混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部   作:グレン×グレン

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 はいどうもー! 今現在、和地編の激戦を書いているグレン×グレンでっす!

 いろいろと趣向も凝らしたので、ぜひ期待してくださいねー!


戦愛白熱編 第二十三話 九大罪王の王冠

カズヒSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どういう隠し玉よ!」

 

 思わずそうぼやきながら、私はグレイフィアさんと真っ向から競り合う。

 

 魔王クラスの基本性能に、歴戦の経験による立ち回り。

 

 性能のごり押し込みならミザリが上でしょう。だけど経験値に物を言わせる戦い方の厚みが、彼女を強敵として完成させている。

 

 そして、状況は完ぺきにこちらが不利。光掴む殲滅女王チームは、悪祓の聖銀弾チームを完全に圧倒している。

 

 信じがたいわね。中級悪魔クラスが相手なら、星辰奏者だってやりようはある。対異形を踏まえた訓練も受けているし、そう簡単に後れは取らない。その上で圧倒されている。

 

 理由は単純。攻防速が明らかに跳ね上がっている。

 

 もはやあれは、上級の上澄みか最上級の底辺といったところ。最上級悪魔換算で言うなら雑魚だろうけれど、最上級悪魔クラスは大半の雑魚にとって悪夢でしかない。

 

 更に上級悪魔四名も中堅に届くかどうかレベルの最上級悪魔になっている。

 

 攻撃が強い。防御が固い。動きが早い。単純にすべての性能が強化されたことで、私達のチームは圧倒されている。

 

 あれでは、一時間持たずに大半がやられる……!

 

 明らかにおかしい。異常事態だ。

 

 アザゼル杯はレーティングゲームの延長線上に位置する。その性質上、メンバーの強さは駒価値による制限を受けると言ってもいい。つまり、強さに応じた人数制限を受ける。

 

 神クラスでもなければ複数にならない、僧侶(ビショップ)戦車(ルーク)騎士(ナイト)はいい。それぞれが一駒ずつ使っているが、それはつまり神や魔王でもない限りはそれで済む。実際、ブンガー・ルシファーとトロイド・ベルゼブブは、それぞれ僧侶一駒で済んでいる。

 

 だが兵士の駒は別だ。昇格のシステムもあって厳しめに設定されており、上級悪魔クラスになると複数必要。最上級悪魔クラスなら三駒か四駒は必要になる。中級悪魔クラスが一駒で収まるギリギリのラインといえるだろう。

 

 八人も最上級悪魔と競り合える性能を設置できるわけがない。これは明らかにおかしい。

 

 駒関連は潜在的なものを含めた性能がものを言うとはいえ、テクニックで出力をあそこまで底上げできるわけがない。

 

 そして反則はまずない。堂々とこのレベルを見せて言い逃れは無理だ。グレイフィアさんが不正を良しとする性格とは思えないし、フロンズも好き好んで不正をする手合いでもない。そもそも競技試合で不正する思考回路が双方にないでしょう。

 

 つまり、結論は一つ。

 

「……バッファー前提のチーム構成、そういう事ね!」

 

 言いながら飛び蹴りを叩き込み、同時に光力の槍を乱れ撃つ。

 

 おそらく魔王血族の誰かが、バフ系の札を持っている。それもかなり強力なレベルだろう。

 

 そして蹴りをはじき光力を撃ち落としながら、グレイフィアさんは頷いた。

 

「ええ。そして強化率や効率を考えると、中級中位から上級下位の悪魔が最も有効なのよ」

 

「それがチーム構成の理由ってわけね!」

 

 考えられたものだわ。

 

 そしてフロンズらしい判断ね。おそらく、魔王血族のデモンストレーションを行いつつ、それをグレイフィアさんに従う形でさせる。それによる、民意の調整が狙いかしらね。

 

 しかしまずい。その特性は反則一歩手前に近い。

 

 レーティングゲームの制限を疑似的に崩壊する、そんなバフの極限じみた特性。シンプルに最上級悪魔クラスばかりで構成されたチームとか、半端な神クラスのチームなら力押しで圧勝すらできる。

 

 ぬかった。こんな札を帝釈天相手じゃなくて、こちらに対して使うとはね。

 

