引き篭もりアーカイブ   作:有機栽培茶

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夏休みです!夏休みですよ!
休ませろや。なんだよ受験勉強って。休み名乗ってんじゃねーぞ。

ちなみにウイは爆死しました。ヒナタはウイが来たら引きます。ハナコは…大人のカード使います。
こい!ウイ!!!!!!!
まだチャンスはある…早く来て吸わせて…


いつだって貴方のそばに

 

 こんな極寒の地だと言うのにも関わらず、腰のスリットの下から強調される生足の太さ、まるで私から彼女への愛を表しているかのように真っ赤でサラサラな髪に。ワイシャツを破らんとするほどに盛り上がった二つの小山。そしてどこから湧き出てくるかもわからない自信に満ち溢れたご尊顔。

 

 言わずもがな、観測者諸君もわかるであろう。

 

 この方こそ。

 

 我が主人、我が命、我が恩人、我が君主。

 

 

 そして私の最推しの陸八魔アル様であーーる!!!

 

 

「あ、ああ……」

 

 

 ぶわっと溢れ出す涙と感動に震えの止まらない体。

 ああ、アル様。貴方達のお体を見ればわかる。強靭な肉体を持つキヴォトス人にも関わらずところどころ赤く染まった素肌。吹雪に降られたのかコートに積もった真っ白な雪。そして自信満々だった顔から垂れている鼻水。

 この方達は、こんな極寒の地に、お金がなくてロクな装備も整えられないにも関わらず、私を助けにきてくださったのだ。

 

 これが涙せずにいられようか。

 

 

「あ゛り゛ゅざま゛ぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

「う、うわああああ!?!?」

 

 

 地面を蹴りそのまま跳躍。思ったよりも私が高く飛び上がったことに白目を剥いて驚いているアル様にヒシっと抱きついた。

 

 

「アル様アル様アル様アル様アル様アル様ーーーー!!」

「ちょ!こ、こもり!?は、離れなさい!」

 

 

 マーキングするかのように頭をアル様に擦り付ける。ああ、そうだ。私は犬だ。アル様の犬である。だからこうやって主人であるアル様にマーキングする必要があるのだ。そして同時にこの数日補給することの叶わなかったアルエナジーを接種する必要がある。今まではなんとか先生エナジーで耐えていたがやはりアル様でなくては。

 

 

「ま、待って!?私お風呂に入れてなくて臭いかもしれないから!」

 

 

 そして仕上げは臭いの摂取……通称アル吸いである。先生がたびたびヒナ委員長にしているのを見て私もついついやってしまい、今や必須となってしまったその行為。特に頸が良いとされ、その効果には睡眠の質の向上、ストレスの解消、治癒力の向上、神秘の増幅、免疫の増強。今はまだ癌には効かないが、いずれ効くようになるだろう。

 

 

「だい、じょうぶ…!アル様の匂い…ばっちこい…!」

 

 

 さあ!いざ尋常に!

 

 

 

 スゥゥゥゥぶふぉ!ごほ!げほ!がほ!

 

 

「ちょ、ちょっとぉ!?」

「う、うわぁ…」

 

 

 ───っ!…これは…なかなか……

 

 

「…い、いい臭い…」

「嘘つけ…白目向いてるじゃないですか。」

「うわーアルちゃんくっさーい♪」

「う、うるさい!!ムツキ!貴方だって同じでしょ!?」

「そんなことないよー?嗅いでみるー?」

「あ…はい…………あ、いい臭い…」

「なんで!?!?」

 

 

 なんかお花の匂いがする…

 ちなみにカヨコさんの匂いは大人っぽい匂いで、ハルカさんは土の匂い。私の匂いは先生曰く名状し難い匂いだそうな。なんだそれは。一応今は仮説ではあるが風呂には入っているし引きこもりからも強制脱却されているからしないと願いたい。

 

 

「大丈夫…アル様の匂い、癖になる…」

「ちょ!?やめなさい!」

「あ、あの…アル様、私も吸っても…」

「ダメよ!?」

 

