混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部   作:グレン×グレン

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 はいどうもー! 感想・高評価・推薦・捜索掲示板の紹介を常に欲しているグレン×グレンでっす!

 というわけで、本格的に第二部スタートです!

 とりあえず第二部一章は導入編にして「余計な影響でいろんなことが起こるよ!」を伝えるための話になりそうです。

 さて、いきなりバトル展開だぜぇ……?


第一章 新期来訪編
新期来訪編 第一話 負の欲望は尽きることなく


祐斗Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 山間部の町で起きた、謎の魔獣化事件。

 

 僕達オカルト研究部が増援として派遣されたこの事態は、少しややこしいことになっているね。

 

「……くっ! 止まれっ! 止まらないと―」

 

「ウルサイ……ジャマ……コロォス……ッ!」

 

 牽制として威嚇射撃を行う、自衛隊のバトルレイダー。

 

 だけど、魔獣化した存在は苛立たしげな様子を向け、逆に殺意を込めて殴り掛かる。

 

 ―それを、僕は四肢を切り裂くことで無力化した。

 

「ためらえばそちらが殺されます! せめて四肢を砕いての無力化は割り切ってください」

 

「……すまない」

 

 やはりこれはまずいね。

 

 東京都の自衛隊は、変態達や数多くのテロリストとの戦闘で経験を積んでいる。だからこそ、腹をくくれば殺し合いに対応するだけの割り切りは持てる。

 

 だけど、魔獣化した存在は民間人だ。

 

 民間人を守るのが彼らの仕事だ。それに映像に映された通り、意図的になったわけではない被害者がこの魔獣ともいえる。戻せるかどうかも分からないけど、それは戻せるかもしれないところはある。

 

 だからこそ、自衛官は躊躇してしまう。

 

 ……そういう意味では、僕らはまだ割り切りができるだろう。

 

 倒さずに済ませるなら済ますべき相手と何度も戦い、そういった余裕を持ちこめない経験も何度もしてきた。英雄派に操られた神器保有者や、聖杯で邪龍になった者達がいい例だ。

 

 そういった者達を殺すことを選ばねば、大切な仲間や守るべき者達が被害を受ける。それは分かっていても、ためらいが生まれることはあるだろう。

 

 だからこそ、ここはそれを乗り越えた僕達がフォローするべきだろう。

 

 幸い、この魔獣化した者達は中級悪魔なら余裕をもって対処できるレベルだ。下級悪魔でも、相応の戦闘経験やセンスがあれば一対一で不覚をとることはまずないだろう。

 

 性能は相応にある。全体的な耐久力は戦車の正面装甲より劣る程度だが、それゆえに対物狙撃銃や重機関銃では急所を狙ってもびくともしない。膂力は戦車をひっくり返せる程度にはあり、存在によってはちょっとした榴弾レベルのオーラを放つなど遠距離攻撃ができる個体もいる。移動速度も一世代前の戦車レベルはあり、跳躍することもある為、機動力は高い方だろう。

 

 総じて、普通の軍隊が相手をするなら第三世代戦車に重装備の随伴歩兵が一個分隊以上は欲しい。そうでないと倒すのは難しいだろう。

 

 だが、倒すのではなく足止めなら、歩兵数人でもできるだろう。

 

 なにせ、こいつらの判断は衝動的だ。

 

 それぞれがうわごとのように一つの行動に拘り、それを邪魔する存在に突発的に攻撃を仕掛けると言っていい。それゆえに、陽動などは比較的簡単なんだ。

 

 食事に関するうわごとを繰り返す者は、手当たり次第に食べられそうなものを食べる。そして胃の容量が限界になったと思えば、今度は吐き出してからにしてからまた食べる。そんな感じだ。

 

 なので、それに類するものを用意することで陽動することは可能だ。性欲に関するうわごとを呟く個体に至っては、幻術の要領で複数を融合し、消すと同時に一つだけアダルト雑誌を置くと、同士討ちを始めている。

 

