反感が買いそうな展開ですけどぶっちゃけ闇派閥って行いは許せないけど好きキャラ達です。
ヘルシングに出てきそうな老人神父。
歳は取ってるのに幼い合法ロリエルフ白黒姉妹。
欠陥を抱えて狂ったヴィトー。
三下キャラで踏み台属性山盛りな白髪鬼。
フィンさん大好きすぎて前世から付き纏っているヴァレッタさん。
何こいつらキャラ属性てんこ盛りすぎない?
「で、アリスの魔法がダンジョンにも届いて僕たちの傷も元どおり癒えたんだ」
ロキ・ファミリアの執務室で街の復興に向けて事務作業をするフィンと酒を片手に話を聞くロキ。
「かー、相変わらず無茶しよるなアリスたんは。皆んなの傷を治して、死者の魂を下界に呼び出すなんてどんな奇跡なんや」
「それで、彼女の容態は?」
アリスはあの後気を失った。
【聖女祝福】の副作用で器の修復をするため魂が漏れ出さないように活動を止めていた。
「レベルが上がったおかげで器の修復は済んでる。レベル7や器の強度も上がっとるから直に目を覚ますやろ」
「そうか、彼女が目を覚ませば街も活気付くだろう」
アリスはもはやオラリオの英雄として祭り上げられていた。
街を救った英雄、あの奇跡を目の当たりにした人々はアリスを認めていた。
「しかし、僕たちや闇派閥を含めて死者はゼロ。お人好しもすぎるね」
アリスの魔法は秩序側だけではなく闇派閥の傷も癒していた。
「まあ、十分痛めつけてたしこれ以上は悪さをしないやろ。中にはアリスたんの奇跡を目の当たりにして改心した子もおるやろ」
「神エレボスには感謝だね。捕虜の闇派閥達を引き受けてくれて恩恵の封印、改心した者達の恩恵は復活させて街の復興に尽力してくれてる」
ディース姉妹を筆頭に改心した闇派閥はオラリオの復興に向けて尽力してた。
街の住民や冒険者達からの風当たりは強いが今までの蛮行への報いだ。いずれは彼女達が善行を積み重ねて人々に認められる日を来るかもしれない。
「彼女達を外に出すには危険だからね。オラリオで飼い殺せるならそれが得策だ。処刑の件も出てたが今は戦力を整えたい」
今回の件でオラリオは戦力を失った。
それに乗じて各国が動き出していることも掴んでいる。闇派閥に手を貸していた商人連合、戦争の準備を進めているラキア王国、密かに闇派閥に手を貸していた各勢力達が弱りきったオラリオを手に入れようと暗躍している。
「それに、ヴァレッタは見つからなかった。何人かの闇派閥が逃げ仰たようだ。全く、いつも詰めが甘いよアリスは」
「そこが、アリスたんのいいところやろ」
違いないと肩をすくめるフィン。
ヴァレッタ達数名の闇派閥はアリスが気絶した後に本当の隠れ家へと逃げ仰せていた。
監視が消えたおかげで彼女達の本拠は特定できず、地上にいた邪神達を捕まえて送還することぐらいしかできなかった。
「それより、彼等はどうしたんだい?」
ガレスは街の復興に駆り出されており、リヴェリアはギルドに向かい物資の確保に明け暮れていた。そんな中、自身の手伝いなら呼んだはずの老兵達がいないことにフィンは問う。
「ああ、ノアール達か?それならツンデレ娘を揶揄いに行ってくるわって行ってアリスたんの見舞いに行ってるで」
「いつものか、」
フィンは頭を抑える。
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「今どんな気持ちじゃ【静寂】。死ぬ気だったのに無様にも助けられた気持ちはどんな気持ちじゃ」
老兵ノアールとダインは眠っているアリスの横に座っていたアルフィアを揶揄う。
「バーラさん止めなくていいんっすか。絶対殺されますよ」
「ラウル、諦めな。いつものことだよ」
ヘラ・ファミリアが健在だったころアルフィアはよくアリスに挑みにロキ・ファミリア本拠に乗り込んできていた。
アリスに返り討ちにあい治療を受ける。
そんなアルフィアをよくノアールとダインは揶揄っていた。
最後にはキレたアルフィアが魔法で本拠を半壊してヘラによって連れてこられたゼウス・ファミリアが本拠を直す。ついでに来ていたゼウスがロキと一緒に女湯に乗り込んでヘラによって街中に吊るされている光景が生まれるのが一連の流れだった。
「「顔を赤くしてアルフィアたんまじ萌えぇぇーー!」」
自身の主神に染まり切ったノアール達はアルフィアを揶揄うのを止めない。冒険者になってから苦渋を飲まされてきたヘラ・ファミリアに意趣返しも兼ねている。
そろそろだと思ったバーラは一歩下がる。
「うるさい!」
渾身のアッパーがノアール、ダイン、ラウルを襲う。
3人は宙を舞い頭から天井に突き刺さる。