「おーい!コモリちゃん達大丈夫…ってアル!?どうしてここに?私も吸わせて貰っていい?」

 

「せせせせ、先生!?ダメに決まってるでしょ!?!?」

 

 

 

 アル喫を満喫していたらいつの間にか先生とカンナさんも合流していた。これで飛行戦艦組の私たちと、外の先生達。そしてなぜかここにいるアル様達の全員が集まったと言うわけで、ひとまず状況の整理をすることとなった。

 

 

「ええ…誘拐されて?墜落からの遭難して?食料集めて、吹雪に襲われて、今この船を見つけたとこ…?波瀾万丈ね…よく生き残れたわねコモリ。」

「です…!いっぱい、褒めて…!」

「はいはい。頑張ったわね。」

 

 

 あ…ああ……ばぶぅ…

 

 

「なーにやってるんですか。はぁ…とりあえず信号弾は打ち上げておきましたので明日には元理事達もこちらに到着するでしょう。」

「あ、ハイム。」

「アイムです。」

 

 

 そう言ってため息混じりに歩いてきたのは元理事達に『居住可能』と言うメッセージを伝える信号弾を打ってきたアイムさん。

 その様子はどこか気まずそうだ。

 

 

「あー…その?陸八魔アルさん…?」

「アル、でいいわ。」

「あ、はい。アルさん。」

「それで?何かしら?」

 

 

 それに対するアル様はどこか威圧感を感じさせる凜としたお顔で迎え撃つ。でも知ってるんだ私は。緊張からか私の頭を撫でる手が止まって微かに震えてることも。少し余裕のあるように見える笑顔が引き攣っていることも。

 まあ無理はない。私目線アイムは他の傭兵同様に“そこそこやる”程度の認識だったけれど、アル様からすればアイム、もとい情報屋は掃除屋としのぎを削る裏社会の傭兵のNo.2。その片割れなんだから。

 それに以前も何気に危ない目に遭わされてるからなこいつらに。警戒するのも当然だ。

 

 

(あわ、あわわわわ!!??なんでここに私が目指すべき『アウトロー』の一人、“情報屋”がいるのよ!?さ、サインって貰えるかしら…?)

 

 

 …なんか違う気がするけどまあいいか。

 

 

 そんなアル様と私を置いてアイムはそのまま近づき、思わぬ行動をした。

 

 

「…えぇ!?」

 

 

 頭を下げたのである。

 

 

「ちょ!?な、なにしてるの!?」

「…まずは、謝罪をしたい。」

「しゃ、しゃざい?」

「そうです。私は、私達は以前貴方達に酷いことをしてしまった。仕事だったとはいえ…いや、仕事だからこそ、あのようなことはしていけなかった。」

「え、え、え?」

 

 

 戸惑い状況が理解できない様子のアル様をおいて彼女は話す。

 

 

「本来なら、あの時のターゲットは掃除屋だけであり、貴方達は巻き込むべきではなかった。それなのに巻き込んでしまったのは私の私情が混ざってしまったからです。私情で貴方達の命を危険に晒した…こんなこと、あってはいけなかったのに。……どうか謝罪を受け取ってもらいたい。」

 

 

 つまり彼女が言いたいのは、依頼でもなんでもないのに、自分たちの好き勝手な私情で貴方たちを危険に晒したことを謝りたい…だそうだ。これじゃあ『依頼があったら普通に命狙うよ』ってのと同意義なのだが、別にこれは責められることじゃない。先生だったら怒りそうだが、あくまで彼女は裏社会の人間。仕事人である彼女達にとって大事なのは『仕事』と『私事』を混合させないことであり、その決まりを破ってしまったことについて謝りたいのだろう。

 確かに『私事』で命を狙うようになってしまえばそれはただの無法者。裏社会でも責められるべき行為だからな。

 

 

「え…いや、別に気にしてないけど…」

 

 

