混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部   作:グレン×グレン

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 つい、新作を投稿しちゃっておりますグレン×グレンです。ちなみに方向性もあり、多重クロスで原作にしていますがD×Dはきちんとあるのでご安心を。

 とはいえ、当分睡眠時間が削れそうなので、投稿速度は落ちるかもしれません。いい加減気づいたのですが、寝不足気味だと設定はともかく物語を組み立てる能力が低下するみたいでして。

 まぁ、こちらは書き溜め200kbまだ超えてるので。当分安心してくれてオッケーです!


戦愛白熱編 第三十話 超常大激戦

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「壮絶な戦いになってきたな」

 

 思わず、俺はそう呟いた。

 

 というほかない。というか、約四か所で行われる戦いはその殆どが激戦となっている。

 

 一ヶ所目、残りメンバー同士の激突。こちらは下馬評を大きく覆す戦いの一つだ。

 

 木場が神殺しの聖魔剣を作れるようになっていたことで、オフェンス面が確立。全員がそのフォローを意識したことにより、巨人達の戯れチームは中々手こずっている。

 

 というより、魔獣達が既に全滅している。どいつもこいつも上級悪魔クラスはあったが、相手が悪すぎるというほかない。

 

 なにせ伝説級の邪龍やその量産型を何度も撃退してきたメンバーが多いからな。神クラスが相手だとしても、戦い方次第でどうにかなる余地がある。

 

 そこに神殺しという手札があるから、その神もうかつに手が出しきれない。これを活かせば立ち回りは十分すぎるほどできるというわけだ。流石は俺の仲間達。

 

 そして、問題となる戦いは壮絶すぎる。

 

『ガハハハハハッ! お前も星辰奏者になれば、勝てたかもしれないぞ!』

 

『いらん。俺は俺の才覚のみを鍛え上げ、その領域すら超えるのみだ』

 

 壮絶な雷鳴が鳴り響く中、テュポーンに真っ向から言い返すクロウ・クルワッハ。

 

 なんという事でしょう。魔獣達の王であるテュポーンは、星辰奏者(エスペラント)となっていたのです。

 

 ……うん。無体過ぎる。

 

 ただでさえ超越者クラスはあるだろう魔獣の王が、更に星辰光(アステリズム)のポテンシャルをぶちかましている。ついでに言うと、星辰奏者になった超越者とか反則だろう。

 

 まぁそれはいい。今のところはクロウ・クルワッハがちょっと押され気味だが、すぐにつく決着とも思えない。

 

 そしてもう一つの死闘もマッチメイクされた。

 

『これが、神が許した暴力か。私の力すら断ち切るとは恐れ入った』

 

『驚くことではありますまい。デュランダルは全てを切れるのですから』

 

 ヴァスコ・ストラーダ助祭枢機卿が相対するは、オリュンポス二代目主神たるアポロン神。

 

 アポロン神は高いポテンシャルと権能でまともに渡り合っている。そう、渡り合っている。

 

 そう、戦況は互角に近い。

 

 ……なんなのあのご老体?

 

 正直ちょっと二度見する。十度見ぐらいしたい。

 

 人間のはずだ。ついでに言うと老体のはずだ。もう一つ言うと引退しているはずだ。

 

 何主神クラスと真っ向勝負して、戦慄させているんですかあの人!

 

 アポロン神も真っ向から渡り合っているし、何なら傷一つ負ってない。ただし放った攻撃の全てを切り伏せられているから、正直押されている感すらある。一応ストラーダ猊下は軽い火傷とかあるけど、たぶん間合いに入ったら勝っちゃうだろあれ。

 

「……流石は、私とリュシオンの同時攻撃を一蹴したパラシュラーマを打倒した猛者ね」

 

 カズヒも戦慄しているし!

 

 というか、だ。

 

 ストラーダ猊下の姿だが、さっきから五十代のままだ。

 

 あの人にとって、自分の全盛期はそれぐらいだとは聞いている。ただし、その姿になることは極僅かでしかない。

 

 既に80を超えており、信徒ゆえに聖書の教えに由来しない人の異能は心得がない。星辰光で若返ることはできるが、ハイロウの調整ができない星辰奏者の限界及び操縦性の低さもあって、あの人は星を発動させると二十歳前後にまで若返ってしまう。

 

 真の意味での全盛期に到達できるのは、星が切れて元に戻る直前。そういう意味では、ここまで難儀な人もそうはいないだろう。

 

 それが当たり前のように、50そこらの姿で主神を渡り合っている。

 

 ……勘弁してくれ。どんな手品を使った?

