異世界で広まる遊戯王 作:決闘者
ネタバレを食らいたくない人は、原作を履修してから見てくれよな!(丸投げ)
本日をもって、この世界のデュエルモンスターズ史は新たな局面を迎えます。
……なんて、持って回った言い方をしましたが、簡単に言えば受け入れ準備が整ったので大シンクロ時代が始まるということです。
複数のシンクロ対応ストラクチャーデッキの発売で、その動きは止められないうねりとなるでしょう。
まず端末世界関連のストラクチャーデッキ『ガトムズの導き』、『氷結界の伝承』、『炎の戦士フレムベル』、『
更に間を置いて、【ウォリアー】と名前に付くシンクロモンスターを多数収録した『シンクロ・ウォリアーズ』、悪魔族のチューナーやシンクロモンスターを収録した『デモンズ・レゾナンス』も発売されます。
通常パックにも【A・O・J】シンクロモンスターを封入していくので、シンクロ隆盛は既定路線と言えるでしょうね。
シンクロ召喚の条件も周知徹底できましたし、畳みかけるためにEXデッキにシンクロモンスターしか入れられない『シンクロ限定大会』の開催も予定されています。
……まあ、アドバンス召喚や儀式召喚を縛るものではないので、逆張り勢はきっといるのでしょうが。
とにかく、シンクロという新たな召喚法の普及で環境は高速化……速度の地平に
今はまだ『シャークさんのマジックコンボ*1』レベルでもコンボ扱いですが、これからはソリティアと揶揄される行動が出てくるのも時間の問題でしょうね。
早めに公式大会での持ち時間制を進言しておきましょうか……
私の住んでいるこの街、
街の食堂主催、優勝者にランチサービスみたいなものから、パックのレアカードを賞品にした近所のツワモノの集まりまで様々です。
噂によると互いのコレクションを品評し合う
ですが、やはりマナーの悪い
まあ大体の素行が悪い
彼らはかなり仕上がってきていますから、素人腕自慢にはさすがに厳しいでしょう。私も同じカードプールではそろそろ厳しいですし。
そんな彼らも、シンクロ召喚の登場で覚えることが増えてひーこら言っているんですけどね!
今までこの世界ではデュエルモンスターズと言えば、
それは端末世界のストーリー公開を経てさらに強化されてきていたのですが、
強い個性を持った
ある意味では、『遊戯王』という原作のキャラクターたちの活躍からOCGに入った元の世界とは逆の順序で同じ道を通っているのかもしれません。
まあそれはあまり大事なことではありません……大事なのは、私にとっては好都合なことに、『
この機に乗じて原作『遊戯王』の物語を広めたいと思うのですが、既にシンクロ時代が始まっているので『初代』から始めるのは難しいですかね?
他の人の意見が聞きたかったので、文化的に内容が理解しやすいであろう砂漠からの留学生の方に『初代』の大まかなストーリーを伝えたのですが、ものすごい勢いで首を横に振られました。
うーん、文化的に『古代から蘇った名も無き
学園ものの『GX』なら
やはりシンクロ時代が始まったのだから素直に『5D's』でやるべきだということなのでしょうか。
でも『5D's』はライディングデュエル主体ですし、郵便業をしている『竜飼い』の方々にはウケるでしょうけれど、一般
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シンクロ召喚が大々的に普及してしばらくの後、シンクロにまつわる2つの物語が公開された。
1つは『5D's』。デュエルモンスターズが大きな力を持つ異世界で、機械仕掛けの地竜を駆り、大地を疾走する
物語自体はシンクロ召喚が多く盛り込まれており好評だったが、設定が『竜飼い』にしか実現できない"ライディングデュエル"であるというのが困惑を呼んだ*3。
主人公とライバルが織りなす熾烈な
そこに公開されたもう1つの物語、『イリアステル』。
『5D's』とよく似た世界、しかしそこは欲望のままにシンクロ召喚を多用した結果、暴走する機械の軍勢により滅びかけていた。
滅びようとする世界をどうにか救おうと集まった4人の仲間たち。しかしそれは皮肉にも、滅びが目前の世界に残る最後の4人になってしまった。
心正しきシンクロにて世界を救おうとしたシンクロを超えるシンクロ使い"戦律のアンチノミー"。
両親を、恋人を、そして愛を向けうる他者すらも失う誰よりも辛い経験をした"絶望のアポリア"。
世界の破滅を防ぐために『滅び』の原因を究明しようとした科学者"逆刹のパラドックス"。
やがて彼らは老いに倒れ、最後の一人が残された。
この世界を滅ぼした機械の軍勢との対話に成功し、しかし世界の破滅を止められなかったこの世界最後の人類。"無限界帝Z-ONE"。
彼は先に逝った仲間たちの人格を機械仕掛けの人形に写して再現し、再び4人……"イリアステル滅四星"として動き出す。
『今』から『未来』が変えられないなら、『過去』から『今』を改変する。
すべては破滅の未来を回避するために……!
内容は物語重視で
比較的物語としては短い部類であったが、『イリアステルの勇気が未来を救うと信じて……!』みたいな終わり方に満足していたら、最後に『この物語は5D'sに続きます』とあって仰天する。
イリアステルが救った未来が5D'sなのか、いや、シンクロは変わらず使われているぞ、という考察が飛び交い、人々は否応なく5D'sも注視することになる。
それが考案者の目論んだ流れなのか、ただ単に趣味に走っただけなのかは誰も知らない……