引き篭もりアーカイブ   作:有機栽培茶

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一区切りつくまで突っ走る予定。
それとこの小説は全て深夜テンションで書き上げられていることをお前に伝える。つまりいつも通り期待しないd(ry
それはそれとして心に余裕ができて評価、感想にニヨニヨする毎日です。本当にありがとうございます。


小手調べ

〜とあるモモトークの履歴〜

 

■先生

「久しぶり。」

「大丈夫?最近元気?」

 

□コモリ

「大丈夫です。」

「いつも通りの絶不調w」

 

■先生

「何かあったら言ってね。」

「些細なことでもいいから。」

 

□コモリ

「じゃあ」

「アイスいちご味を買ってきてください。」

「200円くらいの高いやつで。」

 

■先生

「わかった。」

 

□コモリ

「冗談ですw」

「…冗談ですからね?」

「おーい」

「先生?」

「せーんーせーいー?」

 

■先生

「ごめん、もう買っちゃった。」

「いる?」

 

□コモリ

「先生w」

「なんかすみませんw」

「それは食べちゃっていいですよ。」

「だいたい先生さ」

「私の家どこかわからないでしょw」

 

■先生

「そうだね。」

「じゃあ他に何かしてほしいことある?」

 

□コモリ

「大丈夫ですよ。」

「伊達に2年間引き篭もってないんでw」

「引き篭もりマスターランクですww」

 

■先生

「…本当に?」

「どんなことでもいい。」

「先生は、君の味方だよ。」

 

□コモリ

「なんですかw」

「前も言ったけどw」

「好きで引きこもってるんでw」

「……」

「…先生」

「…先生。私は大丈夫です。」

「先生が何を考えてるのかもわかります。」

「でも大丈夫。」

「だから」

「もう私に」

「関わらない方がいいって、助言するよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 さて、もぐもぐ、前回は、ずるずる、先生に脅し、ちゅるんっ、をかけることで何とか退けることができたが、ずるずるずる…

 

 ぷはぁ

 

 すまないね。少し英気を養っていたところだ。話を戻すと、前回私は先生を脅すことで退けることに成功したが、次はそう上手くはいかないだろう。

 おそらく、次私の前に現れる時は私のことを、一人の被害も出さず完全制圧できるだけの戦力を連れてくるはずだ。

 そうだ、あれは偶然の遭遇戦じゃあない。あれは明らかに先生が此方の動きを把握し、意図的に接触しに来ていた。その証拠が平日で学生なら勉学に励んでいるはずの時間に現れたアビドス生徒達だ。

 

 つまり、此方の情報は着々と暴かれていっているというわけだ。あの時だって何気に服の中に通信機を仕掛けられていたからな。ビビったわあれは。家に近づく前に気づいてよかった。

 

 

「ずずず……ラーメン後の、エナドリは……ううん…びみょー…」

 

 

 おそらく相手に相当情報戦に精通した人員がいるんだろうな。おおよそミレニアムの誰かだろう。もしかしたら全員かもしれないな。何せ先生だ。彼を敵に回すということは生徒ほぼ全てを敵に回すも同然の行為と言えるだろうからな。まったく、やってくれるよ。これ勝てんのか?無理ゲーでは?

 

 

 と、いうわけで早めにこちらから手を下す必要があるんですね。

 

 

 先手必勝。厄介な敵はさっさと潰す。これに限る。

 情報戦ではまだこちらの方が有利だと、おもう。私だって情報操作は頑張ってきたんだ。この数日で奴らが手に入れることができるのはせいぜい私の姿形と今まで使用してきた武器の種類程度だろう。私の使う戦術などはまだ把握していないはず。

 対する私はこの目で直接彼女たちの戦い方を、先生の指揮を目にした。それにこちらにはクソの役にも立ちそうにない原作知識がある。ほんの少しな。情報的有利はこちら側にあるんだ。

 

 

 故に私はすでに何度か奴等を始末できないか仕掛けてみた。(事後報告)

 

 

 

 その1。

 遠距離からの狙撃。それも、以前の失敗を活かしてより高威力かつ超高価な狙撃銃を用意して狙い撃った。

 

 

『なんでバナナの皮がァッ!?』

 

 

 もともと期待していなかった方法ではあるが、見事に避けられた。

 いや、なんだよバナナの皮って!んな古典的な…そんな演技をするなら素直に避けた方が説得力がある。

 煽ってんのか?あ?

 

 

 

 その2。

 それぞれが個別で行動せざるをえないような依頼を掃除屋とは別のラジコンで出し、各個撃破を目指す。正直私はこれが一番可能性が高いと考えていた、が。

 

 

『…これ、やめた方がいいかもね。』

『そうだね。』

【な、なぜです?】

『貴方、掃除屋の関係者でしょ?』

【!?!?】

 

 

 なーんでバレるんだよ。アレは完全に掃除屋とは別の回線で操作してたのにさぁ。しかもこの作戦のためについ最近作ったばっかなのにさぁ!