「危険視されてる。そう受け取っていいですか!?」

 

「惜しいわね。インドラとの試合では、性能を底上げする必要はなかっただけよ」

 

 なるほどね。

 

 ランペイジ・ボールは倒されてもある程度経てば復帰できる。ファールありとはいえ球戯止まりだから、性能の底上げで真っ向勝負をする必要はなかった。だからあえて伏せていたのね。

 

 その後の試合も、そこまでする必要がなかった。だから使わなかった。

 

 フロンズもそれを了承した。おそらく、インパクトが強い戦いまで取っておきたいとも思っていたでしょう。

 

 ……確かに効果的でしょうね。

 

 悪鬼明星(ルシフェル)たるミザリを打倒した私は、間違いなく注目されている。それが相手の真っ向からの競り合いなら、見せるだけの価値はあるってことかしら。

 

 ただ、あまり舐めるなよ?

 

「つまり真っ向から、貴女を打倒すれば済む話よ!」

 

 まだ持つ。少なくとも鶴羽と勇ちんはしのげる。

 

 その間に、一気に押し切れば済む話。そして私はそれができる女。

 

 フルスロットルで一気に―

 

『シンドライバー』

 

『ENVY!』

 

 ―その瞬間、私は視界にとんでもないものを見た。

 

 高貴な装飾が施された、しかし最新科学技術で作られたと一目で分かる変身デバイス。そして、悪魔の姿が象られたプログライズキー

 

 うかつだった。考えてみれば当然だ。

 

 元々大王派、それもフロンズの提案もあって進められたのが九大罪王。

 

 そこに、フロンズが手掛ける技術が一切ないわけがない。

 

「……変身」

 

『デビルライズ』

 

 魔力がライダモデルに纏わりつき、オーラの塊となってグレイフィアさんに装着される。

 

 だからこそ、私は一歩を踏み込む。

 

「させるかぁっ!」

 

 その瞬間、私の蹴りが吸い込まれるが、しかし相手もさるもの。

 

 腕でそれを受け止め、吹き飛ばされる腕のオーラ。

 

 だがその瞬間、それ以外は装着される。

 

「デビルライズが完了される前を狙ったのは見事。ですが―――私をあまり舐めないで欲しいわね」

 

 その瞬間、魔力攻撃が私を弾き飛ばし、空いた腕に装甲が展開される。

 

『インヴィディアデビル! It's a king of envy』

 

 あ、これまずい。

 

 私は見た瞬間にそれを悟る。

 

 間違いない。断言できる。

 

 目の前の化け物は―

 

「では、仮面ライダーシンインヴィディアの初陣といきましょう」

 

 ―冗談抜きでリスタートで挑むべき化け物だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これは、かの悪祓銀弾でも厳しいかな?」

 

 ラツーイカ・レヴィアタンがそう言うけど、旗色が悪くなったのは間違いない。

 

 まさか、まさかグレイフィアさんが仮面ライダーに変身するなんて想定外だ。しかも、九大罪王なんたらドライバーって……罪王専用兵装かよ!

 

 間違いなくフロンズの肝入りだ。まず間違いなく、罪王の専用装備として開発されている。採算度外視で最強戦力にするぐらいの超兵器だろ、あれは。

 

 寒気が走る中、グレイフィアさんは即座にカズヒに猛攻を開始する。

 

 カズヒも素早くアタッシュナイダーで迎撃するけど、まず間違いなくグレイフィアさんの方が動きが早い。

 

 いや、早すぎるだろうあれ。走って音速を超えてないか!?

 

 むしろなんでカズヒは対応できてるんだ。ソニックブームとかでそれどころじゃないだろう!?

 

『ま……だだぁっ!』

 

 その瞬間、猛攻を覚醒して弾き飛ばしたカズヒは固有結界の展開を試みた。

 

 なるほど。空間転移も結界内ならできるから、それで高速移動に対抗するはらか。固有聖域や固有外套だと、そこまではカバーしきれてなかったからな。

 

 ただ、グレイフィアさんもそんなことは分かっている。

 

 瞬間的に距離をとると、そのまま遠距離から圧殺にかかる。

 

 かなり距離をとっての砲撃で、カズヒは固有結界の展開を一回諦めて対応する。あそこまで離されると、奇襲でも成立しなければ取り込められないと判断したんだろう。

 

 おいおい、ここでそんな隠し玉が出てくるのかよ!?

