もしもこんな日本だったら   作:fire-cat

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なんか金曜日に浮かんだんだ、こんな文章が……。
ネタ集にしようか台詞集しようか迷ったんだが、内容的にネタにしたんだ。


1990 ネタ集③ 19XX年歴史長編ドラマ 三好三代記 の感想?(挿絵あり)

「なぁなぁ、来年いよいよ朝倉五代記が放送だけど、どうなるかな?」

 

「ん~。脚本はジョージ二木だからなぁ。そこそこは期待できそうだけど、独眼竜以来か」

 

「今年の三好三代記も良かったよなぁ。独眼竜、信玄、春日局、三好と四年連続平均視聴率30%越え」

 

「鬼十河の嫁の実家だった九条家や近衛家が資料提供やら所作や言葉の指導とか監修に全面協力したからえらく本格的だったしなぁ」

 

「あれ細川晴元の扱いが斬新だったよなぁ」

 

「そうそう。細川京兆家に生まれ権謀術数の限りを尽くす男だけど、それは天下を憂いつつ一族と細川京兆家を護る術だったってな」

 

「はじめは確かにそうだったよなぁ。元長が死ぬまでは」

 

「第1話丸々使って晴元が生まれるまでの畿内の情勢を語ったのはビックリだった。おかげで第2話の視聴率は7.3%だっけ? ぶっちぎりのワースト。第3回以降は子役に救われたよな」

 

「第2話始まって5分で7歳だった細川晴元の家督継承だし。三好も元長が当主になったし」

 

「元長って字幕では20歳って出てたけどどう見ても30過ぎにしか見えんかった。晴元の子役との差がひどすぎた」

 

「青年期の晴元になってからは釣り合い取れたけどな」

 

「阿波国でいよいよ挙兵したと思ったら足利義維を擁して高国軍に挑む主君を助けて、畿内まで進軍して越年して丸々1話。3月に高国と義晴を撃破して和睦の是非をめぐって対立が生じるまでで丸々1話。ここから雲行きが怪しくなっていったよな。それまで晴元の外向けの笑顔と元長に向ける笑顔が全く違っていたのに段々行き違いが出てきて、笑顔が外向きのものになって、最後は笑顔も無くなってさ」

 

「細川高国に細川晴元と頼れる兄貴分の三好元長で頑張っていたのに些細な行き違いから7歳からずっと一緒だった兄貴分の三好元長と決裂。細川晴元が元長の叔父で決戦の直前に高国から寝返ってきた三好政長と酒を酌みかわす場面がまた悲壮だったよなぁ」

 

「なぜ、なぜ元長は分かってくれぬのだ。父とも思うておる元長がって盃を膳にたたきつける晴元は見ていて痛々しかった」

 

「そして故郷の阿波へ帰る元長の寂しげな顔。夏のアレでまあその系統の本が出るわ出るわ」

 

「また敵役の細川高国もあの大御所だから立ちはだかる存在感凄かったよな」

 

「そういや細川高国調べたんだよな。ドラマだから大袈裟に書いてあると思ってたらドラマの方が大人しかったのは笑った。ホントにやり手だよなぁ」

 

「一度は近江に逃げても尼子氏や六角氏と組んで再上洛を目指すと言った時の高国のあの含み笑い、今でも思い出すと鳥肌立つわ」

 

「たちまち摂津の大半を制圧されて元長に助けを乞う晴元。晴元があの態々阿波まで出迎えに行く場面ってやっぱり三顧の礼の真似?」

 

「だろうな。そしてやってきた元長を堺で出迎える一足先に帰った晴元。軍勢が勢ぞろいする中で晴元が元長に近づいて肩を抱きしめて、済まなかった。私にはお前が必要だって目を潤ませて言う場面。こっちも本が出たよなぁ」

 

「んで、さっそうと軍を率いて高国の侵攻を食い止める元長。そして大物崩れ」

 

「高国もすごいよなぁ。来援にきた赤松晴政が自分への騙し討ちを企んでいるって見破るんだもんな。浦上村宗があほなことして台無しにしたけど」

 

