混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部 作:グレン×グレン
いやぁ、モチベーションで話を書くタイプのもの書きなので「書きたい」欲求に振り回されるのが困ったものだ。……そろそろ童貞卒業も見えてきているので、R-18作品にも手を出したくなってきておりますしね……。
ま、それはそれとして一話出します!
祐斗Side
「……と、言うわけだからそれとなく気を付けてくれるかしら?」
「なるほどね。これは苦労を察してしまうよ」
と、僕はカズヒから受け取ったレポートを確認する。
内容は窪川蓮夜君についてだ。厳密に言えば、数多くの奇行の数々をレポートとしてまとめたものだ。
接木優華さんと窪川蓮夜君。カズヒの前世たる道間日美子の友人であり、今でも変わらぬ友情を持っている接木さんや引岡さんの、それぞれ娘と息子だ。
優華さんの方は大丈夫だろうけど、窪川君の方は警戒必須だからね。こうしてカズヒが、問題点をまとめてくれたことになる。
しかしまぁ、かなりの荒療治というかショック療法というか。
「というより、僕より先にアーシアさんに渡した方がよくないかい?」
「そこについてはシンプルよ。……あの子だと窪川が反発しそうだもの」
そう答えるけど、そんなことがあるだろうか。
性的なことに非常に潔癖で過剰反応するところは知っているし、資料でも嫌になるぐらい書かれている。
むしろ今まで警察のお世話になっていない。イッセー君に近しいレベルで問題児だ。
これはこれで、中々に癖の強い人物だよ。
そしてそれで、僕が適任扱いされた理由がよく分かる。
「アーシアさん達はイッセー君にぞっこんだからね」
「そういう事。余計なもめ事を避ける場合、イッセー以外の男が最適なのよ」
なるほど確かに。
「でも、僕だってイッセー君のことは大好きだよ?」
「あいつは割と保守的だから、ゲイはもちろん性欲関係なく男に夢中ってのも理解が遅れるでしょう」
手厳しい意見なことで。
まぁ、それならそれでいいだろう。
とはいえ、そこで話を終えるのもね。
「それで、九成君の試合はどうなると思うかい?」
そこは割と気になっている。
相手はなにせ、あのリュシオン・オクトーバーだ。
九成君もかなり強いけれど、彼の強さはある意味で常軌を逸している。
勝算は決して高くないだろう。そういう戦いだ。
だからこそ、割と最近までリュシオンさんのその性質を問題視していたカズヒの意見を聞きたかった。
そして、カズヒも少し考えこみ気味だが小さく微笑む。
「勝ち目はあるわ。そして、それは決して小さいものではないと思う」
その根拠を、彼女は僕が聞くより先に答えてくれた。
「和地は今までの全てを肥やしにしている。そこから生まれる強さは、決してリュシオンに届かないレベルじゃないのだからね」
イッセーSide
「リュシオンって、ルーシアのお兄ちゃんだっけ? なんかすっごいんだってね?」
と、お茶菓子をもぐもぐと食べながらアルティーネはそう言った。
俺たちの話を聞いての答えだけど、まぁそうなんだよなぁ。
あの人、ある意味で俺達よりやばいもん。最近は自分のヤバさを実感したみたいだけど、それまで全く実感してなかったってのも凄い。
ただ、裏を返せば精神的に成長したってことだしなぁ。たぶんだけど、俺達と共闘した時より成長してるだろう。あの人常時成長してるし。
「実際凄まじい実力者よ。おそらくだけど、教会の若い戦士で彼の右に出る戦力はいないんじゃないかしら?」
「おぉ! つまり教会最強ってこと?」
リアスに反応してちょっと表情が明るくなるアルティーネだけど、そこにはリアス含めて俺達全員が首を傾げる。
「いえ、ストラーダ猊下とかクロード長官とか、凄まじい人物は他にもいますので……」
シャルロットが言い難いところを言ってくれたけど、本当にその通り。
いやぁ、教会も層が厚いよなぁ。
それにアルティーネは興味ありげに聞いていたけど、その視線が再びリアスに向いた。
「ストラーダって、リアスがメンバーにしてたよね? どうやってスカウトしたの?」
あ、そこは気になる。
「たぶん、あの星辰光の調律だよな? どうやったんだ?」
「簡単……ではなかったわ。ただ、彼が参戦しない理由を仮定して、それを攻略する手段として教会と合同開発したのがあのデュランダルよ」
リアスはそう言うと、魔法陣を出して映像を映し出した。
そこに浮かぶストラーダ猊下のデュランダルと、ゼノヴィアの使っているオリジナルのデュランダルが映し出される。
ほぉほぉ。あのデュランダルは星辰体感応合金を使用しているのか。
「あれは、元々猊下用に教会が作ったデュランダルⅡの発展形であるデュランダル・メテオ。発動体としての機能を持ち合わせている猊下用のデュランダルだけど、再調整の際にわざと改悪させているの」
そう言うと、リアスは更にグラフを出して性能差を比較させてくる。
基準値:E
発動値:C(D)
収束性:C(E)
拡散性:E
操縦性:E
付属性:D
維持性:C
干渉性:E
なるほど。本当に性能が下がってるんだな。
「総合性能は数段墜ちているわ。ただあの星はストラーダ猊下を若返らせるという点に特化しているし、その上で
なるほどぉ。
そういえば、猊下って「自分の全盛期は10代や20代じゃない。精神と肉体のバランスが取れた50代ぐらい」って言ってたな。
そうか! 猊下はそんなアンバランスな状態で最高の戦士達と戦うことに引け目を感じていたのか!