 なんでやねん!先生とカヨコさんは勘良すぎんだよふざけんな!!!あとムツキさんは後ろでニヤニヤ笑うな怖いんだよ!ハルカァ!何やってんだハルカァ!テメェは気軽に人に銃向けんじゃねぇ!そしてぶっ放すな!私の社畜一号くん(仮称)がぶっ壊れたじゃねぇか!そしてアル社長ぉぉぉぉぉぉぉ……は特に何もしてなかったな。

 だがそれがかえって恐ろしい。何もしないことこそ部下への信頼と、そして自ら手を下すまでもないという、我彼の実力差を表しているのだから。

 

 

 

 そしてその3。

 

 

【くははははは!!俺は“散し屋”!掃除屋を潰したテメェらを倒せば俺が裏社会1の傭兵だ!!やっちまえテメェら!】

『自分でやるんじゃないんだ…』

『まあ給料分は働くけどさ…』

 

 

 もちろん、使用する機体は“掃除屋”ではなく、その二号機の作成途中で放置してあったものを再利用した新機体。その名も“散し屋“。掃除屋ほどの機動力もなく応用の効く性能ではないが、その分パワーに全振りしたものだ。

 掃除屋とは違い、一から作り上げたために操作側の機械も大げさなものになってしまったが性能も操作性も保証できる。何せそのパンチ一撃でビルは倒壊し、地面はひっくり返る。私なんかが食らったらミンチ確定だ。

 

 

『うわーやられたー』

『お金…もっとくれればもうちょっと頑張れたかも…』

【ぶ、ぶぁかな!!??俺の軍勢がこうも容易く!?】

『俺の軍勢って…金で雇っただけでしょ…』

【こうなれば俺が直接潰すしかねぇよなぁ!!】

『みんな気をつけて。敵の親玉がくるよ。』

 

 

 まさに掃除屋の跡を継ぐことができる機体────そのはずだった。

 

 

【あり…えねぇ…】

 

 

 結果は惨敗。機体は駆けつけたヴァルキューレに捕われ、ロスト。

 まじでさぁ……これでも私が把握している中で指折りの傭兵20人とフル武装を積んだ機体に私のエナドリ漬け本気操作だったんだよ?何で勝てないん?おかしいね!チートだ!チートやそんなん!うわあああああああん!!!!

 確かに途中からヴァルキューレの援護もあったとはいえさぁ、何でそれで勝てるんだよほんと。絶対なんかズルしてるだろ。あんな盤面を全て理解しているような動きおかしいって絶対。このチート先生が!マジでもう関わってくんな!割とマジで!これは生徒間の問題なんだよ!

 

 

「私のお金と…時間…返せ…っ!」

 

 

 せっかくゲームに課金する予定のものも削ったのに!

 

 …はぁ。

 

 

「……多分、時間も、もう、ない…」

 

 

 おそらくあと3日もすれば情報的有利も失われることだろう。もしくはもう失われている可能性すらある。

 

 

「…となれば、もう、後には引けない…」

 

 

 次の一手で決めるしかないというわけだ。

 

 

「……準備は、幸い整ってる…もしかしたら、この作戦で君は、壊れるかも…しれない………そうしたら、私はまた一人ぼっちだ…」

 

 

 艶消し塗装の施された金属質の体を撫でる。思えば、この世界で初めて私に希望をくれたのは君だったな。銃で撃たれ、殴られ、蹴られ、身体中あざだらけだった私を抱きとめてくれたのも君だった。

 ん?アレは私が勝手に足を引っ掛けて転んだだけだって?ははは、うるさいなぁ。もう。

 

 …うん。どうせ君が負けたり壊れたりしたら私も近いうちに死ぬんだ。跡を追うなんて表現はしない。君はどこまで行っても道具だし、私も必死に生きようと足掻くからね。

 でも、道具に情を抱くことはそんなに変なことかな。私は損得や、自分の生存の問題抜きにしても、君に無事帰ってきてほしいと思っている。

 

  君が元々何者かなんて知らない。もしかしたらただの一般市民だったのかもしれないし、どこかの組織の戦闘用オートマタだったのかもしれない。今みたいな傭兵だった可能性もあるね。

 でも、気にしない。君は私で、私は君だ。

 

 

「…頼んだよ…相棒……」

『……』

 

 

 鉄屑は何も答えない。空気の読めないやつだ。

 

 

 

 

 

 

 

 その日、便利屋68に一通の手紙が届いた。




掃除屋って元々、落ちてたロボットの残骸がもとなんですよね。つまり機械人間の存在するキヴォトスではそれが死体の可能性が高いわけで…
まあ話の本筋には関係しないけど。

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