1987 ー 姦通罪 ー
「なあ、この記事見てみろよ。俳優が姦通罪で訴えられてるぜ」
「こいつか。どれどれ……え? こいつ婚約者居たの!?」
「いたらしいぜ。ほら、訴えたのアイドル歌手のあの子だよ」
「うおっ。マジかぁ。俺この子のファンだったのに」
「ご愁傷さまだ」
「良く訴える気になったなぁ。仕事に影響でそうだけど」
「まぁ腹に据えかねたんだろうさ。違法な泡にいたところをとっ捕まったらしいから。それにしても一般人も大変だけど芸能人は特に大変だなぁ」
「だなぁ。極秘交際していてもこんなところから漏れるんだもんな」
「前にも女優と俳優のダブル不倫とか盛り上がってたよな?」
「あれか。結局女優も俳優も浮気なんかしてなかったってやつだろ? 交際発覚って記事を見て、女優の方は一般人だった婚約者が訴えて、俳優の方は極秘婚約中の事務所の後輩が訴えて両方バレたんだっけ? 結局、誤報でしたって事で報道した各社が特番やら全面謝罪記事やら出した奴」
「それそれ」
「気の毒だよなぁ、有名人は。女優の仕事量は変わらなかったんだっけ? 訴えたのが出来レースって噂もあるけど。俳優の方は二人ともファンが減ったとか応援する層が変わったとか書かれていたけど」
「らしいな。それからだっけ? 交際発表やら結婚発表が多くなったの」
「そう言えばそうだな。姦通罪の影響、結構デカいよなぁ」
「姦通罪、憲法改正したときに刑法も改正しただろ? あの時に廃止になった可能性もあったらしいぜ」
「ああ、世論調査で年輩者が条文廃止で若者が男女に適用すべしってなったあれだろ? 若者の意見を重視するってなって男女とも適用になったんだっけ?」
「そうそう。で、適用の範囲が婚約関係にある者ってなったから大変だったらしいな。初めの頃は許嫁がいるやつが赤線で捕まって姦通罪が適用されたりしてさ」
「既にいたお妾さんは本妻が認めていたら姦通罪の適用免除だったっけ?」
「遡及処罰は違憲だからな」
「許嫁がいるやつがとっ捕まるのは赤線が廃止されてからがくんと減ったんだけどな」
「泡が出てきてからまた少し増えたじゃんか。男も女も」
「男も女も相手がいるのにこっそりやる奴が悪い」
「そこ行くと俺ら独身貴族は気楽でいいよなぁ。なぁ、この後、泡行かないか?」
「あ~。悪ぃ。俺行けなくなったんだ」
「そうか、じゃぁまた今度……ん? ……行かないんじゃなく行けなくなった? ……まさかてめぇ」
「ああ。見合いで許嫁が決まった。今後、泡は一人で行ってくれ」
「チッキショー」
1990 ー 農地を巡る一幕 ―
「国民協同党、山田君」
「農地が余っている? このトンチキ! どこに目ぇつけてやがるんでぇい! 手前の頭に二つくっついてんのはガラス玉か! 改進党の、答えろや」
「改進党、荻君」
「この資料から明らかなようにコメに著しい余剰があるのは明らかであり、つまるところ農地に余剰があるとみなしても良いと思われ」
「コメが余ってるってぇ錯覚から農地も余ってるなんてあほなこと考えたんだろうが、んなわけあるか! よく目ん玉ひん剥いて確認しやがれ!」
「山田君、議員の言葉遣いとしてそれは如何なものかと思う」
「おっと。失礼しました、議長」
「以後気を付けるように。続けてください」
「では。コメが余ってる? 馬鹿言ってんじゃねえ。手前らがコメの価格釣りあげるなんて馬鹿なことやったせいでコメが一時的に余ったけどよ、政権交代で大麦小麦の価格を上げてからそっちに作付けが転換しているからな。80年からコメ余りも年ごとに無くなって来てるんだよ、よ~く確認しやがれ」
「何を!」
「静粛に! 山田君、もう一度言います。言葉遣いに気を付けなさい」
「議長!」
「勤労者農民党、山本君」
「この資料から明らかなように1980年以降、我が国の農地が減少しているのは明らかだ! 国土基本法に定められているゾーニングが守られていない! このままではかろうじて維持していた60%の自給率を割り込むのは時間の問題だ。政府は一刻も早く違法な農地転換の取り締まりを強化するべきである! この点については我が党も政府に対する協力は惜しまない!」
