転生したらブラッド族だった件   作:仮面大佐

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プロローグ

2023年2月15日

 

颯太「いやあ、最高だったな!」

 

 俺は高沼颯太(たかぬまそうた)

 大学生だ。

 昨日、キルバスパイダーが届いたのだ。

 俺は仮面ライダービルドが好きで、キルバスパイダーは、バイト代を使って買った物だ。

 仮面ライダービルドは、本当に神作品と言えるだろう。

 そういえば、小説の仮面ライダービルドは、いまだに発売されないな。

 楽しみだなぁ。

 そんな事を思いながら、歩いていた。

 中古でドリルクラッシャーを買ったが、電池が無かったので、買いに行っている。

 すると。

 

???「退けっ!!」

颯太「っ!?」

 

 そんな声が聞こえてきて、振り向くと、ナイフを持った1人の男が駆けていた。

 恐らく、通り魔の類だろうな。

 ただならぬ気配に、周囲の人が避けていく。

 すると、子供が1人逃げ遅れていた。

 

颯太「危ない!」

 

 俺はそう叫んで、子供の方へと駆け出していく。

 俺は、子供を抱える。

 すると、背中の方に激しい痛みが襲う。

 

通り魔「チッ!」

 

 通り魔は、血のついたナイフを捨てて、その場から逃走する。

 俺は、倒れてしまう。

 

子供「お兄ちゃん!」

大人「おい!誰か、救急車を呼んでくれ!」

 

 そんな叫び声が聞こえてくる。

 だが、徐々に意識が遠のいていく。

 

颯太(痛い………。子供は…………無事か。良かった…………。それにしても、熱い………何かが突き刺さったのか………?)

 

???『確認しました。痛覚耐性を獲得。成功しました。対熱耐性を獲得。成功しました。刺突耐性を獲得。成功しました。』

 

颯太(………今度は、寒くなってきた……。)

 

???『確認しました。対寒耐性を獲得。成功しました。対熱耐性と対寒耐性を獲得した事により、スキル、熱変動耐性を獲得しました。』

 

颯太(まだ、小説の仮面ライダービルドを見てないのに……………。エボルトがまたやって来るだろうし……………。)

 

???『確認しました。UQスキル、仮面ライダーエボルを獲得。成功しました。ただし、特定の条件を満たさないと変身不可能であり、ブラッドスタークには変身可能です。』

 

颯太(死に間際に、変な声が聞こえる………。でも、ベルトやフルボトルとかって、結構嵩張るんだよなぁ。何か、収納出来る何かが欲しいな…………。)

 

???『確認しました。EXスキル、無限収納を獲得。成功しました。』

 

颯太(でも、エボルに変身するなら、ブラッド族にならないと、危険だしな……………。それに、パンドラボックスの力も必要だし………。)

 

???『確認しました。個体名、高沼颯太の記憶から、ブラッド族に関する記憶を検索………成功しました。続いて、個体名、高沼颯太の種族を、人族からブラッド族に再構築します。成功しました。UQスキル、全知の記憶《パンドラ》を獲得しました。』

 

颯太(まだ、うるさいし………。あ………やべ。限界だ…………。)

 

 こうして、高沼颯太の人生は、僅か20歳にて、幕を閉じる事になってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

颯太(あれ………俺、どうなった?)

 

 あれ、これ、どういう状況?

 俺、死んだんじゃ………?

 

颯太(意識ははっきりしてて、痛い所は特に無し。感覚的には、背中の動脈に突き刺さったのに。)

 

 という事は、病院に運び込まれて、なんとか蘇生できたのか?

 いや、致命傷だったぞ。

 それに、床が硬い。

 ベッドじゃないし、道路とかに敷かれている石畳でも無い。

 感触としては、洞窟に居るみたいな………。

 

颯太(洞窟?)

 

 重い瞼を持ち上げると、目に入ったのは、紛れもなく洞窟だった。

 しかも、何かの草が目に入る。

 白い花だが、ユリとは違う形状の花だ。

 何だろう。

 すると、謎の声が聞こえてくる。

 

???『解、この花は、ヒポクテ草。濃い魔素が充満している場所に生えることで、魔素の影響を受けた草。成分を抽出することで、回復薬を生成することができる。』

颯太「えっ!?」

 

 俺は、二つの意味で驚いた。

 一つは、魔素という単語だ。

 そんな単語は、日本では聞いた事がない。

 もう一つは、この声は、俺が死んだ時に聞こえた声だ。

 

颯太「ええっと、誰?」

全ての知識『解。貴方が持つUQスキル、全ての知識(パンドラ)の効果です。能力が定着したため、反応を速やかに行う事が可能になりました。』

颯太「ああ…………。(スキル………この世界に於ける能力みたいな物か。)」

 

