混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部 作:グレン×グレン
さて、もらえるように頑張るぜー!
イッセーSide
「リアスお姉さまにストラーダ猊下、それにクロウ・クルワッハさんが共闘なさるなんて……」
アーシアが感心というか戦慄しているけど、本当だよなぁ。
というか、邪龍最強とデュランダル使い歴代最強。そんなのをどうやって味方につけたんだよ。リアス、恐ろしい
ま、それはともかくだ。
「それでも確勝はないって思えるのが、相手のヤバいところだよなぁ」
リアスを心から応援してる俺でも、そう言っちゃうぐらいの難敵だもんなぁ。
二代目主神が二人に、リーダーは魔獣の王。はっきり言って優勝候補で、この試合もリアス達が圧倒的に不利だと判断されている。
もちろん、ミスター・ブラックがクロウ・クルワッハで、更にストラーダ猊下が参戦しているなら勝率は上がる。それでも、向こうの方が有利なのは間違いない。
「リアス達だと、どうやれば勝てるんだろうな」
俺は思わず、ぽつりと呟いた。
俺達が戦っても、勝ち目が薄い相手なんだ。当然、どうやれば勝てるのかは考えてもいる。
だからこそ、リアス達はどう戦うのかが知りたい。
「……巨人達の戯れチームは、神やそれに類する者が多い優勝候補ですわ」
レイヴェルは、そんな俺をちらりと見てからそう答える。
「裏を返すと、突き抜けた強さと立場を持つ為、それぞれの連携は難しいでしょう。特にテュポーンは気性も龍に近い為、滾る相手を囲んで倒すことに強い嫌悪感を抱いているでしょうから」
なるほど。つまり連携で挑めばいいと。
ただ、レイヴェルは小さく首を横に振る。
「ですが集団でのテュポーン撃破は、リアス様のチームでは不可能でしょう。何故ならテュポーンほどの相手がいるとなれば―」
そう言いかけた時、試合が始まる。
その瞬間、たった一人が凄い速度でリアス達の本陣から飛び出してきた。
『戦ってもらうぞ。魔獣の王、テュポーン!』
『そう来ると思ったぞぉ! 邪魔をするなよぉっ!!』
クロウ・クルワッハを迎え撃つように、テュポーンも真正面から飛び出していく。
その瞬間、他のメンバーの戦いを邪魔しないつもりか、中央部でぶつかった二人はそのまま横に移動していった。
「―クロウ・クルワッハがこういうことをするでしょうから」
「……なるほど。だが、テュポーンに真正面から勝てるのは猊下以外なら奴だけでもある。奴が兵士であることを踏まえれば、十分な一手ではあるな」
ため息交じりのレイヴェルに、ゼノヴィアはそう言ってうんうんと頷いた。
ただ、問題が一つ。
「でも、二代目主神二人に女神様もいるんだぜ? 流石に……厳しいよな」
そう、そこだ。
主神の次代に指名される以上、あの二柱が弱いわけがない。たぶん、リゼヴィムでも生身だと勝ち目が薄いぐらいだろう。そしてアポロン神の妹であるアルテミス神も、相当強いはずだ。
それをまとめて相手にする。それって、かなり厳しいんじゃないだろうか。
でも、だからこそ俺達にとって価値がある試合だ。
あのリアスが、みんなが、負けること前提で挑むとは思えない。勝つつもりがあって、その為の準備だって整えるはずだ。
だからこそ―
「……見せてくれよ、リアス。主神の倒し方って奴をさ」
―期待してるぜ、愛しのリアス!