 …まあそんなことアル様は知らないようで、普通に気にしていない様子だ。

 キヴォトス自体が治安が悪く私情で命を狙われることなんてよくあることであるから……などと言う物騒な理由ではなく、これはアル様の寛容さによるものだ。誰だって命を狙われれば怒るし逆に相手を恨んで殺そうとするだろう。だがアル様はそんなことはしない。寛容だから。それも全てを包み込むほど。優しすぎるから。

 

 つまりアル様はトリニティ以上に天使でエンジェルで女神様である。Q.E.D。証明完了。

 

 

「なんと…寛容な……」

「ふふん!一流のアウトローはこんな些細なこと気にしないのよ!器が大きいの!」

 

 

「…なるほど…どうりで掃除屋が惚れ込むわけだ。」

 

 

 ん!?なんだその目は!渡さないぞ!?アル様の膝の上は私の特等席だ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ───夜。

 

 すっかり日が沈み、極寒の地から太陽という名の光が奪われ凍えるような暗闇に支配された頃。私は一人もふもふのコートを羽織り寝床から抜け出していた。

 

 手に持つのは探索グッズとして持ってきていたスコップと小さなランタン。

 今頃みんなは先ほどの戦艦の寝るのにちょうど良さそうな小部屋で寝ているだろう。

 

 そんな中私は何をしようとしているのか。

 

 その答えは目の前にある。

 

 

「…あった。」

 

 

 戦艦から少し離れた小高い丘の上。そこに一本小さな苗木のように地面に突き刺さった木の枝────否。銃を見つけた。

 それは細長い、いわゆるウィンチェスターライフルと呼ばれる銃である。何故こんなところに銃が突き刺さっているのか。気になるだろう?

 

 

「なら…掘り起こすしかない、よね…!」

 

 

 私は思いっきりスコップを振りおろした。

 

 

 ざくっ!

 

 

 勢いよく地面に突き刺さったそれは──大体地面に5センチほどめり込んでいた。

 

 いや力弱くないか私!?

 

 分かってはいたけどさあ!キヴォトス人ならこの一発でスコップの刃を全部地面にめり込ませることくらい余裕のよっちゃんでしょうに。なんなら刃も何もついてない強化プラスチック製らしき盾をアスファルトの地面に突き刺す人だっていたぞ?

 

 

「んしょ…ん…んん…!!」

 

 

 これは長くなりそうだ…そう思った瞬間だった。

 

 

「…手伝いましょうか?」

 

「ぴぇ!?」

 

 

 後ろから声が聞こえた。

 すわ幽霊かと振り返った私の目に入ったのはランタンを片手に持ったアイムだった。

 

 

「え、あ、え…どうして…ここに…?もう、寝る時間、だよ…?」

「それ、私のセリフ…ふぁ……こんな真夜中に何をやってるのかと思ったら…なんです?これ。宝探しでもしてたんですか?」

「…まあ、そんなとこ。」

 

 

 私は再びアイムから目線は外し、小さな掛け声と共に土を掘る。

 

 

「んしょ…」

「…………はぁ、貸してください。」

「え?ちょ、っと…」

 

 

 突然握っていたはずのスコップを撮られたかと思えば、彼女は私の代わりに地面を掘り始めた。

 

 掛け声もなしに勢いよく振り下ろされたスコップは───その刃を全て地面に滑り込ませた。実に私の3倍ほどである。ぐぬぬ…

 

 

「よっこらせっと…ふぅ、これはなかなか。地面が凍ってるからですかね。随分と重労働な…」

「あ、あの…」

「ん?」

「…な、なんで…?」

「なんでって…まあ、こんなもの貴方がやってたら日が明けてしまいますよ。」

「そ、そうじゃ、なくて…」

 

 

 ───なんで助けてくれるの?

