幼馴染君がぼっちちゃんを甘やかし過ぎた結果…… 作:Miurand
3人とも朝飯を食べてひと通りゲームを楽しんだ後、昼前には2人とも帰宅した。一応明日は学校だし、中川は課題をまだやってなかったらしい。なんでやっとかないんだあいつ?さてはお泊まり楽しみすぎてやるの忘れてたな?あいつが一番はしゃいでたしな。
しかし西村は何故この時間で帰ったのだろうか。中川が帰るからついでに帰るわけでもなさそうだった。まさか彼女でもいるんじゃ………。なわけないか。あいつは彼女とか作りたがらない気がする。この前だって『結婚したら財産減る』とか夢のないこと言ってたし。
「ん?」
ロインの着信音だ。中川か西村が忘れ物でもしたのだろうか?別に明日学校で渡すからわざわざ戻らなくても良いんだけどな。そう思いながらロインの画面を開くと………。相手は虹夏さんだった。
『優太君…!ぼっちちゃん無理してないかな?それとも本当にチケット全部売れたの?』
ああ……。返信するのすっかり忘れてたわ。
取り敢えず事実だということを告げよう。俺の証言もあれば流石に信用されると思う。ひとりはある意味結束バンドメンバーに信用されているようだ。うーん、悲しい()
あっ、そういえばチケットで思い出した。ノルマ達成したらライブチケット買うって約束していたような気がする。しかし今会うといつも通りの調子で接することができるかどうか怪しい。しかしこのタイミングで対応を変えてしまえば、ひとりがショックを受けるか益々調子に乗るかのどちらかだ。どちらの状況も好ましくない。
「…………無理して会うこともないか」
せめてもう少しだけクールタイムを設けたい。時間を空ければそれだけ平常心に戻ることができる……はずだ。それに、今のひとりは平気でラインを踏み越えるかもしれない。密室で2人きりになるのだけは極力避けたいところだ。
「………家でゲームして過ごすか。外は暑いし」
ガチャリ…
勝手に玄関の扉が開く音がした。何で?鍵は閉めたはずだ。両親が帰ってきたのか?いや、両親が帰ってくるならエンジンの音が聞こえてくるはず。何故なら車で夫婦旅行に出かけたのだから。
ならば、一人暮らししている兄が帰ってきたのか?いや、日曜に帰ってくる意味が分からない。次の日仕事なのにわざわざ帰ってくるか?
………ここまで考えて、一つの可能性に気づいた。最近うちの鍵を手に入れたやつがいるではないか。それもすごく身近に。
「…………あれ?いない…?」
………やはりひとりだった。何故何も言わずにここに来た?チケットは売れたはずだからもう手伝わなくても良いはずだ。それとも約束通りチケットを買ってほしいってことか?いや、それならばロインでその趣旨を連絡してくるはずだ。
ちなみに何故見つかっていないかと言うと、クローゼットの中に隠れているからだ。つーか部屋に鍵を掛けておけばよかったか……?いや、それだと俺がこの部屋にいることがバレてしまう。今2人きりになるのはまずい。
「………お友達と出かけたのかな?」
よし。そのまま勘違いして帰ってくれ。明日には俺も調子を取り戻してるはずだから。だから今日は勘弁してほしい。
「あっ。優太君布団敷きっぱなしだ」
……ああ。そういやそうだった。客間の布団はちゃんと片付けたけど、自室の布団は基本的に放置している。流石に掃除する時はどかすけど。ひとりに片づけられてしまうかもしれないが、それくらいなら別にいいか。
ボフッ…
……なんか飛び込む音が聞こえたような気がする。恐らくひとりが俺の布団で寝っ転がっている。
「…………いい匂い。でもせっかくなら布団じゃなくて本人のがいいなぁ…」
やめろぉおお…!!!前もやってたけどそれ普通に恥ずかしいんだよ…!!嗅がれる側の気持ちになってくれ…!もしも俺がお前の布団で同じことをしてたら引くだろ?
………いや、愚問だった。むしろ喜ぶんじゃないかな。あいつには人の嫌がることはやめなさい戦法が通じない…。
「…………誰も、いないんだよね…?」
呟きながら周りを歩いているのだろうか?足音が聞こえる。
「……ん?こっちに優太君の匂い…?」
お前は犬か何かか!?頼むからクローゼットだけには来るなよ…!?絶対に来るなよ!?これ振りじゃないからな!?
