混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部   作:グレン×グレン

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 はいどうもー! 執筆欲に負けて新作書いているグレン×グレンでっす! 多重クロス作品なので原作も多重クロスにしております、ご了承くださいね??


戦愛白熱編 第三十一話 新たなる神魔の大戦

Other side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『こ、これはこれはこれはぁあああああ! なんという事でしょう! リアス・グレモリーチーム、互角以上に渡り合っているぅうううううっ!!』

 

『『『『『『『『『『わぁあああああああああああああああああっ!!!』』』』』』』』』』

 

 実況が驚愕の声を上げる中、会場は大歓声に包まれる。

 

 当然と言えば、当然だろう。アザゼル杯における優勝候補、巨人たちの戯れチームを相手に、リアス・グレモリー達が互角以上に戦っているのだから。

 

 優勝候補、それも短期決戦の真っ向勝負という搦め手の使いづらい状況下。下馬評では圧倒的不利であり、どこまで食い下がれるかが焦点だった。

 

 それが裏を返せば、損害を受けているのは魔獣達を失った巨人達の戯れチーム。更にその状況を維持しつつ、真っ向から渡り合えている。

 

 競技試合で、このジャイアントキリング一歩手前の状況に湧かないわけがない。

 

 クロウ・クルワッハとヴァスコ・ストラーダがそれぞれテュポーンとアポロンと渡り合う。更にアルテミスとブリュンヒルデを相手に、リアス・グレモリー眷属を中心としたメンバーが抑え込んでいる。

 

 そして、ギャスパー・ヴラディを連れたリアス・グレモリーはヴィーザルと真っ向から競り合っている。否、押していると言ってもいい。

 

 下馬評が覆される戦いぶりに、会場の者達は誰もが沸き立つ。

 

 そんな中、一人静かに試合を観戦している者がいた。

 

「……なるほど。これは厄介ね」

 

 その表情は、高揚していない。

 

 その目は、どこまでも冷めている。

 

 そんな異質すら感じさせる中、その女は誰にも気づかれないようにため息をついた。

 

「こんな連中が活躍していれば、ハーデス様も肩身が狭いわけだわ。……反吐が出そう」

 

 そう呟き、その女は踵を返すとトイレへと向かっていく。

 

 そして個室に入り……本当に軽く吐いた。

 

「……まったく。これは相応の備えと準備が必要不可欠ね。異形ってのは基本、ああいう気質が基本なのか―」

 

 その瞬間、彼女は腕を振るう。

 

 そして、舌打ちをすると虚空を睨んだ。

 

「覗き見はやめてくれる? 次は当てるから」

 

 そう吐き捨て、そして歩き去る。

 

 その直後、角から一人の男性が姿を現した。

 

「……ふむ、やはり斥候や偵察は専門家に任せるべきか」

 

 そうため息をつき、フロンズ・フィーニクスはため息を吐く。

 

 小さく頬から炎が飛ぶのは、彼が小さく負傷をしている証だ。

 

 そして女の歩き去っていった方向を見て、視線は鋭くなる。

 

「ラツーイカのチームメンバーだったな。見せ札だとは思っていたが、それでも今までは加減をしていたようだ」

 

 そう呟き、フロンズは小さく肩をすくめる。

 

「不自然だったので少し様子を伺ったが、どうやらハーデス以上にこちら側に批判的らしい。もう少し情報収集の頻度を上げるとするか」

 

 そう呟いたうえで、フロンズは踵を返す。

 

 同時のその表情は、鋭く険しい。

 

 それは当然と言えば当然だろう。

 

「……幸香、どうやら要警戒対象が出てきたようだ。諜報員の準備もしておきたい」

 

 警戒に値するべき難敵が発見された。ならば警戒し対応するのは当然なのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……さて、そろそろどう出るか、だな」

 

「そうね。もう一波乱ぐらいはあるでしょう」

 

 俺とカズヒは水分を補給しながら、戦闘を継続して確認する。

 

 どの箇所も一進一退。熾烈な争いを繰り広げていると言っていい。

 

 神殺しの聖魔剣を軸に、女神と半神を抑え込む木場達。

 