 

「どう思う、和地。おそらく、その手段を確立したことをネタに交渉したと思うけれど」

 

「交渉よりもどうやって作ったのかが疑問だな。まぁ、冷静に考えるとできそうなやつが多いけど」

 

 俺達はそんなことを語り合う。

 

 実際問題、冷静に考えると不可能ではないだろう。

 

 生命と霊魂を調律する幽世の聖杯。生命エネルギーに干渉する仙術。更に神道や日本の神々に由来する術式。そこに聖剣や魔剣の創造技術。

 

 リアス先輩の手元にはそれだけの技術がひしめいている。応用すれば、確かに一つや二つはそれを可能とすることもできるだろう。

 

 相変わらず交渉が上手いな、リアス先輩。あの人ポテンシャルがやっぱり高い。

 

 そして、だからこそだ。

 

「問題はここからだな」

 

「ええ。リアスはある意味一番重要なポジションだわ」

 

 殆どのメンバーのマッチメイクは完了した。だからこそ、リアス先輩は大変だ。

 

 今浮いている札は、両チームともに二つずつ。

 

 リアス先輩とギャスパー。ヴィーザル神とミドガルズオルム。

 

 どういうマッチメイクになるかが不明だが、間違いなくこの四人戦いが趨勢を決めかねない。

 

 ……リアス先輩、勝てるんだろうか。

 

「今すっごい失礼なことを考えた。謝った方がいいだろうか?」

 

「いえ、それはある意味で正論でしょう」

 

 カズヒは俺が何を考えていたのかも読んだ上で、そう言い切った。

 

 画面を見る目つきは厳しく、戦いが厳しいことを現害に告げている。

 

 そう、何故ならば。

 

「相手は二代目主神に龍王。リアスも最上級悪魔の上位かつ神滅具保有者を従えているけれど、流石に一段劣っているわ」

 

 そうなるよな。

 

 リアス・グレモリーは間違いなく傑物だ。才色兼備の女傑であり、加えて努力家。そのポテンシャルは、並みの最上級悪魔が相手なら返り討ち確定といったレベルだろう。

 

 だが相手が悪い。なにせ、龍王・神滅具・主神が戦う状況だ。言っては何だが、最上級悪魔クラスの上位では一歩劣りかねない水準といえる。

 

 とはいえ、だ。

 

「それをどう底上げするかが見ものだよな」

 

「ええ、少し楽しみね」

 

 あの人が、そこまで分かっていて何も用意してないわけがない。

 

 アザゼル先生からも「自分自身がそこまで強くなろうとしなくていい」と言われた上で、それでも自分自身も強くあろうとしていた人だ。そのままで終わるような無体をさらすつもりはないだろう。

 

 だからこそ、ここからが本番になる。

 

 そういう意味では、本心から期待してますよ、先輩?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Other side

 

 

 

 

 

 

 

 フィールドの片隅で、リアス・グレモリーはギャスパー・ヴラディを伴い、ヴィーザルと対峙していた。

 

「……一応、妹が世話になってるというべきかな?」

 

「いえいえ。妹さんには色々とお世話になっています」

 

 そう小さく交わし、そして戦闘は開始される。

 

「仕掛けるわよ、ギャスパー!」

 

『はい、リアスお姉ちゃん!』

 

 闇の獣と化したギャスパーと共に、リアスは消滅の魔力で攻撃を開始する。

 

 それをヴィーザルは蹴りによって迎撃しつつ、小さく歯を剥いた笑みを浮かべる。

 

「やるな! 流石はあのリリン達と戦って生き残っただけはある!」

 

「そうよ! 私は貴方を……倒す!」

 

 その瞬間、凄まじい攻防が繰り広げられる。

 

 リアスとギャスパーは連携で果敢に攻め立て、ヴィーザルはそれを魔法を纏った蹴りで迎撃する。

 

 戦局そのものはヴィーザルがゆとりを持っているが、かといって無駄に油断ができる戦闘でもない。

 

 だが同時に、このままなら一時間は確実にしのげる。そういったヴィーザル側に有意な戦況となっている。

 

 そして、その上でヴィーザルは警戒心を見据えている。

 

「この程度じゃないだろう? 噂のD×Dの主力が、なにも無しとは思えねえ!」

 

 振われる更なる蹴りが、リアスとギャスパーの攻撃を一気に砕く。

 

 その瞬間、リアスは紅の全身鎧を纏って突貫する。

 

 周囲に停止干渉を行いながらの魔力攻撃。これだけで並みの上級悪魔なら群れて仕掛けても返り討ちに遭う。それこそが、リアス・グレモリーの応用技たる紅爵礼装(ガモリー・サーコート)

 

 それをもってしてすら、ヴィーザルは巧みな攻撃でしのいでいく。

 

 油断はしていない。だが同時に、想定外に対する余力を残した配分で戦っている。

 

 その事実を、リアスは悔しさこそあれど冷静に受け止めていた。

 