「………あっ、よく考えてみたら優太君の部屋なんだし当然か………」
1人で勝手に納得した。助かった。ここで立ち去るかと思いきや、また布団に寝転がる音が聞こえた。……寝ているのか?しばらくしたらここから出よう。でないと多分だがよろしくない事態になる。
…………数分経った。そろそろ寝ついたかな?そーっとクローゼットを開けて様子を伺ってみよう。いや、リスクがあるか?ほんの少し開けるだけだから……。大丈夫だよね?
勇気を振り絞ってほんの少しだけ開けた。ひとりは布団で寝ているっぽい。抜け出すなら今か……?
「んっ……」
脱出しようとした時、妙に色っぽい声が聞こえた気がするが、ひとりにバレたかと思ってそこまで気が回らなかった。だがこちらに振り向く気配がない。ただの寝息だろうか?それとも寝言か?とにかく寝ているなら今がチャンスだ。
そーっと、極力物音を立てずにクローゼットを開け、ゆっくり閉める。焦らずゆっくりと。そして気配をできる限り殺しながらゆっくり歩く。うん。ひとりはぐっすり寝ているな。ただ顔がこちら側に向いているのが少し怖いが……。ここを通らなければ部屋から出れないので致し方ない。
あと少しで部屋を出られる。最後まで油断してはいけない。そーっとドアノブに手をかけて、ゆっくりと開け……。
「………あら?」
開かない?なんでだ?力が足りないなんてことはないはずだ。この扉は開け閉めするのにそんなに力はいらない。ということは………。
(鍵が閉まってるのか…!!)
大丈夫かこれ?鍵を開ける時はどんなにゆっくりやろうとしても必ずと言っていいほど物音を立ててしまう。だけどここから脱出するにはそれしか方法がない。
というか、本人不在の時に勝手に鍵を閉めんなや。
「…………よしっ…」
カチャ
………音を立ててしまったが、ひとりが起きる様子はない。あとは扉を開けるだけだ。ゆっくり扉を開けて………。
「あれ〜?ユータ君だ〜!!」
「……………えっ??」
な、なんでふたりちゃんが俺の家にいるんだ……!?というかまずい。そんな大声を出されたら………!!!
「お姉ちゃんと2人で遊んでたんじゃないの〜?」
「しーっ!しーっ!お姉ちゃんはちょっと寝ちゃってるから、静かに…ね?」
「えっ?お姉ちゃんなら寝てないよ?後ろにいるじゃん」
「えっ……?うわぁ!?」
ビックリした。寝たふりだったのか…!!俺は最初から騙されていたんだ…!!きっと俺がこの部屋にいることを分かってて敢えて寝たふりをしたんだ……!!幼馴染だから行動パターンが容易に推測できるらしい。
というか、後ろから強く抱きつかれて身動きが取れない。
「ありがとねふたり。じゃあ約束通り冷凍庫のアイス、私の分も食べていいから」
「わーい!ありがとうお姉ちゃん!」
「はっ?」
ふたりちゃんがいたのは偶然でもなんでもなく、俺の足を止めるためだったというのか……?確かにふたりちゃんがいるのは想定外だった。だから足を止めてしまった。
「お、お前…!妹を食べ物で釣るのはずるいだろ……!!」
ガチャリ
ひとりは俺の後ろから手を伸ばして扉を閉め、器用に鍵も閉めた。
「ずるいのはどっち?なんで逃げようとしたの?」
「えっ、いや、それは…………」
「なんでわざわざクローゼットの中に隠れたのかな?私はただ優太君と遊ぼうかなって思ってただけだったのに…」
ハイライトはまだ消えていない。しかしいつ消えても全くおかしくないこの状況…。いつの間にかひとりはこの部屋の唯一の出入口である扉の前に塞がるようにして立っていた。俺を逃す気は全くないらしい。
「そ、それは…!ひとりを驚かせてやろうかな〜って思っただけだよ!だってお前、人の布団で勝手に寝ようとしてたし!」
「それなら部屋から出ようとしなくてもよかったんじゃないの?」
まずいまずいまずい。非常にまずい。この場をやり過ごせる上手い言い訳が思いつかない。これ以上嘘をついても何の得にもならない。むしろひとりのスイッチをONにしてしまう可能性もある。
「で、でも仕方ないよね。だって私のこと意識しちゃってるんだよね?」
「……………えっ」
こいつ、本当にひとりなのか?若返った美智代さんか急成長したふたりちゃんがひとりのフリをして俺を揶揄ってるだけなんじゃないのか?
