こうして、俺とスライムは、暴風竜ヴェルドラの話を聞く事にした。
見た目に反して、この竜、意外と話好きで親切だと分かった。
ヴェルドラ「なんと、お前ら、異世界からの転生者か。」
スライム「そうなんすよ!超大変だったんすよ!」
颯太「大変そうなのが、伝わってきます。」
このスライム、前世では三上悟というらしく、ゼネコン勤務のサラリーマンらしい。
俺は、前世では大学生だと伝えると。
スライム「お前、恋人とか居たのか?」
颯太「いや、彼女居ない歴=年齢ですよ。」
そう伝えると、納得した様だ。
すると、ヴェルドラが口を開く。
ヴェルドラ「物凄く稀な生まれ方をしたな。転生者は偶に生まれてくるし、異世界人も時たまやって来るが、異世界からの転生者は、我の知る限り、事例はない。」
颯太「そうなんですか。」
スライム「異世界人って、自分達以外にも居るんですね。」
ヴェルドラ「うむ。奴らは、こちらの世界に渡る時、望んだ能力を得られるらしいぞ。」
なるほど。
つまり、俺がエボルトの能力を望んだから、手に入れたって事か。
まあ、本音を言うと、仮面ライダービルドの方が良かったのだが。
まあ、エボルも悪くないしな。
スライム「ちょっとその異世界人を探して、会ってみようかな。」
颯太「そうだな。」
ヴェルドラ「なんだ?もう行ってしまうのか?」
((露骨に寂しそうだな!))
俺とスライムは、そう思う。
ていうか、この竜、本当に人間臭いよな。
まあ、俺、今、エボルトなんだけどな。
スライム「え〜っと、もうちょっと此処に居ようかな?」
颯太「まあ、どうせ暇だし。」
ヴェルドラ「そうかそうか!ゆっくりしていくが良いぞ。」
スライムは、気になる事があったのか、ヴェルドラに質問をする。
スライム「ええと………ヴェルドラさんは、ここから動けないんですか?」
ヴェルドラ「うむ。300年前に勇者に封印されて以来、このままよ。もーヒマでヒマで………。」
颯太「(勇者、居るんだ………。)どうして、封印されたんですか?」
ヴェルドラ「よくぞ聞いてくれた!300年前、ちょっとうっかり、街一つを灰にしちゃってな。」
颯太(ちょっとうっかりで済むレベルじゃねぇ。)
それでうっかりとか、どうなってんだ。
まあ、人間と竜では、感覚が違うか。
その間、ヴェルドラは語った。
自分の目の前に勇者と名乗る人物が現れ、応戦した。
だが、その勇者に負け、封印されたらしい。
その勇者は強く、UQスキル・絶対切断で圧倒し、UQスキル・無限牢獄で封印したのだ。
それ以来、300年の間ずっとこの洞窟の中で、一人でいたらしい。
その際、一つ思った事がある。
颯太「もしかして、見惚れてて負けたんじゃないんですか?」
ヴェルドラ「ばっ………そんな訳なかろう!やや小柄でほっそりとしていて、白い肌に黒い髪を一つに纏めていて、深紅の小さな唇……。」
スライム(がっつり見てんじゃないすか。)
分かった。
こいつ、人間が好きなのだ。
自分が負けた話であるのにも関わらず、楽しそうに語っている。
それにしても、300年間一人で過ごすなんて、寂しいだろうな。
すると、スライムが提案する。
スライム「…………よし。じゃあ、俺と………いや、俺達と友達にならないか?」
颯太「良いね。」
ヴェルドラ「何!?スライムとブラッド族とやらの分際で、この暴風竜ヴェルドラと友達だと!?」
スライム「い、嫌なら良いんだけど………。」
ヴェルドラ「馬鹿者!誰も嫌だとは言っておらぬではないか!!」
颯太「じゃあ、どうすんの?」
ヴェルドラ「そうじゃなぁ………。どうしてもと言うのなら、考えてやっても………良いんだからね。」
((ツンデレか!!))