 弱い者いじめの類を呟く個体は戦闘部隊から逃げるような動きをするが、これも弱い者いじめをしたいからなだけだろう。徒手空拳や異能主体な小猫ちゃんやレイヴェルさんは、それぞれが囮と大技を交代し合うことで、そういった手合いを引き寄せて殲滅していっているぐらいだ。

 

 つまり行動アルゴリズムが単調すぎる。理性が無いどころか、知性に至っても賢い動物はいくらでもいるレベルだ。どちらかというと、本能の手綱を握れていないというべきか。

 

 だからこそ、慎重かつ冷静に行けばすべてを捕縛することもできるだろう。死人を出さずに鎮圧することも、この魔獣だけなら不可能ではない。

 

 問題は、だ。

 

 僕はちらりと、ある方向を確認する。

 

 そこには巨大な、魔獣で出来た城とでも形容するべきものが出来ていた。

 

 この距離から確認する限り、高さは80mほど。四方の編は200mぐらいの、巨大建造物といえるだろう。

 

 あれが出現してから、更に魔獣の出現率が増えている。更に言えば、人々を魔獣化させる結晶体も飛散している。

 

 既に朱乃さん達が撃ち落としを試みている為、そちらに関しての被害は少ない。だが同時に多少はおり、更なる魔獣となってしまう事態になっていた。

 

 ……レイダー部隊が主体になっているのも、装甲で防げるということが重要だからだ。更に異能持ちは魔獣化を防げるようで、当たり次第一旦下がって、異能で切除する方向になっていた。

 

 とはいえ、だ。

 

「この戦力で、これだけの規模の事態を引き起こす? 不可解だね」

 

 推測するに、大欲情教団と同種の存在と考えるべきだろう。

 

 異形や異能について相応の知識があるのなら、これだけの事態をこの程度の戦力で起こすリスクは分かり切っている。となると逆算して、それが分かってない者達が動いているとしか思えない。

 

 まったく。禍の団が大打撃を受けたというのに、世の中には困った者達が数多くいるものだよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まったく。大欲情教団系列の秘密結社的な連中がまたしても出てくるとはな。

 

 しかも、射出して当たったら化け物にするような技術なんてろくでもない物を。TとかGとかCとかいったウイルス系列とは言うが、即化け物かと考えればCが最適だろう。ろくでもなさすぎる。

 

 そんなものが飛んでくるとか、危なくて外に出るのも困難だ。だが建物に籠っていると、魔獣化した者達に襲撃されかねない。

 

 というわけで、俺は今カバーに回っている。

 

 警察から用意してもらった機動隊用の装甲車。それを自衛隊が戦車やレイダー部隊を前衛にして引き連れ、俺がそれに随伴。その車列で住宅街などを回り、俺が障壁でカバーをしつつ乗せて離脱。

 

 このパターンで俺達は避難を進めていた。

 

 俺を抜きしたメンツもいるが、その場合は安全性を考慮する為少人数になるほかない。その分どうしても時間がかかるわけだ。

 

 だが俺がいるグループは、俺の星辰光で大きくカバーができる。だから車列は十台以上。その分一回の移動で回収できる人数が多いわけだ。

 

 これもまた、俺が極晃に至った恩恵だ。

 

 極晃に至った俺の星は、性能も大幅に向上している。

 

 これにより、俺の障壁展開能力は数段上に進化を遂げた。上面に大きく傘のように障壁を展開しつつ、建物から出て車両に入る避難民を数人ずつに絞れば、更にすっぽり被さる様に障壁でカバーができるわけだ。

 

 ぶっちゃけ、ディフェンディングタートルやチャージングリザードを使う必要がない。どっちも今の俺なら普通にできるからな。

 

 とてももったいないので、あとで何とか改善策を考えよう。文明の発達とは時にこんなもんだが、それでもなぁと思ってしまう。

 

 とはいえ、だ。

 

「ありがとう、少年! 一旦後方に移動して避難を進めるよ」

 

「了解です」

 

 サポートに回っている機動隊のレイダーと言葉を交わし、周囲を警戒する。

 

