トキとアリス?ええもちろん爆死しましたが何か?
「コモリちゃん、ここは…」
「……うわ……嫌いなやつだ…えと、これは…多分、sinを使う…60度の場合、1、2、√3だから…」
「コモリ、ここがわからない。」
「…心情を、答えよとか言う、クソ問きたー……でも、大抵、こう言うのって…前か後ろに参考にできる文が………あった、これを使って…」
やあ観測者諸君。私だ。
あれからこの校舎を訪れたシスターフッドの子がブービートラップで爆破されたり、謎の水着パーティーがあったり(別に濡れてなかったのになぜ私まで…)、私は引き篭もっていたからよく知らないがゲヘナ生と一悶着あったりと、色々ありながらも暫くの時間が経った。
どれほどかと言うと、私がこの校舎の全貌を理解し、自らのセーフティゾーンを築き上げ、生存圏の確保に成功するほどには経っていた。もう今となっては私一人でも部屋を出て歩き回れるほどだ。これはとても凄いことなのだ。
さて、そんな私だが、この間全ての時間を行動範囲の拡大に使っていたわけではない。私だって、名目上は先生の補佐をし、彼女達の勉強を手伝うべき立場なのだ。
まあ?私は天才なので?このくらい余裕なのだが?まあ、めんどくさいことには変わらなかった。だが、しょうがないのだ。先生にも言われてるし、同志達にも頼まれた。私は自分のことをこれだけ頼まれて動かないようなクズではないと自負している。
「…あ、あの!ここ…」
「ん?あー…イオン化傾向…それは……」
「ああ、それはですね、
「変態!」
「じゃあ…コハルちゃんは…ハナコさんに、お願いしまーす……」
「はーい♡全部隅々まで優しく教えてあげますねー♡」
「え!?まって!?コモリ!?」
それに人手が足りないと言うわけでもないし、問題はない。
「よーし……『おつ狩さま』っと…」
『勇者アリスはレベルが1上がりました!』
「おおー…『よかったですね。玉出ました?』っと……」
『出ませんでしたー…これが物欲センサーという物ですね!』
「物欲センサーには…数で対抗……『もう一狩り行きましょう』」
そんな健気な少女達が勉強に勤しむ隣、私の手元は彼女達以上に忙しなく動き、その手に持った端末からはさまざまな光が照らし出されている。うわっ!咆哮うるさ。ヘッドホンの調整ミスったか?
「こ、コモリちゃん?」
「んー…?なに…?先生…」
「もしかしてゲームやってる?」
「そーですよー…先生もやってみる…?」
「いや、そうじゃなくて!今はヒフミちゃん達に勉強を教えてるんじゃないの?」
「ふふふ……マルチタスクですよ…マルチタスク……今の時代、このくらい、できないと……お、尻尾切れた…ナイス柚ポン酢ちゃん………あ、ブラックスーツさん…ナイススタン…地雷装備かと思ったら、意外とやりますね……」
「えぇ…」
まあ?私ほどのレベルになるとマルチタスクなんて基礎スキルなんですねーこれが。ああ、諸君は決して真似しないように。これは私に前世分の学力が最初からあったおかげでもあるのだから。普通こんなことしてたら赤点確定だからな?
そうだな、茶番はこの辺りにして本題に入ろうか。この数週間であった出来事の報告だ。
あー、そうだな。まず、補習授業部の面々が学力面に関する問題をクリアしたというところか。非常に喜ばしいことに、純粋に勉強ができていなかったコハル、アズサの二人はヒフミと先生、そして何より!この私の無駄のない洗練された教えによって目標点にたどり着くことができた。
そして3人の中で最も低い点数を取っていたハナコだが、なにやら深い訳があったようで、先生達の説得によって本気を出すことによって容易く解決。
これから
そう、何事もなければの話だ。
確かに彼女達の成績が悪いのも補習授業部入りへの理由の一つだが、その本当の目的は“エデン条約”における不穏分子の排除。
あのナギサが、このまま易々と彼女達の合格を許すかと言われたら…まあないだろうな。
彼女達が本当の意味で合格するには学力だけでなく、この中に潜む“裏切り者”を炙り出す必要があるというわけだ。
いやぁ……一体誰なんだろうねぇ?どこの白洲ちゃんなのやら。
ん?なに?まさかお前が気づくとは?
