「くっそ捕まった!」
「何考えてんですか、ガチャ!」
「ガチャだけ逃げようなんて片腹痛いんだよ!」
「自分、役に立った? たった?」
「ああ、えらいぞ甚爾」
「3人とも良くやったね。ふーん、面白い術式じゃん。まるで傑のためにあるみたいだ」
ガチャを捕まえ、術式を見て、五条先生はニヤニヤしながら言った。
ガチャさんに関しては、残当ながらこちらの世界でも監禁コースである。
なお、津美紀は通りすがりの呪霊(白)に救われているので伏黒は機嫌が良かった。
そしてお楽しみ。ガチャの時間だ。
ガチャ玉を鈴から取り上げ、見聞する。
まるで雌鳥から卵を取り上げるが如くだった。
「まず1個め。レア。思い出を見せる呪霊」
「とりあえず保留にします。翼、欲しいならどうぞ」
「じゃあ俺、道具にしちゃおっと」
呪霊玉を開封すると、呪霊が出て暴れる。
それを翼が倒して呪具に代える。真依が嫉妬に狂った目で見ている。わかる呪霊操術レベルでチートである。
「2個目。レジェンドレア。〇〇しないと出られない部屋」
「チューしないと出られない部屋にしよっと♫ お?」
怒られることを想像していた翼は、顔を赤くして起こる様子もなく、手を挙げたそうにしている数多にニヤニヤと笑った。
「数多のえっちー」
否定せず、更に赤くなる数多。
「でもこれは悪用の危険があるので教師としては抹消だね!」
しかし五条先生はサクッと呪霊玉を祓った。
「「ああーっ!!!」」
「五条家の団欒はいつ見ても楽しそうやなぁ」
「団欒なのかこれ」
「団欒でしょ。めちゃくちゃ楽しいし。でも、ガチャが敵の手に落ちてたらと思うとゾッとするね。良かったよ、なんとか無事に終わって」
「3個目」
「あっ」
「おっ」
受肉を解除する呪霊が当たり、一行は声を上げた。
虎杖はどうやら、死刑にならずに済みそうである。五条は嬉しそうに容赦なく呪霊をボコって数多に取り込ませる。
ただ一つ、問題があるとするならば。
「うーん。数多と翼がいるから満足しちゃって、全然子作りする気起きないよね」
これぐらいだろうか。
なお、腸相と虎杖も五条家に引き取られているので、実質五条家単独大勝利である。
まあ、その代わり、翼が真依のところに婿入りする事となってしまったのだが。
平和となった世界で、今日も五条家ではガチャが回され、呪霊玉会議が開かれている。
ハッピーエンド……?
「んーんんー♪ いやもう、我が世の春だよね! 僕の子供があんなに強くなるなら、子供もっと早く作っとくべきだったな」
自分で作ったわけでもないくせに、上機嫌にシャワーを浴びながら五条はいう。
そこへ、戸が空き、翼が入ってきた。女体化して。
「悟……ちょーだい♡」
五条先生の平穏は崩れ去り、数多に命を狙われる日々が始まるのだった。
あと、元の世界では数多が異世界転移してしまったためにメロンパンが地団駄踏んで悔しがっていた。
ざまあである。
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