 幸か不幸か魔獣共は、心を鬼にすれば自衛隊で十分対応可能だ。レイダーなら装甲もあって魔獣化されることはないし、俺達はカバーに回るだけで済んでいる。

 

 そしてその過程で、カズヒが本丸と思われる謎建築物に突貫している。

 

 フォロー担当としてゼノヴィアやイリナ、アニルも参加しているが、対応力を重視してリアス部長まで向かっている。

 

 このレベルの戦力が基本なら問題はないだろうがな。問題は精鋭を出し惜しみしているとかの場合だが。

 

 まぁ、だからこそカズヒまで参加しているわけだ。本当にやばくなる前に、連絡は来るだろう―

 

「……ほんとにもう。やりたいことを邪魔しないでっ!」

 

 ―その瞬間、後ろから迫りくる魔力砲撃を俺は障壁で素早く逸らす。

 

 斜め上からだったので、障壁も減衰用まで用意し、いくつも展開して何とか上に逸らす。

 

 余波でマンションの上半分が吹き飛んだが、避難が完了した直後だったのが不幸中の幸いだ。

 

 厄介な出力だな。直撃してればこの辺り一帯吹き飛んでるぞ。

 

「……は?」

 

「い、今の威力は―」

 

「すぐに避難してください! こいつは格が違いすぎる!!」

 

 呆気にとられる人達に怒鳴りつけ、俺は素早く魔剣を展開する。

 

 ヤバイヤバイヤバイ! 思った途端に大粒が来やがった。

 

 今の魔力砲撃、最上級悪魔の領域に届いていたぞ。それもおそらく本気じゃないし、グレンデルレベルの脅威とみなすべきだろう。

 

「急いで! こっちもちょっと余裕がない!」

 

「わ、分かった! 全員走れ!!」

 

 慌てて避難が進む中、俺は素早く足を踏み込む。

 

 これはガチで動いた方がよさそうなんでな。俺もすぐに対応するさ。

 

『BLANCE SAVE!』

 

 パラディンドッグを装填する中、相手の姿を確認する。

 

 薄いシースルー素材に見える、薄っすらと内側が透けて見える素材を多用した、煽情的な衣装を纏った女。

 

 青紫の長い髪をポニーテールにした彼女は、手に絶大な魔力を纏っている。

 

 その表情はイライラしているようで、こちらに殺意を向けていることが丸分かり。目の辺りが隠されて対象にも関わらず、それが分かるほどの怒りが見えている。

 

「折角好きなことだけして生きれるのに、邪魔するなんて無粋なことをしないで頂戴」

 

「なるほどな。そういうことか」

 

 今の発言を記録しながら、俺は何となくを理解する。

 

 つまるところ、こいつらの目的は衝動の開放といったところか。

 

 他にも色々聞きたいが、まず言いたいことを言わせてもらう。

 

「ふざけるな。ただそれだけの化け物にすることを、善行だとでもいうつもりか?」

 

 ふざけるなとしか言えないが、それに対して相手から、呆れといった感情が透けて見える。

 

「そうでしょう? 我慢して好きなことをしないなんて可哀想だもの。……素敵な世界を広めたいって、そう思うからしてるのよ?」

 

 そう言いながら、女は結晶体を何時の間にか展開すると投げつける。

 

 それを素早く光力とショットライザーで撃ち落としながら、俺はため息をついた。

 

「こんな形で使うとは。―禁手化(バランス・ブレイク)

 

 その言葉と共に具現化するのは、魔剣ではなくバイク。

 

 疾走車輪(ソニック・チャリオット)。俺が持つ新規の一つ。一言で言うなら、めっちゃ凄いバイクを具現化するというシンプルな神器だ。

 

 そしてそれが禁手(バランス・ブレイカー)に至ったことで、かなり大型のバイクに変化。その外見の通り、馬力を中心として更なる進化を遂げている。

 

 だが、それは余技と言っていい。ぶっちゃけ今の俺なら、バイクを積極的に使う必要はないからな。

 

 そしてその本領を、自動で走りながら具現化する。

 