皆様舐めていらっしゃる?私のこと。おい今チョロいったやつでてこい。
はぁ、忘れたのか?私が今までどこで暮らしてきたのか。ブラックマーケット、裏社会中の裏社会だぞ。裏切り騙し合いなんて当たり前。いかに自分が多くの利益を得れるかしか頭にないような、常に相手が友だろうが疑ってかからなければならない事が常識な世界だ。
たかが共通の趣味の一つや二つで私が絆されると思ったら大間違いだ。
そもそも、わかりやすすぎるんだよ。誰だって一人夜な夜な外に出て誰かと密会しに行くようなやつは疑うに決まっているだろうが。
……とは言え、このことを依頼主であるナギサに報告するようなことはしない。
別に貴重な気の合う友人だからなんて馬鹿げた理由じゃない。先生から止められたんだ。彼女のことは黙っておいてほしいって。
なんでも、ティーパーティーの一人、聖園ミカがあえて入学させた、かつてのトリニティの派閥の一つ、アリウス分校からの転校生らしく、なんでも昔なんやかんやあって溝の深まったアリウス分校とトリニティとのよりを戻すための存在なんだそうな。
んー、なんかなーって思うとこはある。別に言ってることは正しいし、聖園ミカ──あの時のピンク髪も悪意を持って彼女を入学させたわけではないのだろう。
だが…その……なんと言いますか、聞いちゃったんだよね。私、彼女ともう一人、おそらくアリウス生であろう人物との密会の現場。盗聴器で。
「はぁ…」
「ん?どうした?」
「なんでも、ない…よー…」
だから、目の前で真面目に勉強しているこの少女が裏切り者だとわかりきっているわけで。複雑な気分なわけですよ。
一応このことは先生にはまだ伝えてない。変に彼を傷つけるようなことはしたくない。それに、どうせ先生は何があっても生徒の味方だ。
かと言って、さっきも言ったように先生の言いつけを破ってナギサに報告する、なんてことはしない。ナギサからの依頼は彼女の護衛であって、不穏分子の排除じゃないからな。
……あと、これはほんと私情になってしまうのだが、どうもこの少女が盗聴器越しに聞いたようなことを起こすようには見えないのだ。
同じモモフレ好きだから、なんて理由で目が曇ってしまったわけじゃない。直感的にだが、違うと感じるんだ。
私は前述したように裏社会の出だ。つまり、今まで数多くの嘘と向き合ってきたこともあってその類には敏感だ。だから目の前の人物の顔、声、表情からそれが嘘かどうかがわかる。コハルなんかは素人でもわかりそうだが。
そして、そんな私の観察眼をもってしても彼女から“嘘”は感じられなかった。純粋にこの状況を楽しんでいるように感じた。そして、逆に盗聴器越しの声には違和感を感じた。
つまり、証拠は十分だが、私の直感がまだ決めつけるには早いと言っているのだ。
だから私が選んだ選択肢は沈黙。
事が起こるまでのんびりと見守らせてもらうことにした。
はっ、油断?そんなんじゃないさ。これは余裕だ。
今では便利屋68に敗れ地に落ちた名だが、別に他の奴らが
「…っ!……死ん、だ…」
【力尽きました。】
【報酬金が減りました。(あと2回)】
『おお!仲間よ!死んでしまうとは情けない!』
『どんまいです。』
『次があります。頑張りましょう。』
……別に油断してないし。余裕だし。
あと誕生日です。祝ってください。誕プレはサンブレイク買います。
投稿時間について
-
7:00
-
12:00
-
6:00
-
9:00
-
0:00
-
その他(コメント欄にお願いします)