【リメイク更新中】ウルトラ世界で星を狩る蛇【こっちは未完】 作:Emerihhi
エボルト「いやぁ危なかった!死ぬとこだった!なんとかクソ兄貴を抑えて火星に到着した俺・地球外生命体エボルトは、既に火星に建っているパンドラタワーを目にした!」
ゼロ「え?アレってパンドラボックスが必要なんじゃねえのか?」
エボルト「だから、ブラッド族ならコピー出来ると言っただろうが。もう忘れたのか?」
ゼロ「覚えてるよ!そうだ、お前以外の生き残りがいたんだったな。そいつらが建てたってことか…ってそうだ!エボルトお前、また俺を騙したな!?」
エボルト「騙されるお前が馬鹿なんだよ、
ゼロ「もどきってなんだ、もどきって!…ん?俺が万丈ポジってことはまさか!」
エボルト「お前じゃデカすぎてドライバーは使えないんでな、ゼロダークネスをやる気はない。そのくらい分かっとけ、バカ」
ゼロ「あんだと!?」
エボルト「ハイハイ、どうなる第8話!」
第8話 大乱闘スマッシュブラッド族in火星
「貴様ら、何者だ!あの三人の仲間か!?」
「そんな奴らは知らん!俺たちも
ベルナージュに言い返し、その間に殴りかかってきたキルバスをいなす。続けて、”あの三人”とは誰か聞き返そうと視線をそらしたその時、背後から怨嗟の叫びが轟いた。
「お前は我々を裏切った!死ねぇ、エボルトォオオオ!!」
「ゲェッ!”あの三人”ってお前らかよ!」
「余所見をするなァ!」
「あーもう今は引っ込んでろクソ兄貴ィ!!話がややこしくなるだろう、がァ!」
どうやら襲撃犯はブラッド星を離れるときに別れた三人組だったらしい。パンドラボックスの持ち逃げを恨んでいるようだ。エボルトは突っ込んできた火星襲撃の下手人を適当にあしらい、キルバスを蹴り飛ばす。飛んでいったキルバスが残り2人に激突するのを横目に、宙に浮かぶ巨大な両目のすぐ横―――ベルナージュのもとへ退避、疑いの目を向けられながらも共闘を開始する。
「貴様らは何者だ!何のためにここへ来た!」
「俺たちは悪名高き”星狩り族”、でも今は方向性の違いで喧嘩中!あの赤いのがキルバスっつって俺の兄貴、他三人は雑魚!アンタもあいつらには苦戦してなさそうだしな!」
ベルナージュが三人をまとめて吹き飛ばし、剣の一閃を躱して殴りかかるキルバスにはエボルトがカウンターで痛烈なオーバーヘッドキックをくらわせる。キルバスは三人を踏み台にして空中で減速、そのまま三人を蹴飛ばした反動で再接近するも再びベルナージュに弾き飛ばされ、今度は三人組を蹴散らしにかかった。
「あいつらの…というか俺たちブラッド族の弱点はアレ、腰についてるドライバーだ。アレを壊されると強制的に動きを止められるし、真っ二つにでもされたら最低でも肉体と精神の分離は免れねえ」
「ならばそこを狙えと?」
「そうだ。俺がキルバスを抑えるから、その間に雑魚どものドライバーを壊してくれ…長くは持たんが」
「いいだろう。だが後でじっくりと説明してもらうぞ」
言うが早いかエボルトはキルバスに向かって突貫し、直後真紅のオーラを身に纏い加速。突撃されるキルバスは軽く頭を傾け、危なげなく顔へのパンチを躱す―――が、そのままエボルトは直進し、ヘッドロックを固めると更に加速してベルナージュたちと距離をとり、一騎打ちにもつれ込んだ。
一方ベルナージュはまたも巨大な剣を振り抜き、一度に三人全員のドライバーを破壊。リーダー格のブラッド族――後に、地球で伊能賢剛を名乗ることになる――以外の二人のドライバーは完全消滅することとなった。残された伊能のドライバーも読んで字の如く粉々に粉砕され、修理は不可能。さらに、攻撃の余波で三人の肉体と精神は分離、エボルトの読みどおりに三人共が無力化された。
(向こうは終わったか…ベルナージュ強すぎ?それともあいつらが弱いだけか?まあいい、早く終わるに―――)
「―――越したことはない、ってなァ!」
「何の話だ!?俺にナイショで
「いちいちキモいんだよクソ兄貴!俺の目の前から、消えろ!!」
王族たちの傍迷惑な兄弟げんかはまだまだ続く。キルバスは炎に似たエネルギー弾を乱射するも、エボルトはそれを空中を飛び回ることで紙一重で躱し続ける。気分は弾幕ゲーだ。しかしそれにも嫌気が差してきたのか、エボルトは突然向きを変えると今なお火星の大地を吸い上げ続けるパンドラタワーの裏側へと身を隠した。
「なんだ?シューティングはもう終わりか?結構楽しかったんだが、仕方ない…」
ついにキルバスが動いた。自分のドライバーのレバーを見やるとおもむろに手をかけ、回し始める。爆発的にエネルギーが高まり、ベルナージュはぎょっとして振り返った。
「ッ!?おい、エボルト!なんのつもりだ!?」
「この塔をブチ壊す!お前から見ても、こんなの無い方がいいだろう?まあ大人しく見とけ。破壊力だけは一級品だからな、ウチのクソ兄貴は」
限界まで圧縮したエネルギーを右手に携え、キルバスは急上昇。パンドラタワーを有に超える高さまで飛び上がると、間髪を入れず急降下し、掲げた拳を振り下ろす―――!
