【リメイク更新中】ウルトラ世界で星を狩る蛇【こっちは未完】   作:Emerihhi

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前回のあらすじ!

エボルト「通りすがりのバロッサ星人がケンカを売ってきた。もちろん買った。そして勝った。」
ゾフィー「君の蹴り威力すごいね」
エボルト「だろ?だがドライバーの調子がおかしい。このままだと後数回必殺キック撃ったら壊れちまう」
ゾフィー「と、いうわけでドライバーをみんな大好きヒカリのもとへ持ち込むことに」
エボルト「あのマッドサイエンティストのところで本当に直るのか?」
ゾフィー「(多分)大丈夫」
エボルト「ならいい…のか…?じゃあいい加減始めるか。どうn」
ゼロ「どうなる第4話!よし言えた!!」
エボルト「人のセリフ取るなよ!」


第4話 マッドサイエンティストヒカリと不思議なベルト

光の国に帰還した2人は宇宙科学技術局に向かい、そのまま直行でヒカリのラボへと進む。

 

「やあヒカリ、いるかい?」

なんだゾフィーか

「し、死んでる!」

 

ラボへ訪れた2人を出迎えたのは7徹目に突入したへろへろのヒカリ。机に突っ伏した状態から顔だけこちらを向いている様子はちょっと怖い。エボルトに至っては上体をのけぞらせ物理的に引いている。

 

「オイオイオイオイ光の国に労働基準法の概念はないのか?」

ろう…なんて?

「…『コーヒーでも入れようか?ヒカリ。スッキリするぞ?』」

「まって君誰?というか君には悪いけど流石にアレは寝かせるべきだと思う」

 

見るからにヤバそうなヒカリの様子に、エボルトは『これは研究バカもといマッドサイエンティスト用の対応をしたほうがいいか』と判断。咄嗟に前世の記憶を真似て”徹夜後の戦兎相手に使う方法(石動惣一モード(仮))”で接する。もちろん声も石動惣一のものに変えているため、口調・声色・接し方がすべて違う。そんな誰おま状態のエボルトにたまらず突っ込むゾフィー。ああ、なんと哀れなことか。己のツッコミ属性を恨め。

 

コーヒーか…一杯もらおう。確かそのあたりに物の大きさを変えるアイテムがあったはずだ

「『お、これだな?使わせてもらうぞ』」

 

そしてゾフィーをガン無視してマイペースにコーヒーを淹れ始めるエボルト。手付きだけを見れば熟練の職人のそれにも似ている。そもそも彼はどこでコーヒーの知識を手に入れたのだろうかと訝しむが、コーヒーのいい香りが漂ってきたので一旦思考を中断する。

 

「『ほーら出来た!俺のオリジナルブレンド…っていいたいとこだが、ここにあった豆しか使ってない。ささ、ぐいーっと』」

「それはお酒の勧め方だろうに…」

では…マッッッズ!!??な、何だこれは!?これはもはや豆を冒涜していると言っても過言ではゴフッ」

「ヒ、ヒカリィィイーーーーッ!!」

「」

「ヒカリ!返事をしろ!ヒカリ!!」

「よし、寝たな。でもそんなに不味いか?心外だなぁ…ンブッ!?ペッペッ、んだこれ!?自信作だったんだがなァ…」

「いやいやいやいやこれどう見ても気絶だから」

 

ヒカリを殺した(未遂)コーヒーをよく見てみると、異様に黒い。それはもはやコーヒーと言うよりも、”湯気を出しているおそらく温かいのだろう真っ黒なナニカ”というべき代物だった。そのウルトラ族をも殺し得るおぞましい兵器からは、不思議とコーヒーの香りがする。香ばしい、食欲ならぬ飲欲を増大させる香りが。ただひとつ通常のコーヒーと異なる点はその黒さ。

 

黒い。

そう、黒い。

どこまでも、黒い。

とてもではないが飲料とは思えない黒さはまるで真っ暗な、星のない宇宙のようで、光をも逃さず食らい尽くすブラックホールのようで。

その水面を覗き込んでいると、その中へと吸い込まれそうな気分になってくる。真っ黒な、煌く星のない宇宙。このコーヒー(?)はエボルトの心の底にある欲望を表しているのではないか、そう思えてくる。

黒くて黒くて黒くて黒くて、暗くて暗くて暗くて暗くて、虚ろで、からっぽで、何もなくて、ただ真っ黒い世界がそこにあった。

嗚呼、そうだ。深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いているのだ―――

 