おいおい、女の子ならまだしも、竜のツンデレなんて、今日日流行らないだろ。
素直じゃないので、追い討ちをかける事に。
スライム「どうしても、だ!決定な!嫌なら絶交。二度と来ない。」
颯太「まあ、そういう事で。」
ヴェルドラ「ちょっ………!し、仕方ないであるな。友達になってやる。感謝せよ!」
スライム「素直じゃないなぁ。」
颯太「まあ、よろしくな。」
そうして、ヴェルドラと友達になった。
なったのは良いのだが、ヴェルドラの対処をどうするかだ。
スライム「………で、どうする?」
ヴェルドラ「ん?」
颯太「この封印だよ。………流石に、300年間一人で過ごすのは、可哀想だからな。」
ヴェルドラ「…………お前達!」
颯太(そんなウルウルした目で俺を見つめないでくれ!怖い!)
それはともかく、どうしたものか。
一応、
颯太(全ての知識。無限牢獄を破る事は、出来ないか?)
全ての知識『解。このスキルでは、無限牢獄を破る事は叶いません。』
颯太(そっかぁ………。ブラッドスタークじゃ、無限牢獄を破る事なんて、不可能だろうしな。)
ていうか、ビルド系列の仮面ライダーは、結界を破る力なんて、無いからな。
さて、どうしたもんか。
すると、スライムが何かを思いついたのか、ヴェルドラに話しかける。
スライム「………俺の胃袋に入る気はないか?」
ヴェルドラ「…………。」
颯太「………すいません、説明下さい。」
スライム「おう。」
スライム曰く、俺のUQスキル、全ての知識と似た様なスキル、『大賢者』というスキルがあるらしく、スライムが大賢者と捕食者というスキルで解析して、ヴェルドラも内側から破壊できないか確かめるらしい。
スライムの胃袋の中は、隔絶された空間の為、魔力が漏れることは無いとの事。
これなら、ヴェルドラの消滅を気にせずに、解析出来るな。
すると、ヴェルドラは。
ヴェルドラ「………ククク………クハハハ………クハハハハハハハハハハ!!!」
颯太(おお、笑いの三段活用。)
ヴェルドラ「それは面白い!是非やってくれ!!お前に、我の全てを委ねる!」
随分とあっさりだな。
スライムは、戸惑った様で、ヴェルドラに尋ねる。
スライム「おいおい。そんなに簡単に信じて良いのか?」
ヴェルドラ「無論だ。ここでお前達の帰りを待つより、共に『無限牢獄』を破った方が面白そうだ!」
颯太「そっか………。」
まあ、一人より皆の方が良いしね。
それに、一々洞窟に戻るよりも、一緒に居た方が良いに決まってる。
そうして、スライムはヴェルドラを捕食しようとするが、ヴェルドラが待ったをかけた。
ヴェルドラ「おっと、その前に。」
「「?」」
ヴェルドラ「お前達に名をやろう。そして、お前達も我らの共通の名を考えよ。」
颯太「どういう事?」
ヴェルドラ「同格である事を、魂に刻むのだ。」
ヴェルドラ曰く、人間でのファミリーネームと同じで、ヴェルドラが俺たちに名前をつける事で、名持ちの魔物の仲間入りになる。
そんなこんなで、俺とスライムは、考える。
颯太(暴風竜だから…………ストーム?サイクロン?ハリケーン?いや、しっくり来ないな。)
俺、名付けとか苦手なんだよな。
ゲームキャラに名前をつける場合は、大抵そのゲームキャラのデフォルトネームか、自分の名前だし。
すると、一ついいのが思いついた。
颯太「(テンペスト………良いじゃん!)スライムさん、決まりました?」
スライム「ああ。」
颯太「じゃあ、同時に言いましょう。」
スライム「そうだな。」
「「テンペストはどうだ?」」
どうやら、考えている事は同じみたいだな。
すると、ヴェルドラが反応した。
ヴェルドラ「何いいいいい!!テンペストだとおおおおおおお!!!」
颯太「ダメでした………?」
ヴェルドラ「素晴らしい響きだあああああ!!今日から我は、ヴェルドラ=テンペストだああああああああ!!!」
スライム「気に入ったのかよ………。」
一々大袈裟な竜だな。
だけど、嫌いじゃ無い。