 

 

「…はぁ?」

 

 

 純粋な疑問だった。私とこいつ…掃除屋と情報屋はそれなりに長い付き合いだ。同業者でありライバルであり商売敵でもある。以前、彼女達が便利屋68への依頼を出した際の出来事からも分かるように私達は基本それほど良好な仲ではなかったはずだ。互いに利用し合い、相手の隙を虎視眈々と狙い合う。

 

 そんな関係であったはずなのに、結果的にとんでもないことになってしまったとはいえ貴重な食糧であるラッコ肉を分けてくれたし、先ほどの飛行戦艦内でも助けてくれた。そして今ではこんな些細なことまで手伝ってくれている。

 

 緊急時故に…ということもあるんだろうけど、それにしたって彼女の行動には違和感を感じるのだ。

 

 …ただの親切心、なんてことはない…と思う。確かにそういう親切な人は存在する…ってことは先生と一緒に生活する中で知ることができた。でも、こいつはそんな殊勝な人間じゃないはずだ。

 

 

 だから…

 

 

「ははは。随分と疑われてますね。」

「……」

「まあ、確かに私達裏社会の人間に無償の優しさなんてありませんからね。」

 

 

 額に汗を垂らしながら彼女は乾いた笑い声を上げる。そして彼女は一旦スコップを置き、汗を拭ったあと少し恥ずかしそうに頬をかいてこう言った。

 

 

「…友達を助けるのは当然、じゃないですか…?」

「…へ?」

 

 

 へ?

 

 彼女の口から出た言葉を脳内で噛み砕く。噛み砕いて噛み砕いて、理解しようとして…

 

 

「トモ…ダチ…?」

「初めて言葉を覚えた怪物みたいになってる!?」

 

 

 噛み砕けなかった。

 

 

「あーもう!やっぱなし!今のなしです!調子乗りました!忘れてください!」

「あ、ま、まって!なしにしないで…!」

 

 

 ともだち?友達と言ったのかこの女は。

 

 

「あ、あの…!ともだち…友達、って、いった?」

「言いました!言いましたけど何か!?ああもう恥ずかしい!もう調子乗ってすみませんでした!私なんかが友達なんて調子乗りました!」

「ち、ちがう!いやじゃなくて…むしろ逆で………わ、私なんかが友達でも、いいの…?」

 

 

 顔を真っ赤に戸惑う彼女にしがみついて、見上げる。

 

 

「いやまあ…いいというか…私はもう友達と思ってましたよ?同じ釜の飯を食べて同じ風呂に入って同じ部屋で寝て…もう友達だと思ってたんですけど…」

 

 

 …これが…陽キャのノリ…!?

 

 

「とも、だち…」

「…えぇ!?なんで泣いてるんです!?」

「…違う、嬉しくて…友達…友達……うぅ…」

「そんな喜ぶことですか!?」

「う゛ん…!私…友達…全然、いないから…!」

「そんな笑顔でいうことですか!?というか先生とか便利屋68の皆さんは?」

「…先生は、先生だし……アル様達は…憧れだから、友達じゃ…」

「別に憧れてるから友達じゃダメ、なんてことないと思いますよ?」

 

 

 …なん、だと…?

 

 その一言はまさに青天の霹靂。一筋の雷が私の体に直撃したかのような衝撃をもたらした。

 

 

「なんなら私も、まあ恥ずかしい話ですが貴方に憧れてたんですよ?貴方に憧れてこの仕事を始めたんですから。」

「へ、へぇ…絶対SRTの方が安定した生活、送れたのに…」

「憧れ故に、ですよ。…まあ、憧れの貴方には全然追いつけなくて、憧れはいつの間にか嫉妬になって、今までのような関係になってしまっていたわけですが…はは…」

 

 

 …別に追いつけていなかったなんてことはないと思うけどね。ってのは口にしない。恥ずかしいし。

 

 

「そうだ。明日みなさんが起きたら改めて友達になってくださいって言ってみてはどうです?」

「むむむ!無理…!絶対…!断られたら…し、しぬ…!」

「断られないとは思いますけどねぇ…っと。」

 

 

 そう言いながら彼女は再びスコップを地面に突き刺して凍った土を掘り上げた。

 

 

「とりあえず、さっさとこれ終わらして寝ましょう。何を掘り当てようとしてたのかは知りませんが…ふぁ…もう、流石に眠い…」

 

 

 あくびまじりに彼女は再びスコップを持ち上げ、地面に突き刺す。

 

 

 ───がきん!

