混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部   作:グレン×グレン

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 はいどうもー! 久々にこっちの更新するグレン×グレンでっす!

 いやぁ、最近はシェイキング・ワールド・ハザードにモチベーションが傾いていたし、何なら別の方向でアイディアが出すぎて困ってますが、こっちも書き消えてはいませんのでまだ安心してください! 書き溜めも150kb以上あるしね!


戦愛白熱編 第三十四話 リュシオンという壁

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あと数日で試合が始まる時、俺達はミーティングを進めていた。

 

「……と、これまでの試合情報などから算出されるメンバーそれぞれのポテンシャルはこんな感じだな」

 

 と、俺が映像資料を見終えた後に告げる。

 

 それに対し、黒狼は更に資料を確認しながら立ち上がる。

 

「リュシオン・オクトーバーがずば抜け過ぎている為ワンマンチームに思われることもあるが、メンバー全員が同年代で言えば上位に届く者達だ。この大会全体においても、平均より上のチーム構成といえるだろう」

 

 そう、若人の挑戦チームはなんだかんだで高水準となっている。

 

 間違いなく手練れが多い。経験値の少なさゆえに隙が無いではないが、それをつくのも中々大変といえる。

 

 若手の優秀な者達が集まったチームゆえに、経験を積むことで更に腕に磨きがかかっているしな。ある意味で俺達オカ研と同様のパターンというべきか。

 

 そして、今回厄介な点はそこだけではない。

 

「最大の難点は、このチームがリタイアをそろそろ考えているという点だ」

 

 そう。若人の挑戦チームは大会を途中退場する方向に向いている。

 

 腕利きの若いメンバーが集まっていたが、神クラスすら跳梁跋扈する大会ではメンタルが追い付かなかったようだ。精神的にいっぱいいっぱいのメンバーも多く、そろそろ限界だと判断されたらしい。

 

 ただ、それは俺達にとって安心理由には全くならない。

 

「つまるところ、後先を考えず全力を出せるという事だ。相手も有終の美ぐらいは飾りたいだろうし、こちらとしては更に厄介な相手になっているのを理解した方がいい」

 

 そう黒狼はまとめ、その上で資料を確認しながら少し苦笑している。

 

「とはいえ、和平があってこそのチーム構成だろうな。三大勢力が主体だが、それ以外の勢力からも何人か参加しているのが困ったものだ」

 

「……確かにな。下手すりゃD×Dバリの異種族混合チームじゃねえか」

 

 と、ベルナがそれに同意する。

 

 ま、そこについて反論は欠片も無い。

 

 神の子を見張る者が保護した神器保有者。教会の育成機関で学ぶ悪魔祓い見習い。更に悪魔の子供など、三大勢力も多い。

 

 だが、そこにヴァルキリー見習いがいる。妖怪の子供がいる。あろうことか吸血鬼までいる。

 

 若い者達を中心にした異種族混合チーム。そういうと、確かにD×Dを思わせるな。

 

 ちょっと感慨深くなっていると、シルファが資料を確認したうえで頬杖をついた。

 

「……とはいえ、最大の難点は王のリュシオン・オクトーバーでいいのかしら? 相当化け物らしいけれど」

 

「そうだね。なんていうか、別格?」

 

 と、インガ姉ちゃんが苦笑しながら頷いた。

 

 まぁ、実際そうなんだが。

 

 神の子に続く者(ディア・ドロローサ)の異名は伊達ではない。

 

 空前絶後を思わせる、至ってない状態に戻ってから任意で別の禁手に至り直す真似ができる男。俺やイッセーも大概バグじみているが、それを踏まえても奴はヤバイ。

 

 勝つというなら、あの男を倒すことを考慮する必要はしっかりある。

 

 そして問題は―

 

「このメンバーで勝てるとすると……やっぱり和地君だよね?」

 

「だね。一対一でという条件は付くけど」

 

 インガ姉ちゃんが俺に視線を向けると、文雄もそう言って頷いてくる。

 

 まぁ、そうだろう。

 

 神滅具の保有者であり、当人の前人未踏レベルの傑物。必然的に、対抗戦力は神に対応することを主眼にするべきレベルだ。

 

 となると、単独では絶対に俺になるわけだ。

 

「ま、一対一に限定すればだけどね。四対一ぐらいなら勝ち目はあるんじゃないかしら?」

 

「そうね。私達なら連携でマスターにも勝算はあるし、勝ち目がある程度はあると思うわ」

 

 文香と三美さんがそう話し合う中、ヴィーナは映像を再確認して冷や汗をかいている。

 

「でも、この人凄すぎだよね? 神クラスにも勝ってるんでしょ?」

 

「まぁそうなんだよなぁ」

 

 俺は引きつっているヴィーナにそう言うと、とりあえず天井をなんとなく見上げた。

 

「更に俺の手の内も知っているルーシアとアニルがいるわけで、間違いなく今まででもトップクラスの難敵だぞ」

 

