混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部 作:グレン×グレン
この調子でこっちを少しずつ進めていきたいと思っております!
イッセーSide
『さぁ、始まりましたぁあああ! 本日行われる予選試合の大一番!』
実況が声高らかに宣言し、会場の人達が沸き立っている。
ま、今日ある試合ではこの試合が一番派手になるだろうしな。当然か。
俺達も正直ワクワクしてるし、どうなるかって本気で思ってるぜ!
『まさに世界の救世主!
『『『『『『『『『『『わぁあああああああああああっ!!』』』』』』』』』』』
沸き立つ会場。そして入場する九成達。
それに呼応するように、反対側からルーシア達が入ってくる。
『対するは、教会の誇る悪魔祓い!!
『『『『『『『『『『おぉおおおおおおおおおおおおっ!!』』』』』』』』』』
そしてこちらも大きな声が上がり、両チームは中央で向き合っている。
「流石にどっちも慣れてきてるな。ま、何度も試合をやってるんだし当然か」
「そうですね。とはいえ、それが油断に代わるような者達でもないですが」
俺のつぶやきをシャルロットが肯定しながら、でもしっかり気を引き締めてくれている。
さて、九成達はルーシアにアニル、そしてあのリュシオンさんにどう立ち向かうのか。
「ほぉおおおおっ! 美味しい! このパン美味しい!」
「あ、本当! もう一個♪」
「二人はもうちょっと見てあげようね!?」
ヤバイ、買ってきたパンの美味さに亜香里とアルティーネが夢中になってる!?
和地Side
さて、今回のルールは一体どうなるか、だな。
ある程度のパターンは組めたが、ルールが豊富すぎてそれ以上は無理だ。多少アバウトになるので、都合のいいパターンになってほしいんだが。
そんな気持ちを持ちながら、俺はルールが決定する瞬間を見守った。
そして設定されたのは―
『おぉっとぉ! 今回のルールは試験採用された新規ルール、フォートレス・ハンティングとなりました!?』
―聞いたことのない新ルールだった。
会場でも騒めきが出るが、それが静まるのを待ってから実況が話を再開する。
同時に映し出される映像には、何やらデカい機械が映っていた。
『フロンズ・フィーニクス様提案のこのルール、彼ら大王派の革新衆が提供してくださったこの
フロンズの奴、色々手広くやっているみたいだな、おい。
正直ちょっと呆れたくなるというか、予算的に問題がないだろうか、それ?
内心で首を傾げながら、俺は気を取り直して説明に耳を傾ける。
『もちろん、相手チームの王を打倒することでも勝利となります。当然ですが妨害も自由自在であり、そういう意味では囚われすぎないことも重要な要素となりえるでしょう!』
なるほど。その辺りの比重をどう配分するか、それも大事となるわけだな。
となると、俺達がとるべき選択は―
祐斗Side
「ほら、亜香里。パンくずが頬についてるわよ?」
「あ、ごめん有加利ちゃん。……あと、食べ過ぎたかも……」
「美味しかったー! 帰りにもお土産に買って欲しいかも~」
有加利さんがそれとなく宥めて、二人とも戻ってきてくれたようだ。
とはいえ、今回は特殊ルールとなるだろうね。
「問題は、相手がGFという事だわ」
リアス姉さんも既に考え込んでおり、実際困ったルールといえるだろう。
このルール、最大のポイントは倒す対象がGFだという事だ。
GF。それは大王派が開発した、対龍神を将来的な目標とする大型兵器群の総称だ。
数体から百体以上。それらの大型兵器の軍勢で、龍神クラスを圧殺する。その設計の元開発された大型兵器群。
必然としてコストも馬鹿にならないはずだが、こんな運用をフロンズが行うとは思えなかった。
それを分かっているからだろう。比較的経験の長いオカ研のメンバー達は、程度はともかく困惑している。
ただ、リアス姉さんは何かに気づいたようだ。
「そういう事ね。やってくれるじゃない、フロンズ」
「どういうことだい、リアス?」
イッセー君が首を傾げると、リアス姉さんは苦笑いを浮かべている。
「要は一種のテストよ。相応の手練れが集うアザゼル杯で実働データをとり、更なる後継機の礎にするってこと」
「……なるほど、それなら少しは納得します」
ロスヴァイセさんがそれを聞いて、小さく頷いていた。
「GFはまだまだ発展途上であり、それだけで龍神クラスを倒せるほどではない。だからこそ、相応の力量を持つ者達とのデータを取りたいという事ですか」
「かなりの大金が飛ぶでしょうが、それだけの価値があると判断したのでしょうね。……大胆な手を打ちますわね」
朱乃さんも呆れ気味だけど、確かに有効な一手ではある。
……とはいえ、あれだけの大型兵器となると相当の資金が飛ぶだろう。如何に異形の技術なら修繕費などは比較的軽いと言え、呆れたくなる一手とは言える。
「その、よく分からないけど……何を考えているのかしら?」
と、僕らの話を聞いていた有加利さんがそう尋ねる。
「なんていうか、それを聞くと少し怖い気がするわ。少なくとも、この大会を盛り上げる為じゃ、無いってことでしょう?」
「……私達が聞きたいぐらいです」
小猫ちゃんがそう返すけど、それが本音だろう。
フロンズ・フィーニクス。大王派革新衆と呼ばれ始め、今の大王派を掌握した傑物。
あの男は、一体何を見て行動している……?
フロンズ発案の新ルール。まぁ大体予想はつくでしょうが、奴のことなので先を踏まえた計略です。