 

「え、ちょっと……カズヒやばくない!?」

 

 亜香里もそんなことを言うけど、俺はまず確認しないといけないことがあるのを思い出した。

 

「……知ってたか、これは?」

 

 後ろを振り返って、俺はユーピ達をちょっと見据える。

 

 そしたらエペラ・ルキフゲ・レヴィアタンがちらりとユーピを伺うように視線を向けた。

 

 ユーピはそれに気づいてから、軽く肩をすくめている。

 

「まさか。先ほども言ったが、我々の立ち位置は微妙なのでな」

 

 そっか。

 

 ま、隠してたからなんだってわけでもないけどな。まぁ、隠せるぐらい知ってるならそれはそれで懸念材料になった気もするけど。

 

 俺はため息をついて、視線を試合映像に移す。

 

『ちっ! バッファー系ならバフ役さえ落とせばいい! 動きで大体読めるってもんだが―』

 

『させないよ。面倒だけど、わざと負けるのは問題だしね』

 

 勇儀さんが、トロイド・ベルゼブブがこの強化現象の担い手だと踏んで仕掛ける。そしてそれを、ブンガーさんが迎撃していた。

 

 やっぱり強いな、ブンガーさんも。最上級悪魔の上位、タンニーンのおっさんとも戦えそうなレベルだ。勇儀さんでもこれを突破したうえで、おそらく同格だろうトロイドさんを倒すのは難しいか。

 

 つーかトロイドさんがバフ役かよ。それも最上級悪魔クラスにまで底上げ可能とか、レーティングゲームのルールだと反則に近いぞ。

 

 俺も似たようなことができるけど、人数制限はあっちの方が圧倒的に上だ。たぶん同じ土俵だったら数で押し切られる。

 

 そして問題は―

 

『こ……のぉっ!』

 

『甘いなぁ! その程度で俺は倒せねえ!』

 

 ―南空さんを追い込んでいる、フェイザーさんだ。

 

 あの人滅茶苦茶強い。さっきから聖十字架で押し切ろうとしている南空さんを、真っ向から跳ね飛ばしている。

 

 あの人本当に強いな。マジで超越者も狙えるんじゃねえか? リゼヴィムが相手でもいい勝負できそうだよ。

 

 他のメンバーはごり押しで、既に何人か倒されている。

 

 このままだと、カズヒも押し切られるしマジでやばいだろ。

 

「……これが、魔王クラスの戦い、なの?」

 

 有加利さんが戦慄を覚える中、戦闘は更に激しくなっていく。

 

『上等! だったら!』

 

『抜くか、固有結界を! そう来なくっちゃなぁ!』

 

 その瞬間、フェイザーさんは距離を取り、そしてにやりと笑う。

 

 その瞬間、周囲が僅かに光っている。

 

 いや、あれはっ!?

 

『おぉっとぉ!? 周囲の光……星辰体の反応だとセンサーが感知しているようです! 可視化するレベルで星辰体と感応するとは、どれだけなのかフェイザー・アスモデウス選手はぁあああ!』

 

 冗談、だろ?

 

 そんなの、極晃星レベルのヤバさじゃねえか!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 これは、グレイフィアさん側に趨勢が傾ききったな。

 

 冷静に、客観的に、俺はそれを理解する。

 

『流石に強い。だけど、その程度ならやりようはあるわ』

 

『こ、の……まだぁっ!?』

 

 カズヒとグレイフィアさんの戦いは、完璧にワンサイドゲームになっている。

 

 よりにもよって、覚醒するそのタイミングに正確な攻撃が突き刺さって出鼻を崩され続けるという、恐ろしい真似をカズヒはされている。

 

『この程度か! なら、負けるわけにはいかねえなぁ!』

 

『この……どんな星よこれは!?』

 

 鶴羽も圧倒的に不利だ。フェイザーが星を開帳した途端、固有結界を使ってなお圧倒されている。

 

 展開される英霊の影が、触れてもいないのに薙ぎ払われる。更に死角からの攻撃すら瞬時に回避し、これまた強化されすぎている身体能力に魔力の波状攻撃が鶴羽を襲う。

 