「そういや史実でも浦上村宗って赤松晴政の仇だったよな」

 

「高国も背後からの赤松と正面からの元長じゃ戦えんわな」

 

「ところでさ、大物崩れの最後、高国が尼崎で捕らえられた場面。あの高国の図体で甕に入る場面は笑ったわ。甕を覗きながらこれも小さい、これもダメじゃ、これは入っておるって呟くのは卑怯。おまけにその後で鎧が店先にデンと置かれてるのが映るんだもんな。そりゃ子どもも気づくわって。それなのに何故か素通りする三好軍兵士」

 

「捕えられた後の開き直りはすごかった。言い負かされそうになる元長とそれみて呆れたように溜息をついて色々諭し始める高国。お前がそれを言うのかって笑っちゃったわ」

 

「あれって三好之長の孫って因縁の相手だったけど好敵手として認めてたんだろうなぁ」

 

「あんなに諭してやったのに、すぐに元長さんに後を追いかけて来られた高国さん可哀想」

 

「晴元が父の代から苦汁を飲まされ続けられた高国を見事に倒した元長を出迎える場面の政長の陰がある顔。アレが伏線だったもんな」

 

「そして始まる内部抗争。表面的には晴元が義晴との和睦を推し進めようとしたアレな。実際は家臣の暴走で晴元が気付いたときは全てが手遅れだったって言う」

 

「んで諫めた元長にやけになった晴元が、細川京兆家の家督と管領の座さえ手に入れば、別に義晴が将軍のままでも問題ないって言いきったあの場面。あれで対立が決定的になったもんな」

 

「あの台詞じゃ元長も怒るよなぁ」

 

「晴元の義兄弟畠山義堯と一緒に大反対の論陣。一人5分のソロでの大演説場面、二人ともよく台詞覚えられたよなぁ。絶対目立たないところにカンペあっただろう」

 

「総理の国会演説より見ごたえあったんじゃね?」

 

「元長の失脚を願う三好政長が不気味過ぎた。あと晴元の従弟なのに二人の関係修復の執り成しを失敗して阿波に帰る細川持隆の悔し気に屋敷を振り返るときの表情。んで顕本寺の悲劇」

 

「元長たちの命だけは助けてやろうと密使を出したもののその密使が政長一派に討たれて届かなかったんだよな。で、政長から血染めの自分が出した密書を受け取って全てを悟る晴元の顔」

 

「命がけで足利義維と妻子を逃がす元長と燃え盛る顕本寺。そして自身の腹をかっ捌いて、腹から取り出した臓物を天井に投げつける憤怒に彩られた元長の最後。元長の死を聞いて涙を流しながら狂笑する晴元の顔のドアップで終わったあの回か」

 

【挿絵表示】

 

「あれ実際に実物大で建てたセット焼いたから撮り直しきかなかったらしいね。敷地は華族の藤波家の貸出だし」

 

【挿絵表示】

 

「あの回の前に一向一揆に攻められて自害した畠山義堯さんを忘れないで……。しかも証如の話の内容から多分巻き添え喰らっただけ」

 

「あそこで第一部完って出たのは乾いた笑い出た。翌週は盆休だったし」

 

「で、盆休明けでいきなり12歳とは見えない姿で晴元と一揆勢の和睦をまとめて報告する長慶登場。あれ見て誰かと思った」

 

「俺も」

 

「天文法難と山科本願寺合戦をナレーションで片付けたのは許されん所行だが」

 

「で、晴元のあの変わりよう。一体何があったって感じの変貌だった」

 

「実際配役代わったし」

 

「それは言わないお約束だって」

 

「高国の後継者を名乗る細川氏綱や足利義晴親子らを相手に奮戦を重ねる長慶とちょくちょく回想シーンに挟まれる晴元と父親に見守られながら遊ぶ幼き長慶。そして父親亡き後に囁かれる細川持隆の言葉による洗脳」

 

「洗脳言うな」

 