ひとりがこんなことを言うはずがない。基本的に自信がないひとりが『自分を異性として意識している』なんて発想には至らないはずだ。それこそ
………………やばい。心当たりが多すぎて誰のせいだか分からねえぞこれ。この前の廣井さんもそうだし、ウチの母に向こうの母、なんならリョウさんや喜多さんがひとりをけしかけた可能性すらある。確かに人から『優太はひとりのことを意識している』と言われれば、その発想が生まれても何もおかしくない。
「でもいいの。意識してくれるだけで私は嬉しいから。むしろそれが狙いだし」
「い、意識って何のことだ?」
「惚けても無駄だよ?」
そう言ってひとりは口を近づけてきた。
ああ。またしてしまうのか。本来なら止めるべきだ。しかし止めればひとりがネガティヴモードになるかもしれない。ひとりを傷つけずにキスを回避する方法………。何か……。あった!!
「お、おーっと!そういや西村に忘れ物を届けなきゃいけないんだった!!早く行かなきゃ西村も困るだろうから、俺は一旦ここを出るな!!!」
それっぽい!物凄くそれっぽい嘘だ!これならひとりを出し抜けるかもしれない。あれ以上やられては俺の理性がもつかどうか分からない。だからここは戦略的撤退だ。
「ぐえっ…!!?」
服が引っ張られるのを感じた直後、俺は布団に倒れた。すかさずひとりも俺に覆い被さるようにのしかかる。胸に柔らかいものが当たってるし、なんかいつもよりいい匂いがするし、今日のひとりは何かやたらと積極的だ。積極的過ぎる。
「ど、どうしたんだよひとり?まさか一緒に寝てほしいってことか?まだ真昼間だぞ?」
「……………」
「…………離してくれない?」
「……やだ」
「暑いから離れて」
「冷房がついてるのに?」
「それでも暑いんだよ。時期を考えろ時期をっ……!!!?」
「んっ…」
最後まで言い切ったと同時に口を塞がれた。こちらが下でひとりが上なので回避することも困難。ただただ受け入れるしかなかった。
「ねえ?この先、シてみたくない?」
「……………………えっ?」
思わずひとりの顔を見た。流石に冗談だよな?揶揄ってるだけだろ?そう思いながら…。しかし顔を見て気がついた。ひとりがいつものひとりとは一味違う。顔がほんのり赤く染まっている上に、息も少々荒いように感じる。そして俺をトロンとした表情で見つめてくる。まるで何かに期待しているかのような表情だ……。
何に期待しているかは、先程の台詞で一目瞭然。ひとりは男女のステップを進めたいのだろう。それもABCのC……。つまり神りたいのだ。俺だってやれるならやってみたい気持ちはある。思春期だし育ち盛りの男子高校生だし。だが相手が問題だ。幼馴染というだけでそれをするのは間違っている。あってはならない。
流石に止めよう。今までのように中途半端にするのはよくない。キッパリ断らなければ、ひとりが後悔してしまうかもしれない。
「流石にダメだ。俺達はまだ高校生だし、そもそもただの幼馴染だろ?」
「…………そっか。じゃあ幼馴染としてじゃなければいいんだね?」
「……えっ?」
「今の私と優太君はただの女と男…。深く考えなくていいんだよ?」
そう言いながらひとりは触れるか触れないかのギリギリのところで指でなぞるように、俺の身体を触る。妙にくすぐったいし、なんか凄い器用だ。普段ギターをいじっているからか、指先は器用なのかもしれない。
って、そんなこと考えてる場合じゃない。こいつは本気だ。俺がいつもの調子ではパクりともっていかれる。
………そうだ。ひとりの気分をどうにかして変えればいい。例えば、俺が異性としての意識が薄れる時はどんな時だろう?
