混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部 作:グレン×グレン
さすがに増える方向にはいかないだろうし、そこはちょっと凹み気味。まぁ、100人以上見てくれているのは事実だし頑張るぞ! おおー!!
祐斗Side
避難誘導はだいぶ済んでいるけど、被害も比例して大きくなっている。
魔獣達の戦闘能力は、戦車と随伴歩兵がいるレベルだけど、そんな存在が遠慮なく暴れれば被害は甚大になって当然だ。
魔獣化した者達の数は、少なく見積もっても千を超えている。元々山間部で人口が少ない町だったこともあり、人口比でかなりの割合が魔獣になっている計算だ。
死者だって少なくない数が出ているし、この町は放棄に近いことになるだろう。状況が把握しきれない以上、当面は封鎖して調査に徹するべきだしね。
しかし、下手人は一体誰だ?
この地区は奇跡的に異形が関わっていない空白地帯。とはいえ目と鼻の先に東京がある以上、半端な組織が関わっているとも思えない。
となると、組織の統制が取れなくなった禍の団が暴走したと考えるべきか?
そう思った時、空に影が差す。
見上げればそこに在るのは、強襲突撃ユニットを搭載したサンタマリア級が一隻。
更に上からデビルレイダー部隊が多数降下し、魔獣達との戦闘を開始した。
「どういうことだ?」
ここで大王派がわざわざ出てくる必要はない。それに疑問を思った時、素早く着地する悪魔が一人。
随伴にデビルレイダーも一個小隊規模が降下するが、更に降りる存在の姿に僕は目を見開いた。
「おや? グレモリーんとこの聖魔剣くんじゃないさね?」
「そういえば援軍として要請されていたな。急いできたので通達が間に合わなかったか」
女王であるティラ・バアルを従え、フロンズ・フィーニクスが降下して来ている?
「……いえ、通達は届いておりますわ。ただ乱戦ゆえに行き渡ってないだけです」
そこに、レイヴェルさんが来ると鋭い表情を向ける。
「ですが詳細はこちらにも届いておりません。「その地に重要な存在がいる故、保護を兼ねて援軍を送る」とだけ伺っておりますわ」
どういうことだ?
先も言ったが、この町は異形や異能においてはある種の空白地帯だ。
裏を返せば、下手にどこかの勢力が関わると揉める。高天原や五大宗家ならともかく、悪魔側が何の話も通さないでいると、文句の一つも飛んでくるだろう。
僕が周囲を警戒しながら怪訝な表情を浮かべていると、フロンズ氏は手を前に出しながら首を横に振る。
「誤解しないでもらいたいが、大王派はこの地にはノータッチだ。ただ別件で動いていた情報から、無視できない存在が二人もおられることが判明したのでね。こうして慌てて飛んできたわけだよ」
……どうやら、彼らにとっても寝耳に水な案件のようだね。
「それで、フロンズさん? そのお二方とはどのような?」
そうレイヴェルさんに尋ねられ、フロンズ氏は苦笑いを浮かべる。
苦笑いとは、どうも判断に困る―
「アスモデウスとベルゼブブのハーフだよ」
……え?
思わずきょとんとする中、フロンズ氏は肩をすくめた。
「当人はそのことを知らないそうだ。だが、無視するわけにもいかないだろう?」
……どうやら、世界にはまだまだ火種が多く残っているようだね……っ
イッセーSide
なろぉっ! 思った以上に強い!
魔力を込めた蹴り主体の相手は、出力が高くて結構手古摺っている。
戦い方は拙いところもあるし、戦闘技術も粗削り。たぶん我流で鍛えた感じだな。はっきり言ってこれだけなら、俺達だって苦戦はしない。
だが基本性能がやばい。最上級悪魔クラスはあると思ったけど、下手すると魔王クラスはあるんじゃないか!?
しかも―
「よっしゃ触った!
「……何かした?」
―こっちも効かないのかよ!?
対策してると思ってたけど、俺の乳技が通用しない。
どうなってんだよ一体さぁ! あの反応だと、そもそも何かを無効化しているってことにも気づいてないぞ!?
『二重の意味で妙だな。何かが決定的にかみ合っていない』
どういうことだ、ドライグ?
『まず相手の反応だが、間違いなく相棒についての知識が足りていない。そもそも乳技を使われているという反応すらないからな』
あ~なるほど。そっちの方がしっくりくるな。
ベルゼブブって言葉についてもさっぱり分かってないみたいだし、もしかして異形や異能について知識が無いのかもな。
大欲情教団みたいなあれなんだろうか。そう考えると色々としっくりくるけどな。
で、もう一つあるみたいだけど?
『相棒の乳技が効いてない方だ。あれはむしろ当てた途端に吸収されている印象がある』
吸収?
また凄い方向から来たな。
俺の乳技、魔力を煩悩で変換している所為で、対策が色々大変なところがある。
乳語翻訳とかがいい例だ。質問をおっぱいに応えてもらうこの技は、読心術とかの対策が全く通用しない。
そして弾く対策をしても、赤龍帝第三の力である透過ですり抜ける。
だからこそ、未だに有効的な対策は数少ない。後継私掠船団が開発した「煩悩を見せる形で勝手に使う」アプローチぐらいしか天敵がいない。
だけど吸収か。
つまり、俺が流し込んだ煩悩が込められた魔力を力に変換しているってことか。確かにそれなら、力を与えるだけになりそうだな。
確かに、ちょっと妙な気もするな。
『そうだ。これだけの力持ちながら相棒を知らない事といい、相棒の乳技を吸収するという謎の現象。……乳神と似ているようでまた別の異様さを持つな』
ってことはあれか? もしかして、異世界案件?