『数が……展開が、追いつかない……っ!』

 

『クッ! 回復が間に合わないとは……っ』

 

 更に最上級悪魔の群れに襲われているメンバーもまずい。

 

 お袋が火星天で兵団を作って数でカバーするのも、ディックが味方を立て直すのも追いついていない。

 

 最上級悪魔が駒の数だけ集まればどうなるか。その結果が、このタイミングで実証されてしまっている。

 

 そして敵の要ともいえるトロイド・ベルゼブブは崩せない。

 

『ったく! 波状攻撃を全部捌くんじゃねえよ!』

 

『ぬぉおおおお! 此畜生がぁ!』

 

 勇儀さんはもちろん、戦力をある程度収束させるという判断で参戦したラトスの二人がかりでも、ブンガー・ルシファーはトロイド・ベルゼブブに攻撃を届かせない。

 

 余裕を持って動いている。そう感じるぐらいにかなり動きがいい。

 

 蛇抜きなら、シャルバ達でも一対一なら負けるだろう。そのぐらい、三人の純血なる魔王血族が強かった。

 

 しかもおそらく、まだ全員全力じゃない。

 

 変な手抜きはしてない。それはグレイフィアさんが許さない。だが、余力を残したうえで本気を出した戦闘をしている。そういう立ち回りだ。

 

 だがその瞬間、あらぬ方向から光が飛来する。

 

「これなら、どうかしらぁ?」

 

 なるほど、リーネスによる奇襲か。

 

 リーネスは戦士としての総合力なら最弱に近いが、超一流の魔術回路保有者だ。更にプログライズキーもあって、回避や迎撃に徹すればしのぐ余地はある。それにより、この奇襲をねじ込んだ。

 

 如何に魔王血族とはいえ、光力なら多少の特攻は入る。

 

 これなら揺らぎが見えるか。そう思ったが―

 

『悪いね。(それ)は効かない』

 

 ―その瞬間、光の槍は速度を急激に落としながら明後日の方向に曲がっていく。

 

 そしてその方向には、どこからともなく巨大かつ広大な光の玉があり、直撃。

 

 途端、光の巨大な槍が形成される。

 

 ……なんだと?

 

「ど、どういうことだ? 悪魔も支配の聖剣(エクスカリバー・ルーラー)を再現したのか?」

 

「……いえ、悪魔ですし覇軍の方程式(カンカーラ・フォーミュラ)を再現したのでは?」

 

 ゼノヴィアと小猫が口々に怪訝な表情を浮かべながら推測する。

 

 ただ、俺は違うと思う。

 

「ならそれ以前にも使っているだろう。光力だけってのが気になるな」

 

「そうだね。他の攻撃や異能に対して使う機会は多かったはずだよ」

 

 俺と木場がそれぞれ口に出せば、リアス先輩は眉間にしわを寄せながらもため息をついた。

 

「……そういうこと。流石はリゼヴィムの血縁という事かしらね」

 

 その言葉に、俺達の注目が集まった。

 

 その上で、リアス先輩は画面越しにブンガー・ルシファーを見据える。

 

 その視線は、間違いなく恐るべき相手を見ている者のそれだ。

 

「おそらくは光力の運用。それも限定的に自分以外のそれすら干渉できる。そういう事ね」

 

「……確かに、あのリゼヴィム・リヴァン・ルシファーを思い起こさせますわね」

 

 朱乃さんも戦慄するが、おそらくリアス先輩の推測で当たりだろう。

 

 恐ろしいな、ルシファー一族。

 

 ルシファーの血を引きながら、聖書の神が作り出した神器の究極たる神滅具を宿すヴァーリ。

 

 その神器を基本的に完全無効化できる、超越者が一角たるリゼヴィム・リヴァン・ルシファー。

 

 そこに悪魔の天敵にして神の使いの力たる、光力を支配するブンガー・ルシファー。

 

 ルシファーの血はアンチ聖書の神に特化でもしているのか。そう言いたくなる錚々たるメンツだった。

 

 そして、そんなメンツを率いるグレイフィアさんもまた、カズヒを圧倒している。

 