……簡単に言えば人外化した時だ。俺も人間だから人間の、それも異性にしか興味ない。近頃同性愛はよく聞くが、それでも異種族に性的に興味を持つという話は聞いたことがない。いやそういう趣味を持つ人もいるかもしれないが、ひとりにはそんな趣味はないだろう。多分…。やはり本能に訴えかける作戦が一番だ。特に今のひとりは理性ではなく本能9割で行動しているはず。
………だが、自分の意思で人外化できるものなのか?一応俺はブルスクになったことがあるらしいが……。あれは度を超えた羞恥心から発生した現象だ。
………いや、それなら今のこの状況は?何故ブルスクが発動しない?今まさに恥ずかしい状況に陥っているはずだ。耐性ができた?それともまだ足りないのか?まさか……。嬉しさが勝ってるとでも?ははは……。そんなまさか……。
「…………逃げないの?」
「だって逃げたら絶対拗ねるじゃん、お前」
むしろ拗ねるだけならいいんだよ。変に暴走して後でもっと大変な目に遭う可能性があるから下手に動けないんだ。
「…………これがツンデレ?」
「誰がツンデレじゃい!このぉ!」
「あっ、ちょ…!やめ!」
ツッコんだ勢いで形勢逆転。今度は俺がひとりを押し倒す形になってしまった。だが、これでやられ放題の状態から解放された。
「あっ………」
「……………」
解放されたはいいのだが、なんだろう。してはいけないことをしてしまった気分だ。だが、ひとりは俺に対する攻撃をやめた。いや、止んだという言い方が正しいのかもしれない。今のひとりは少々恥ずかしそうにしている。俺から攻められることは想定していなかったのか?受けになった途端にこんな初々しい雰囲気を出すのか。反則じゃないですかねそれは?
さて、軽口を叩いてこの異様な雰囲気を終わらせよう。理性ではそれが分かっているはず。なのに俺の体はひとりから退こうとしない。何故だ?いいからこの場から退散するんだ。
退散すればいいのに、俺の体はむしろひとりに近づく。いつもされるがままだったけど、今度は自分から攻めることができる。その事実がなんとなく、好奇心を刺激する。キスってされるのとするのとではどう違うんだろう?こっちから攻めればどんな反応するんだろう?そんなことばかり考えてしまう。
くそ…!こうなってるのもひとりが妙に可愛くなったからだぞ。いや、前から一応可愛かったけどさ。今のひとりは残念なところがいくらあっても可愛さでお釣りが来るレベルだ。少なくとも俺はそう認識している。
「…………あれ?」
俺、なんで我慢してるんだっけ?自分のせいでどーのこーのって…。俺の何が悪いんだ?全部ひとりが悪くないか?我儘な身体を無自覚に過激なスキンシップに利用するし、同じ布団で寝ようとするし、実際に寝てくるし、俺に全力で甘えてくるし…………。てか、唇にキスって、家族相手でもやらないよな?とすると、ひとりの俺に対する好意は、恋心や愛、異性に向けるソレだということになるのか?
「……………い、いいよ?来て?」
「〜っ…!!」
やめろ。このタイミングで、ある可能性を見出したタイミングで、そんな甘ったるい声を出すな。これはもう俺とひとりの戦いじゃない。
今まで酷使してきた理性をフル稼働させる。まだ引き返せる。まだなかったことにできる。だから踏み止まれ。まだ確定したわけじゃない。そういう可能性もあるってだけの話。確定していない情報で浮かれるなとあの鬼の王も言ってただろう。
自分に言い聞かせている時、ひとりの手が俺の右手を掴み、彼女自身の胸に誘導した。
「んっ………」
「 」
今まで腕や背中でしか感じたことのなかった柔らかい感触が、触覚に優れている手に触れたことによって、より詳細な感触が伝わる。体温も、鼓動も、全部………。
まずい。
気がつくと、自分からひとりの口を塞いでいた。やってしまった。もう後戻りできない。これではひとりの思う壺ではないか。でも脳に自分の言葉が届かない。
「ゆ、ゆうた……くん?」
何今更驚いてるんだ。お前が俺にしてきたことをそのまま返してやっただけだぞ。お前が悪いんだ。俺は我慢しようと全力を尽くした。ひとりがヤンデレと呼ばれる状態になった時から、この瞬間までずっと。
それでも、お前は俺を溶かすように攻め続けた。ダメだと言っても、やめろと言ってもお前は止まらなかった。
「むっ…!?んんっ…!?」
「…………」
何を狼狽えているんだ?お前からしてきたくせに。まさか反撃されないとでも思っていたのか?だとしたら考えが甘過ぎる。俺だって男だぞ?幼馴染の前に
だが、そんな細かいことはもうどうでもいい。ひとりがヤンデレのままでもいいさ。実はひとりの感情が恋じゃない?勘違い?こんなことしてまで後で勘違いでしたなんて言い訳が許されるとでも?