 同時に、俺は更なる追加も完了した。

 

残創(コスモス・メイク)

 

『ASSALT SAVE!』

 

 装填されるサルヴェイティングアサルトドッグプログライズキー。そして同時に、バイクは瞬時に変形する。

 

 現れるは、二つのローターで飛行する人型の従者。サルヴェイティングアサルトドッグの影響で武装を展開し、銃撃で砲撃を打ち落としながら、車列を援護する。

 

 同時に、俺はパラディンドッグで仮面ライダーマクシミリアンに変身。対応準備を完了させた。

 

「なによ……気分が悪くなるじゃない!」

 

「その反応、やはりモグリの類か」

 

 俺は冷静に判断しながら、俺自身の力をカバーする。

 

 俺が至った疾走車輪の亜種禁手。それはバイクそのものを大型化して強化するのみならず、有事に人型に変形しての戦闘支援が行える禁手。その名も、戦場駆ける従士の戦車(ウォー・チャリオット・サーヴァント)

 

 更に最初から残神をセットで運用するように設計しており、プログライズキーと装填することで従士の機能を拡張させる従士纏う数式装甲(チャリオット・ライドライザー)を残神として保有している。

 

 さて、俺もいい加減進化を遂げまくっている。

 

 さて、目隠しをしているので表情は読み切れないが、この際それはどうでもいい。

 

「覚悟しろ。お前らの目的は知らないが、お前は此処で足止めし、可能なら倒す」

 

 星魔剣の切っ先を突き付け、俺は此処に宣言する。

 

嬉涙旧済(グッドエンド)で今日を終えるぜっ!」

 

「こっちのセリフよ! 気持ちよくやりたいことをやって終わるわっ!!」

 

 そして、俺達は激突する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 ったく、いきなりこんなことになるだなんてな!

 

 俺は町の上空で、魔獣達を上から攻撃していた。

 

 俺がオフェンス向きなのは自他共にってやつだしな。魔獣達の中には空を飛ぶ奴もいるし、思う存分暴れて吹っ飛ばすのが理に適ってる。

 

 ただ、そんなことをされれば相手だってうんざりする。

 

 だから来たよ、強敵が!

 

「邪魔しないでよ! 皆が可哀想でしょ!」

 

 放たれる蹴りを俺は受け止め、十メートルぐらい後ろの吹っ飛ばされた。

 

 不意打ちだったけど、重い蹴りだな。グレンデルが本気で殴りつけてきたぐらいってところか。結構やるな。

 

 それはそんな風に感触を確かめながら、相手を確認する。

 

 ……ビキニみたいな衣装で、結構大きいおっぱいがとっても気になる女の子だ。赤紫の髪はツインテールで、目元は布を巻いて隠している感じだな。

 

 っていうか、俺を相手に女の子が出てくるってことは、敵はやっぱり大欲情教団みたいな感じか。異形の知識はあんまりないっぽいな。

 

『おそらくはな。だが万が一もあるし、後継私掠船団(ディアドコイ・プライベーティア)のように対策があるかもしれん。気を抜くなよ?』

 

 分かってるって、ドライグ。

 

 漸く禍の団を倒せたんだ。こんなところで終わる気はないさ。

 

 それに、俺達が住んでいる近くでこんなことをしやがったんだ。相応の報いは受けてもらう。

 

 俺達の平穏を乱す敵は、絶対に潰す。相手が女の子とでも容赦しないぜ。

 

「……可哀想」

 

 と思ってたら、なんかすっごく同情された!?

 

「な、何が可哀想だ!」

 

 いきなり酷いことを言うやつだな! 出会い頭になんでそんなこと言われなきゃならないんだ!

 

 そりゃぁ俺は、おっぱい一杯夢いっぱいなところとかを残念扱いされることもある。自分でも覗きや学校でエロ本を読むのを我慢するだけで、ひきつけを起こすのはどうかと思う時もある。残念扱いされることは仕方ない。

 

 だけどなぁ、俺のことをさっぱり知らないだろう奴に、出会い頭で言われる筋合いはねえよ!?

