混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部 作:グレン×グレン
和地Side
なんでカズヒの奴、遮音魔術張ってるんだ?
ただ指摘するとややこしくなりそうだ。俺は気づかないふりしてスルーしておくことにする。他のメンバーもスルーしているしな。
「因みに、お前はいいのかヒマリ?」
「この際、始まりが決定すればいいとしますの。そのあとは経験値の差でアドバンテージ確保ですわ」
強かなことで。
ま、ヒマリがスルーしているのならスルーしていいだろう。
いい加減イッセーに童貞卒業してほしいし。冷静に考えると、なんで家主の息子が童貞の家で、俺は女とエロいことしているんだろう。
真剣にイッセーに殺されそうな気がしてきた。むしろ全力でフォローした方がいいぐらいだし、今度真剣に計画を立てるべきだろうか。
ま、それはこの際置いとくとしてだ。
「さて、俺はそろそろルーシアやアニル達との闘いか」
どうも、あいつらメンバーの多くが割といっぱいいっぱいで途中リタイアの可能性があるしな。
有終の美を飾るべく、気合を一気に入れてくるだろう。本来なら予選がまだまだゆえにセーブするところもなく、全力投入されると更に不利だ。
とはいえ、こっちもわざと負けてやる気はない。こういう時は全力で応えるのが礼儀ともいえるしな。
そこも踏まえて、ちょっと気合を入れるべきか。
そういえば、今イッセーにリアス先輩がカズヒと話してるわけだ。
既に先発がそれぞれ激闘を繰り広げた後。なら俺は、それに恥じない戦いぶりをしないとな。
まぁアニルやルーシアも同じこと。これは凄い競い合いになりそうだな。
Other side
「……なるほど。では今回のマッチメイクが終わり次第、このチームはリタイアを表明するんですね、リュシオン・オクトーバー」
「そうなるね。ルーシアやアニルはいいんだけど、他の子が流石にメンタルに限界を迎えているみたいだからさ」
「そうですか。いえ、最上級悪魔クラスがいくらでもいそうな者がいるなら、心折れるのは当然でしょう。私の手の者もかなり憔悴している者がおりますし」
「昔の俺なら、「コツさえつかめば簡単だよ」と言いそうだね。いや、本当に知識として知ることが出来て良かったよ」
「なんというか、貴方も色々と難儀なお人なんですね」
「あはは、お恥ずかしい。……ただ、だからこそ次の試合は全力で行こう。カーミラとしても、その方がいいんだろうしね」
「そうですね。カーミラとしても変革の証となるこのチーム参戦。それなりの成果というか、活躍を見せないといけないですから」
「他人事みたいだね。もしかして乗り気じゃないのかい?」
「まぁ、そうです。……正直、変革の顔みたいに扱われるのは不本意でして」
「そちらも大変みたいだね。今度、愚痴でも聞こうかい?」
「お気持ちだけ受け取っておきます。ですが、次の試合により本気で挑んでいただけると幸いですわ、
「ふふ、カーミラの吸血鬼、それも大貴族に言われては断れないね」
カズヒSide
ちょっと一息を入れる為、私は外の空気を吸っていた。
さて、連戦の激闘もあとは一つ。和地がリュシオンと競い合う試合が残っているだけね。
間違いなく、壮絶な激闘になるでしょう。
ただ、もう一つ言えることがある。
あの和地が、無様な試合はしないという事ね。
きっと伏せ札の一つぐらいは明かすでしょう。その上で、恐ろしいレベルの競り合いをするかもしれないわ。
そう思うと、少しドキドキワクワクする自分がいる。
ふふ、私が誠にぃ以外の男に胸を高鳴らせるなんて。人生二周目は伊達じゃないわね。
そう思いながら空を見上げていると、隣に立つ人影があった。
「……オトメねぇ」
「どうしたの、カズヒ? 一人で黄昏てるなんて」
どうやら、少し失敗したのかもしれないわね。
こんな風にオトメねぇに心配されるのも、悪い気がしないのも意外だわ。
ええ、失ったものは多いし、背負った業も数多い。
だけど、この関係を取り戻せた。そのことは、嬉しい出来事だ。
……ありがとう、和地。
だからこそ応援しているわよ。
相手はあのリュシオン・オクトーバー。だけどあなたは、この世界から
祝勝会と言いつつ、ガチバトルの導入みたいになってしまった……。