キルバスの拳はパンドラタワーに直撃。使用されているパンドラボックスがコピーされた劣化品だったことも相まってタワーは即座に崩れ始める。それに伴い生成されていたブラックホールも消滅し、削れた大地は戻らずもこれ以上の被害拡大は避けられた。
パンドラタワーを破壊したキルバスは瓦礫の雨もものともせず、火星の赤茶けた大地に降り立っていたエボルトのその背中に向かってさらに加速する。エボルトはこちらを振り向く素振りさえも見せない。
「もらった―――とでも思ったか?そりゃ良かったな、だが無意味だ」
「ライダー…キック!なーんてな」
キルバスの攻撃がエボルトに届くよりも、エボルトの上段回し蹴りがキルバスに到達するほうが早かった。ご丁寧にその一瞬だけ赤いオーラで自分を強化することで、急に速くなったエボルトの脚が上手くキルバスの腕の下をくぐり抜け、その顔面を強烈に打ち据えている。キルバスは今度は吹き飛ぶことなく、そのまま地面に落ち、着地―――しようとして、失敗した。
別に、キルバスが自力で踏みとどまったわけではない。本当に強い攻撃では、相手は吹き飛ばないのだ。これは、後ろに押す力も含めたすべての衝撃が相手に加えられているためである。
「アァ、今のは効いたなァ…?弱体化しておいてよくまあここまでやれるな、エボルト」
「そうかよ、なら死んでくれ」
わざとらしく装甲越しに頬を
緑の
己に向けられる黄金の剣と赤、青、金で彩られた蛇の鮮やかな殺意。それらを受け、キルバスは仮面の下で壮絶に笑う。
「いいな、楽しくなってきた…!」
エボルトは笑わない。ベルナージュも笑わない。二人共、笑っていられる状況でないことは理解していた。
「いいかベルナージュ」
「なんだエボルト」
「ここからが、本当の戦いだ……一つでも行動を間違えれば、火星どころか宇宙も滅びるぞ」
彼ら以外に知るものもなく、しかして宇宙の命運すらかかっている戦い。その第3ラウンドが、今始まった。
エボルト、突然のカブトごっこ
ひっっっっっっっっっっじょうに遅くなりまして大変申し訳ございません。しかも短いです。本当に申し訳ございません。
言い訳がましくなるのですが、調子に乗って前回よりさらに長いの書いていたらデータが飛んでしまいまして。今はおぼろげな記憶を頼りに頑張って書き直しています。
なのでとりあえず書けたところまで挙げます。これ以上おまたせするのはまずいかなって思って…
次回も気長にお待ちいただけると幸いです。
次回、魂の故郷へ。乞うご期待!
ベルナージュ、実は一度も名乗っていません。焦りすぎててどさくさ紛れの名前呼びに気づかなかったんですね。エボルトも、焦りすぎてて聞いてもないはずの名前で読んじゃったんですね。気づかれなくてよかった。
アルファベット表記の上にカタカナのルビは
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あったほうがいい
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別になくてもいい
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どっちでもいい
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そんなことより続きかけコラ