはずだ。

 

 だからあえて大王派の自分から提案することで、魔王様に恩を売りつつ、大王派がいい印象を持てるようにしたんだろう。ゼクラムさんならその辺りを読めるだろうし、上手く大王派を説得してwin-winにできたと思ってそうだ。

 

 ま、ある程度厳選されてそうだけど。その辺りはうるさいだろうしなぁ。

 

 ただ、その一因になるってことは二つ分かる。

 

 ロルルさんが優秀だという事。そして最近になって入った以上、少し前に主を失ったってことだ。

 

「その、ロルルさんの主は……?」

 

「明星戦乱の時に、ステラフレームとサテライトフレームの軍勢に押し込まれまして。……私は奮戦で同胞を守った功績で推薦されましたが、肝心の主を守れなかったので、自信は持てないです」

 

「……そっか」

 

 それは、きついだろうな。

 

 俺はちょっと考え込むけど、軽く屈みこんでロルルさんに視線を合わせる。

 

「怒られそうなことを言うけど、ちょっと気持ちは分かると思う」

 

「……そうですか?」

 

 かなりきょとんとされたけど、少しぐらいはわかると思う。

 

「……なんだかんだでリベンジマッチで何とかしたけど、俺もリアスを守れなかったことがあるしさ。それに近い経験も多いから、ちょっとぐらいは分かるさ」

 

 ほんと、俺ってそういう経験が多いからなぁ。

 

 婚約者騒動のレーティングゲームでは、そのあとサーゼクス様の計らいを活かせたから良かった。でもゲームそのものは俺達の負けで、リアスは一度泣いた。

 

 それにアーシアを助け出そうとした時は、リアスが悪魔の駒を使う決断をしなければ意味がなかった。それが無ければアーシアは死んだままだったろう。

 

 それに、俺達の戦いってそういう事が多いからなぁ。最終的に何とかひっくり返せたけど、仲間達が傷つき倒れたことは数多い。完勝できたことの方が少ない気がするしな。

 

 それに、だ。

 

「そもそも、邪龍戦役ではアザゼル先生やサーゼクス様を犠牲にしたようなもんだ。傲慢な言い方かもしれないけど、俺がもっと強ければ……そう思うことはよくあるよ」

 

 だからこそ、俺達の平穏を邪魔する奴は、絶対に倒す。例え滅ぼしてでもだ。

 

 だからこそ、俺は言える。

 

「冥界の英雄なんて言われる俺でもそうなんだ。ロルルさんも、深く考え込みすぎないように……な?」

 

「……歴代最優、燚誠の赤龍帝にそこまで言われると、そうしないとって思えちゃいますね」

 

 まだ寂しげだけど、ロルルさんはそう微笑んでくれる。

 

 うん、ちょっとぐらい気休めになるといいけど―

 

「イッセー様。誰彼構わずそういうことをしては……後ろからいつか刺されますわよ?」

 

 ―俺のマネージャーはこういうところも厳しい!!

 

 

 

 

 

 

 

「あ、それで……サインください!」

 

 あ、ロルルさんはそういう目的だったのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Other side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ふむ、流石は燚誠の赤龍帝。やってのけるのぉ?」

 

「同感だな。神滅具を持つだけの凡人でありながら、あの高みにまで至るとはな」

 

「ほぉ、ユーピも流石に気になるのか?」

 

「当然だろう、幸香。気になるさ」

 

「まぁそうよなぁ。……前人未踏の禁手の先を、何度も切り開いた男。気にならぬわけがない」

 

未開(明日)をかける俺達が、後塵を拝するのも困難ではな。……とはいえ、いつまでもとはいかないだろう」

 

「それは当然。いずれ必ず極晃星を掴むように、禁手のその先も会得せねば話にならぬ」

 

「で、その辺りはどうするんだ、幸香」

 

「お主こそどうするのだ、ユーピ?」

 

「知れたこと。俺に関しては一つ当てがある。だが、お前はどうなんだ?」

 

「ククッ。残念ながら手探りじゃ。だが……必ず掴む」

 

「そうだな。後継私掠船団は、そうでなくては話にならないのだからな……」

 




 本日はここまで!
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