すると、ヴェルドラが、まずはスライムの方に名前を付ける。
ヴェルドラ「そして、まずスライムのお前には、『リムル』の名を与えよう。今日から、リムル=テンペストを名乗るが良い。」
リムル「リムル………!」
ヴェルドラ「そして………確か………。」
颯太「あ、ブラッド族です。」
ヴェルドラ「そうか。なら、ブラッド族のお前には、『エボル』の名を与えよう。今日から、エボル=テンペストを名乗るが良い。」
エボル「ありがとうございます!」
こうして、俺は颯太改め、エボルという名前を得た。
魂に、エボル=テンペストという名前が刻まれたのだった。
その後、リムルが『捕食者』を発動して、ヴェルドラが消えた。
リムル「さて、外に向かうか。」
エボル「そうだな。ヴェルドラの為にも。」
俺たちは、外へと向かって歩き出す。
ただ、暴風竜ヴェルドラの消滅は、周辺の国に大きな衝撃を与えた事を、今の俺たちは知らない。
リムルと話している中、俺のブラッドスタークの力の話になった。
リムル「えっ!?エボルって、仮面ライダーになれるのか!?」
エボル「ああ。まあ、厳密には、ブラッドスタークは仮面ライダーじゃないんだけどな。」
リムル「ちょっと、変身してくれよ。」
エボル「分かった。」
リムルに頼まれ、俺は無限収納から、トランスチームガンとコブラフルボトルを取り出す。
その際、人間態として、石動惣一の姿に変わる。
そして、トランスチームガンにコブラフルボトルを装填する。
『コブラ!』
装填すると、待機音が流れてくる。
俺は、姿を変える際の言葉を言う。
エボル「蒸血。」
そう言って、トリガーを引く。
『ミストマッチ!』
『コ・コッ・コブラ………コブラ………!』
『ファイヤー!』
すると、俺の姿が変わる。
ブラッドスタークに変身した。
すると、リムルは興奮する。
リムル「おおお!本当に仮面ライダーになった!」
エボル「だろ?」
そう言って、俺は変身解除する。
そうして、移動を再開する。
気になる事があり、俺は全ての知識に聞く。
エボル(なあ、フルボトルって、どうやって作るんだ?)
全ての知識『解。マスターが望めば、フルボトルを作る事ができます。あと、ヴェルドラの残留していた魔素を吸収して、ドラゴンフルボトルとドラゴンエボルボトルが完成しました。』
エボル(分かった。)
なるほど、そういう事か。
ていうか、ヴェルドラの魔素を吸収していたのか。
俺とリムルは、進んでいく。
その際に、魔鉱石やヒポクテ草を回収したりした。
何か、使えそうな気がしたからな。
フルボトルの作成にも。
魔物と全く遭遇しなかったと言う訳でもなく、
それらを倒して、リムルの捕食者で取り込んでいく。
だが。
リムル「キツいんだけど…………。」
エボル「大丈夫か?」
リムルは、ぐったりとしていた。
何せ、一部グロくなった状態で食わざるを得ないとなると、キツイだろうな。
ちなみに、リムルは『超音波』というスキルを用いる事で、声を出せる様になった。
ちなみに、リムルの方から、タメ口で良いと言われ、タメ口で接する事に。
あと、俺も魔物のスキルなどを獲得した。
やり方としては、キルバスが戦兎の姿を擬態した時みたいにだ。
そんなこんなで先に進むと、巨大な扉が現れる。
長い間放置されていたのか、全体的に錆び付いている。
リムル「ここが、出口か?」
エボル「多分な。」
さて、どうしようかな。
すると、扉が開いていく。
しかも、人間の気配が三人する。
俺とリムルは、即座に柱に隠れる。
盗賊「ふう、やっと開いたでやす。鍵穴も錆び付いていて、ボロボロでやすよ。」
剣士「仕方ねぇって、300年誰も入っていないんだろ?」
魔法使い「いきなり魔物に襲われたりしないですよね?………まぁ、いざという時は『
そう話していた。
話してみたいのは山々だが、今の俺の姿は、エボルトだ。
そんな状態で前に出たら、確実に襲われる。
盗賊「じゃあ、アッシの
エボル(隠密?)