 主神を継げるとはそういう事だ。あくまで例えるなら超越者クラスは確実にあり、全盛期の二天龍でも圧勝は困難だろう。最低でも魔王クラスでなければ、悪魔でも話にならない。

 

 ゆえに、星を全力で振るうリアスですら届かないのは当然。それはまごうこと無き事実であり、本来悔しがる必要もない。

 

 だが悔しい。素直にそう思う。

 

 最愛の兵藤一誠は、超越者が一角のリゼヴィムや、天龍に届いたアポプスとも真っ向から戦えた。現状では命の危機すらある故封じているが、それでもある程度は渡り合えるだろう。

 

 にも関わらず、主であり恋人の自分は油断されなければあしらえる程度にとどまっている。

 

 認められるか? いいや、否。

 

 ゆえに、リアスも一切容赦しない。

 

「やるじゃねえか! これなら、一時間はしのげるんじゃ―」

 

「―その程度なわけがないでしょう?」

 

 ゆえに、ヴィーザルの賞賛を切って捨てる。

 

「ここからが……本番よ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その光景を、俺は見た。

 

『……見せてあげるわ、これが()()()切り札よ!』

 

 リアスから紅のシズクが飛び散り、そしてそれが固まって生まれる、紅の龍。

 

 その突撃は、ヴィーザルさんを放った蹴りごと吹っ飛ばした。

 

「あれはまさか―」

 

「―残神(コスモス・ボルト)か!?」

 

 イリナとゼノヴィアが刮目する中、態勢を整えたヴィーザルさんにリアスとギャスパーが龍と共に襲い掛かる。

 

 その趨勢は、間違いなくヴィーザルさんが不利になっている。

 

 というのも、龍が速いし固いし攻撃力もある。後ついでに、龍からも闇の獣が現れて数の圧殺まで仕掛けている。

 

 あれ、どう考えても下手な神器の禁手を超えてる。その気になれば、一対一でグレンデルとも戦えるんじゃないか?

 

「うぉおおおおっ! すっご! マジですっご!!」

 

 その光景にテンションを上げてるアルティーネも、こっちを輝かせた顔で振り返ってきた。

 

残神(コスモス・ボルト)って、確か裏技だったよね? それなの!?」

 

「おそらくは。ただ、かなり特殊な仕様でしょうが」

 

 と、レイヴェルがアルティーネにそう答える。

 

 うん。俺も正直ちょっと分かってないし、解説お願いします。

 

「……リアス様の星辰光(アステリズム)は、ある程度の繋がりを持つことで他者の異能を再現するという物。そしてそれにはもちろん限界があり、神滅具クラスの異能は完全再現が困難です」

 

 うん、それは知ってる。

 

 ただリアス本人のポテンシャルもあって、シャレにならないしな。

 

 アーシアの回復も使えるし、小猫ちゃんの仙術もある程度は使える。何なら朱乃さんの雷光すら、ある程度は使える。しかも木場の禁手を両方とも再現できるし、ゼノヴィアの聖剣使いの適性すら再現できる。

 

 仲間がいるほど強くなる。リーダーにとってとっても最適な星だろう。しかもリアスは眷属の巡り合わせが凄まじいから、サイラオーグさんの眷属達を思いっきり圧倒してたしな。

 

 ただ、俺もちょっと気になる。

 

「残神って、基本的に裏技どまりだろ? それだけであそこまでの性能が出るのか?」

 

 レイヴェルにそう尋ねるけど、そこが疑問だ。

 

 残神はいうなれば「禁手のあまり」を組み立てて一つの異能にする超高等技能だ。性質上、禁手よりは劣った性能になる。

 

 ヴィールは最初っからワンセット運用だったし、九成も割とそういう傾向が多い。木場は二つの神器を持っているようなものだし、更に伝説の剣を大量に併用する前提だからこその性能だ。

 

 だけどリアスの場合、明らかに出力が高い。あれはちょっと、残神だけでは説明がつかない気がするんだけど。

 

「答えは単純でしょう。おそらくは」

 

 そう言って一旦切ったレイヴェルは、ちょっと呆れた目を映像のリアスに向ける。

 

「イッセー様達四名以上の神器を再現し、それを残神で統合して再現しているのですわ」

 

 ………。

 

「あ、あ~、なるほど」

 

 俺はちょっと納得したけど、ちょっと待ってほしい。

 

 え、つまり……全部盛り?

 

「言っちゃ悪いけど脳筋じゃね!?」

 

 何やってんの、リアスぅううううううっ!?

 




 はい、どこもかしこもどっちかが盛られております。

 星辰奏者になったテュポーン。星辰奏者のまま五十代で暴れるストラーダ。そして残神をもってしてス〇ンド使いになったリアス。そりゃ木場だって神殺し持ってこないといけないインフレ具合です。ヴァーリチームも魔改造を進めるつもりだから、これぐらいはしておかないとね♪

 
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