「なんなんだ貴様達はいつに増して喧しい」
「この馬鹿ども久々にランクアップできて、浮かれてるんだよ」
先の戦闘でフィン達3人だけではなくノアール達もランクアップを果たしていた。
望み薄と考えていたランクアップ、第一級冒険者になれたことにはしゃいでいた。
「子供か!」
そのあんまりな理由にアルフィアはキャラを忘れて突っ込んでしまう。
「で、どうするんだいこれから」
バーラは問う。
「妹の子に会いに行こうと思う」
「あの子に子供ができたのかい。あんたそれなのにその子をほったらかしにしてたのかい?」
「ああ、随分遠回りした気がするな。意地をはって大切なものを忘れていた」
だいぶ前に託されたのにそれを忘れていた。
アリスに約束を忘れていたことを叱咤した自分だが、人のことは言えなかった。自分も忘れていたのだから。
騒ぎを聞きつけたアミッド・テアサナーレは部屋の惨状を見たあと怒り狂った。その怒りにアルフィアさえ恐怖して説教を受け入れていた。
後から訪ねてきたリヴェリアは説教を受けているアルフィアを見て腹を抱えて笑った。
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「「ねぇねぇ、ヘディン。次は何をすればいい?」」
ヘディンは内心震えていた。
脳筋団長達に復興作業の現場監督を押し付けられたヘディン。それだけでも怒り狂うのに、今まで殺し合ってきた腐れ縁達にウザ絡みをされる毎日に嫌気をさしていた。
「「ヘグニは居ないの?」」
ヘグニはこの悪夢を体験した次の日から部屋に閉じこもっている。あの根暗エルフにはこの惨状は耐えられなかったらしい。
ヘディンは必ずやあの脳筋団長達と彼女達を押し付けてきたエレボスを駆逐すると心に誓った。
「「ねぇねぇ、ヘディン?」」
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「いいのですかエレボス様?」
とある場所に潜入している神2人にヴィトーは尋ねる。
「ふっ、ヴィトー。止めるなよ、これは男神達が果たさなければいけないんだ」
「そうだぞヴィトー君。これは僕たちが果たさなければいけないんだ」
バベルの中にある浴場施設。女神達が入っているその場所にエレボスとヘルメスは潜入していた。
後少しで女神の園が見える。そんな場所まで来ていた。
ヴィトーとしては女神の裸に興味などない。無理矢理付き合わされているのだ。
「ヘルメス様」
「神エレボス」
後少しと言う場所で彼等を静止する声が聞こえた。
「アスフィ・・・」「リオン・・・」
ヘルメス・ファミリア副団長アスフィとアストレア・ファミリアのリューが仁王立ちしていた。
苦労人2人はここ最近、この悪行神2人を捕まえることに街中を走り回っていた。
その後、ボコボコに殴られた3人が中央広場に吊るされていた。
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数日後、
街の復興にも目処がたったころ、アリスはアルフィア達とある場所に訪れていた。
「アリス、まだ?」
アリスに連れてこられていたアイズは退屈なのかアリスに尋ねる。
彼女は歩き疲れたのかザルドの肩に乗っていた。
復興作業では全く役に立たないアイズをリヴェリアはアリスに押し付けていた。
暫くすると森の中から出れて開けた空間が広がっている。
夕暮れ時のいま、小麦畑は黄金に輝いていた。
「こんな山奥に住んでるのかあの爺は」
ザルドはボヤく。
居場所は知っていたがこんな僻地だとは思っていなかったのか環境の悪さに嘆いていた。
4人の前に白が走っているのが見えた。
白い少年がとある老人を追いかけて走っていた。
それを見た4人、アルフィアは目を見開く。
「・・・」
アルフィアは無言で走り出す。
アルフィアの行動を見たアリスとザルドはお互い目を合わせて微笑む。
私の選択は間違っていたのかもしれない。
でも、この先の景色を見るために駆け抜けた。
そして、これからも明日を見るために今を駆け抜ける。
この先にあるのは破滅かそれとも栄光かはわからない。でも、後悔はしない。
「誰?」
「・・・」
アルフィアは少年、ベルの前に立ち、そして彼を抱きしめる。
涙を流すアルフィアとそれに戸惑うベル。老人、ゼウスはそれを見て驚き、後からきたザルドを見る。
だって、私が思い描いて走り抜いたこの景色はこんなにも美しいだから。
次回からは小話を挟んで原作に行きたいと思います。
基本的には話が出来次第随時上げていきます。
日曜日には更新できるよう心がけます。