「おーい、隊長サァン。聞こえてるか?」

「―――はっ!私は一体何を!?」

 

ゾフィーは無事SANチェック(1D/100)を回避した。神話生物並みのコーヒーってどういうことだ。

ぶっ倒れたヒカリを仮眠室に運び、2人は改めて向かい合う。ともかくドライバーを外さなくては話にならない、とエボルトはドライバーからボトルを外す。エボルトの全身を覆っていた鎧は粒子となって消え去り、その下からはウルトラ族の姿――ただし身長は2m――が現れた。

 

「んん!?」

「ああ、これ擬態な。流石にお前らと同じサイズにするには体積が足りん」

 

これにはさすがのゾフィーも驚くが、エボルトは即座に釈明する。そうして外したドライバーをゾフィーに渡そうとし、愕然とする。

 

「どこに置けばいいんだ…!?」

「どう受け取ればいいんだ…!?」

「ならばここに置け」

 

2人仲良く頭を抱えている間に復活したらしいヒカリが持ち出したのは、おそらく顕微鏡であろう何か。言われた通りに差し出されたものの上にドライバーを置く。部屋にある機械のいくつかが唸り始めるのを横目に、エボルトはヒカリの肩に飛び乗った。

 

「有線回路とはこれまた随分とアナログだな」

「そうでもないぞ?それに俺達の使う技術の特性上粒子化を行うわけにもいかなくてな。ボトル内の成分を抽出する過程で…」

 

ヒカリがそれを解析し、そこにエボルトが時折口を出す。2人は数時間に渡りドライバーの解析を行っていた。が、それも終わるとヒカリはエボルトを机へおろし、ゾフィーに報告があるから待っていろと言って離れていく。はじめの内は大人しく机の上にいたエボルトだが、しばらくすると案の定暇になってきたらしく、ラボの中を動き回り気になるものを片っ端から漁り始めた。

 

「このベルトだが、回路にダメージが有る中で必殺レベルの出力を出した結果回路自体の耐久値を超えてしまっている。このまま使用を続ければ、本人の予想通りになるだろう」

「そうか…見た感じ、光の国(ウチ)ではまだ発見すらされていない技術だな。本人に修理の知識があるのかどうかがミソなんだが【奏でろ!勝利のメロディー!】……」

「うるせえなこの、何だコレ、剣?」

「エボルト、遊ぶのは構わないんだがラボ内のものをいじくり回すのは【奏でろ!勝利のメロディー!】…危険なものもあるんだから、ラボ内のものは【奏でろ!勝利のメロディー!】……」

【奏でろ!勝利のメロディー!】

【奏でろ!勝利のメロディー!】

【奏でろ!勝利のメロディー!】

「やかましい!!」

 

あまりの騒音にゾフィーがついにキレた。普段は肌見放さず身につけているオブラートをかなぐり捨て、ナイトティンバーに負けず劣らずの声量で叫ぶゾフィーにエボルトは素直に驚く。

 

「悪かったよ」

「…話を戻すが、君はこのド【奏でろ!勝利のメロディー!】エボルトォ!!」

「悪かったって言ったじゃねえか。俺たちが使うドラ【奏でろ!勝利のメロディー!】…ドライバーは、余程のダメージじゃない限りエネルギーを吸わせれば勝手に直る。今回はその確認がした【奏でろ!勝利のメロディー!】…したかっただけで、特に問題は【奏でろ!勝利のメロディー!】悪いコレ壊れたかも」

「 エ ボ ル ト ! ! 」

 

今回の成果:ナイトティンバーが壊れた。正直すまんと思ってる(大嘘)(もちろんわざと)




ものすごく遅くなりました。その上短いです。本当にすみません。今回は完全にギャグ回ですね。
ゴールデンウィーク開けにテストが待ち構えているので、次話投稿までには更に時間がかかってしまうと思われます。どうか気長にお待ち下さい。

今回の内容ですが、もはや語るに及ばず。
【奏でろ!勝利のメロディー!】とクソマズエボルトコーヒーのくだりがやりたかっただけです。

次回、未定。多分ゼロが出るんじゃないですかね。乞うご期待!

アルファベット表記の上にカタカナのルビは

  • あったほうがいい
  • 別になくてもいい
  • どっちでもいい
  • そんなことより続きかけコラ
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