 雷鳴の結界内部で激闘を繰り広げる、クロウ・クルワッハとテュポーン。

 

 逆に音楽芸術を思わせるような、魅せる戦いを繰り広げるストラーダ猊下とアポロン神。

 

 そして、戦いの大一番を担っていると言ってもいい、リアス先輩及びギャスパーの、ヴィーザル神を相手にした戦い。

 

 間違いなく、壮絶極まりない戦いがそこで繰り広げられ―

 

『……なら、こっちも切り札ってのを切るとするか』

 

 ―そう、ヴィーザル神が呟いた。

 

「そう、リアスはそこまで主神を追い込んだのね」

 

 心からの敬意を持ったカズヒの言葉は、しかし苦い物を見せている。

 

 まぁそうだろう。

 

 裏を返せば、ヴィーザル神に奥の手を切らせてしまった。それができるほどの戦いとはいえ、つまりはここからが本番だという事だ。

 

『契約通りだ、ミドガルズオルム! そろそろ出番だぜ?』

 

『……えぇ~、出番が来ちゃったの? 面倒だなぁ』

 

 宝玉を取り出したヴィーザル神の隣に、ミドガルズオルムの幻影が浮かぶ。

 

 それをリアス先輩はあえて妨害しない。

 

 ……いや、違う。

 

『そう来るのね。なら、こちらも行くわよ、ギャスパー』

 

『はい。ここからが本番ですね、リアスお姉ちゃん!』

 

 あ、これ二人もまだ札を隠し持っている流れだ。

 

 思わずちょっと戦慄する中、ヴィーザル神は宝玉を脚甲に装着させる。

 

『抜けよ、リアス・グレモリー。お互いに本領発揮でやろうじゃないか』

 

『ありがとうございます、ヴィーザル様。ですが容赦はありませんので……っ』

 

 そう語り合い、そして双方が変化する。

 

 ヴィーザル神は、どこかアザゼル先生がファーブニルを利用して展開した人工禁手の鎧に。

 

 リアス先輩は、闇の獣となったギャスパーと同化し、闇の獣人とでもいうべき姿に。

 

 そして分かるのは、どちらもが圧倒的なオーラを纏っているという、その一点。

 

『準神族兵装、終末大帝の龍装(ラグナロク・アース・ベルセルク)。世界樹の力をグリゴリの研究と合わせて作った、アースガルズ版の人工神器ってところかねぇ?』

 

『ふふ、素晴らしい力ですわ。ですが()の再興到達点たる、禁夜と(フォービドゥン・)真闇の(インヴェイド・)滅殺獣姫(バロール・ザ・プリンセス)も相応にできますよ?』

 

 それぞれ誇りながら、その瞬間更なる激突が生じる。

 

 ギャスパーと一体化したリアス先輩は、消滅の魔星すら超える出力の消滅の魔力を強引に軌道を変え、ヴィーザル神の鎧を確実に削っていく。

 

 だがヴィーザル神もその蹴りをもってして、少しずつだが確実に二人の闇を削っていく。

 

 もはやその戦闘は、フィールドを余波だけでやすやすと吹き飛ばしていく。その勢いは、それぞれ別の場所で戦っていた者達すら、思わず視線を向けるほどの戦いとなっている。

 

「……あの人も怖いよなぁ、本っ当」

 

「同感ね。まさか、そう来るとは思わなかったわ」

 

 お互い苦笑い気味で、俺達はその戦いを見守っていく。

 

 さて、これはどうなることやら……な。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 すげぇえええええええっ! リアス、すげぇええええええええっ!!!

 

 俺は愛する女の戦いぶりに、そろそろテンションが限界に達しそうだ。

 

 だって、北欧アースガルズに二代目主神相手に真っ向勝負だぜ? それも、アザゼル先生みたいに龍王の鎧まで纏われてるのにだ。ギャスパーとのタッグとは言っても戦えてるのが凄いって!

