「どうします?」
「頭痛い……。敵を騙すにはまず味方からってしたのが間違いだったかな」
「いえ、しかしどこまで根が伸びてるか分かりませんでしたしね」
「バレた以上は反撃開始でいいんじゃないか?」
「そう、だね。そうしようか、硝子。子供達の保護は頼んだ。サクサク行こっか。七海もチビ達のこと頼んだよ」
念の為、五条先生と虎杖悠二は一緒に行動。
万に一つもつけいらせぬよう、サクサク呪詛師を倒していく。
だが、メロンパンもさるもの。
五条家に侵入し、数多と対峙していた。
「翼は逃げなさい。傑さんに勝てる気がしません」
「ばーか。俺でも逃げちゃいけないタイミングぐらいわかるわ」
「逆だアホ。虎杖先生に任せて数多は俺連れて撤退が正しい。数多の呪霊や体が奪われるとまずい。俺のガチャもやばい」
「さてさて。私は君らを産んだ記憶はないんだけどね? 並行世界人、だったっけ? どんな未来を辿れば君達が生まれるの?」
その場の全員が鈴を指差した。
「戦犯でーす!」
ダブルピース。
数多が蹴って、俺を捕まえて跳ぶ。
虎杖はメロンパンに向かって走った。
「させるか!」
強力な呪霊を放つが、翼が呪具へと変えてそのまま呪具を振るって攻撃!
「ずるくないかい!?」
叫んで呪霊を大量に出すメロンパン。
戦いが始まった。
しかし、1000万の呪霊に勝つのは容易ではない。
ピンチに訪れたその時。
「父様!!」
「よく頑張ったね」
急行した五条先生がサクッとメロンパンを倒した。
そして、戦後処理である。
「すみません、ガチャを逃しました……!」
あと、逃亡者の捕獲である。
「俺も逃げよ」
「はいはい、いい子にしてようね、翼」
翼の頭を乱暴に撫でる。翼は黙った。乱暴になでるこれが翼は好きなのだ。
あと、向こうでもこっちでもいまいち翼に甘い五条悟である。
結局事情の説明と子供達の事を話す事となった。真希は笑い死にかけた。納得できないのが直哉である。
「ふっざけんなや! こいつが自分の子やて!? 何より許されへんのは、お前如きが甚爾くんの名前をもらってる事や!」
甚爾は涙目で伏黒にくっついている。
五条は優しく甚爾を慰めた。
「大丈夫だからね。甚爾。君の強さは僕が一番わかってるよ」
「ぐすっ……五条さん。パパぁ」
無言で甚爾を撫でる伏黒。子供に罪はないのである。
「良いよ良いよ、恵も甚爾もうちの子で。優秀だから助かるね。ほら、おじいちゃんって呼んでごらん?」
五条先生が煽る煽る。
伏黒に甘える甚爾を見て、紅羽も目を潤ませた。
「僕、もう帰る。おじさん達とパパのとこ」
「そうだな、帰ろう。甚爾も、おじいちゃんが心配してるよ」
「いやや!」
「本当、禪院家に殺されちゃうからお願いだから一緒に帰ろう、お願いします」
虎杖先生は必死でお願いする。
「いい解決方法があるよ!」
「本当ですか!?」
「君たち全員こっちに引っ越せばいい」
「まじ勘弁してください。冗談きついっす先生」
「割と冗談じゃないんだけどな。……そっちは賑やかで楽しそうだ」
「悟、寂しい?」
「そうだね、翼。……寂しいよ」
「じゃ、私はこっちにいようかな」
「はあああああああ!? ふざけないでください!」
「私は五条家じゃないし、守る物もないしね」
「みんな一緒にお家に帰ろうぜ? 勘弁してくれ」
激昂する数多を宥める翼。
半泣きの虎杖先生。
結局、粘り強い五条の交渉により、翼と数多と甚爾が残る事となった。
あとはガチャの捕獲だけである。
既に人助けする呪霊の噂が出始めている。
やりたい放題であった。