【リメイク更新中】ウルトラ世界で星を狩る蛇【こっちは未完】   作:Emerihhi

4 / 12
前回のあらすじ!

エボルト「俺こと仮面ライダーエボルは基地一つを地面ごと吹き飛ばした。以上!」
ゼロ「隊長ドン引きしてんじゃねえか!」
エボルト「うるせえな、出番ゼロは黙ってろ。仕方ねえだろ久々に楽しかったんだから」
ゼロ「だからって楽しみ方が外道すぎるだろお前頭おかしいんじゃねえのか」
エボルト「うわ辛辣。俺が何をしたっていうんだ」
ゼロ「どの口が言ってんだ!お前一回自分の胸に手を当てて考えてみろ!」
エボルト「う〜んわかんねえなァ(笑)」
ゼロ「何だと!?おm」
ゾフィー「ハイそこまで!収集つかなくなるからもう始めよう!どうなる第3話!」


第3話 通りすがりのバロッサ星人、宇宙に散る

名もなき星で任務を終えた後、エボルトとゾフィーはパンドラタワーを片付け帰路についていた。

星々の明かり以外に光源がない冷たい真空を飛んでいる内、ゾフィーの手の中でルービックキューブ(どこから出したのかはわからない。そもそもいつ手に入れたんだ?)をいじくり回していたエボルトが声を上げた。

 

「暇だなァ隊長サン」

「君相当飽きっぽいね…と、いうとでも思ったかい?人をからかうのも程々にね」

「なんだ、バレたか。お、噂をすれば暇つぶしが向こうからやってきたぞ!前方約20km、ヒトっぽい形の、多分宇宙人。アレは…バロッサ星人か?思ったよりデカいな」

「バロッサ星人…”海賊宇宙人”の異名の通り、個人個人が気に入った”お宝”の略奪に精を出している種族。宇宙警備隊に種族単位でマークされているよ。せっかくだから、君の実力、というよりもブラッド族が巨大な相手とどう戦うかを見せてもらっても?」

「隊長サマの仰せのままに。このへんはデブリ*1も多いんだ、飛べなくてもなんとかなるだろう」

 

慇懃に一礼したエボルトはゾフィーの手から近場のデブリ――大きさ3m強、おそらく宇宙船の破片――へと飛び移り、バロッサ星人を見据える。一方バロッサ星人はというと、ゾフィーではなくエボルトが前に出たことでバカにされたと思ったらしく、大げさに憤慨して見せた。

 

「お前!何者か知らんが、そんな小さな体で巨大化した俺に勝てるわけがないだろう!今なら見逃してやる、サッサとどっか行け!」

「フゥン…そんなこと言ってていいのかァ?」

 

その言葉を言い切るか言い切らないかの内にエボルトはデブリから跳躍、跳び蹴りの姿勢を取ってバロッサ星人へと突撃する。そんなことは知らないバロッサ星人は、すっかり油断し明後日の方向を向いたまま話し続ける。

 

「見た感じ、貴様は飛べないようだな。そんな貴様が俺に勝てることなど万に一つもnグハァッ!!」

「ごちゃごちゃと五月蝿いんだよ。自己紹介でもしてやろうか?俺は()()()()()のエボルト。今後ともよろしくな。…なァんて、どうせお前はすぐ死ぬんだが」

 

それを聞いたバロッサ星人の顔色が変わるが、バロッサ星人が口を開くより先にエボルトは別のデブリを蹴り飛ばす。空気抵抗のない宇宙空間、わずか1mしかないそれは凄まじい速度で飛んでいく―――まさに、バロッサ星人を貫く弾丸のような速度で。しかしその程度の攻撃が通じるはずもない。金色の外骨格でデブリは弾かれ、バロッサ星人はいつかの戦利品だろう大剣を取り出した。

 

「なぜブラッド族が警備隊と一緒にいる?いや、そもそもブラッド族は滅びたはずだ!…まあいい、それならブラッド族の秘宝、パンドラボックスを頂く!」

「やれるもんならやってみろよ。お前にできるとは思えねぇがなァ?」

 

エボルトは小馬鹿にしたような(実際している)笑いを上げながらパンドラボックスを見せびらかす。ものの見事に挑発に乗せられたバロッサ星人は湯気でも出しそうな怒り具合だ。それを確認するとエボルトは満足げに笑い、ボトルがはまっていないパンドラボックスを体内にしまい込んだ。

 

「どこまでもムカつかつかせてくれる!だがそのお宝は、この俺のものだ!」

 

バロッサ星人が大剣で斬りかかる。大上段からの大ぶりは、当たれば足場代わりのデブリごとエボルトを切り裂けるだろう()()()()()()()()()()()一撃必殺級の威力を持っていた。しかしそれは所詮”当たれば”の話であり、当たらなければどうということはない。迫りくる刃をエボルトは再び跳躍してギリギリで回避、逆に峰を掴んで刃の上に飛び乗った。