 

「……なるほど。イッセーとの連携技たる深紅の滅殺龍姫を参考にしましたね?」

 

「お~すっげー! あれって普通に主神に匹敵しない?」

 

 シャルロットやアルティーネも、目を見開いて感心している。

 

 実際フィールドがそろそろ限界を迎えそうだ。そんなレベルの死闘なんて、アザゼル杯でもそうそうお目にかかれない。

 

 いや本当に、あれはマジヤバいって。仮面ライダーになったグレイフィアさんとも真っ向勝負できるだろ。

 

「凄まじい力だ。マスターリアス、あそこまで到達するか」

 

「流石は私達のリーダー! 私達も負けてられないわね♪」

 

「お姉さま、頑張ってください……っ」

 

 ゼノヴィアも、イリナも、アーシアも。それぞれがそれぞれの感想を思い浮かべながら感心している。

 

 ああ、これが俺達のリーダー。オカ研初代部長のリアスだ。

 

 俺が先に進んでも、負けじと追いかけ続けてくれる。その果てに、超越者クラスにも通用する力をついに獲得してのけたんだ。

 

 ああもう! 俺ってば本当に愛されてる! 生きててよかったぁ!

 

「流石はグレモリーの次期当主ですな。我々も精進しませんと」

 

「そうですわね、ボーヴァさん。ですが、このままだと……」

 

 ボーヴァが感心していると、レイヴェルはどこか真剣な表情で深刻そうな雰囲気になる。

 

 それに俺達が首を傾げた時、事態は動いた。

 

『そろそろ時間も限界ね。これで終わりとしましょう』

 

 そう告げながら、リアスは消滅の魔星とは比べ物にならない巨大な消滅のオーラを集め、投擲する。

 

 それに対し、ヴィーザルさんは回避をとらない。

 

 真っ向から迎え撃つのってか? できるのか?

 

『いいだろう。なら、俺も必殺技ってのを見せてやる』

 

『Maximum Charge』

 

 宝玉から音が鳴り響き、そしてヴィーザルさんは蹴りの構えを取り―

 

『フィンブルヴェトル、ショット』

 

 ―その瞬間、真っ向から消滅のオーラを迎え撃った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アザゼルSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『フィールドの大破を確認。試合続行は困難と見なし、この時点での判定を行います』

 

「凄いことになったのぉ」

 

 他人事そのものの態度で、オーディンの爺さんは顎を撫でつけながらそうまとめる。

 

 ああ、試合フィールドが蹴り壊された消滅のオーラで丸ごと吹き飛んだからな。凄い事にはなってるだろ。

 

 っていうか、どっちも大概じゃねえか。

 

 テュポーンの奴は星辰光(アステリズム)だろう。面白半分で手を出したんだろうが、凄いことになってるじゃねえか。

 

 リアスもストラーダを参戦させるとは中々すげえな。クロウ・クルワッハと言い、交渉上手で何よりだ。

 

 そしてそのリアスとヴィーザルの激闘。どちらもタッグを組んでの合体形態だが、その力は下手な主神を返り討ちにするレベルだろう。間違いなく、現段階における頂上決戦の一つだろうな。

 

「……うぅ……。立派になったな、リアス……っ」

 

 サーゼクスはサーゼクスで男泣きしてるし。

 

 こいつ、シスコンで親バカで愛妻家と、逆に大変になるぐらい苦労してるなおい。

 

 さ~て。あの破壊、オーラがデカすぎて巻き添えで何人か吹き飛んでそうだよなぁ? それ次第で勝敗が分かれる感じだが―

 

『……判定が出ました! 先ほどの破壊による被害者を踏まえて、2ポイント差でリアス・グレモリーチームの勝利です!』

 

 ―お、ぎりぎり逃げきったな。

 

「うぉおおおおおおおっ! リアスぅうううううっ!」

 

「ほっほっほ。ヴィーザルの奴もまだまだじゃのぉ?」

 

 父兄は楽しそうで何よりだが、確かに凄い試合だったぜ。

 

 正直、ハーデスとか帝釈天とかが心配だった。あいつら、何かしらの動きをしでかしそうだったからな。

 

 だが杞憂になりそうだ。期待してるぜ、お前らよ?




 リアスチーム、ぎりぎりで競り勝ち。しかしここからがやばいぜぇ?

 なにせ自分、魔改造は広い範囲でする主義ですので。ここからいろんなチームが強化されてくぜぇ……?
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