 

 っていうか、泣きそうな表情になるなよ。どんだけ同情してんだ!

 

「……そんなに強い欲望があるのに、押さえつけてるなんて。もっと素直に解き放った方が素晴らしいのに……っ」

 

 ……俺の煩悩が察知されている!?

 

 っていうか、そっち方向の同情かよ。大欲情教団の関係者なのかと思いたくなるな。

 

「こっちに来ない? 君のその欲望を、解放しよう?」

 

 なんか右手まで差し伸べてきてるんだけど。

 

 っていうか、左手で上着を引っ張って生乳を見せてきたぞ!?

 

 うぉおおおおお! 非常時だけどそれはそれとしておっぱい! 脳内保存、急げ!!

 

 何とか戦闘態勢をとったままで俺が鼻血を流していると、その女の子は小さく微笑んだ。

 

「素直になろう? 私もちょっとムラムラしたし、いっぱい入れて出してい・い・よ?」

 

 俺は、一瞬息を吸い込んだ。

 

「………断る!」

 

 そしてはっきり言い切った。

 

「……なんで? そんなに我慢したいの?」

 

 不思議がられるけど、対した理由じゃねえよ。

 

シャルロット(あいつ)に、リアス(彼女)に、胸を張る。それが俺の生き方なんでな」

 

 そうさ、理由なんてそんなもんだ。

 

 だけど、それで十分さ。

 

 だから俺は言い切れる。俺達の下で起きている光景を前に言い切れる。

 

「……あんな姿になるなんて、まっぴらごめんだ。それじゃぁ二人に、皆に、子供達に、顔向けなんてできやしねえ!」

 

 ああ、それに―

 

「あんなもので、俺達の平和を踏みにじろうっていうんだろ? だったら容赦なく、滅ぼしてでも倒してやるさ!」

 

 ―あんな光景、子供達に見せられるかよ!!

 

「……はぁ」

 

 そして目の前の奴はため息をついた。

 

「なんでそんなにつらく生きるのかな? 苦しいだけじゃん、可哀想」

 

 心からそう思っている言い方をしたうえで、その子は足にオーラを籠める。

 

 ……問題は、そのオーラそのものだ。

 

 魔力に近い、その力。そしてヤバいと思うぐらいに、その質を俺は良く知っている。

 

 なんたって一回マジで殺されている。死に物狂い、いや決死でだ。おかげで体が一回完全にダメになって、オーフィスや歴代の協力、そしてたまたまグレートレッドが通りがかってなきゃヤバかった。

 

 そう、それは―

 

「……シャルバッ!?」

 

「何それ。ゲームのボスキャラ?」

 

 首を傾げるその子は、そのまま蹴りを叩き込んでくる。

 

 そしてそのうえ、こっちのことを本気で憐れむ表情までしてきやがった。

 

「したいことしないなんて可哀想。見てて辛いから死んじゃって!」

 

 なんか滅茶苦茶なこと言ってくる奴だな。

 

 シャルバ……いや、マルガレーテさんを思い起こすところもある。っていうかこの魔力の質、かなりやばくないか?

 

 なんか妙なレベルでアレだけど、なら尚更容赦しねえ。

 

 このままこいつらの好きにさせたら、たくさんの人が魔獣になる。

 

 もし冥界の子供達が、駒王町の人達がああなったら。そう想像しただけで、俺が戦う理由には十分だ。

 

「容赦はしねえよ。遠慮なく、吹っ飛ばす!!」

 

 滅ぼしてでも倒してやる、覚悟しな!!




 そんなこんなで、いきなり意味不明の謎存在発生。この調子なら第三部によるオリジナル展開が確定なので、ほぼ高確率でそこまで引っ張る予定です。

 そしていつの間にやら疾走車輪を禁手にしていた和地。モチーフはもちろん555の奴です。

 いっそのこと、疾走車輪をパラディンドッグで変質させるときはバイクであることも含めてライダー系の再現で統一してみるかとか考え中。
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