混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部   作:グレン×グレン

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 はいどうもー! 最近書き溜めがどんどん増えているグレン×グレンでっす! ……ほかの作品も書きながら発散しないとなぁ……。

 まぁそれはそれとして、戦愛白熱戦もクライマックスとなっておりまっす!


戦愛白熱編 第三十八話 激突、GF撃墜戦(その1)

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 なんつーか、ちょっと雰囲気が暗くなったな。

 

 フロンズの奴、政敵であって味方とは言いづらいところがあるから当然か。本質的に相容れないし。

 

 ま、俺はその辺が馬鹿だから考えすぎてもあれか。というより、今はそこじゃないだろうし。

 

 よっし、ちょっと気分変えるか!

 

「その辺は、D×D全体やアジュカ様もいる時に考えようぜ! まずは九成達の試合を応援しないとさ!」

 

「そうだな。暗い顔で応援しては、九成もアニルもルーシアも喜べまい」

 

 ゼノヴィアが真っ先に反応してくれて、いい感じで応えてくれる。

 

「ま、それはそうよね? カズ君達の試合をしっかりも届けないと」

 

 リヴァさんもそう言って、缶ビールの蓋を開けるとグイっと一気飲み……一気飲み!?

 

「ぷっは~っ! じゃ、思う存分楽しみながら観戦しましょ~っ! 色々買ってるから、好きな感じで楽しんで……ねっ♪」

 

 ウインクまでするリヴァさんに引っ張られるように、場の雰囲気も明るくなっていく。

 

 こういう時、すっごい助かるなぁ。リヴァさんマジですげぇ。

 

 ……そのリヴァさんを射止めた九成、恐ろしい奴っ!

 

「……人のことは言えませんよ、イッセー先輩」

 

 小猫様!? 人の心を読むのが本当に上手ですよ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 試合開始と同時に、俺達は移動を開始する。

 

 ある程度グループを分けて散開し、距離を互いに保った状態で、相手のGFを捜索する。

 

 派手に動いているので位置は分かっているが、それは相手チームも同じこと。このルール、基本的に短期決戦(ブリッツ)を主眼に置いているな。

 

 となるとすぐに乱戦となる。それを考慮しつつ、ある程度の即応性と一網打尽にならない安全性を考慮した形となる。

 

 ちなみに俺が率いているのはベルナとヴィーナ。これはキャスリングを配慮したメンバー構成にしていることと、王の俺に対する安全を回復役であるヴィーナを配置して対応したといった形になる。

 

 さて、相手はどう出るかと考えたとき。いきなり来た。

 

「右斜め上に流す、回避!」

 

 声を上げると同時、俺は素早く障壁を多重展開。同時に左下に落ちるように回避行動をとる。

 

 直後、正面の景色を吹き飛ばす勢いで砲撃が放たれた。

 

「……きゃぁあああっ!?」

 

 あまりの威力にヴィーナが悲鳴を上げるが、しっかり回避態勢は取っていたので無事だ。流石だな。

 

 だがやってくれる。もう少し感づくのが遅かったら、今のでこっちも大打撃を受けていただろう。

 

 実際、逸らした方向にある山の上半分がえぐられている。単純火力ならイッセーの真女王に喧嘩を売れるな。

 

 俺がそう感心していると、今度は若人の挑戦チームを狙ったのか別方向に砲撃の余波が飛んでいる。

 

『若人の挑戦チーム、兵士二名リタイア』

 

 向こうは捌ききれなかったらしい。そういう意味では幸先がいいか。

 

「勘弁してくれよあの旦那は! とんでもないものを量産しようとしてるなぁ、おい!」

 

 ベルナがフロンズに悪態をつくけど、そこに関しては本当に同意見だ。

 

「だな。どこから金と資材を集めたんだか」

 

 大型兵器を作るのは簡単なことじゃない。どんなものでも物体なら金と資材と時間がかかる。異能使いたい放題なら時間はだいぶましだろうが、金と資材は一瞬で湧いて出てくるわけでもないだろう。それを集めるのにまず時間がかかる。

 

 戦闘機ですら新品なら百億円を超える場合がざらにあると聞いている。製造工程を異能で省略できるならそのあたりは安く済ませられるだろうが、資材を用意する関係上、あのサイズなら数百億円はかかるだろう。維持にだって金がかかるはずだ。レーティングゲームで壊していいような安物なわけがない。

 

 その辺りの絡繰りも気になるな。あの野郎に限って捕まるような不正は可能な限り避けてるとは思うけどな。ほら、表立った活動で不正をするタイプじゃ断じてないし。

 

 とはいえ、金も資材もありすぎだろ大王派。絶対何かしらの裏があるだろ、あれ。

 

「……よ、余裕だね。あんな砲撃が飛んできたのに」

 

 ヴィーナがちょっと呆れてるけど、ねぇ?