武人の拘りってやつだな。
「流石リアス! 交渉術では本当に参考になるぜ!」
俺が感心して褒めちぎると、シャルロットも感心して頷いている。
「クロウ・クルワッハを引き入れたことと言い、リアスは本当に交渉がお上手です。私も参考にさせてもらいます」
「うふふ。おほめにあずかり光栄だわ」
リアスがそう自慢げに微笑むと、アルティーネもよく分かってないなりにぱちぱちと拍手している。
「そういえば、そのストラーダって人とリュシオンが戦ったら、どっちが強いの?」
「「「間違いなくストラーダ猊下」」」
即答で一緒に答えれたよ。
いや、だって……なぁ?
そのリュシオンが、よりにもよってカズヒと二対一で仕掛けて返り討ちになったパラシュラーマ。それを相手に真っ向から戦い、全盛期になった一瞬で逆転勝利したしなぁ?
今の状態のストラーダ猊下なら、リュシオンでも一対一じゃ厳しいだろ。
……とはいえ、そのリュシオンを相手に九成は挑むわけだ。
あいつ、どう戦うんだろうなぁ?
和地Side
さて、作戦は一応決まった。
とはいえ、それに甘えてばかりでもいられない。
そういうわけで、俺は今トレーニング中だ。
……リュシオン・オクトーバー。教会が誇る
札は用意したが、まだ足りない。こちらにも相応の一手が必要になるのは間違いない。
だからこそ、だ。毎日のトレーニングは決して欠かしてはならない。
結局、日々の積み重ねはいざという時に物を言う。基礎というのはしっかりとしておくことで窮地においても中々崩れなくなる。突破力とは違う、骨格の強さというべきか。
俺はかつてのリュシオンの動きを想定したトレーニングを行い、その上で少しずつレベルを上げていく。
日進月歩を二十四時間三百六十五日常に続けているあいつは、間違いなく難敵だ。
更にアニルとルーシアも油断できない。むしろずば抜けた札を持たずに俺達の戦いについてこれた、あの二人は間違いなく優秀なんだ。
そして、いっぱいいっぱいになっているとはいえ若手として優れている期待のホープ達が何人もいる。そこも苦戦必須の部分といえるだろう。
だから、こそ。
「加減はしないし容赦もしない。全力でいかせてもらうぜ、リュシオン・オクトーバー」
俺はそれを成すべく、更に動きを先鋭化させていく。
待っていろ、リュシオン・オクトーバー。
カズヒも見ているんでな。無様な真似はさらさない……っ!
ストラーダ専用デュランダル、デュランダル・メテオ。その性質はストラーダの星を弱くすることで、彼が長時間全盛期でいられるようにする聖剣である!
……自分で書いててなんだけど、本当にこれの方が強くなるってのが怖い。
何が怖いって弱体化しているけど星辰奏者で星辰光振るってるから、原作より明確に上なんだってこと。そこに原作通りの全盛期確立で、安定して隙も粗もない強さを発揮するから割と無体だ。……自分でやっててなんだけど、これ、そうやって倒そう……?