 思わずため息をつきたくなるが、まぁそこはいい。

 

 勝算を捻り出す為、もうちょっと会議を進めるとしますか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、九成達が勝つ場合どんな感じになると思う?」

 

 俺はリアスやシャルロットと、そんなことを話していた。

 

 オカ研主体チームの連続大一番。その最後の試合となると、やっぱり興味はある。

 

 なんでお菓子を食べながらそう言うと、リアスも考えこんでいる。

 

「リュシオンを足止めしての判定勝ちが基本でしょうね。最も、彼は一人で戦局をひっくり返しかねないもの。倒すことを主眼に入れるべきではあるけれど」

 

「他のメンバーも片手間にどうにかできるわけではないのがネックですね」

 

 シャルロットもそう言うと、真剣な表情を浮かべている。

 

「急成長を遂げているメンバーが多い以上、油断はできません。それは私達も同じなのでよく分かることでしょう」

 

 確かに。

 

 俺達も、まだゲームデビュー前としては凄いってレベルが、何時の間にやら神クラスとの闘いまで主眼に入れた精鋭チームの一角だしなぁ。

 

 そういう意味だと、俺達が強くなっているんだから似たようなケースがあってもおかしくない。

 

 ただ、そんなチームが途中退場かぁ。

 

「もったいないよなぁ。予選終了までやってたら、絶対もっと強くなってたろうに」

 

 俺は心底そう思うけど、それも大変なんだろう。

 

 割と精神的に追い詰められていたり、消耗が大きいってのが理由らしいし。神クラスや最上級悪魔が何人もいるチームとの戦いで、心身共に疲弊しているそうだ。

 

 心が折れると再起するのは大変だから、そうなる前に手を引くってのは一つの手段なんだろう。そこは俺もわかる。

 

「やっぱり、普通は神話の戦いなんてきつすぎるってことなんだろうか」

 

「それはそうね」

 

 と、俺の言葉にリアスが即座の肯定をする。

 

「当然のことだけど、熾烈な争いや命の危機は強いストレスを与えるわ。それに耐えられず心を病むのは、例え心構えを鍛えていてもあり得るもの」

 

 そう言うと、リアスは俺の頬を撫でた。

 

 その顔は、すっごい誇らしげなそれだ。

 

「だから、悪神ロキや超越者リゼヴィムとも戦って、心折れず戦えるイッセー達のような眷属を持てた私は幸せ者ね」

 

 くぅ~! 嬉しいことを言ってくれるぜ!

 

「それはリアスさんも同じでしょう」

 

 と、シャルロットはリアスに微笑んでいる。

 

「むしろまとめる側として更にストレスがあるでしょうに。十代でそんな責任をきちんと背負おうとしているリアスさんも、主として持てるなんてイッセー達は幸運ですよ」

 

「ふふっ。褒められるのは悪い気はしないわね」

 

 うんうん。リアスは最高の主様ですとも!

 

「つまり、最高の主様と最高の相棒を持つ俺は超幸せってことか!」

 

 俺ってかなりついてるんだなぁ! テンション上がるぜ!

 

 ……と、リアスもシャルロットもちょっと顔を赤くしてため息をついていた。

 

「間違いなく、今年も増えるでしょうね」

 

「ですね。というより、増えて当然ですから」

 

 何の話?

 

 俺が首を傾げていると、二人は気を取り直したのか話を戻したようだ。

 

「そして三大勢力だけでなく、各神話や異形の勢力からも参加者がいる。それも若い才能あふれる子達が主体」

 

「相応に注目されてますね。だからこそ、途中退場は惜しまれてますけど」

 

 あ、それは確かに。ヴァルキリー見習いや妖怪、吸血鬼の貴族様もいるらしい。

 

「確か、吸血鬼はカーミラの貴族だっけ?」

 

 エルメンヒルデを思い出すな。何度か会うこともあったけど。

 

 あいつも最近、だいぶ丸くなってたよなぁ。最初の頃はめちゃくちゃ高圧的だったけど、カーミラが大打撃を受けてからはそういうのも見えなくなったし。

 

 プライドに拘ってる場合じゃないってこともあるだろうけど、それだけでもない気がする。それならシャルバみたいな方向にもなるだろうし。何か別の理由があるのかも。

 

 ルーシア達のところにいる子はどんな吸血鬼なんだろうか。吸血鬼からも参戦者がいるみたいだけど、ちょっと気になるな。

 

 そう思ってると、コンコンとドアがノックされる。

 

「あ、どうぞー」

 

 俺が促すと、ドアが開いて入ってきたのはアルティーネだった

 

「やっほー! 暇だから構って?」

 

 素直だなぁ。

 




 リタイアを決めたからこそ、厄介になっているリュシオン達。出し惜しみをする必要がないというのは、それだけで面倒なところがあるのです。
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