 

「あれ以上の火力持ちが、俺達の近くに何人いると思ってるんだ?」

 

 イッセーとか、リアス先輩とか、ゼノヴィアとか。あとリヴァ先生もやろうと思えば一発ぐらい撃てそうだしな。

 

「クリムゾン・ブラスターぐらいなら模擬戦でも使う時あるからなぁ?」

 

 ベルナもちょっと遠い目をして言うと、ヴィーナは軽く引いている。

 

 いや、模擬戦でも大技を撃っておいた方がいいからな。使い慣れるのはいいことだし、大火力攻撃に慣れておくと敵が撃ってきても対応しやすいし。

 

 ……まぁ、イッセーのクリムゾン・ブラスターとかを比較対象にできるというのがシャレにならないんだが。

 

 さて、それは置いておいてだ。

 

「そろそろ接敵するぞ、気合入れろ!」

 

 俺はそう叫びつつ、障壁を展開。

 

 そこに攻撃が当たっていくが、やはり若人の挑戦チームが動いていたか。

 

 相手は俺達より格下が多いだろうが、それでもアザゼル杯で更に鍛えられている。そこに出し惜しみなしで出し切る姿勢がある以上、脅威になりえることは間違いない。

 

 油断は禁物。気合を入れていくとするか。

 

 そう思った瞬間、上空から何かが飛んでくる。

 

 あ、これルーシアだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祐斗Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『さぁ、両チーム接敵! GFを狙いつつ互いが互いを妨害する戦いが始まりましたー!』

 

 実況の方が声を張り上げ、そしてフィールドで戦闘が激しく展開される。

 

 双方ともに戦いの練度は高く、熾烈な争いが繰り広げられる。

 

 若人の挑戦チームはいつも通り、リュシオンさんはすぐに介入しない大勢だ。

 

 この段階でどこまで若人の挑戦チームが消耗しないか。それが戦いのカギを握るだろう。

 

 もっとも、リュシオン・オクトーバーは単独で戦局をひっくり返しかねない。彼はある意味で光を極めた精神性とは異なる極限。あの場においては間違いなく最強戦力といえる。

 

 九成君のグループは、一番数が多い相手と接敵している上、更に別のグループが合流している。

 

 ただし、戦局は優勢……というより、完全にしのげている。

 

「ルーシアの支援砲撃、完全にしのいでましたね」

 

「だよなぁ。全部障壁を間に合わせて流すとか、相も変わらず九成は防衛に長けすぎだろ」

 

 小猫ちゃんとイッセー君が感心するやら呆れるやらだけど、レイヴェルさんは警戒の色が濃い。

 

「いえ、あれは味方が合流する隙を作る為の陽動ですわね。あえて目立つ撃ち方をして気を引いてますわ」

 

 なるほど。九成君達を最も警戒し、それに見合った対応をしているという事か。その辺りはルーシアさんらしいね。

 

 そしてそのルーシアさんは、アニル君と一緒にそれぞれ一班を組織して、九成君達の別動隊に迫っている。

 

 どうやら足止めを主体として動いているようだ。まぁ、最上級悪魔も見えた行舩三美と武山黒狼がいる以上、手練れが出るほかないだろう。

 

 そして、GFの方には若人の挑戦チームの女王が動いている。

 

 確かカーミラ側の吸血鬼だったはずだ。上級吸血鬼でありハイデイライトウォーカー。確かエルトーナ・バルトリだったか。

 

 GFの猛攻をしのぎながら、打たれ強いメンバーで散発的に攻撃を当てている。

 

 現状は様子見なんだろう。問題は、現在は膠着状態に近いところがあるという点だ。

 

「さて、リュシオン・オクトーバーをどうやって投入するかが肝でしょうね」

 

「そうですね。流石に九成君レベルとなると、リュシオン・オクトーバーが必要ですわね」

 

 リアス姉さんと朱乃さんが分析するが、確かにそうだろう。

 

 GFの性能は間違いなく高い。真っ向から撃破するとなれば、両チームともに九成君やリュシオンさんが必須となるだろう。

 

 だが、どのタイミングで出すのだろうか。

 

『運がいいのか悪いのか。全て撃ち落とします!』

 

『特筆無しにあのメンバーと肩を並べただけはあるっ!』

 

 ルーシアさんは行舩さんの準神滅具のオールレンジ攻撃を、全て砲撃で弾き飛ばして膠着状態に持ち込んでいる。

 

『やるじゃねえですかい! つーか、絡繰りあるっすね?』

 

『まぁ、そうですね。だからこそ最上級悪魔候補でしたので』

 

 アニル君はヘキサカリバーをもってして切りかかるが、武山黒狼はそれを素手でいなしている。

 

 聖剣を悪魔が素手でいなすとは、当然絡繰りがあると考えるべきだ。

 

 双方ともに膠着状態。さて、どちらもどう出るか。

 

 そう思ったとき、動きがあった。

 

『……なら、そろそろ出番かな?』

 

 その言葉と共に、フィールドに広がる大きな力。

 

 素粒子そのものが展開され、GFが余波で一瞬揺らぐ。

 

「ここで来るのか」

 

「意外と早いわね」

 

 ゼノヴィアと成田さんが気配を鋭くさせる中、光となって突貫した存在は、GFの前に立ち塞がる。

 

「……いい機会だし、目に焼き付けると良いですよ」

 

 シャルロットは、そうアルティーネや、亜香里さんに有加利さんを促した。

 

「あの男こそ、教会が誇る最強戦力の一角。神の子に続く者(ディア・ドロローサ)ことリュシオン・オクトーバーです」

 

 降臨する、あの場における最大戦力。

 

 リュシオン・オクトーバーが、ここに君臨した。

 




 さぁて、最強戦力が割と早期に投入! それだけのポテンシャルを和地たちが持っているからこそですが、ここからいきなり大激戦ですぜぇ?
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