 俺は、そう考えていた。

 気になる事があり、聞いてみる事に。

 

颯太「そういえば、無限収納って、どんな能力なんだ?」

全ての知識『解。ここには、凡ゆる物が、大きさを関係無しに、収納出来るスキルです。更に、UQスキル、全ての知識(パンドラ)と合わせる事で、無限収納に収納された物を、自動的に解析、鑑定、調合、生成が行えます。』

颯太「なるほどな。」

 

 それを聞いた俺は、早速ヒポクテ草を大量に採って、無限収納に放り込む。

 すると、純度100%のフルポーションが完成した。

 これを作った理由としては、傷を負った時に、すぐに回復する為だ。

 その際、近くにあった水溜りを覗くと。

 

颯太「…………え?」

 

 そこには、見知らぬ顔が。

 何と、赤いスライムだった。

 何で?

 そう思ったが、すぐに思い当たる節が見つかった。

 エボルトは、赤いスライムみたいな風にもなれるのだった。

 

???『クアーーーーハハハハハハハハハハハ!!』

颯太「!?」

 

 突然、大きな笑い声がしてきて、何事かと思い、声がした方へと向かっていく。

 すると、一体の巨大なドラゴンの目の前に、一匹のスライムが。

 どういう状況か分からず、呆然としていると。

 

???『…………どうやら、まだ客人が居るみたいだな。』

颯太(バレた…………!)

 

 そのドラゴンは、俺を見つけたようだ。

 俺は観念して、ドラゴンの前へと向かう。

 

???『…………ほう。見た事のない種族であるな。姿自体は人間に似ているが。』

 

 スライムは、何かを伝えようとしていた。

 

???『そうだ、話が逸れてしてしまったな。スライムよ。見えるようにしてやろう。ただし、条件がある。それは、貴様にも該当する。』

颯太「条件?」

???『なあに、簡単な事だ。見える様になったからと言って我に怯えるな。そして、また話をしに来い。それだけだ。どうだ、悪い話ではあるまい?』

 

 それを聞いたスライムは、頷く様な仕草を見せる。

 その龍は、口を開く。

 

???『うむ。では、『魔力感知』と言うスキルがあるのだが、使えるか?』

颯太「魔力感知?」

???『周囲の『魔素』を感知するスキルだ。』

颯太「魔素?」

 

 さっきも聞いたが、魔素って何だ?

 俺が首を傾げてると、知恵之実が答えてくれた。

 

全ての知識『解、魔素とは、この世界に満ちるエネルギーで、魔物にとっては生命の元になる物です。』

颯太(なるほど。)

 

 そういう物か。

 魔物となった以上、俺も魔素は必要不可欠になったという事か。

 目を閉じながら、意識すると、周囲に漂う何かを感じ取れた。

 

全ての知識『告。EXスキル、魔力感知を獲得しました。』

颯太(随分と、あっさりだな。)

全ての知識『警告。魔力感知を発動することにより、膨大な情報が流れ込む危険性があります。情報の管理のため、全ての知識と同期させることを推奨します。』

颯太(まあ、そうだろうな。)

全ての知識『魔力感知を使用しますか?』

颯太「YES。」

 

 すると今まで薄暗かった洞窟の中が、まるで昼間のようにはっきりと見える様になった。

 周囲の状況が事細く知る事ができた。

 スライムが、はしゃいでいた。

 

スライム「お?おお!!見える!見えるぞ!」

颯太(あれ?さっきまで、スライムの声は聞こえなかったが………。)

全ての知識『解。意思の込められた言葉は、魔力感知の影響で理解できる言葉に変換されます。』

颯太(自動変換機能か。便利だな。)

 

 さて、魔力感知を習得出来たのは良いけど、あのドラゴン、どうすれば良いんだよ。

 

???『どうだ?出来たようだな。』

スライム「はい!できました。有難うございま…………っ!!」

 

 スライムの言葉が、途中で止まる。

 まあ、いきなり竜が居たら、驚くわな。

 

ヴェルドラ『では改めて自己紹介をしよう。我は暴風竜ヴェルドラ。この世に4体のみ存在する『竜種』の一体である。クァーーーーハハハハ!!』

颯太(ヴェルドラって名前なんだ。)

 

 そうして、俺とスライムは、ヴェルドラという竜と話をする事になった。




今回はここまでです。
転スラとビルドの小説を書きたくなり、書きました。
転スラ作品も、これで5作品目となりました。
今回は、エボルトに転生しました。
この作品も、別の作品も、応援の程、よろしくお願いします。
リクエストは、目次から行けます。
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