盗賊風の男がそう言って、両手の拳を合わせると、彼らの姿が見えなくなった。
ただ、奥へ進んでいくのは分かった。
何せ、足跡はそのまま残っているのだから。
エボル「へぇ。あんなのあるんだ。」
リムル「全く、けしからん奴だ!後で友達になる必要があるな。」
エボル「………お前、何する気だよ。」
俺が呆れる中、あの三人は奥へと進んでいた為、その隙に外へと出る。
若干、勘付かれた気がするが、気のせいだろう。
それにしても、久しぶりの外は、気持ちいい物だ。
俺たちは、周囲の散策を行う。
その間に、リムルは発声練習をしていた。
俺は、周辺に生えている果物とかを食べていた。
外に出てからは、魔物に襲われていない。
一回だけ、魔物が来た事があるのだが。
リムル「カキノキ、クリノキ、カキクケコ。」
エボル「美味いな。」
ちなみに、食事に関しては、問題なく出来るそうだ。
すると、五体の狼の魔物が来たのだ。
狼「グルルル………。」
リムル「あ?」
エボル「何の用だ?」
そう聞くと、狼達は一目散に逃げ出す。
何だったんだろうか。
そんな感じに、周囲を彷徨っていると、目の前にゴブリンの一団が現れる。
どうやら、面白おかしいエピソードを早速用意出来そうだ。
すると、リーダーのゴブリンが話しかける。
ゴブリン「グガ、つ………強き者達よ、この先に何かようですか?」
エボル「強き者達?」
リムル(それって、俺たちの事か?)
俺とリムルが自分を指差すと、ゴブリンは頷く。
すると、リムルが喋ろうとする。
リムル「えーっと、初めまして。」
エボル「!?」
ゴブリン「ヒイイイイイイィィィ!!!」
リムル「俺はスライムの、リムルと言う……。」
エボル「リムル、ストップ!」
俺は、爆音を鳴らすリムルを止める。
ゴブリン達は、すっかり萎縮してしまった。
ゴブリン「貴方様の力は十分理解しました!どうかお声を鎮めてください!」
リムル「あれ?思念が強すぎたか?」
エボル「アレは、ヴェルドラ並みだったぞ。」
そうして、リムルは思念を抑えて、俺と共にゴブリン達の話を聞く事に。
曰く、どうやら強力な魔物の気配が近づいてきたから、警戒に来たようだ。
その強力な魔物というのが、俺たちの事だろう。
ゴブリン「強き者達よ、貴方達を見込んでお願いしたい事があります。」
「「お願い?」」
俺たちは、ゴブリン達が住む村へと案内された。
村、といっても、集落というのが近いが。
ヴェルドラの鼻息だけで吹き飛びそうな気がする。
俺たちは、村長から話を聞く事に。
村長「初めまして、私はこの村の村長をしています。」
エボル「初めまして。」
リムル「俺たちにお願いとは、何ですか?」
リムルがそう聞くと、村長と先ほどのゴブリンが頷き合い、訳を話し始めた。
村長「実は最近魔物の動きが活発になっているのですが、ご存じでしょうか?」
エボル「………活発になってんのか?」
リムル「さあ………?」
村長「我らの神が、一月程前にお姿をお隠しになったのです。その為に近隣に住む他の魔物達が、この地にちょっかいを出すようになったのです。」
エボル(あれ?何か、嫌な予感がする。その神って………ヴェルドラだよな。)
アイツ、魔物除けになってたのか。
という事は、俺たちが元凶って事になるよな。
悪い事をしたな。
村長「我々も応戦をしたのですが、戦力的に厳しく………。」
ゴブリン「それで、貴方達に!」
リムル「力を貸してほしいと………。でも俺スライムなんで、期待に添えるかどうか?」
エボル「俺も、生まれたばかりだから、あまり期待出来ないですよ。」
村長「ハハハ、ご謙遜を。」
ゴブリン「ご謙遜を。」
「「ん?」」
どういう事?
俺だって、生まれたばかりだぞ。
まあ、ブラッド族なので、大丈夫だと思うが。
すると、村長とリーダーは理由を話す。
村長「ただのスライムにそれだけの『覇気』は出せませんよ。さぞかし名の知れた魔物だとお見受けします。」
ゴブリン「そちらの方も、それ相応の『覇気』を感じるので、相当なお力を持った魔物とお見受けします。」
エボル「え?」
気になった俺は、全ての知識に頼む。
エボル(全ての知識。第三者視点に切り替え。)
全ての知識『了。』
そう言って、第三者視点に切り替わると、俺とリムルから、膨大な魔素が漏れ出ている事が分かる。
え。
エボル(これが原因か!通りで、洞窟を出てから、魔物に襲われないわけだ!!)