 覚醒のタイミングを正確に狙い撃ち、限界突破を妨害する戦術。更に仮面ライダーとしてもシャレにならない力を纏った、魔王クラスの力量。そこに数百年はあるだろう積み重ねを用いて、グレイフィア・ルキフグスという女傑はカズヒ・シチャースチエを圧倒する。

 

『まだだ……まだ!』

 

 カズヒは何とか反撃を試みようとするが、それをすり抜けるようにグレイフィアさんは懐に潜り込む。

 

『いえ、これで終わりよ』

 

 その瞬間、魔力を纏った拳がカズヒに直撃。

 

『ま……』

 

 覚醒して乗り越えようとした瞬間、更に展開していた魔力が滅多打ちにする。

 

『……だ……』

 

 それでも覚醒を試みるカズヒに、魔力のひもが拘束してさらに放出される魔力で削りにかかる

 

『さっきも言ったでしょう。これで終わりよ』

 

『ENVY!』

 

 そしてそれをカズヒが突破するより早く、グレイフィアさんはプログライズキーを起動し、蹴りの大勢にはいる。

 

『……だ―』

 

 そして拘束を覚醒して無理やり破ったその瞬間。

 

 それを正確に、グレイフィアさんは狙い打った。

 

『インヴィディアペナルティ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 イ

 ン

 ヴ

 ィ

 デ

 ィ

 ア

  ペナルティ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その蹴りがカズヒの胸部を正確に入り、その瞬間、カズヒは血反吐を吐く。

 

『やりすぎとは思うけれど。貴女を殺さずに無力化するにはこれぐらいする必要があるの。悪いわね』

 

 そう告げるグレイフィアさんに、カズヒはしかし一歩を踏み込む。

 

 拳を握り締め、そしてしっかりと踏み込んだ拳は、しかし届くことなく光となって消える。

 

 それを冷静に判断したのか、グレイフィアさんは静かに見据えるだけだった。

 

 ……残り45分。想像を絶する短期決戦。

 

 (キング)一人が真っ先に落とされて終了という、想像を決する短期決戦が終了した。

 

「……リアス先輩」

 

「勝手にしなさい」

 

 まだ本題に入ってないのに、リアス先輩は俺の発言を切って捨てた。

 

「どうせ、カズヒを慰めた方がいいのかとかそんなことでしょう? カズヒも気合で乗り越えず、それなりにひたることを選ぶかもだし、バカップルののろけは勝手にすればいいのよ」

 

「リアス先輩に言われたくないです。バカップルはそっちもでしょう!?」

 

 思わず反論したよ。

 




 殲滅女王チーム、圧勝。さすがにこれは予想できた人がいないかもですね。

 光狂いには「意志の力を逆手に取り、肉体が限界を迎えるまで覚醒させ続ける」「殲滅特化の性質を利用し、守るべき対象を狙い防御をおろそかにさせる」などの対処法がありますが、今回は「覚醒すら許さず圧倒的性能差による短期決戦」「覚醒のタイミングを狙って潰す」といったところです。歴戦の実力者であるグレイフィア向けと思い対応しました。

 もちろんそれでも困難ですが、そこで仮面ライダー化となっております。もともと九大罪王専用の仮面ライダーを設計する予定であり、フロンズ一派もグレイフィアを魔王にして代価を成立させるために助力はしているという事ですね。

 そしてシャレにならないポテンシャルで残りを圧倒した魔王血族三名。こいつら全員、基本的にポテンシャルが高い強者です。






 魔王血族として特性がさっぱりわからないので盛りが困難なアスモデウス家は、ある発想に至り、フェイザーはめっちゃ持ってます。超越者クラスであり、ぶっちゃけると特異点接続状態の戦闘特化型アメノクラトと真っ向から競り合えます。

 トロイド・ベルゼブブは根本的にバッファー。モブメンバーを全員最上級悪魔クラスに性能底上げができるという、通常のレーティングゲームどころかアザゼル杯でも反則級のポテンシャルを保有しており、あるいみでチームの生命線と言えます。

 そしてブンガー・ルシファーはあまり目立ちませんでしたが、光力を操るという意味で反則級。ルシファーは原作でもヴァーリやリゼヴィムという反則級の連中だったので、もう開き直って特殊能力を発現させる一族にでもしようかと思っております。
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