Other side
「さて、サーゼクス。タイミングがあったのでリアスの試合を生中継したぞ」
『……リーアたんが! リーアたんが主神と激突だって!? まだ早くないかい!?』
『落ち着いてください、サーゼクス。レーティングゲームのシステム上ですから、まぁ安全でしょう』
『諦めろミカエル、シスコンは理屈じゃねぇ。っていうかアジュカ、お前もうちょっとマッチメイクいじれなかったのか』
「無理を言わないでください、アザゼル総督。俺が下手に干渉するのはこのアザゼル杯の趣旨に反してしまいます」
『ほっほっほ。にしてもヴィーザルの奴が相手とはのぉ? ……死ぬんじゃないか?』
『リアスぅうううううううっ!?』
『おい、オーディンのジジイ! 余計なこと言って刺激すんな!』
『……オーディンとサーゼクスはアザゼルに任せるとして、この試合はどうなると思いますか、アジュカ』
『ミカエルてっめぇええええええっ!!』
「そうですね。勝算が低いのは事実ですが、無いわけではないのも事実ですね」
『アジュカぁあああ! てめえもスルーするなぁああああ!』
『大丈夫なんだね!? リアスは大丈夫なんだね!? あとグレイフィアは落ち着いたかね!?』
「落ち着け。ゲームのルールにのっとる範囲内で問題は起こさせん。あとグレイフィアは待ってくれ。フロンズと限定的に同調している以上、今の発言力は俺に匹敵するからうかつに刺激できない」
『聞けぇええええええええええっ!!』
祐斗Side
さて、クロウ・クルワッハはあれでいいだろう。
そこまで分かった上でのスカウトだしね。彼なら単独でも勝算はあるだろうし、万が一負けてもただでは済まさないだろうさ。
だからこそ、僕達は僕達の仕事をしないとね。
「……なるほど、私達全員をあなた方で足止めですか」
「大盤振る舞い、というのかしら?」
僕達を睥睨するは、巨人達の戯れチームの僧侶と騎士。
オリュンポス二代目主神アポロンの妹、アルテミス。そして戦乙女のリーダーを務める、今代のブリュンヒルデ。
更に兵士として選出された魔獣達が、僕達を睨みつけている。
そうそうたるメンツだろう。はっきり言って、勝算は極小というほかない。
……だけど、それがどうしたというのか。
圧倒的不利な相手や、神仏に匹敵する存在とは何度も戦ってきた。そして、何とかしたり何とかする為に頑張ってきたのが僕達だ。
だから、これはその程度。
「あらあら。生贄前提の作戦だと思われてますのね?」
「……なめられたものです」
朱乃さんと小猫ちゃんがそう言い返し、そして僕も頷いた。
なめられては困る。だからこそ、僕も相応の札を見せるとしようか。
「では、その油断を此処で断ち切らせてもらいましょう」
そう呟いたうえで、僕は残神を展開しつつ夢幻召喚も併用。
三本のエクスカリバーと五本の魔剣を格納した鎧を身に着け、その上で聖魔剣を展開する。
そのオーラを察知し、アルテミス様の表情が鋭くなる。
「神殺し……っ」
「その通り。神を相手にするのなら、当然の備えです」
まともな成長では、僕でもまだその領域には到達していないだろう。
ただ幸か不幸か、九成君という段違いのテクニックタイプがいるおかげでね。これぐらいはできるようになってしまったのさ。
そしてそれを、八本の伝説の剣で底上げする。
それはもはや、至ってない状態の
これを基点にすれば、勝算はある。抑え込むだけなら十分すぎる確信となる。生き残るだけなら、一切の問題がないだろう。
「うっひょ~! まさか神の中でも指折りの方々がいるチーム相手に、勝っちゃえるかもって怖いっすねぇ! 調子に乗りそうですな~」
「うふふ。ツェペシュは男系一族だけど、これなら少しは自慢できるかしら?」
リントさんにヴァレリーも、この勝算にはテンションが少し上がってしまっているようだ。
そう、僕達が残りのメンバーを抑え込むことは十分可能。これは確定的に明らかだ。
だからこそ、だ。
「覚悟してもらいましょう。この戦いの決着に、貴方達は関与できないと知るがいい」
……勝利のカギは、僕達以外が握っている。
Other side
「……さて、面白い試合になりそうだな、幸香」
「ほぉ? お主がそんなことを言うとはのぉ?」
「当然だろう。将来面を考えれば、懸念もあるがそれ以上に得られるものが多すぎる。二代目主神二柱に、魔獣の王が追い込まれる姿などは特にな」
「フロンズ。確かにあの調子なら勝ち目はあるが、そこまではっきり言ってよいのか?」
「いいだろうさ。公然の発言でなければ問題ないし、この場の防諜体制がたやすく抜かれるのなら、我らの大願は成就せぬよ」
「……まぁ道理よな。こちらとしても楽しみな試合じゃからのぉ?」
「その割には、少々困り顔な気もするが?」
「別件だ、別件。……ユーピがデートをすると聞いて、少し困惑しておる」
「………どうやら、少し疲れているようだ。お互い休暇をとろう」
「ユーピがデートをすると言ったのだ。真実じゃ真実」
「真実か。あの男、お前にばかり夢中な気がしたのだが。人生万事塞翁が馬とはよく言ったものだ」
「そこまで言うか。まぁ、妾も少し驚いたがのぉ?」
「まぁいい。仕事に支障をきたさぬように気を使うのなら、こちらも関係が破綻しないよう気を使うとしよう。有給申請は早めにするように言ってくれ」
「うむ。できるのならばホワイト企業にするべきじゃからな!」
木場、地味にパワーアップ。対神特攻獲得。ちなみに和地もやろうと思えばできます。
共に別の意味でイレギュラーじみており、かつ相互でノウハウを共有できるので一気に開発が進んだ感じです。ハーデス一派とやり合う時はかなりの獲物となるでしょう。