これ、前世で言うところの、社会の窓を全開にして歩いている様な物だぞ!
やっべぇ。
すると、リムルが芝居がかった言葉を言う。
リムル「………フッ、さすが村長。わかるか?」
エボル「おい?」
何とか、魔力を引っ込める事に成功した。
ゴブリン達は、自分達を試していたと誤解している様だ。
まあ、そっちの方が都合が良い。
ていうか、あの三人は、よく俺たちに気付かなかったな。
村長曰く、この地に牙狼族が襲ってきたのだ。
本来、狼一匹につきゴブリンの戦士が十人がかりで相手をしても、勝てるかどうか分からない程の強さらしい。
その戦いで多数のゴブリンの戦士が、討死した。
この村には、名持ちの守護者のようなゴブリンがいたが、そのゴブリンも討死し村は危機に瀕している。
村長「牙狼族は全部で百匹程度です。」
リムル「………こっちの戦力は?」
村長「戦えるものは雌も含めて六十匹程です。」
絶望的な戦力差だ。
さて、どうしたものか。
一つ、気になった事があるので、聞いてみる事に。
エボル「なあ。その名持ちのゴブリンは、勝てないと分かっていながら、戦ったのか?」
村長「いえ、牙狼族の情報は………その戦士が命懸けで知らせてくれた物なのです。その戦士は………私の息子で、これの兄でした。」
エボル「…………すまない。配慮が足りなかったな。」
勝てないと分かっていても、仲間の為に情報を集めたのか。
家族や仲間の為に。
すると、リムルが口を開く。
リムル「………村長、仮に俺達がお前達を助けるとして、見返りはなんだ?お前達は、俺達に何を差し出せる?」
「「……………。」」
エボル「リムル…………。」
言いたい事は分かる。
無償の助けは、後に俺達を苦しめてしまう事になる。
だからこそ、体裁を整える必要があるのだ。
すると、村長とリーダーは、口を開き、深く頭を下げる。
村長「…………我々の忠誠を捧げます!我らに守護をお与えください!さすれば我らは、お二人に忠誠を誓いましょう。」
ゴブリン「誓いましょう!」
エボル(…………なんだかんだ、俺はお人好しだな。)
俺は、人から頼まれると、断りきれない性格だったのだ。
それに、今の俺は、ブラッドスタークなのだ。
放ってはおけない。
エボルトとは違うブラッドスタークになってみせるか。
すると、狼の遠吠えが聞こえてくる。
恐らく、件の牙狼族だろう。
村長とリーダーは、怯える仲間達を落ち着けようとする。
俺は、リムルに話しかける。
エボル「どうする?リムル。」
リムル「そうだな。」
エボル「助けるぞ。」
リムル「ああ。」
俺たちは、外へと出る。
その際、俺は石動惣一の姿になる。
リムル「怯える必要はない。」
エボル「そうだぜ。これから倒す相手だし。」
村長「では………!」
リムル「ああ。お前達のその願い、暴風竜ヴェルドラに代わり、このリムル=テンペストと。」
エボル「エボル=テンペストが聞き届けよう!」
俺たちがそう言うと、感極まったのか、その場にいるすべてのゴブリンが、頭を深く下げる。
村長「我らに守護をお与え下さい!さすれば、今日より我らは、貴方様方の忠実な僕です!」
そうして、俺とリムルは、ゴブリン達の守護者になる事に。
今回はここまでです。
颯太改め、エボルは、魔物のスキルなどを獲得していきます。
人間態は、しばらくは石動惣一の姿ですが、しばらくしたら、別の姿に変えます。
ちなみに、ヴェルドラの魔素を吸収した事で、ドラゴンフルボトルとドラゴンエボルボトルが誕生しました。
次回は、牙狼族との戦いです。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
エボルの未登場形態であるエボルタンク、エボルロック、エボルダイナソーに関しては、出すかどうかは未定です。