「ゆ、ゆうたくん…。ちょっと強引…」
集中攻撃を受けている本人は、嫌がるどころか望んでいたことが叶って喜んでいるようにも見える。このままだとコイツの手の平で踊らされているようで妙に釈然としない。だけどもうどうでもいいや。
「………お前が
今まで抑えていた分の反動を思い知れ。
「 えっ?」
今まで自分は何をしていたんだ?確かひとりが自分で胸に手を当てるように仕向けてから……。そこから先が記憶にモヤがかかっているようで思い出せない。もどかしい。一体何をした?
「はぁ……。はぁ………。はぁ……………」
目の前には妙に荒い息を整えながら、ぐったりしているひとりが横たわっている。瞳にはハートが写っているようにも見えた。俺を見る目が完全に幼馴染ではなく女……否、それでは生温い。雌のそれだ。
まさか、俺は超えてはいけない一線を?いや、服は2人とも上下共に着ているからその可能性は薄い。少なくともキス以上のことはしていない……はずだ。でも問題なのは、ひょっとすると俺からアクションを起こしてしまった可能性があることだ。もし俺から行動を起こしてしまったのだとしたら、もう後戻りはできないだろう。1度ぷっつんしてしまえば、きっと2度目も3度目もある。今回はたまたま奇跡的に一線を超えなかったようだが、次とその次もそうなるとは限らない。
……いや、ひとりが勝手に1人で暴れただけかもしれない。今まで我慢してこれたんだから、今回も我慢できたはず………?だよね?ねぇ?
「え、えへへ……。あひゅ〜…♡」
「えっ?ちょ…!!?」
ひとりは昇天するように気絶してしまった。……魂は出ていないので死んではいなそうだ。ならひと安心だ。にしても気絶するほどとは……。マジで俺なにしたの?
「…………こ、このまま寝てもらうか」
冷房で体が冷えないように掛け布団を軽くかけて、俺はその場を後にした。この数分後、モヤが晴れて完全に思い出し、激しく悶絶した。ちなみに一線は超えていなかったけど…。ひとつ言わせてもらおう。
15歳未満が見てはいけないようなことをしていました。これ以上は言いたくありません………。あまりにも愚かな自分に嫌気がさして自○してしまいそうになるので………。
あーあ。ついに爆発しちゃったよ。むしろ今までよく我慢してこれたなぁって思ってる。にしてもなんで一応ヤンデレって属性があるのに、ドロドロした展開にならないんだろうって自分で書いてるくせに疑問を抱いていたんですが、そりゃ1対1ならそんなにドロドロした展開にはなりませんよね〜。
前回の時点でぼっちちゃんは攻略できると確信したから積極的になったわけですが、こんなことされたら更に積極的になるよね。自信ないようで偶に変な自信つくし。まあ今回の場合、その自信は事実でもあるわけですがね…。
ここから先、段々と際どい描写が増えてくる……かもしれない。そろそろR-15タグが意味を成しそうです。
えー、追記です。ぼっちちゃんがぼっちらしからぬ行動を取っているのは作者である私自身も自覚しております。ですが、ぼっちにとってオリ主とは、愛おしい存在の前に家族と同然の存在でもあります。そして相手は自分のことが好きだと、周りの証言も込みで確信しているので、あそこまで踏み切った行動ができるわけでございます。
仮にぼっちちゃんが幼馴染ではなく、普通の同級生でも先輩でも後輩でも誰でもいいですが、男子に恋をしたとして、同じことができるでしょうか…?幼馴染という関係性なら、ぼっちちゃんでも積極的になっても違和感ないんじゃね?というのが私なりの解釈でございます。まあ、ヤンデレになってる時点で違くねって言われればそれまでですし、幼馴染が生えてたらぼっちじゃねえやんって言われても何も言い返せませぬ()
でも、積極的で可愛いぼっちちゃんが見たいのよ!私は!だから男幼馴染を生やす必要があったのですね(例の構文)