 

「一回やってみたかったんだよなァ、これ!」

 

そしてそのまま刃の表面から峰へ、峰から反対の表面へ、と飛び移りながらバロッサ星人の手元へと駆け上がる。バロッサ星人が振り払おうと剣を乱雑に振り回しても構わず進み続け、ついに腕に到達。そしてバロッサ星人特有の渦巻き模様で凸凹した外骨格を利用し、さらに走る速度を上げていく。

 

「このっ、ちょこまかと!お前は虫かなんかか!?」

「人を虫呼ばわりするとは失礼なやつだ…いいだろう、今日がお前の命日だァ!」

 

振り下ろされる拳を軽やかに躱しながらもエボルトは右手を腰元のレバーへと伸ばす。そしてそれをグルグルと回転させると間髪入れずバロッサ星人が振り下ろした拳に飛び乗った。それと同時にバロッサ星人の手(丁度いい足場)の上に星空を模したフィールドが展開され、エボルトの右足に収束していく。

 

「うおお!?」

 

これにはバロッサ星人も驚きエボルトを振り落とそうと手をふるが、逆にエボルトはそれを利用し、その手がバロッサ星人の顔の高さと同じ位置に来た瞬間、()()を全力で蹴り飛ばす。

 

Ready Go(レディー・ゴー)

Evoltech (エボルテック)Finish( フィニッシュ)

 

狙いは胸。接触と同時に脚部のEVOゼノベイダーシューズ*2を起動させ、バロッサ星人の外骨格並びに肉体の一部を分解し剥き出しの中枢部に強烈なキックを叩き込む。そのままバロッサ星人の周囲の空間を圧縮・崩壊・爆発させると、断末魔を上げる暇もなくバロッサ星人は爆散。後には静寂だけが残された。

 

Ciao(チャオ)

 

あざ笑うかのような音声が響く。エボルトが近場のデブリに降り立つのを眺めつつ、ゾフィーは思考を巡らせる。

 

(なるほど…的の小ささと速さを利用した立体機動、相手の身体を足場として使うことで攻撃を牽制しつつの近接戦。足場が複数あるとはいえ飛行能力はない状態でこれか…憑依能力は使用せずに自分の数十倍に及ぶ相手を撃破、いや相手が巨大だからできる戦法…厄介だな。これで向こうが飛んできたらより一方的な攻撃になる。それに加えて30cmにも満たない足裏部分だけでバロッサ星人の外骨格を貫通…マニュアルを作り直すか)

 

そうこうしていると、いくつかのデブリに飛び移りながらエボルトが帰ってくる。最後に一際高くジャンプすると、ゾフィーの手の中へと飛び込んだ。そうしてゾフィーのもとへ戻ってきたエボルトは、一つ要求をした。

 

「ドライバーの調子が悪い。壊れてこそないが危険だ。このままだと後数回今のを放てば真っ二つだろうな。修理させてくれ」

 

 

今回の成果:バロッサ星人一人を打倒。しかしドライバーの不具合が発覚、宇宙科学技術局への

      持ち込みが決定。

*1
地球の衛星軌道上を周回している人工物体のゴミのこと。今作では、宇宙に散らばる人工物の内、壊れるなどしてゴミと化したものを表す単語とさせていただきます。

*2
接触した物体を自在に分解・再構築できるため、攻撃対象の装甲を無視して内部中枢に破壊エネルギーを叩き込むことが可能。また、必殺キックで一定範囲の空間を圧縮・崩壊・爆発させ、無に帰すこともできる。




お待たせいたしました第3話です。
お楽しみいただけたなら幸いです。


次回、マッドサイエンティストヒカリと不思議なベルト 〜とてもうるさい〜

隊長はバロッサ星人の外骨格を”貫通”ではなく”分解”したことに気がついていません。もし気がついていればエボルトはレゾリューム光線並の脅威として監視を通り越して拘束・変身の強制解除をされていました。運に救われた形になります。

※わからない方へ
レゾリューム光線:”純粋な”ウルトラ戦士の肉体を分解する効果がある赤黒い色の破壊光線。雑に言うとウルトラマンが当たると死ぬ光線。エボルトの場合はウルトラマンだろうがバロッサ星人だろうがあらゆるものを問答無用で分解するため、ある意味こっちのほうがタチが悪い。唯一の救いは、分解作用は両手足でしか発動できず、効果範囲も小さいこと。

今回の捏造に対する言い訳
パンドラボックスはボトルがはまって初めて力を発揮するものであり、ボトルのはまっていない状態では体内にしまっても問題ないという設定にさせていただきました。捏造ですみません。
「ボトルが入るならボックスも入るよなって思って…」などと供述しており

アルファベット表記の上にカタカナのルビは

  • あったほうがいい
  • 別になくてもいい
  • どっちでもいい
  • そんなことより続きかけコラ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。