『かもしれんな。リゼヴィムはグレートレッドを異世界侵略の邪魔者とみなしていたが、侵略規模の軍勢でなければ出し抜くことはできるだろう。乳神の使いもそう取れるしな』
……その予想、念の為にアジュカ様達に伝えた方がいいかもな。
もっとも、それはこれを生き残ってからなんだけど!
「はあぁっ!」
「おらぁっ!」
蹴りと拳がぶつかり合うけど、これはちょっと不安だな。
というのも、なんか空を飛ぶ魔獣がゴロゴロ出てきやがった。
飛龍を出せば対応できるけど、このままだとちょっと懸念事項が―
「イッセーか!?」
―九成か!
「助かった、手助けしてく……れぇっ!?」
「……すまん、俺も戦闘中……だ!」
九成は九成で、魔力攻撃を捌いてこっちに来ているだけだった!
ってことは二対二か! 九成を手古摺らせるとか相当だな。
……そっちにいたのもまたエロイ格好の女の子だ。歳は俺と同じぐらいか?
お互いに並び立つ形になると、相手の方は困り顔になっていた。
「
「そうだね。でも一緒なら勝てるでしょ、
仲が良い感じだな、これ。
だけどなぁ!
「だったらこっちも連携だ! やっちまおうぜ、九成!」
「同感だな。それならこっちの方が有利だろ」
なめられたもんだぜ。
相手はまだ場慣れしてない。なら、経験豊富なこっちが有利だ。
連携戦闘の訓練だってしているんだよ、あんまりなめるな!
そう思いながら構えると、相手は小さく微笑んだ。
「でも、私達だけじゃないんだよね?」
「素直に生きてる子達だからこそ、手伝ってもくれるのよ?」
二人がそんなことを行ったとき、少し離れたところで何かが起き上がった。
……デカい! あれ、魔獣化したにしたってデカくないか!?
「どうなってんだ!?」
「あ~……魔獣達が融合して、なんかデカくなってる」
俺が面食らっていると、プログライズキーでセンサー類も強化されてる九成が、微妙にげんなりした様子になった。
融合ってマジか。どんだけクリーチャー!?
『『『『『『『『『『オンナ……オカス……オカシタイ……』』』』』』』』』』
「「もちろんいいよ♪ でも、その前に手伝って♪」」
畜生マジか。流れがエロゲーの世界じゃねえか!?
っていうかそんな流れでオッケーなのですか!? え、マジで!?
いや落ち着け。その流れだとエッチするにはあんなことにならないといけなくなる。どう考えてもアウトだ。
童貞卒業は惜しいけど、リアスやシャルロット達に顔向けできない卒業は我慢の子ってなぁっ!
「……いろんな意味でバイオでハザードなウイルス案件だな、おい」
九成もげんなりしながら魔剣を構える。
っていうかそんなことまでできるのなら、更に手古摺りそうで―
「―おいおい、手柄の一人占めはよしてくれや」
―その瞬間、絶大な魔力砲撃がそのデカブツを一撃で吹き飛ばした。
しかも砲撃を放った方向から、飛び掛かるように二人の女に切りかかる姿が!
「わっ!? また邪魔者ぉ?」
「困ったものね!」
反撃を回避してこっちに下がってきたのは、デカい剣を持った姉ちゃんだ。俺達よりちょっと上なぐらいだな。しかも動きから見て強そうだ。
「初めましてだな、おっぱいドラゴンに
「「どちら様で?」」
思わずハモって尋ねると、その姉ちゃんは歯を見せて笑った。
そして同時に悪魔の翼を広げると、凄い魔力を纏い始まる。
……いや、ちょっと待ってもらえます?
もしかして、これって―
「
―ヴァーリやリゼヴィム、ミザリと魔力が似通ってないか!?
「先祖返りの魔王血族!
「嘘だろオイ!?」
ここに来てまたルシファーかよ!?
ヴァーリやらミザリやらリゼヴィムやら、俺はどんだけ魔王ルシファーと縁があるんだ。サーゼクス様もルシファー襲名しているから、リアスだってルシファーの妹だし! ここに来て後継私掠船団までルシファー持ったの!?
俺がちょっと面食らっていると、ラムルって人がこっちに視線を向け直す。
「因みにフロンズの旦那から指示があるんだが、
………え?
あかりとゆかり? いやちょっと待ってくれ。
俺と九成は目を見合わせると、そのまま相手の方を見る。
さっきあの二人、お互いのことそう呼び合ってなかったっけ?
「名字違いってこと、ない?」
九成がか細い希望を託して尋ねるけど、目の前の二人は不思議そうな表情だった。
「なんで私と亜香里の名前を知ってるのかしら?」
「どちらさま?」
あ、当たりだ。
「……おいおいまじかよ。最悪じゃねえか、悪魔的に」
「悪魔的にってなんだよ。状況がさっぱりだから、手短にできる範囲で説明してくれ」
ちょっと困り顔になってるラムルに九成がそう促すと、ラムルはちょっと考え込む感じだった。
そしてまず亜香里って言われたこの方に指を刺すと。
「あっちがベルゼブブのハーフ」
で、今度は有加利の方に指を向ける。
「でもってアスモデウスのハーフ」
…………。
「「はぁああああああああああっ!?」」
どういう状況なんだよぉおおおおおおっ!!!
後継私掠船団も当然増えます。基本、和地ヒロインに比例して増えるようなものなので頑張って設計しないと。