 

 

 と、同時に鳴り響く金属音。何かにぶつかった。

 

 

「んお?ほんとに何か埋まってるようですね。」

 

 

 スコップの刃先がぶつかったそれを掘り出すように土を退けてゆき、そしてようやく姿を現したそれは────

 

 

「…箱?」

 

 

 金属製の、約1.5mほどの長方形の箱であった。

 …目印のように突き立てられたウィンチェスターに、土中に埋められたおおよそ“人間”一人分が入りそうな大きさの箱。

 

 

「…あ、あのーコモリさん…?これって、かかか、棺桶、じゃ…」

「…ん、開ける。」

「ひぇ!?!?!?」

 

 

 何故か突然ビビり出したアイムを横目に私はその箱の蓋に手をかけて思いっきり持ち上げる。幸い錆びて開けられないなんてことはなく、多少重かったが難なく開けることができた。

 

 ご開帳。

 

 

 おそらく長年閉じられていたであろうその箱の中には雑に詰められた何かのおもちゃであったであろうガラクタやピリンの空き容器といったゴミに──

 

 

「ひぃぃぃぃ!?やっぱりぃぃぃぃ!?!?」

 

 

 一枚のコートに身を包んだ白骨化した死体が入っていた。

 

 そして───私はそれに思いっきり手を突っ込んだ。

 

 

「ななな!?何をしてるんですか!?」

「……」

 

 

 …観測者諸君。

 突然の質問ですまないが、諸君はミステリーものなどさっさと真相が知りたい派か?それとも長々と事件の真相がわからないまま推理パートが続くのが好きな派か?

 

 …もし後者なら、どうも気が合わなそうだ。何せ私はアニメや長編の漫画、小説なども最終話だけ見て満足するような人間だからな。結果が全て。仮定はどうでもいい。……ごめん嘘ついた。それはないわ。

 

 ただまあ、私がせっかちだということには変わりはない。

 

 謎はさっさと解いておきたいんだ。

 

 

「…ん…多分、ここに…」

 

 

 私がこの世界に生を受けてから見続けていたあの夢。私も知らないベネディクトゥスの光輪の中身。明らかにこの世界に似合わない異様な飛行戦艦に、未来製のロボットの謎。

 

 ───そして、掃除屋。

 

 なんとなく、分かってはいた。だが確証に至るには足りなかった最後のピース。それがここにあるはずなんだ。

 

 

『……どうか、安らかに』

 

 

 いつか見た夢。

 誰の声かもわからないその声が。何故かモヤのかかって見ることのできない棺桶の中身が。確かにここに真実が詰まっていると告げていた。

 

 

「…っ!」

 

 

 手に伝わる骨でも布のでもない、冷たい、ずっしりとした感触。

 

 

「みつ、けた…」

 

 

 鉄製の銃。

 ピースメーカー(平和を作る者)

 

 私は指でなぞる。その銃底に、掠れながらも確かに刻印された紋章を。掃除屋として、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。歯車と箒の、掃除屋を示すマークを。

 

 

「やっぱり、そうだ。」

 

 

 ───コレは、私だ。

 

 

 

 カタリ。風に吹かれて骨が笑った。




短編用のキャラだったはずがこの章では主要メンバー化してしまったため簡単なキャラ紹介

黒晶アイム(偽名?)
モチーフ:前作主人公
元SRT所属Wolf小隊小隊長
18才(コモリの一才歳上)
とある一件で停学処分からの学園消滅。後にトリニティで虐められていたホムラ(偽名?)を拾って情報屋を始めた。追いつきたくても追いつけない掃除屋への思いはいつしか憧れから嫉妬に変わっていた。今は友達。本人は非戦闘員を名乗っているが元SRTのため戦闘技術は並以上。中・遠距離はもちろんナイフなどを使った近接戦闘も可能。何気に高スペック。愉悦部ではない。

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