1990 ― 5月に日本旅行を考える外国人に対して知日派外国人(?)の忠告 ー
「5月に日本に行くだって? やめとけやめとけ。5月はあいつらの短いバカンスシーズンだ」
「働きバチにもバカンスがあるのか?」
「何言ってんだ? 俺たちほどじゃないがあいつら結構休んでるぜ?」
「え!? マジか?」
「どこから仕入れたネタか知らんが、一応法律上は週休2日40時間労働は守られてるぜ?」
「隠れ残業ってやつもないのか?」
「それは知らん。ただ、4月末から5月上旬に日本に行くのは止めておけ、どこ行っても混雑だ」
「良く知ってるな」
「去年行って懲りた」
「実体験かよ」
1995 ーとある学校の授業風景ー
「……以上が小選挙区制の特長だが、小選挙区制は憲法改正が発案されない限り覚えなくてもよろしい」
「先生! 何でですか?」
「何でだろうな。わかる人、挙手」
「ハイ!」
「お。珍しいのが手を挙げてるな。じゃあ、田中」
「はい。憲法第6章の第10条に単一の選挙区から選出される議員定数は二人以上でなければならない。とあるからです」
「正解だ。憲法が改正されない限り小選挙区制は日本国内において適用されることはないだろう」
「先生、6章10条の、議員定数は二人以上と言う条文がなかったら選挙が小選挙区制の可能性もあったんですか?」
「そうだな。ただ、第11条があるから、第11条が今のままだったら難しいかもな」
「ふぇ~。大変だぁ」
「そうだな。ただ今の憲法は複数の議員を選ぶから滅多に当選無効という事はない……はずだ」
「先生! 言い切ってくださ~い」
「昔はよくあったらしいからないとは先生も言い切れないな」
「先生、フラグ建ててま~す」
「ええい。そんなこと言って次の選挙で当選無効がでたらどうするんだ。再選挙なんてめんどく……大変じゃないか、準備が。税金もかかるし」
「ぶ~!」
「そうそう、選挙といえばもうそろそろ投票日だから予定のあるご家族はしっかり事前投票済ませておくように言っておくんだぞ。投票は義務だからサボると捕まって大変なことになるからな。先生も投票日は吹奏楽部の応援だから明日は投票に行ってから学校に来るから一限目は自習だ」
「は~い」
「自習、サボるんじゃないぞ」
― 数日後 ―
「此処でニュース速報です。島根県第四選挙区は集計の結果、無効票が25%を上回りました。従って島根県第四選挙区は20年振りに――」
「再選挙!? フラグ建てたか……? って、そっちが理由かよ!」
労基法、第41条の場合であっても休日出勤手当・割増賃金・事態収拾後の代替休暇付与義務の規定は別の条文で定められているんですけどね。
それと、ネタ切れしました。
後は、
①元半家格辺りの華族の分家が食うに困りかけて家業を教える塾を開いて生涯学習的なものが盛んになってくる
②華族が農業法人作って土地の一部を世襲財産に移して現代の荘園制復活かとか農業法人の財産隠しとか文屋に叩かれたり、逆に世襲財産の土地の一部を農業法人に移して華族の脱税呼ばわりされる
③華族が博物館・美術館を作ってそこに世襲財産附属物を寄託して節税を図るとか自分たちが学問の研究成果を発表するため美術館・博物館、プラネタリウムや天文台、水族館を含む動植物園などを援助してたら一自治体に一つ以上の施設ができる
④都市計画に基づき歓楽街に指定された地区にはレジャー施設や健康ランドのような娯楽を目的とした入浴施設があるが性風俗施設は姦通罪の存在でクラブ・キャバレー等の社交飲食店も含めて一都市における店舗数は極少数となっている。
こんなものしか浮かびません。
少数民族の扱いは無理。
憲法の後半部分の国土開発規定で何かできないものかとは思いますが、生態系がらみで外来生物の輸入規定が厳しくなってラスカル放送後にアライグマが輸入できにくい程度かな。アメリカシロヒトリは1945年に東京で発見されているから入って来てるんだろうなぁ(:_;)
民族大帰還運動の影響でパチンコ屋と焼肉屋は少なそうだ。その辺の絡みかけるかな?
そのうち何か浮かんだら書きますが。