「んで政長の池田家乗っ取り事件から始まる長慶の父の仇への復讐」

 

「江口の戦いで政長とか第一部からの敵役のほとんどが退場したよなぁ」

 

「勢いに乗って足利義晴親子を追い出して、細川晴元を近江の坂本へと追いやった時の晴元の、これで良いって台詞がなんともなぁ」

 

「その後はすっかり大人しくなったっぽい晴元に代わって足利義晴義輝親子が敵役」

 

「中尾城築いたのに負けまくった義晴さん、最後は切腹して憤死。介錯してその遺体を抱きかかえた義輝さんの慟哭と復讐を誓う場面でこう、なんか滾ったわ」

 

「跡を継いでからは中尾城をアッサリ放棄して朽木に逃亡したけどな」

 

「朽木ってくちきって呼んでた。くつきだったのな」

 

「陰にこもる義輝と家臣一同のコントから始まる長慶暗殺未遂事件」

 

「晴元黒幕説じゃなくて義輝黒幕説採ったんだよな」

 

「で、失敗してからのあれやこれやで和睦」

 

「小生意気な義輝をいなす大人の表情な長慶がまたイイのよ」

 

「まあ次の回で義輝が長慶との対決を決意して霊山城に入って破綻したけどな」

 

「史実通りだし。晴元が派兵したけど一蹴されて終わりだったのも」

 

「義輝方の知行没収の時の幕府側の顔芸、笑ったなぁ」

 

「そして摂津・山城・和泉・丹波・播磨東部・阿波・讃岐・淡路・伊予東部に支配が広がって三好元長の二十五回忌を催した時の夕日に照らされた三好兄弟の笑顔」

 

「あれが絶頂期だよなぁ。あの後将軍と和睦したけど十河一存が死去して三好実休が戦死」

 

「おまけに長慶が期待していた嫡男の三好義興が病死。あの時の久秀の嘆きっぷりもすごかったなぁ」

 

「ほくそ笑んでいる表情でも映らないかと思っていたのになかった」

 

「三代記では久秀は忠臣だもん、そんな顔しないでしょ」

 

「とどめに安宅冬康の殺害だもんなぁ」

 

「すぐ後の 巨星墜つ で長慶死んで第二部完」

 

「残り一月半で終わらねんじゃ? って思ったら第三部冒頭でいきなり永禄の変」

 

「その後の義昭脱出と三好三人衆と松永の抗争はかなり急ぎ足だったよな」

 

「義兄の義昭を諫める義継と反発する義昭」

 

「諫める義継と反発する義昭だったが、いつしか二人の間には熱い……ってこれは夏に手に入れた作品だった」

 

「おい、何てもん読んでやがる」

 

「まぁまぁ」

 

「最終回は若江城の戦いで信長公記にも書かれていた通りの三好義継の最後で終わったよな。その後の松永の最後は燃える天守閣の止め絵とナレーションで忠臣久秀の最後は云々で終わったし」

 

「本当に良く1年間で収まったよな」

 

「それにしても、この三好三代記のおかげで貴種流離譚な話の健気な義輝と悪逆非道の長慶ってイメージから滅茶苦茶やっても許される我儘ボーイな義輝とひたすら耐え忍んだ苦労人長慶ってイメージに変わったよな」

 

「毎回クレジットに出てくる協力したり出演する華族の多さも話題だった」

 

「朝倉五代記も凄いだろうな、下向していた公家も多かったようだし」

 

「宗滴や義景の配役といい色々な面で期待できそうだよな」

 

「楽しみだ」

 

 

 

 






朝倉五代記の一場面(金ケ崎の退き口で朝倉義景がつぶやく場面)

「織田上総介、ここで討つには惜しい漢よ。此奴であれば或いは日の本の一統も。ここで討たねば或いは我が浅倉が滅ぶやもしれんが、我は賭けたい。日の本の一統を成し遂げた織田と朝倉が共に生き残る道に」




掲示板形式の方が良かったのだろうか……?
タグが上手くいかなかったから喫茶店のような場所でだべっている感じにしたが。
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